

ダイアンサスは、ナデシコ科ナデシコ属(ダイアンサス属)の植物の総称で、日本では「ナデシコ」として親しまれているお花です。ナデシコの仲間であるダイアンサス属は、世界に約300種が分布しています。やさしい草姿に可憐な花を咲かせ、香りも魅力です。カーネーションもダイアンサス属に含まれますが、通常はカーネーションを除いたものを総称して「ダイアンサス」と呼んでいます。わが国では、秋の七草の一つであるカワラナデシコをはじめ、ハマナデシコなど4種が自生し、このほか、ヨーロッパ原産のタツタナデシコやヒメナデシコ、中国原産のセキチク、北米原産のヒゲナデシコなどが古くから観賞用に栽培されてきました。品種も多く、種間交配によってさらに多くの園芸品種が育成されています。花壇やコンテナ、鉢植えだけでなく、高性種は切り花に利用され、幅広い用途があります。

ハイドランジア マジカル レボリューションは、数カ月かけて色の変化を楽しめる革命的(レボリューション)なハイドランジアです。同じ色の日は二度とない…と言うと少し大げさかもしれませんが、素敵な花色変化を魅せてくれます。ハイドランジア
マジカル レボリューションは、仕立て方によって花色が変わるハイドランジアの新しい楽しみ方を提案した品種です。花が長く咲くにつれ花色の美しさが増す、まるで魔法のような品種です。ハイドランジア
マジカルシリーズは、オランダのコルスター社が育成したガクの先端にグリーンの縁取りが入るバイカラーのハイドランジアです。咲き始めから徐々に花色が変化し、魔法がかかったようにアンティークカラーになるまで2~3カ月と長期間楽しめるのが魅力的です。

リナリア・プルプレアは、細長い花穂に小さな花をたくさん咲かせる、スラッとした立ち姿が美しい宿根草(耐寒性多年草)です。ヨーロッパ原産で、日本では「宿根リナリア」や「パープルトードフラックス」の流通名でも親しまれています。一年草のリナリアは淡い花色と花つきのよさで人気ですが、多年草のプルプレアは野性的な印象で見た目や性質がだいぶ異なります。花は長く伸びた花茎に穂のように咲かせます。花色は紫が一般的ですがピンクや白花種もあります。葉は線状で青緑色です。株は地際で数本枝分かれし、その枝は直立して伸びてかなり背が高くなります。暑さにはやや弱いもののこぼれダネでも増える丈夫な花ですが、大きくなるので狭い場所では持て余し気味になります。暑さで真夏に枯れても運がよければ秋にこぼれダネが芽吹いてきます。株は直立するものの、横にも広がるため株間は十分に取ります。

サクラウツギ(桜空木)は、春から初夏にかけて美しい薄いピンク色の花を咲かせるアジサイ科ウツギ属の落葉低木です。日本に自生するウツギの仲間を交配して生まれた園芸品種で、桜のような可憐な花姿が特徴です。外側が濃いピンクや紅色、内側が白色のグラデーションになっており、桜の花びらを思わせる絞り模様が特徴です。見た目もとても美しいのですが、「桜空木」という名前もまた美しいです。ウツギ(空木)という名前の由来は、茎が中空になっていることに由来しており、柔らかいサクラウツギの木が風に良く揺れながらたたずむ姿は、本当に可憐です。また、ウツギの花のことはその頭文字をとって「卯(う)の花」とも呼ばれ、初夏の風物詩とされてきました。
旧暦の4月を卯月(うづき)と呼ぶのは「卯の花の咲く季節」という意味であるとされています。

ガリカローズは、現存するバラの中で最も古い系統の一つで、オールドローズの代表格です。別名「フレンチローズ」や「薬局のバラ」とも呼ばれます。古代から愛されてきた「赤バラの祖」にあたる品種群で、その特徴は以下の通りです。古代ギリシャ・ローマ時代から薬用や保存食として栽培されており、ヨーロッパの歴史に深く関わっています。
非常に香りが高く、現代の多くのバラの品種改良のルーツにもなっています。基本的に春のみ咲く「一季咲き」です。鮮やかな濃いピンクや赤、紫色の花を咲かせます。樹形は1.3mほどの扱いやすい木立性が中心です。古代ローマ時代に現在のフランス一帯が「ガリア」と呼ばれていたことが、その名前の由来とされています。19世紀初頭には、ナポレオンの妻であるジョゼフィーヌが自身の庭(マルメゾン宮殿)で150種類以上のガリカ系バラを栽培していたことでも有名です。

