ba3ji3の植物園39




キルタンサスはヒガンバナ科キルタンサス属の植物です。種類によって冬に咲くものと夏に咲くものがありますが、日本でよく流通しているのは主に冬から春にかけて咲く「冬型」のタイプです。最大の特徴は、細長いラッパのような形をした小さな花を一つの茎の先に複数まとまって咲かせることです。また、赤・ピンク・黄色・オレンジ・白など、カラーバリエーションが豊富であることも人気の理由です。冬に暖かみのある明るい色の花を次々と咲かせるため、冬のガーデニングの貴重な彩りとして重宝されています。さらに一つの茎からたくさんの花が順々に咲いていくため、とても花期が長く約1ヶ月以上もきれいな状態を楽しむことができるコストパフォーマンスの高さも魅力です。キルタンサスの代表的な花言葉には、「屈折した魅力」「恥ずかしがり屋」などがあります。これはラッパ状の可愛らしい花が、恥じらうようにうつむき加減に咲くその姿に由来していると言われています。



マーガレット・スウィートピンクは、花の中央がこんもりと盛り上がる可愛らしいアネモネ咲き(丁字咲き)が特徴のマーガレットの品種です。 PW(プルーブンウィナーズ)などのブランドから販売されており、非常に人気の高いガーデニング向け植物です。咲き始めは濃いピンク色ですが、開花が進むと桜色のような淡いピンクへとグラデーションのように変化し、1株で豊かな表情を楽しめます。枝分かれ(分枝)が非常に良く、株いっぱいに丸みのある可愛らしい花をたくさん咲かせます。: 生育が旺盛で、晩秋(または冬)から春にかけての長期間、花を咲かせ続けます。日当たりと水はけの良い場所を好みます。春と秋はしっかりと日に当てると花つきが良くなります。高温多湿が苦手なため、夏場は直射日光や雨を避け、風通しの良い涼しい半日陰で管理します。梅雨前に思い切って切り戻し(剪定)をして蒸れを防ぐのが長く育てるコツです。



インゲンは、マメ科インゲンマメ属の植物で、未熟なサヤを食べる「サヤインゲン」と、成熟した豆を乾燥させて食べる「インゲンマメ」があります。日本には江戸時代、中国の僧・隠元(いんげん)禅師によって持ち込まれたとされており、これが名前の由来とされています。成長途中の若いサヤをそのまま食べるもので、緑黄色野菜に分類されます。関西では1年に3回収穫できることから「サンドマメ(三度豆)」とも呼ばれます。一般的な丸いサヤの「丸サヤインゲン」のほか、肉厚で平らな「モロッコ(平サヤインゲン)」などがあります。インゲンには、健康維持に役立つさまざまな栄養素が豊富に含まれています。新鮮なインゲンは、サヤの先までハリがあり、緑色が鮮やかでピンとしているのが特徴です。筋が気になる場合は調理前にヘタの先を折り、スジを引っ張って取り除きます。筋なし品種も多く流通しています。



ビバーナム・ティヌスは、地中海沿岸原産のレンプクソウ科ガマズミ属の常緑低木です。日本ではトキワガマズミなどの和名や別名でも親しまれています。光沢のある美しい濃緑の葉、早春に咲く清楚な白い花、そして花後に実るコバルトブルーの果実と、一年を通して様々な表情を楽しめる人気の庭木です。春(3月〜5月頃)にかけて、ピンクがかった蕾から手毬状の白い小花を咲かせます。花後にはメタリックなコバルトブルーから黒紫色の美しい実をつけ、切り花としても高い人気を誇ります。一年中葉を茂らせるため、冬場でも寂しくならず、目隠しや生垣にも適しています。:耐暑性や乾燥に強く、病害虫にも比較的強いため、初心者でも育てやすい植物です。日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育ちます。ただし、花つきを良くするためには日向がおすすめです。花、葉、実の三拍子が揃っており、洋風・和風どちらの庭にも自然に馴染む万能な樹木です。



オランジュリーは、2015年にドイツの有名種苗会社「コルデス」社によって作出された、非常に珍しい「濃いオレンジ色」のつるバラの品種です。つるバラには珍しい、色あせしにくい鮮やかな濃いオレンジ色をしています。待望の濃いオレンジのつるバラです。つるバラにはあまりない鮮やかなオレンジ色の花は退色しにくく、房になって咲きます。数輪の房になって咲き、花弁が厚く花もちが抜群です。元々は切り花品種として開発されたため、雨にも強く長く楽しめます。うどんこ病や黒星病といったバラによく見られる病気に非常に強く、初心者でも育てやすい品種です。一季咲きではなく、繰り返しよく咲く性質を持っています。なお、バラの名前の由来にもなっている「オランジュリー」は、もともと17世紀〜19世紀のヨーロッパで、冬の寒い期間にオレンジなどの柑橘類を保護するために作られた温室や建物のことを指します。



