ba3ji3の植物園35
シクラメンは、サクラソウ科シクラメン属の多年草球根植物で、地中海沿岸が原産です。11月から4月頃の冬に開花し、赤、ピンク、白のほか、紫色やウェーブがかった八重咲きなど品種が豊富。寒さに比較的強いガーデンシクラメンもあり、冬の贈り物やガーデニングの代表格です。シクラメンは赤からピンク、白などの定番色に加え、黄色や紫の珍しい花色、花形では八重咲きや花弁にウェーブが入るロココ咲きなど、さらには香りをもつ品種まで、毎年次々と新品種が発表されています。八重咲き品種はタネがつきにくく、花もちがよいといった特徴があります。また、個性的な斑の入る緑葉のほかに、シルバーリーフあるいはプラチナリーフと呼ばれる銀葉があり、花とのコントラストが美しく、より気品高い印象を感じさせます。
マレーフトモモは、マレー半島やインドネシアなど東南アジアを原産とするフトモモ科の常緑高木です。熟すと縞状に赤くなる洋ナシ型の果実が特徴で、「マレーリンゴ」や「マウンテンアップル」とも呼ばれる、爽やかな甘みを持つトロピカルフルーツです。果肉は白く、少し硬めのシャキシャキとした食感で、梨のような食感と爽やかな風味が特徴。そのまま生食するほか、サラダやジャム、シロップ漬けにも加工されます。深紅色の美しい花を咲かせ、ハワイなどでは観賞用としても親しまれています。日本国内ではあまり一般的ではありませんが、果実の鮮やかさと芳香から、熱帯果樹として注目されています。赤い花弁と多数の長い赤い雄しべ(花糸)が特徴で、枝先だけでなく、幹に直接花が咲きます(幹生花)。花はブラシノキの花を短くしたようなたくさんの雄蘂が深紅色に見えます。
アメリカナデシコは、ナデシコ科の多年草または二年草で、5月~6月にかけて小さな花を半球状にまとめて咲かせるのが特徴です。花色は赤・白・ピンク・紫・複色と非常に豊富で、花びらにギザギザがあるのも特徴的です。
切り花やガーデニング、花壇の縁取りに広く利用されています。アメリカナデシコという名前は、アメリカから輸入され、子を撫でてめでるようなかわいい花であることから名付けられたと言われています。アメリカナデシコには「ヒゲナデシコ」「ビジョナデシコ」という和名が付けられています。「ヒゲナデシコ」の名前は、萼や苞葉がひげのように見えることから名付けられました。「ビジョナデシコ」の和名は、花が可憐で愛らしいことから「美女」を連想し、子を撫でて大切にしたくなる
花姿から「撫子」と名付けられたと考えられています
ニワナナカマドは、中国原産のバラ科ホザキナナカマド属の落葉低木です。梅雨の時期(6〜8月)に、穂状の白い小花をたくさん咲かせ、涼しげな雰囲気を持つことから庭木や公園樹として人気があります。別名「チンシバイ(珍珠梅)」とも呼ばれます。ふんわりとした綿のような花を咲かせます。ナナカマドに似た羽状複葉で、爽やかな緑色です。紅葉はあまりせず、そのまま落葉する傾向があります。花は穂のような花序になり、小さな白い小花をたくさんつけます。長く伸びる雄しべが特徴で、梅雨のころに咲きますが、夏以降にも断続的に花を咲かせます。葉は羽状複葉で小葉は7~11対、葉縁の鋸歯が目立ちます。樹形はブッシュ状に枝を伸ばし、自然と分枝します。
「ハナグルマ」は、主にツツジ科の園芸品種またはガーベラの和名として知られる植物です。ガーベラの和名としても「花車」が使われ、特に江戸時代から続く、細い花弁が風車のように見えるツツジ(モチツツジ系)が有名で、4〜6月に淡い紅紫色の花を咲かせます。モチツツジの変種で、花冠が深く5裂し、花弁が細長い「采咲き」という特徴的な姿をしています。その華やかな姿が日傘に似ていることから名付けられました。多くのツツジとは異なり、花びらが細長く別れ、まさに風車の形に見えます。モチツツジ
の園芸種で、モチツツジと同じく、ガク片や葉に葉粘着性の液が付きさわるとねばねばします。