サルビア・ファリナセアは、シソ科サルビア属の植物で、日本ではブルーサルビアという名前で親しまれています。初夏から秋にかけて、涼しげな青紫や濃いブルー、または白色の小さな花を穂状に咲かせます。原産地(北〜中央アメリカ)では多年草ですが、日本の冬の寒さには弱いため、園芸では一年草扱いとされることが一般的です。茎やガクが白い粉を帯びたように見えることから、和名では「ケショウサルビア(化粧サルビア)」とも呼ばれます。暑さや乾燥に非常に強く、病害虫も少ないため、初心者でも育てやすい植物です。代表的な品種には、濃い青紫色の花が美しい「ビクトリア・ブルー」などがあり、花壇の定番として人気があります。サルビア・ファリナセアは、涼しげな青紫色の花穂を長く咲かせるのが特徴のシソ科の植物です。春から秋にかけて次々と花を咲かせ、日本の夏の暑さにも強いため花壇や寄せ植えに人気があります。

オレンジ・メイアンディナは、フランスのメイアン社 が作出した、鮮やかなオレンジ色の花を咲かせるバラの品種です。花持ちが良く、コンパクトなミニバラとして鉢植えで楽しめるタイプ
と、フェンスなどに誘引できるつるバラタイプ(クライミング)の2種類 が存在します。朱色に近い輝くようなはっきりした濃いオレンジ色をしています。ミニバラなので、花は小さいですが、3~5輪ほどの房になって咲くので派手です。花弁もしっかりしているので、花持ちが良く、大きめのミニバラに成長します。ミニバラとしてコンパクトに楽しむほか、つる性タイプを利用して華やかな景観を作るのにも人気の高い強健種です。

ビビヘブンリーブルーは、タキイ種苗が作出した非常に人気の高い澄んだ水色のビオラの園芸品種です。ビオラとしては珍しい、紫みになりにくいクリアな空色が特徴です。「ビビ」シリーズ特有のコンパクトな草姿と、寒さや冬の環境にも負けない抜群の連続開花性を持っています。小輪多花性で花つきが非常に良いため、他の花やシルバーリーフと合わせた寄せ植えのアクセントとして高い人気を誇ります。「ビビ」系は。ビオラとしては珍しい暖色系を含む豊富な花色があり、アンティークな印象もパステルな印象も自在に演出できます。生育旺盛で花つき抜群でまた、丈夫で育てやすく、冬咲き性に優れ、咲きだしたら止りません。ヘブンリーブルーは、透き通るような水色のビオラです。冬季の花つき、株張りともに非常によく、また強健性にも優れているので、ハンギング、花壇、んてな、寄せ植えと用途は豊富です。

ギンパイソウ(銀盃草)は、ナス科ギンパイソウ属の宿根草です。その名前からして、日本に自生していそうな印象ですが、実は、アルゼンチンやチリが原産です。夏の暑さがやや苦手ですが、植え場所や置き場所を選べば関東以西の温暖地でも夏越しができます。また、這性で、葉が密に茂りますので、グランドカバーとしても利用されていますが、初夏に咲く白花もなかなか魅力があります。ギンパイソウの花は白色で、空に向かって一生懸命花を開いている姿がとてもかわいらしいです。やさしく触れて見ると薄くて、ふわっとした手触り。鼻をくっつけてにおいを嗅いでみると、甘くて少し爽やかな香りがします。茎は細長く、土に接した節から発根するため、一面に広がっています。名前の由来は、白色の花で、花形が盃状であるからです。「白杯草」といわずに白色を銀色としたところがすてきです。ほのかに香る銀色の杯で、乾杯してみたくなります。