ザ・フェアリーは、1932年にイギリスで作出された非常に育てやすく花付きに優れたバラの園芸品種です。ピンクの小花をこんもりと咲かせ、初心者にもおすすめの強健な品種として世界中で広く愛されています。春から秋まで繰り返し咲く完全四季咲き性です。2.5cm〜4cmほどの小さなピンク色の花を、20輪以上の房状(房咲き)で株いっぱいに咲かせます。花もちが非常に良く、雨風にも強い特徴を持っています。病気や環境への適応力(やせ地でも育つ)が高く、非常に育てやすいのが魅力です。枝がしなやかで、横に広がりながら下垂する性質(半横張り性・シュラブ)があります。そのため、こんもりとしたドーム状になるほか、鉢植え、フェンス、グランドカバー、さらにつるバラの株元など様々な仕立て方を楽しめます。「フェアリー(」は、英語で「妖精」や「精霊」を意味する言葉です。



ヘンリーズガーネットは、初夏に咲く白い花と、秋の美しい紅葉の両方が楽しめるコバノズイナ(ユキノシタ科ズイナ属)の代表的な品種です。樹高が約1m前後とコンパクトで日本の庭でも育てやすく、強健な性質から人気の落葉低木です。: 5月〜6月頃にかけて、細長いブラシ状(または房状)の白い小花を枝垂れるようにたくさん咲かせます。花には淡い芳香があり、花付きが非常に良いのが魅力です。最大の特徴である「ガーネット(ざくろ石)」の名の通り、秋には葉が赤紫色やオレンジがかった明るい赤色に鮮やかに染まります。暖地(関東などの平野部)でも美しく色付く品種として知られています。花壇の植栽や鉢植えに向いており、他の草花とも調和しやすい雑木風のナチュラルな姿が庭木として人気を集めています。



ゴデチアは、初夏に発色の良い鮮やかなカップ形の花が開花するアカバナ科の一年草で、花色が豊富で矮性種から高性種まであり、庭や花壇、鉢植えなどに利用されています。ゴデチアの花びらは、薄く繊細で布地のサテンと雰囲気が似ています。和名では、同じアカバナ科の待宵草に似ていることから、色待宵草(イロマツヨイグサ)や大輪待宵草(タイリンマツヨイグサ)と呼ばれています。北アメリカの太平洋岸、ブリティッシュコロンビア州南部からカリフォルニア州中部にかけて分布しています。乾燥した斜面の草原や、林や茂みの空き地に生え、高さは15~90センチになります。葉は披針形です。6月から8月ごろ、緩やかな花序に、派手なピンク色でカップ形の花を咲かせます。: 茎や葉に刺激性の成分が含まれており、誤食すると吐き気や嘔吐などを引き起こす可能性があるため、ペットや小さなお子様がいる環境では取り扱いに注意が必要です。



ロサ・キネンシスは中国原産のバラの原種の一つで、別名「コウシンバラ(庚申薔薇)」や「月季花」とも呼ばれます。バラの世界に「四季咲き性」をもたらした非常に重要な品種として知られています。それまで春にしか咲かなかったヨーロッパのバラに交配され、現代の美しい四季咲きバラの礎を築きました。ローズレッドやピンク色の花を咲かせ、原種としては珍しく返り咲き・四季咲きの性質を持っています。この品種の矮性種(背丈が極端に低いもの)である「ロサ・キネンシス・ミニマ」は、現代のミニチュアローズの親にあたります。大航海時代の18世紀末にヨーロッパへ渡り、その画期的な開花サイクルから「ブラッシュ・チャイナ」や「スレイターズ・クリムゾン・チャイナ」として熱狂的に迎えられました。中国では古くから観賞用として親しまれてきたほか、血の巡りを良くする(駆瘀血)生薬として月経不順や生理痛などの治療にも用いられてきました。



セノロフィウムは、ニンジン科セリ科(セリ科)の顕花植物の属です。唯一の種は、ヨーロッパとアジア原産のセノロフィウム・デヌダタム(バルチック・パセリとして知られる)です。多年生草本で、高さ1.5メートル、幅0.5メートルまで成長し、濃い緑色の分かれた葉を持ち、夏には枝分かれした裸の茎に多数の小さな淡い緑色または白色の花が散形花序に咲きます(ラテン語の種名デヌダタムはそのためです)。茎は紫色になることもあります。花は多くの昆虫を引き付けます。「バルト海パセリ」とも呼ばれています。濃い緑色の葉は非常に細かく切れ込みが入っており、繊細で美しい見た目をしています。非常に丈夫で、日当たりから半日陰、湿り気のある土壌から乾燥地まで適応力があります。病害虫にも強く、イングリッシュガーデンなどのボーダーガーデンによく利用されます。その優れた観賞価値と育てやすさから、イギリスの王立園芸協会(RHS)のガーデンメリット賞(AGM)を受賞しています。