クンシラン(君子蘭)は、春にオレンジ色などの豪華な花を咲かせる南アフリカ原産のヒガンバナ科の多年草です。名前の通り、高貴な姿と艶のある葉が特徴で、ラン科ではなく常緑の多年草ですが、古くからその気品ある姿が愛されてきました。クンシランは春に咲く豪華な花だけでなく、つややかな葉を一年中楽しめる多年草です。株の寿命が長いので、世代を超えて長年育て続けていく楽しみもあります。名前にランがついていますが、ラン科ではなくヒガンバナ科クリビア属の植物で、クリビア属は南アフリカに4種が知られています。もともと「クンシラン」はクリビア・ノビリスの和名ですが、現在ではクリビア・ミニアタ(ウケザキクンシラン)が一般にクンシランと呼ばれています。
ヒューケラは、鮮やかな色合いが特徴的なユキノシタのツボサンゴ属の多年草で、ツボサンゴという名前でも知られています。葉色が赤系、緑系、黄色系、シルバー系など豊富で、草姿もコンパクトにまとまり、ほとんど手もかからず日陰でもよく育つため、人気があるカラーリーフといえます。1年を通して草姿がほぼ変わらず、耐寒性もあるため花がない冬の時期でも庭に彩を与えてくれるでしょう。耐陰性もあるため、暗くなりがちなシェードガーデンにも重宝されます。日陰や半日陰などの少し暗くなってしまうような庭や、日当たりが悪いような場所でも栽培が可能で、暗くなりがちな日陰の庭を発色のよい色のヒューケラを使って庭を明るくしたり、寄せ植えに加えてほかの花を引き立てたりすることができます。品種も多いため、ヒューケラだけで異なる品種のものを組み合わせて寄せ植えにして楽しむこともできます。
ツルコザクラ(蔓小桜)は、ナデシコ科サポナリア属の多年草(宿根草)で、春にピンクや白の小さな5弁花を株一面に咲かせる這性の植物です。シバザクラに似たマット状に広がる性質を持ち、成長が早く、庭のグランドカバーやコンテナ栽培で人気があります。別名「ロックソープワート」とも呼ばれます。ヨーロッパの山岳地帯原産のツルコザクラ(蔓小桜)は、よく排水された土に適応し、短期間の干ばつを耐えることができます。この種は適度な湿気で繁茂し、水を溜めずに一貫した水やりを好みます。毎週の水やりは健康と活力を維持します。通常は屋外で育つツルコザクラ(蔓小桜)は、アルプス庭園で繁栄し、そこでは母国の生息地の排水と時折の雨量を模倣でき、岩庭や斜面などこの条件を模倣した場所に適しています。
キリシマツツジ(霧島躑躅)は、4月下旬から5月上旬にかけて、葉が見えなくなるほどの鮮やかな深紅色の小花を密集させて咲かせる、常緑低木のツツジの園芸品種です。江戸時代に薩摩(鹿児島)の霧島山周辺のツツジが選抜・普及し、現在では庭木や公園の植栽として親しまれる、日本の春を代表する花の一つです。キリシマツツジは霧島山が原産地とされ、江戸時代に盆栽用として霧島山から全国に広まったとされているツツジ科の植物ですが、現在、本市をはじめとした霧島山を取り囲む周辺地域では、原産地でありながらあまり目にすることができない貴重な植物となっています。このキリシマツツジは、花の見ごろが7~10日程度と短いですが、葉が見えなくなるほど密集して咲く深紅色の花びらが特徴的です。
キンギョソウは鮮明な色彩で色幅のバラエティに富み、春めいたにぎやかさを感じさせる花です。甘い香りを漂わせ、金魚を連想させる愛嬌のあるふっくらとした花形が特徴です。品種が多く、草丈1m以上の高性種、こんもり茂る小型種、そして中間のタイプがあり、切り花や花壇、鉢植えと幅広く利用されています。一重咲き、八重咲きのほか、花が杯状に大きく開くペンステモン咲きの品種もあり、まったく違った印象を受けます。本来は5月ごろが開花の盛期なのですが、さまざまな品種が育成され、短日でも咲くもの、長日条件で咲くものなどがあり、ほぼ周年咲かせることが可能です。また、多年草ですが、高温多湿の蒸れに弱いことから、一年草扱いにすることがほとんどです。一代雑種(F1品種)が多く育成されているため、成長、開花が早く、タネから容易に育てられます。