アジサイ・ダンスパーティーは、アジサイ科アジサイ属の落葉低木です。ダンスパーティーが属するアジサイ属の植物は世界に約73種が知られており、大半は東アジア、少数が東南アジア、北アメリカに分布しています。その中で、日本に分布するガクアジサイとアメリカの園芸種を掛け合わせて作られたのがダンスパーティーです。1994年頃に静岡県にある加茂花菖蒲園で作出され、近年鉢物のギフトが数多く流通するようになってブレイクし、以来不動の人気を誇るアジサイです。花のように見える部分は、ガクが大きく発達した「装飾花」と呼ばれる部分で、雄しべと雌しべが退化しています。本来の花は花序の中心にあり、小さな5枚の花弁と雄しべ、雌しべを持つ両性花です。ダンスパーティーは、装飾花が非常に美しいアジサイです。装飾花はシャープな萼片が八重に重なります。ガクアジサイに比べると装飾花の数が多く、華やかで優雅な雰囲気を持つアジサイです。花色は土地のPH(酸性度)によって変化します。アルカリ土壌だとピンクに、酸性土壌だと淡いブルーまたは淡い紫を発色します。

ランブリング・レクターは、初夏にクリーミー・ホワイトの小さな花を株一面に咲かせる、非常に強健で生育旺盛なつるバラ(ランブラー・ローズ)の品種です。小さな半八重咲きの花が大きな房になって咲き、濃厚なクローブ(丁子)の香りが漂います。春から初夏にかけて一度だけ咲く「一季咲き」ですが、花後には可愛らしい赤いローズヒップ(実)をたくさんつけます。非常に大きく(最大で5〜6mほど)育ち、細い枝をたくさん伸ばします。トゲが鋭いため、フェンスに細かく誘引するよりは、自然な樹形を活かして樹木や大型のパーゴラに這わせるのが向いています。ランブラー(ランブラーローズ)は、つるバラの一種で、細く柔らかい枝を非常に長く(数メートルから、長いものでは10メートル近く)旺盛に伸ばす系統のバラです。英語の「ramble(あてもなく歩き回る、広がる)」が語源となっており、壁面、アーチ、パーゴラ(日よけ棚)などに枝をダイナミックにからませて楽しむのに最適です。

レイシャドウペチュニアは、ユニークな花色とシックなグラデーションが特徴のペチュニアの園芸品種です。テラコッタやアンティーク調の落ち着いたイエロー〜ブラウン系の花びらと、花芯(中心部分)のブラックが織りなす立体的なコントラストが魅力で、お庭や寄せ植えのアクセントとして人気を集めています。渋みのあるニュアンスカラー(色幅や季節による変化もあります)で、花の中心に向かって黒く染まるグラデーションが特徴です。茎が上に伸びる「アップライト(立性)」で株がまとまりやすく、鉢植えや単植え、寄せ植えの主役に適しています。春から秋にかけての長期間、次々と花を咲かせます。ペチュニアは、春から秋にかけて色鮮やかな花を咲かせる南米原産のナス科の植物です。その育てやすさと豊富なカラーバリエーションから、ガーデニングで非常に人気の高い草花として親しまれています。

キョウガノコ(京鹿の子)は、初夏にピンク色の小花を密集させて咲かせるバラ科の多年草です。その名前は、小さな花が集まって咲く姿が京都の伝統的な絞り染めである「鹿の子絞り(かのこしぼり)」に似ていることに由来しています。6月〜8月にかけて、細い茎の先に綿毛のようにふんわりとしたピンク色の小花を咲かせます。葉はモミジやカエデのように深く切れ込みが入った美しい形をしており、観賞価値が高い植物です。:
古くから日本の庭園や茶花として愛されてきました。よく似た植物に「シモツケ」や「シモツケソウ」があります。キョウガノコは草花(多年草)ですが、シモツケは木(落葉低木)です。葉の形も全く異なります。どちらもシモツケソウ属の多年草で見た目が酷似していますが、キョウガノコのほうがカエデのような葉の切れ込みが深く、葉の縁のギザギザが細かいという違いがあります。

シェエラザードは、2013年に日本の育種家・木村卓功氏によって作出された四季咲きのバラ(フロリバンダ)です。アラビアンナイト(千一夜物語)のヒロインに由来し、ヒラヒラとした切れ込みのある花弁と、ダマスクスとスパイスが混ざる濃厚な香りが特徴の非常に人気の高い品種です。紫がかった濃いローズ色の中輪(約8cm)で、先端に刻みが入った波状弁咲きです。温度や湿度によって花色が変化し、秋には深みのある赤紫になります。ダマスク香をベースにした強い香りを持っています。四季咲き性が強く、春から秋まで繰り返しよく咲きます。花もちに優れ、花付きも非常に良好です。耐病性に優れており、鉢植えから庭植え(花壇)まで幅広い用途で楽しめる扱いやすい品種です。モナコ国際バラコンクールにて「芳香賞」と「フロリバンダ部門賞」をダブル受賞するなど、国際的にも高く評価されています。