サルビア・スプレンデンスとは、夏から秋にかけて鮮やかな赤い花を咲かせるシソ科アキギリ属(サルビア属)の植物です。一般的に「サルビア」と呼ばれる花は、この品種を指すことが最も多いです。日本でサルビアというと、多くの方が朱赤色のサルビアを思い浮かべます。もっともポピュラーでたくさん栽培されている朱赤色のサルビアは「サルビア・スプレンデンス」という種類です。代表的な朱赤色のほか、品種改良によって斑朱赤色、白黄色、紫色などもあり、夏から秋にかけての花壇に欠かせない植物となりました。原産地は、南アメリアのブラジルです。寒さには弱いため、日本の気候では、1年草として扱われます。咲き終わった花穂を全体の7〜8割ほどで切り戻す(摘み取る)と、新しい脇芽が育ち、再びたくさんの花を咲かせます。



アジアティックハイブリッドは、ユリ目ユリ科ユリ属の球根植物で、ユリ(百合)の一種で、アジア原種(主として、スカシユリ)とヨーロッパのオレンジリリーを元に交配育種された園芸品種の多年性草本(球根植物)です。 草丈が低く、香りも少なく、花径も小さいですが、病気に強く丈夫で花色が豊富で色彩が鮮やかです。日本や中国などのアジアに自生するスカシユリやオニユリなどの原種を交配して作られたユリの園芸品種群のことです。日本をはじめとする世界中で親しまれており、ユリのなかでもっとも丈夫で育てやすい品種群として知られています。花弁と花弁の間に隙間があり、多くは上向きに花を咲かせます。赤、オレンジ、黄色、ピンク、白など、非常にカラフルで鮮やかな花色を持ちます。耐寒性に優れ、日当たりと風通しのよい場所であれば地植えでも鉢植えでも数年間花を咲かせ続けます。初夏(5月下旬〜6月上旬頃)に咲く早咲きの品種が多い傾向にあります。



ティアレ・タヒチは、南太平洋のソシエテ諸島(タヒチなど)を原産とするアカネ科クチナシ属の常緑低木で、タヒチの国花です。ジャスミンのようなフレッシュで甘く官能的な香りが特徴で、タヒチ文化に深く根付いています。5〜9枚の純白の花びらが風車のように咲く、清楚で美しい花です。一般的には6〜7枚ですが、まれにある「8枚の花びら」を見つけると幸せが訪れるという言い伝えがあります。クチナシの仲間であり、甘く濃厚でトロピカルな芳香を放ちます。フランスの画家ポール・ゴーギャンが「この香りを嗅いだ者は必ず島に戻ってくる」と書き残したことでも有名です。熱帯の植物であるため寒さに弱く、日本で育てる場合は鉢植えにして冬場は室内で管理する必要があります。現地では日常的に老若男女を問わず髪や耳に飾られます。つける位置で恋愛状況を示し、恋人や配偶者がいる人は「左耳」、シングルの人は「右耳」につけるという習慣があります。



ヒペリカムは、初夏に鮮やかな黄色の花を咲かせ、その後につややかで可愛らしい実をつけるオトギリソウ科の半常緑低木です。花と実の両方を楽しめるため、庭木や生け花として非常に人気があります。6月〜7月頃にかけて、梅に似た黄金色の花をたくさん咲かせます。長く伸びた雄しべが上を向くのが特徴です。花が散った後に緑色の実をつけ、夏から秋にかけて赤色、ピンク色、クリーム色、緑色などのグラデーションに色づきます。日本原産のものは昔から薬草として用いられてきました。庭木として親しまれている「キンシバイ」や「ビヨウヤナギ」もヒペリカムの仲間です。ヒペリカムは前向きな花言葉を持っているため(「きらめき」「悲しみは続かない」「迷信」)、プレゼントやインテリアとしても適しています。暑さや寒さに強く、日当たりと水はけの良い場所を好みます。鉢植えの場合は、古い枝や伸びすぎた枝を春先に剪定することで、樹形を整えながら翌年も花と実をきれいに楽しむことができます。



プランセス・ドゥ・モナコは、バラの園芸品種の1つで、1982年にフランスで、マリー・ルイーズ・メイアンによって作出されました。プリンセス・ドゥ・モナコの呼び方も広く使われています。モナコ公妃グレース・ケリーが気に入ったので、この品種名が付けられました。しかし、公妃に贈られることが決まっていたものの、その前にグレース・ケリーが自動車事故で亡くなってしまったといういわくつきの品種です。「プリンセス・ドゥ・モナコ」は、白地に鮮やかなピンクの覆輪(縁取り)が美しい、気品あふれるバラの園芸品種です。ハリウッド女優からモナコ公国の公妃となったグレース・ケリーに捧げられたバラです。モナコ公室にちなんだバラには、本品種のほかに、グレース・ケリーの夫であるレーニエ3世大公の即位25周年を記念して名付けられた「ジュビレ・デュ・プリンス・ドゥ・モナコ」(モナコ王子の祝祭)という赤と白のバイカラーのバラもあります。