ビバーナム・スノーボールは、春から初夏にかけてアジサイに似た手毬状の白い花を咲かせる落葉低木です。ライムグリーンから純白へと花色が変化する様子が美しく、切り花や庭木として非常に人気があります。病害虫に強く、初心者でも育てやすい丈夫な植物です。その名の通り、アジサイに似た手毬状の花が枝いっぱいにたわわに実る姿は圧巻。非常に強健で育てやすく、白を基調としたホワイトガーデンはもちろん、どんな花色とも調和するため、お庭の主役としても名脇役としても重宝されます。また、春の花だけでなく秋の深まるような紅葉も見応えがあり、一年を通して四季の移ろいを感じさせてくれる人気の庭木です。ビバーナム・スノーボールと同じ時期に咲く落葉低木のオオデマリ。花だけを見ると、両者はとてもよく似ています。ビバーナム・スノーボールは、カエデの葉のような葉をしていますが、オオデマリの葉は、楕円形でギザギザした形をしています。
キバナフジ(黄花藤)は、5月頃に鮮やかな黄色の花がチェーンのように垂れ下がって咲く、マメ科キングサリ属の落葉小高木です。別名「キングサリ(金鎖)」とも呼ばれ、ヨーロッパ南部原産の庭木・花木として知られています。藤(フジ)とは異なる属ですが、花姿が似ているためこの名がつきました。キフジ(黄藤)、キバナフジ(黄花藤)などとよくいわれ、フジの花色違いと思われがちですが、キングサリはフジとは別種の花木です。フジはマメ科フジ属で学名はウィステリア・フロリバンダ。キングサリはマメ科キングサリ属で、学名はラバーナム・アナギロイデス。欧米では学名を略してラバーナムとよく呼ばれています。
ラナンキュラス・ゴールドコインは、春から初夏にかけて輝くような黄色い八重の小花を咲かせる、耐寒性のある丈夫な宿根草です。一般的なラナンキュラスとは異なり、ランナー(匍匐枝)で地面を這うように広がるため、グランドカバーや寄せ植えのアクセントとして人気があります。一般的なラナンキュラスは球根植物ですが、ラナンキュラス・ゴールドコインは、キンポウゲ科の宿根草。4月~5月に小さな黄色い花が無数に開花し、地面一面が黄色のカーペットのような状態になります。花は親指の爪くらいのとてもかわいいサイズ。ゴールドコインは八重咲き、一重咲きはゴールドカップという名で流通しています。とても丈夫で植えっぱなしで特別な手入れは必要なく、どんどんランナーを出しながら広がります。隣の植物との間隔は十分にとって植え付けるのがポイントです。
シレネスロスククリは、ナデシコ科マンテマ属(シレネ属)の多年草です。かつてはリクニス属に分類されていたため、リクニス・フロスククリの名前でも親しまれています。5枚の花弁がそれぞれ4つに細かく裂けており、ダイナミックで少しワイルドな、可愛らしいピンクの花を咲かせます。ヨーロッパ原産で、耐寒性・耐暑性に優れる強健な宿根草です。野趣あふれる風情が魅力で、ガーデニングでは花壇のアクセントとして人気があります。カッコウが鳴く時期に花が咲く事からの学名のフロスククリがそのまま、和名に反映されました。五枚花弁が、それぞれに四裂していることからダイナミックな花姿から、可愛いの形容詞よりカッコいいの方が近い表現になります。
シロバナムラサキツユクサは、北米原産の多年草「ムラサキツユクサ」の白花品種です。5〜7月頃、3弁の白い花を咲かせ、雄しべの黄色や青色とのコントラストが美しく、強健で育てやすいのが特徴です。ツユクサ科ムラサキツユクサ属(常緑または半常緑多年草)で、3枚の花弁を持つ白い花です。稀に花弁に薄く青色が乗る場合もあります。よく似た白い花を咲かせる「トキワツユクサ(ノハカタカラクサ)」は別種で、常緑で葉が小さく、より繁殖力が強いです。園芸用として花壇に植えられるほか、野生化して自生していることもあります。白色の花のムラサキツユクサであり、シロバナムラサキツユクサと呼ばれています。その名前は「丸い三角形」に似ていて、何か腑に落ちない。白色の花のツユクサはシロバナツユクサと呼ばれています。