ラグランジア ブライダルシャワーとは、全ての側芽(脇芽)から花を咲かせ、従来の約6倍もの花数をつける画期的な新ジャンルのアジサイです。無剪定でも株いっぱいに豪華な花が咲き誇るため、初心者でも育てやすいと世界中で高く評価されています。圧倒的な花付き:
枝の先端にしか花がつかない従来のアジサイと異なり、全ての側芽から花が咲くため、まるで純白のシャワーを浴びているように豪華に咲き誇ります。咲き始めのライムグリーンから、純白、そして上品な淡いピンクへと美しく花色が変化していきます。花芽の位置を気にせず剪定でき、切らずにそのまま伸ばすとユキヤナギのように枝がしだれてナチュラルな美しさを楽しめます。葉が従来のアジサイの約1/4と小さいため、水分の蒸散量が少なく水やりの手間が軽減されます。国際的なフラワーショーで数々の最高金賞やフラワー・オブ・ザ・イヤーを受賞した実績を持つ、非常に人気の高い品種です。

モモイロヒルザキツキミソウは、北アメリカ原産のアカバナ科マツヨイグサ属の多年草です。名前に「ツキミソウ」とありますが、夕方だけでなく昼間も可愛らしいピンク色の花を咲かせるのが特徴で、日本の気候でも非常に育てやすい植物です。:
5月〜6月頃の初夏を中心に、長い期間花を咲かせます。淡いピンク色からやや濃いピンク色の花をつけます。花びらは4枚で、中心部分はやや白っぽく、中央に黄色い雄しべがあるのが特徴です。:
非常に生命力が強く、乾燥や寒さにも耐えます。地下茎でどんどん増えるほか、こぼれ種でもよく育つため、野生化して道端で見かけることも多い植物です。ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)を「庭に植えてはいけない」と言われる主な理由は、その驚異的な繁殖力にあります。地下茎やこぼれ種でどんどん増え、他の植物を駆逐してしまう恐れがあるため、地植えにする際は事前の対策が必須です。

ニーレンベルギア属の植物は、メキシコから南アメリカ大陸に約30種が広く分布しています。ニーレンベルギアは、初夏から秋にかけて白や青、紫色の可愛らしいカップ状の花を咲かせるナス科の多年草・一年草です。花の中央に黄色い模様が入るのが特徴で、その花の形から「カップフラワー」や、和名で「銀盃草」とも呼ばれています。初夏から秋にかけて長く花を咲かせます。地を這うようにマット状に広がる品種から、こんもりとしたドーム状に育つ品種まで様々です。:
日当たりと水はけのよい環境を好みます。日光を好むため、日当たりの良い場所で管理します。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。過湿になると根腐れしやすいので注意します。夏頃に花が少なくなったり株が伸びすぎたりした場合は、全体を切り戻すと秋に再び花が咲きやすくなります。

コツラ・ヒスピダは、南アフリカ原産のキク科コツラ属の常緑多年草です。針金のように細い茎の先に、黄色い小さなポンポンのような花を咲かせます。シルバーリーフと呼ばれるふわふわとした銀葉も特徴で、別名「ギンヨウカゲロウソウ(銀葉陽炎草)」とも呼ばれています。春から初夏にかけて(3月〜7月頃)、丸くて可愛らしい黄色の花を咲かせます。葉は細かい毛が生えた美しいシルバーリーフで、グランドカバーや寄せ植えに適しています。日当たりと風通しの良い場所を好みます。耐寒性は非常に強い一方で、日本の高温多湿な夏が苦手です。乾燥には強いため、過湿にしないことが育てる最大のポイントです。夏場は風通しの良い半日陰に移し、水やりを控えめに管理します。流通量が多い「ハナホタル(コツラ・バルバータ)」に比べて、ヒスピダは常緑多年草であり、より小型でシルバーリーフが美しいという特徴があります。