フォーエバースーザンは、ダークな赤(または紫)とオレンジが混ざり合う、マーブルカラーの花びらが特徴的なユリ(アジアティック・ハイブリッド)の品種名です。ベルベットのような高級感ある質感で、中心部が黒みがかった濃い赤、花びらの先端に向かって鮮やかなオレンジへとグラデーションする独特の色彩を持っています。1本の茎から枝分かれして複数の花を咲かせるため、ボリューム感があります。耐寒性があり、植えっぱなしでも毎年開花し、球根も増えていくためガーデニングでも人気があります。花屋さんなどの切り花としても流通しており、その印象的な存在感から多くのファンに親しまれています。フォーエバースーザンの葉っぱの感じはテッポウユリにそっくりですが、花の感じは全然違います。“ローズフォーエバー”はデンマークの新進バラブランドの四季咲きのバラで、“フォー エバー”の名前が示すとおり、花持ちがよく、鑑賞期間が長いことが特徴です。



ヘメロカリスは、初夏から夏にかけて鮮やかな花を咲かせるツルボラン科(ワスレグサ科)の多年草です。一つの花は朝開いて夕方にはしぼんでしまう「一日花」ですが、次々と蕾をつけ、長い期間カラフルな花を楽しめるのが特徴です。日本にはニッコウキスゲやノカンゾウ、ヤブカンゾウが自生し、古くから親しまれています。暑さ寒さに強いうえ、土壌もあまり選ばず、植えっぱなしでよく育ちます。「デイリリー」の英名どおり、花は一日花ですが、1本の花茎にたくさんの花を咲かせ、何本も立ち上がるので、長期間花が楽しめます。開花盛期は主に6月から7月ですが、5月から咲く早生品種から8月に咲く晩生品種まであります。園芸品種は2万以上あるといわれ、花色、花形、草姿などさまざまです。午前中の花が美しいです。



ベルサイユノバラは、濃赤色の花は丸弁高芯咲きで大輪咲きで、ややうつむいて花を付けます。弁質がよく花もちに優れ、花つきもよいです。樹形は半直立性で、樹勢も強い大型種で、夏場にも花色や花径は変わないで花を付けますが、暑さには弱く下葉が黄色くなったり葉が白っぽくなったりする事があります。冬季剪定では樹高の1/2位を目安に切り戻します。赤系のバラは枝の寿命が短いものが多いですがこの品種は寿命が長く小枝にもよく花を付けます。「ベルサイユのばら」の舞台はマリーアントワネットが生きた時代。1789年の革命が勃発するまでのフランスですから、ベルばらと聞いて私たちがイメージするようなこんな感じのバラも本当のところはまだ存在しなかったのです。真っ赤なバラ、整った剣弁のバラも作品のイメージに合っていています。近年になってフランスのメイアン社が日本の漫画とタイアップで作出した「ベルサイユのばら」というバラは、鮮やかな赤に剣弁高芯のザ・現代バラの花姿をしています。



カンパニュラは南ヨーロッパ原産のキキョウ科の植物で、その可愛らしい見た目と育てやすさから、昔からガーデナーから人気あるお花です。風鈴を逆さにしたような花の形から 、ベルフラワーとも呼ばれているカンパニュラは、和名では、風鈴草や釣鐘草とも呼ばれています。それもそのはず!カンパニュラは、ラテン語で「小さな鐘」を意味します。一般的なカンパニュラは高温多湿の夏を苦手としますが、耐寒性に優れているので上手に夏越しをすれば、多年草として何年も育てることができます。カンパニュラの花言葉は「感謝」「誠実」「節操」。大切な方へのプレゼントとしてもおすすめです。カンパニュラは本来多年草のものが多いですが、園芸用で一般的な品種は一年草や二年草として扱われることもあります。涼しい気候を好み、日本の夏の「高温多湿」が苦手なため、夏前に枯れてしまうこともあります。



ホンアジサイ(本紫陽花)とは、日本原産の「ガクアジサイ」が変異してできた、手まり咲きのアジサイの総称です。ボールのように丸くこんもりと花を咲かせる、日本で最もポピュラーなアジサイです。花序(花の集まり)のほとんどが萼(ガク)が発達した「装飾花」で構成されており、ボリュームのある「手まり咲き」になります。土壌の酸度によって花色が変わり、酸性なら青、アルカリ性なら赤になります。咲き進むにつれて色が変化するのも特徴です。6月から7月にかけて見頃を迎えます。ホンアジサイが18世紀後半にヨーロッパへ渡り、そこで品種改良されて大輪で華やかになったものが「西洋アジサイ(ハイドランジア)」です。日本でよく流通している国産の切り花や鉢植えの多くは、このホンアジサイや西洋アジサイの系統にあたります。



ホシザキゼラニウム(星咲きゼラニウム)とは、花びらが細く切れ込みの入った星のような形をしているゼラニウムの品種群の総称です。ゼラニウムとは、春から秋(環境によってはほぼ通年)にかけて色鮮やかな花を咲かせる、育てやすいフウロソウ科の多年草です。別名「テンジクアオイ(天竺葵)」とも呼ばれ、ヨーロッパの街角や日本の家庭の軒先などでも広く親しまれています。通常のゼラニウムと比べて花びらが細く、星(スター)のような可愛らしい花を咲かせます。オレンジ、ピンクなど様々な花色があり、ひとつの株で複数の色を咲かせたり、絞りや斑点のような模様が入る品種もあります。: 葉にも深い切れ込みが入っていることが多く、特徴的な草姿をしています。基本的な育て方は一般的なゼラニウムと同様で、日当たりと風通しがよく、乾燥した環境を好みます。ゼラニウムは多湿を非常に嫌うため、水やりは「土の表面が乾いてからたっぷりと与える」程度が適しています。真夏の蒸れや長雨には注意が必要です。