センダイハギは、本州中部以北から、朝鮮半島、中国、シベリア、北アメリカ北部まで広い地域に自生する植物です。海岸に近い砂地では、ときに大群落を形成することがあります。宮城県仙台市以北で目立ち、名前は「仙台萩(千代萩、先代萩)」の意味です。これは、仙台藩の伊達騒動を題材にした歌舞伎「伽羅先代萩」に由来するといわれています。キバナセンダイハギと呼ばれることもありますが、これは別属のムラサキセンダイハギと区別しやすいように使われている呼び名です。花色は鮮やかな黄色で、春の花壇を明るく彩り、萩というよりはルピナスによく似た花を咲かせます。草姿はすらりとし、ラッセルルピナスのように花が密生しないので、やさしい自然な雰囲気が感じられます。鉢植えではコンパクトに育ち、草丈30cmくらいで花が咲きます。ルピナスと異なり、長い地下茎を伸ばして広がります。このため、荒れ地の緑化にも利用されます。
黄金マサキ 新芽が鮮やかな黄金色の美しい樹木です。寄せ植えや列植もでき、生長もおそく、あまり徒長して枝が伸ばずメンテナンスも楽です。生垣や庭園に利用され、今後は街路樹としても期待されます。黄金マサキとキンマサキの主な違いは葉の色の出方です。黄金マサキは「新芽が全体的に黄色く染まる」のに対し、キンマサキは「深緑色の葉の中央に黄色の斑(模様)が入る」のが特徴です。黄金マサキの最終的な樹高は通常2〜4m、環境によっては5m〜6m程度に達する常緑小高木です。春の黄色い新芽が美しく、刈り込みにも強く、好みの高さに維持できます。明るい色目の葉は洋風の建物に良く合います。特に新芽は、菜の花のような明るい黄色になります。低く刈り込んで縁取りまた高くして目隠しにも最適です。緑一色の生垣では、物足りない方におすすめです。
ホスタ・ゴールデンティアラは、緑色の葉に鮮やかな黄色の覆輪(縁取り)が入る、ハート型の葉が可愛らしい小型〜中型の宿根草(ギボウシ)です。丈夫で生育が早く、こんもりと密に茂るため、日陰のグランドカバーやシェードガーデン、鉢植えの引き立て役として非常に人気があります。春は黄緑〜黄色、夏にかけて明るい緑に変化し、秋まで美しい斑入り葉を楽しめます。小型〜中型(高さ30〜40cm、幅60〜80cm程度)で、纏まりが良く、初夏〜盛夏にラベンダー色(薄紫色)の可愛らしい花を多数咲かせます。庭の雰囲気を明るくしたい、日陰のスペースをオシャレにカバーしたい場合に適した、非常に優良な品種です。
クレマチス・ドクターラッペルは、淡いピンク地に濃い桃紫色の筋が入る、華やかで大輪を咲かせるパテンス系(早咲き大輪系)の代表的な品種です。丈夫で四季咲き性が強く、初心者でも育てやすいロングセラーの品種として知られています。ピンク色に濃いピンクの筋が入るとっても華やかな花色で、古くからあるパテンス系の品種です。丈夫で育てやすい事から、開花した鉢花で出回ることが多いです。「ドクターラッペル」の名前の由来は、植物に関する膨大な知識をもっていたアルゼンチンの医師ゴメス・ラッペル博士が趣味で育種、集めていたクレマチスをイギリスへ贈ったことから、それをもとにした品種とされています。蕊(しべ)がクリーム色~ゴールドで、花弁(正確には萼)と併せて輝くような華やかさがあります。花径が15~20cmの大輪で、鮮やかなピンク色が特徴ですが、気温や環境によっては紫寄りの色合いになる事もあります。
シジギウム・ブクシフォリアは、フトモモ科に属する常緑低木で、オーストラリア原産の人気植物です。葉は小さくて艶があり、丸い形をした葉が密に付き、ぷりぷりとした可愛らしさが特徴です。枝先や新芽は、赤みを帯びることがあり、季節ごとに印象の違う姿を楽しめる点も魅力です。樹高は1~2m程度で収まりやすく、コンパクトなので庭木や鉢植え、観葉植物としても人気があります。初夏には白くふわふわとしたワタ状の花が咲き、夏から秋にかけて小さな赤い実が付き、秋から冬に黒紫色へ変化します。実は食用可能ですが、あくまで観賞用として楽しまれることが多いです。葉が密集して目隠しや生垣、シンボルツリーにも利用されることが多く、明るい葉色は和風・洋風どちらの住宅にも合います。新芽の赤色、四季を通じての緑、花や実の観賞価値、丈夫さと育てやすさを兼ね備えた、庭木や生垣、シンボルツリーとしておすすめのオージープランツです。