バーベナ・タピアンは、サントリーフラワーズが開発した這性(ほふくせい)の宿根バーベナです。地面を這うように旺盛に広がり、春から秋(4月〜11月頃)まで長期間愛らしい小花を咲かせるため、お庭の景観づくりや雑草対策のグランドカバーとして非常に人気があります。
地面を覆い尽くすように広がり、新しい芽や根を出しながら成長します。雑草が生えるスペースを与えないため、防草対策として活用できます。 4月から11月頃まで非常に長い期間、花を咲かせ続けます。従来のバーベナはうどんこ病にかかりやすい弱点がありましたが、タピアンは病気(うどんこ病など)に強く改良されており、初心者でも丈夫に育てられます。また、夏の暑さや直射日光にも強い特徴を持ちます。日当たりと水はけが良く、半日以上直射日光が当たる屋外を好みます。植え付けから数週間は枝先を摘む「摘芯」を行うと、ボリュームのある株に育ちます。また、満開を過ぎて花数が減ってきたら、株元を残して刈り込む「切り戻し」を行うと再び美しい花を咲かせます。

ベニウツギは、初夏に鮮やかな紅色の花を咲かせるスイカズラ科タニウツギ属の落葉低木です。日本原産のタニウツギの変種や園芸品種にあたり、庭木や公園樹として親しまれています。5月〜6月頃。新緑の季節に濃い紅色のラッパ状の花を咲かせます。タニウツギよりも花色が濃く、花の内側まで鮮やかな紅色をしているのが特徴です。葉の裏には白い毛が密生しています。名前に「ウツギ」とつきますが、一般的なウツギ(アジサイ科)とは全く別の種類(科)の植物です。樹高が2~5m程になります。根本から枝分かれし、灰褐色の樹皮が縦に裂けます。ベニウツギの花は濃紅色であり、タニウツギの花の色が特に赤いものを固定した改良品種です。よくタニウツギの別名、又は、園芸品種と云われているのですが、タニウツギは北海道の西部から東北・北陸・山陰などの日本海側に分布していて、逆にベニウツギは温暖な地域に分布しています。

ベニバナヤマボウシ(紅花山法師)は、初夏に淡いピンクや赤色の花(総苞片)を咲かせるミズキ科の落葉小高木です。一般的なヤマボウシは白い花を咲かせますが、ベニバナヤマボウシはその変種や園芸品種として親しまれています。初夏(5月〜7月頃)に開花します。花びらに見える部分は葉が変化した「総苞片(そうほうへん)」で、本物の花はその中央にある丸い粒の集合体です。水平に規則正しく枝を張るため、美しい自然な樹形を作ります。ベニバナヤマボウシは、ヤマボウシの園芸品種です。淡いピンク色の花(総苞片)が特徴で、日光が当たるとより濃い色になります。秋には赤い実がなり、紅葉も楽しめ、洋風のお庭にもよく合います。ベニバナヤマボウシの紅葉は、秋(11月頃)に葉が赤く色づきはじめます。自然交雑や選抜によっていくつかの代表的な園芸品種が流通しています。

ベニシダレモミジ(紅枝垂紅葉)とは、春から秋にかけて美しい紅紫色の葉をつけ、枝が滝のように下へ垂れ下がるヤマモミジの園芸品種です。庭木として高い人気を誇ります。春の芽吹きから秋の落葉まで、赤から紅紫色の葉を長く楽しめます。葉の切れ込みが深く、レースのように繊細で涼しげな見た目が特徴です。枝が横に広がりながら下垂するため、盆栽や鉢植え、お庭のアクセントとして立体感や動きを演出できます。:アカシダレモミジ(赤枝垂紅葉)とも呼ばれます。日当たりを好みますが、夏の強い直射日光に当たると葉焼けを起こすため、半日陰の場所が適しています。乾燥を嫌うため、湿り気のある土壌を好みます。特に鉢植えの場合は、水切れに注意が必要です。樹形を美しく保つためには、落葉期である12月〜2月頃に、混み合った枝や不要な徒長枝を根元から間引く剪定を行います。