カスミソウピンクは、ふんわりとした可憐な見た目と温かみのある色合いが特徴の花です。自然な淡いピンク色の品種(「マイピンク」や「ピンクシンフォニー」など)もありますが、一般的には白いカスミソウに染料を吸わせて鮮やかに色付けしたものが広く流通しています。ピンクのカスミソウには、可愛らしい見た目とは裏腹に、深く一途な感情を表す花言葉が込められています。着色されたものは花びらや茎から染料がにじみ出ることがあります。水換えの際や、衣類・家具への色移りに注意が必要です。感謝や恋愛感情を伝えるシーン(誕生日、プロポーズ、送別会など)のフラワーギフトに人気です。ただし、染色花であるため弔事(お悔やみ・お供え)には向かないとされています。白のカスミソウとミックスしてグラデーションにしたり、淡いピンクや赤のバラ、ガーベラなどの花と組み合わせることで、よりロマンチックで華やかなアレンジメントになります。



ブルーサルビアは、シソ科サルビア属の多年草です。日本では冬の寒さに弱いため、一般的に春から秋にかけて楽しむ「一年草」として扱われます。初夏から秋(6月〜11月頃)にかけて、涼しげな青や紫色の美しい花を穂状に咲かせます。青や紫の鮮やかな小花が穂のように連なって咲くため、夏の暑い時期でも花壇に爽やかな印象を与えてくれます。春から秋まで非常に長い期間(約半年)咲き続けるのが最大の魅力です。日本の夏の厳しい暑さにも強く、病害虫にも比較的強いため、公園や公共スペースの花壇などでもよく利用されます。日当たりと風通しが良く、水はけの良い場所を好みます。ブルーサルビア全般の花言葉には、「尊敬」「知恵」「良い家庭」「家族愛」などがあります。「ブルーサルビア」は、夏から秋の花壇を彩る、青色から紫色の花色が涼しい「サルビア」です。白色の品種もあります。夏に開花した後、3分の2ほどに切り戻すと、秋にも花を楽しめます。



スーパーエクセルサは、1986年にドイツの育種家カール・ヘッツェルによって作出されたつるバラの品種です。濃いローズピンク色の小さな花を房状にたくさん咲かせる多花性と、非常に強くしなやかな枝を持つことが大きな特徴です。3〜4cmほどの小輪で、コロンとしたポンポン咲きのかわいらしい花を咲かせます。香りはティベースにスパイスを感じる超微香です。春だけでなく、秋まで繰り返し花を咲かせる「返り咲き性(繰り返し咲き)」に優れています。枝が細くとてもしなやかなため、フェンスやトレリスへの誘引が非常に簡単です。また、その枝垂れる性質を活かして、高い台から垂らす「ウィーピング・スタンダード仕立て」や、地面を這わせる「グランドカバー」にもよく利用されます。病気に強く樹勢が旺盛で、無農薬でも育ちやすい初心者向けの品種として知られています。日当たりの良い場所を好みます。枝が長く伸びる(最大3〜5mほど)ため、植え場所にはある程度の広さが必要です。



LAユリとは、香りが少なく上向きに咲くのが特徴のユリで、鉄砲ユリとスカシユリを掛け合わせて作られた交配種です。花が大きくて華やかな色彩を持ち、花もちが非常に良いため、フラワーアレンジメントや花束に広く利用されています。ロンギフローラム(テッポウユリの学名)の「L」と、アジアティック・ハイブリッド(スカシユリを元にした品種群)の「A」をとって名付けられました。スカシユリよりもやや大輪で、花びらが少し外側に反り返ります。ほとんど香らないため、香りが強いユリが苦手な方や、飲食店や病院など香りに配慮が必要な場所へのギフトにも最適です。白や淡いピンクだけでなく、鮮やかなレモンイエローやオレンジ、ローズレッドなど多彩な色が揃っています。日本国内では、埼玉県深谷市などが日本でいち早く栽培に取り組み、主要な産地として知られています。



フェアリーリリーとは、ユリ科の植物「スカシユリ」の中で、コンパクト(わい性)で悪天候に強い品種群の総称です。栽培期間が短く、一般的なユリよりも育てやすいため、初心者にも人気があります。花粉が出ないように品種改良された、コンパクトで育てやすいスカシユリ(透百合)のシリーズです。草丈が低く倒れにくいため、鉢植えや切り花として大変人気があります。通常のユリは開花まで7〜9ヶ月かかり、その間に環境被害に遭うリスクがありますが、栽培期間を短縮することで失敗のリスクが軽減されています。草丈は40〜60cmほどと低め。鉢植えや室内(フラワーアレンジメント)にも適したサイズです。可愛らしい花姿と上向きに咲くのが特徴で、カラーバリエーション(ロザリン、シュガーラブ、オレンジマトリックスなど)も豊富です。花粉が出ない(または非常に少ない)品種もあり、室内を汚しにくいのも魅力です。基本は秋植え(10〜11月頃)で初夏(6〜7月頃)に開花しますが、冷蔵処理された球根を春に植え付けることも可能です。