スカビオサの和名はマツムシソウ(松虫草)です。高原のお花畑を彩るさわやかな花で、昆虫のマツムシが鳴くころに咲くのでこの名がつけられています。ユニークな花形とソフトな色合いが魅力で、風に揺れて群れ咲く様子には、自然な風情が感じられます。古くから俳句にも詠まれ、秋の季語ともなっています。小花が集まって大きな頭状花を形づくり、外側の花弁が大きく広がるのが特徴です。この仲間、スカビオサ属には80種以上があります。花壇や切り花に多く利用されているのは、花が盛り上がるように咲くS・アトロプルプレア(セイヨウマツムシソウ)と、大輪で花弁の広い優雅な花をつけるS・コーカシカ(コーカサスマツムシソウ)です。アトロプルプレアは園芸品種が多く、花色も豊富です。鉢物では、S・コンバリアなどをもとにいくつもの品種が育成されています。ほとんどがブルー系の花色で、草丈は10~30cmくらい。四季咲き性が強く、次々と長い間咲き続けます。
アケボノフウロ(曙風露)は、ヨーロッパからアジア西部に自生するフウロソウ科の多年草です。鮮やかな濃いピンク色の花を咲かせ、グランドカバーやロックガーデンによく利用される、強健で育てやすい園芸品種です。初夏から夏にかけて、直径3~4cm程度のマゼンタピンク(淡紫紅色)の5弁花を咲かせます。草丈20~40cm程度で、地面を這うようにこんもりと広がり、グランドカバーに適しています。掌状に深く裂け、細かい毛が生えた灰緑色の葉が特徴です。
耐寒性・耐暑性があり、日当たりと水はけの良い場所を好みます。ハクサンフウロなどの日本在来種と似ていますが、より花色が濃く、庭の彩りとして人気が高い植物です。
ヒイラギは、福島県以南の本州、四国、九州、及び沖縄に分布するモクセイ科モクセイ属の常緑樹で、山地の林内に自生し、庭木としても垣根などに使われます。混同されやすいが、クリスマスの飾りに使うのはモチノキ科のセイヨウヒイラギであり、本種とは異なります。ヒイラギという名前は、葉が肌に刺さったときの痛痒さを、「疼く(ひひらぐ)」と表現した古語に由来し、「柊」は中国の漢字ではなく日本製の国字で、「疼」にちなむか開花時期を示すものと思われます。成葉は肉厚で光沢があり、縁には2~5対の鋭いトゲがあります。裏面は黄緑色で油点と呼ばれる小さな緑色の点々が見られ、火にくべるとパチパチと音が鳴ります。節分にヒイラギの枝葉を玄関に挿したり、玄関脇や鬼門に植えたりするのは、葉のトゲが鬼の眼を突くことで邪鬼を払い、厄難を追い出すと考えられてきたためです。これは宮中で行われていた「鬼やらい(追儺)」という儀式に由来しています。
オプンチアは、平たく丸い茎節が連なる独特の姿から「ウチワサボテン」とも呼ばれる多肉植物です。北アメリカ〜中南米の乾燥地帯に自生し、乾燥や直射日光に強い性質を持ちます。鋭いトゲと微細なグロキディアで身を守り、一部の品種は果実を食用として楽しめるのも特徴です。初心者にも育てやすく、観賞用としても人気があります。オプンチアは、サボテン科の中でも特に種類が豊富なグループで、世界中に200種以上が分布しているといわれています。見た目やトゲの付き方、茎節のサイズや色などにバリエーションがあり、観賞用としても人気の高い多肉植物です。オプンチアの一部の品種では受粉後に果実を形成することもあり、実は食用として利用されるケースも珍しくありません。とくにメキシコでは、果実を「トゥナ」、若い茎節を「ノパル」と呼び、古くから食材として親しまれてきました。丈夫で乾燥に強いオプンチアは、比較的育てやすいサボテンとして多くの人に親しまれています。