オルレア・グランディフローラは、セリ科オルレア属の一年草(または短命な多年草)です。純白の繊細で美しい花を咲かせることから、別名「ホワイトレースフラワー」や「オルレア・ホワイトレース」とも呼ばれ、ガーデニングで非常に人気の高い植物です。春から初夏にかけて、小さな白い花が傘状に集まって咲きます。花序の外側にある花弁が特に大きく、深い切れ込みが入るのが大きな特徴です。細かく切れ込んだ繊細な葉を持ち、花がない時期でも美しい緑を楽しめます。約60cm〜100cmほどに育ち、花壇の中〜後段によく合います。主張しすぎない上品な白い花は、他のあらゆる花と調和します。特にバラ(ローズ)との相性が抜群で、バラの引き立て役として「イングリッシュガーデン」や「ホワイトガーデン」の定番花材となっています。また、切り花やブーケとしても人気です。

クルメツツジ(久留米躑躅)は、江戸時代後期に現在の福岡県久留米市で品種改良されたツツジの総称です。一般的なツツジよりやや小ぶりな花を枝先に密生させて一斉に咲かせ、株全体が鮮やかに彩られるのが大きな特徴です。クルメツツジの原種は、鹿児島県霧島山の山麓に自生するヤマツツジと、山頂に自生するミヤマキリシマとの自然交雑種に加えて、大隅半島および薩摩半島に自生するサタツツジと考えられています。ヤマツツジの花色は朱色、ミヤマキリシマの花色は紫色であるため、ヤマツツジとミヤマキリシマとの交雑種の花色は朱~赤紫~紫色と多彩です。サタツツジの花色は赤紫色が多いですが、朱色や紫色の個体もあります。これらの中から観賞性に優れた個体を選び、久留米つつじの交配親に用いたと考えられています。

バーガンディ・アイスバーグは、白バラの傑作「アイスバーグ」の枝変わり(突然変異)として生まれたバラの品種です。深みのある赤紫(バーガンディ)色のシックな花を咲かせ、元のアイスバーグが持つ強健さや四季咲き性を引き継いでいるため、初心者でも育てやすい品種として人気を集めています。: 花びらの裏側が少し白っぽく、淡いグラデーションがかっているのが特徴です。開花すると赤紫色の雄しべが顔をのぞかせ、重厚感とお洒落な雰囲気を楽しめます。: 枝がよく分岐してたくさんの花をつけますが、トゲが少なく、うどんこ病などの病気にも強いため、初心者にも適しています。: 房咲きになり、切り花としても長く楽しむことができます。 冬の休眠期に株全体のバランスを整え、樹高の1/2〜1/3程度を目安に切り戻すことで、春には美しい花を咲かせます。

ユッカは、北アメリカから中央アメリカにかけて自生するキジカクシ科(またはリュウゼツラン科)イトラン属の植物の総称です。上に向かって鋭く伸びるシャープな葉と、力強い太い幹が特徴です。成長力が旺盛で、生命力にあふれる姿からその名が付けられました。葉の先端にトゲがないため、室内でも安全に育てられます。乾燥に強く、水やりの頻度が少なくて済むため、初心者向けの観葉植物として人気です。: 鋭く上に向かって伸びる葉には「邪気を払う」効果があるとされ、金運や仕事運アップの縁起物とされています。また、「勇壮」「偉大」という花言葉を持ちます。近年では、庭や屋外スペースに砂漠のような景観を作る「ドライガーデン」のシンボルツリーとして、以下の品種も人気を集めています。日当たりの良い場所を好み、丈夫で育てやすいため、自宅のインテリアからオフィスのグリーン、贈り物としても非常に人気の高い植物です。

キリンソウは海岸から亜高山帯までの、岩場や乾燥しやすい草原に生える多肉質の植物です。春になると多数の茎がまっすぐに伸びて株立ちになり、高さ20~50cmになります。多肉質の葉は先のほうが広いへら形で、茎に多数つきます。5月に茎の先端に花茎を放射状に広げ、星形で径1cm弱の黄色い花を多数咲かせます。冬は地上部が枯れ、根元に新芽をのぞかせた状態で冬を越します。キリンソウは、系統によって高山植物のように栽培しないと失敗するものから、普通の宿根草のように育てられる丈夫な系統まであります。高山植物扱いするものは小型のタイプが多く、海岸近くに見られるような大型になるタイプには宿根草扱いでも育つ傾向があります。しかし、どちらのタイプか判断できないので、どの種類もまず高山植物扱いにして管理し、繁殖させて余分ができてから、宿根草のように育てたり、庭植えにしたりすることをおすすめします。
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