ジャンボニンニクは、初夏に咲く薄紫色の大きなボール状の花です。観賞用として人気の「アリウム・ギガンチウム」に似た可愛らしい見た目ですが、茎を切るとほのかにニンニクの香りがするのが特徴です。小さな薄紫色の花が密集して、直径10cm以上の大きな球体になります。花や茎を切ると、ふんわりとニンニクの香りが漂います。背丈が非常に高くなり(1.5m以上になることも)、見応えのある美しい花を庭や花壇で楽しむことができます。ジャンボニンニクとは、一般的なニンニクの4〜5倍以上の大きさを誇るネギ科の植物です。無臭ニンニクやジャンボリーキという呼称で販売されていますが、ニンニクとは別の種で、リーキと同じ種の別変種です。背が高く中実の花柄と広く平らな葉はリーキによく似ていますが、ニンニクに似た鱗片からなる大きな鱗茎を作ります。においはニンニクとまったく同じではないですが、リーキよりはニンニクに近いです。花期は6月。茎頂に球状花序を作り、小さな淡紫色の花を密集して咲かせます。花序は開花するまでの間、薄い苞に包まれています。



アイラブユーは、矢祭園芸が作出した、咲き進むにつれて花色が濃いピンクから淡いピンク、そして白へとグラデーションのように変化する四季咲き性カーネーション(ダイアンサス)の品種です。咲き始めの濃いピンクから、徐々に白へと花色が変化します。一つの株でさまざまな色が同時に咲き揃うため、華やかな印象を与えます。1輪の鑑賞期間が長く、春から秋にかけて次々と花を咲かせます。「アイラブユー」というロマンチックな名前と美しい見た目から、母の日やバレンタインデーの贈り物としても非常に人気があります。日当たりの良い屋外や室内で育てやすく、ガーデニング初心者でも長く楽しめる品種です。カーネーションといえば母の日のイメージが強いですがアイラブユーは春から秋まで長く楽しめるガーデンカーネーションです。カーネーションの「アイラブユー」は、花色がピンクから濃いピンクへと変化する可愛らしい品種です。基本的には日当たりと風通しの良い屋外で管理し、土の表面が乾いたら株元にたっぷりと水やりを行うことで、春から秋まで長く花を楽しむことができます。



ガイラルディア・グランディフローラは、北アメリカ原産のテンニンギクとオオテンニンギクを交配して作られたキク科テンニンギク属の多年草(または一部一年草)です。花径8〜10cmほどの大輪で、赤や黄色など鮮やかなバイカラーの花を初夏から秋まで長く咲かせるのが特徴です。和名:はオオテンニンギク(大天人菊)で、6月〜10月頃(初夏から秋)開花します。矮性(30cm程度)のものから、1m近くになるものまで品種により様々です。: 暑さや乾燥に非常に強く、花付きが良いため、花壇や鉢植えとして人気があります。多くの園芸品種が流通しており、花色や草姿のバリエーションが豊富です。日光を好むため、日当たりと水はけの良い場所で育てます。高温多湿をやや苦手とするため、水はけの良い土を使い、やや乾燥気味に管理するのがポイントです。日本の園芸市場では、多年草タイプが初心者向けの夏花壇の定番として幅広く親しまれています。



ゾナルゼラニウムとは、ヨーロッパの窓辺を飾る花として親しまれているフウロソウ科の植物です。葉に入る「輪紋(ゾナル)」と呼ばれる独特の模様が特徴で、春から秋にかけてボール状に鮮やかな花を咲かせます。ゾナルゼラニウムはペラルゴニウムであり、ほとんどの人がゼラニウムを思い浮かべるときのものです。目を引く花、香りの良い葉、ウィンドウボックスに使われ、寒くなると枯れてしまいます。ペラルゴニウム属には、一般にゼラニウムと呼ばれる華やかな花と、見た目があまり手入れされていないような野生的な花もあります。一般名とラテン名が非常に混乱する例の一つとして、よくクレーンビルまたはストークスビルと呼ばれる花があり、そのラテン名は「ゼラニウム」です。小さい花で、あまり香りはなく、強健な多年草です。要するに、あなたがゼラニウムだと思っているものはゼラニウムではありません。少し簡潔にするために、あなたがゼラニウムだと思っているものを「ゾナルゼラニウム」と呼んで明確にしています。