コンフリーは、ヨーロッパ~シベリア西部・小アジアに分布する、毎年育つ多年草です。日本には明治時代に入ってきて、観賞用に栽培されていました。葉にビタミンB12やタンパク質を多く含み、1970年代には健康食品として扱われていた時期もあります。庭先に植えておき必要なときに採って、天ぷらなどにして食べた方もおられるのではないでしょうか。主に肝機能障害を起こす弱い毒性があることがわかり、現在は摂取を控えるように厚生労働省から通達が出ています。葉は先端のとがった長楕円形で表面には細かめに葉脈が入ります。四方八方に広がり、株全体の幅は60cmほどになります。茎や葉は粗めの白毛に覆われます。初夏~夏にかけて茎の先端に小さなベル状の花を下向きにまとめて咲かせます。花色は白、紫、ピンクなどです。
セラスチウムはナデシコ科ミミナグサ属に分類され、南ヨーロッパを中心に生息する常緑多年草です。高温多湿の日本では夏越しが難しいため、1年草として扱われることが多いです。セラスチウムは明治時代に渡来したと伝わり、葉は細かい毛で覆われてネズミの耳に似ていることから和名では「シロミミナグサ(白耳菜草)」と呼ばれています。また、英名では「スノーインサマー」とも呼ばれ、一面に白い花が咲く姿が夏の時期に雪が降ったようであることから名付けられました。セラスチウムは4~6月にかけて白色の花をたくさん咲かせ、葉は銀葉のためシルバーリーフとして人気があります。あたり一面に銀色のカーペットが広がったように見えることから「シルバーカーペット」とも呼ばれ、グランドカバーやロックガーデンに利用されることが多いです。白色で可憐な花姿のセラスチウムは、繁殖力が旺盛で数多くの花を咲かせます。寒さに強い性質があるため、日本の涼しい地域でも育つ丈夫な植物です。
タイム・ロンギカウリスは、地面を這うように広がるほふく性(クリーピング)のタイムの一種です。春から初夏にかけてローズピンクの小花を一面に咲かせ、カーペット状のグランドカバーや雑草除けとして非常に人気があります。乾燥や暑さ、寒さに強く、常緑で維持しやすいのが特徴です。生育が早く、緻密に地面を覆うため、雑草対策として最適です。4月から6月頃にピンク色の小花を株いっぱいに咲かせます。乾燥や暑さに強く、日本の夏も越しやすい丈夫な品種です。葉に爽やかな香りがあり、ハーブとしても楽しめますが、主に観賞用として扱われます。冬でも葉が残るため、一年を通して緑を楽しめます。日当たりと風通しが良く、水はけの良い土壌を好みます。クリーピングタイムの一種として、石畳の隙間や花壇の縁取りなど、庭の景観を美しく保つのに非常に有用な植物です。
イキシアは針金のように細くしなやかな茎に、優美な花がびっしりと咲き、明るく華やいだ印象の花です。花は夜間や雨天には閉じていて、日中は大きく開きます。中心部がブロッチのように濃色になるものも多く、これがチャームポイントとなって花が開くとよく目立ちます。イキシア属には南アフリカに40~50種ほどの原種があり、自然交雑種もあるといわれ、園芸品種は50以上も育成されています。多くは下から順に咲き、一重咲きのものがほとんどです。カラフルで花の大きさもさまざまで、香りの強いものもあります。きゃしゃな感じがしますが、性質は強く、フリージアや春咲きグラジオラスなどと同様、冬の寒さに注意すれば育てやすく、球根もよくふえます。単色あるいはミックスで利用してもよく、群生させると見事です。コンテナの寄せ植えでは、すらりとした草姿と草丈の高さを生かし、丈の低いこんもり茂るものと組み合わせるとよいでしょう。
ラベンダーデンタータはスペイン、北アフリカなどの地中海沿岸原産で、シソ科ラベンダー属(ラヴァンドラ属)の半耐寒性常緑小低木です。茎には4陵があり、地際から良く分枝します。葉色は灰緑色で対生します。春に、穂状花序を伸ばし薄紫色の小花を輪生に7,8段咲かせます。花は漏斗状で先端が5裂します。苞も紫色で長く持ちます。全草に芳香があります。用途は、庭植えや花壇、鉢植え、花材、ハーブ、ドライフラワーです。ラベンダーはサルビアとよく似ていて見分け難いです。ラベンダーは,食用とされますが、サルビアは食用となりません。ラベンダーデンタータは、別名「フレンチラベンダー」や「フリンジラベンダー」とも呼ばれ、同様にフレンチラベンダーと呼ばれるストエカス種と比較して四季咲き性があり春と秋に2度咲き(もしくは疎らに咲く)します。