オキザリス・トリアングラリスは、南アメリカ原産のカタバミ科の球根植物(多年草)です。濃い紫色の三角形の葉と、春から秋にかけて咲く淡いピンクや白の可憐な小花のコントラストが美しく、観葉植物やガーデニングで人気を集めています。別名「紫の舞」「インカノカタバミ」「三角葉オキザリス」とも云います。 3枚の小さな葉が集まっており、それぞれがきれいな逆三角形をしています。夜間や天気の悪い日には、蝶が羽を閉じるように葉を折りたたむユニークな性質があります。日当たりの良い場所を好みますが、真夏の直射日光は葉焼けの原因になるため、半日陰が適しています。葉や茎にはシュウ酸カルシウムが含まれており、ペット(犬や猫など)が大量に食べると中毒症状(嘔吐やよだれなど)を引き起こすことがあるため注意が必要です。 秋から冬にかけて休眠期に入ると地上部が枯れますが、球根で冬越しします。冬の間は水やりを控え、春になると再び芽を出します。



エケベリアは、色鮮やかな葉が重なってロゼットを形成する、春秋生育型の多肉植物です。メキシコを中心に中南米に約180の原種が知られ、数多くの園芸交配種が存在します。晩秋から春にかけて日によく当たると葉がきれいな紅葉色に染まり、また、初春から夏にかけては小輪ながらも色鮮やかな花を咲かせます。多肉植物のなかでも1年を通じていろいろな魅力が楽しめる人気の高い属です。大きさもさまざまで、「ミニマ」など直径3cm程度の小型種から、「ギガンテア」など直径40cmにもなる大型種まであり、葉の色も緑や赤、黒、白、青色など変異に富んでいます。「シャビアナ」や「青い渚」などは、もともと標高の高いところに自生する種類であるため、日本の高温が苦手です。一方、葉が真っ白な粉で覆われる「ラウィ」は低地性なので暑さに強い反面、低温に弱いなど、同じエケベリアでも種や品種によって特性は異なります。栽培難易度も同様に種類によって異なります。



「ビャクダン(白檀)」とは、アルゼンチン原産の「エキノプシス属(旧カマエケレウス属)」に分類される小型のサボテンです。指のサイズほどの細長い緑色の茎がニョキニョキと群生するように伸び、春から初夏にかけて鮮やかな朱赤色の美しい花を咲かせるのが特徴です。紐状や円柱状の細い茎が子吹きしながらこんもりと群生し、垂れ下がるように育つためハンギングにも向いています。5月から6月にかけて、鮮やかな朱色やオレンジ色の美しい花を咲かせます。非常に丈夫で、サボテンの中では比較的寒さや日陰に強い品種です。: 「ピーナッツカクタス」の英名でも知られています。ビャクダンは初心者でも育てやすいワイルドな強さを持っていますが、きれいに花を咲かせるためにはいくつかのコツがあります。基本的に日当たりと風通しの良い場所を好みます。花をたくさん咲かせたい場合は、屋外でしっかりと日光に当てることが重要です。丈夫で成長が早いため、挿し木(茎を切り取って土に挿す方法)で簡単に増やすこともできます。



ホワイトダイヤモンドは、装飾花が集まって1つの塊となって咲く、テマリ咲きタイプのアジサイです。ホワイトダイヤモンドの装飾花は、花弁が4枚の一重咲きです。花弁1枚1枚が丸みを帯びた形をしていて、柔らかい雰囲気があります。一重咲きではあるものの、装飾花自体が少し大きめなためか、花房もこんもりとしていて寂しい感じは全くなく、見応えもあります。装飾花が少しすぼまったように咲くタイプなので、ゴージャスな雰囲気よりも、清楚で柔らかな雰囲気の方が強く出ています。大ぶりの装飾花が隙間なく集まって咲く花房は、それ1つだけでブーケのようにも見えます。純白の花色とブーケのような形が相まって、花嫁が持つのにもふさわしい花形をしています。ホワイトダイヤモンドという名前の通り、純白の花が咲くのが、この品種の最大の特徴です。開花が始まる前の段階では、全体が明るい緑色をしているため、開花が始まってすぐの頃は、全体的にまだ緑色が残ります。開花が進むにつれ、緑色の部分が白に変わり、最終的に全体が純白になります。



ハイドランジアとは、日本原産のアジサイがヨーロッパで改良されたもので、咲き方は手まり咲きで、別名:西洋アジサイとも呼ばれます。コンパクトでボリュームある花を咲かせるのが特徴で、鉢植えで育てるのに最適なアジサイです。ハイドランジアは開花期が「母の日」に近く花を長く楽しめることから、近年は「母の日」のプレゼントとして定着してきました。鉢植えで販売されているハイドランジアは、そのままプレゼントのラッピングをしても映えるだけでなく、上手に育てれば、何年も楽しむことができるのが魅力です。ラッピングされたハイドランジアは、まずすぐにラッピング材を外して日あたりのいい場所に置いて育て始めてください。ハイドランジアは、1日中日光がよくあたる場所や午前中に日光がよくあたり午後は木陰のような日陰になる場所で育ててください。真夏は、西日を避けた直射日光があたらない場所に移動させましょう。明るい色のハイドランジアほど、注意が必要です。



ウベコマチは、淡いピンク色の小さな花を株いっぱいに咲かせる日本のつるバラ(クライミングローズ)です。1990年に日本の育種家である原田一雄氏によって作出され、その可憐な姿と育てやすさから非常に人気のある品種です。花径約3cmの淡いピンク色で、ポンポン咲き(ロゼット咲き)の愛らしい小輪を咲かせます。開花後、徐々に色が淡くなっていくので満開になると、濃いピンクと淡いピンクの2色の花が一度に楽しめ、とても綺麗です。超多花性で、満開時には株を覆い尽くすほどびっしりと花をつけ、葉が見えなくなるほど見事な景色を作り出します。枝が細く柔らかいため誘引がしやすく、フェンスやオベリスク、壁面などに沿わせる仕立てに適しています。香りは微香ですが、その花数の多さで十分に楽しめます。基本的には春に咲く一季咲き(または返り咲き)ですが、株が充実すると秋までちらほらと咲き続けることもあります。栽培における耐病性にも優れており、初心者でも比較的育てやすい品種として知られています。



アルセアは、アオイ科タチアオイ属に分類される植物の総称です。日本では「タチアオイ」や「ホリホック」という名前で親しまれており、初夏から梅雨の時期にかけて背丈を大きく伸ばし、色鮮やかな花を穂状に咲かせるのが特徴です。6月〜8月(主に梅雨入りから夏にかけて)に開花し、約80cm〜2m以上にもなり、見応えがあります。茎に沿って下から上へと順番に花を咲かせるため、「梅雨葵(つゆあおい)」とも呼ばれます。一年草と多年草(宿根草)の品種があります。日当たりと風通しの良い場所を好みます。植え付け後、根付いてからは自然の雨で十分育ちますが、乾燥が続く場合は水やりを行います。タネまきからでも育てやすい丈夫な植物ですが、大きく育つため、花壇の後方やシンボルツリー的な役割として植えられることが多いガーデニングに人気の植物です。



リシマキア・キリアータ・ファイヤークラッカーは、赤紫色の美しい「銅葉」と夏の「黄色い小花」のコントラストが魅力のサクラソウ科の耐寒性宿根草です。非常に丈夫で育てやすく、花のない時期でもカラーリーフとして庭を彩ってくれます。春から秋にかけて、深みのある赤紫〜ブロンズ色の葉を茂らせます。夏にはその葉色に映える鮮やかな黄色の小花を咲かせます。暑さや寒さ(-15℃〜-25℃程度まで)に非常に強く、乾燥や多湿にも適応するタフな植物です。:生育が旺盛で、地下茎を伸ばして広がっていきます。日向から半日陰の環境を好みます。日当たりが良いほうが、葉色が綺麗に発色します。湿り気のある土壌を好みますが、乾燥にも耐えます。地下茎でどんどん殖えるため、放っておくと周りの植物を圧倒してしまうことがあります。広がってほしくない場所との間に仕切りを入れたり、定期的に間引いたりすると管理しやすいです。



キャットミントとは、シソ科イヌハッカ属の多年草の総称です。名前に「ミント」とありますがハッカ属ではなく、ラベンダーに似た青紫色の花と清涼感のある香りが特徴で、主に観賞用としてガーデニングで広く親しまれています。春から秋にかけて、淡い青紫やピンク、白などの小さな花を穂状に咲かせます。葉や茎に触れるとミントのような爽やかな香りが漂います。非常に丈夫で、暑さや寒さに強く、日当たりと水はけが良ければやせた土地でもよく育ちます。鑑賞用がメインですが、葉や花を乾燥させてポプリやサシェ(匂い袋)、ハーブバスなどに利用されることもあります。名前に「キャット」と付く通り、猫が好む香り成分(ネペタラクトンなど)が含まれています。葉の香りを嗅ぐとマタタビのようにうっとりしたり、すり寄ったりして興奮することがあります。なお、本来猫を強く惹きつけるのは近縁種の「キャットニップ」ですが、キャットミントも猫の興味を惹く植物として知られています。



タイムは、日本の山野に自生するイブキジャコウソウの仲間を含むティムス属の英語名で、300~400種(35種という説もある)があり、園芸品種も多数育成されています。代表的な種は、南欧原産のコモンタイム(和名はタチジャコウソウ)です。古代ローマ・ギリシャ時代からハーブとして利用され、殺菌防腐効果が高く、葉をいぶして浄化に、そして紙類の虫食い防止などに使われてきました。さわやかな香りとほろ苦い味は、西洋料理に欠かせないもので、お茶にもなります。小さな堅い葉が密生し、常緑性で花も美しいので、コンテナの寄せ植えや花壇の縁、石組みの間など、香りのあるグラウンドカバープランツとして利用されます。タイムには、コモンタイムのような立ち性のタイプと、イブキジャコウソウのような這い性(ほふく性)のタイプがあります。香りは種類や品種によってそれぞれ個性があり、柑橘系の香りから、甘い香り、清涼感のあるものまでさまざまです。