シロバナアケボノフウロは、ヨーロッパ原産の多年草であるフウロソウの仲間です。暑さに強い品種群(サンギネウム系)の白花品種で、初夏から秋にかけて純白の花を次々と咲かせます。ゲラニウム(フウロソウ)属の中でも非常に花立ちが良く、鮮やかな緑色の切れ込みが入った葉とのコントラストが美しいです。日本の自生種は高山植物が多く栽培が難しいものもありますが、本種は平地でも育てやすいのが大きな魅力です。学名のゲラニウム・サンギネウムの変種('アルバム')として扱われることが多く、園芸店では「白花アケボノフウロ」や「ゲラニウム・サンギネウム・アルバム」の名前で流通しています。高温多湿がやや苦手なため、夏の厳しい地域では風通しの良い半日陰で管理すると夏越ししやすくなります。草丈が低く横に広がる性質があるため、花壇の縁取りやグランドカバーに適しています。
ウケザキクンシラン(受咲君子蘭)は、南アフリカ原産のヒガンバナ科クンシラン属の常緑多年草です。一般に「クンシラン(君子蘭)」として流通・栽培されている植物のほとんどが本種にあたり、ランの仲間ではありませんが、気品ある美しい花と艶やかな葉で人気があります。春(3〜4月頃)になると、葉の間から太い花茎を伸ばし、上向きにラッパ状の鮮やかなオレンジ色の花を咲かせます(本来の「クンシラン」は花が下向きに咲きます)。また、肉厚で光沢のある深い緑色の葉は、花が咲かない時期でも観葉植物として美しい姿を楽しめます。明るい日陰を好むため、年間を通して直射日光の当たらない風通しの良い室内や軒下で育てるのが適しています。また、冬にはしっかりと寒さ(10度前後)に当てないと春に花が咲きにくくなる性質があります。:
「誠実」「貴い」「情け深い」といった花言葉がつけられています。
オルラヤは、春から初夏にかけてレース編みのような純白の美しい花を咲かせるセリ科の植物です。繊細な見た目に反して非常に丈夫で、ナチュラルガーデンの定番として人気があり、切り花やバラの引き立て役としても活躍します。小さな白い花が集まって咲き、外側の花弁が特に大きく深く切れ込みが入るのが特徴です。春〜初夏(4月〜7月頃)に開花し、草丈は50cm〜80cmほどに成長します。耐寒性が高く、こぼれダネで毎年増えるほど強健です。どのような花色とも調和するため花壇の背景に最適で、開花期が重なるバラの株元に植えるのも定番の楽しみ方です。本来は多年草ですが、日本の高温多湿な夏の暑さには弱いため、暖地では秋まきの一年草として扱われることが一般的です。オルラヤの花言葉は「純潔」や「優雅」です。その清楚な佇まいから、ウェディングブーケなどにもよく用いられます。
シャガは、春から初夏にかけて白や薄紫色の花を咲かせるアヤメ科の常緑多年草です。日陰でも育つ生命力の強さから、庭のグランドカバーとしてよく利用されます。日本の里山などにも古くから自生していますが、室町時代に中国から持ち込まれたとされています。葉はツヤのある剣状で、斜め上に向かって扇状に広がります。白っぽい花びらに、鮮やかな青紫や黄色の斑点が入るのが特徴です。1つの花は一日でしぼんでしまいますが、次々と新しい花を咲かせるため、4月〜5月の開花シーズン中は長く楽しめます。染色体が3組ある「3倍体」であるため、日本のシャガは種(タネ)を作りません。その代わり、地下茎を長く伸ばしてどんどん増えていき、大きな群落を作ります。シャガには「反抗」「友人が多い」という花言葉があります。非常に繁殖力が旺盛なため、放置すると他の植物を覆い尽くしてしまうほど増えることがあります。
クレマチス ザ・プレジデントは、濃い紫色の大きな花を咲かせるイギリス生まれの非常に人気の高いクレマチス(キンポウゲ科)の品種です。病気に強く、春から秋にかけて繰り返し花を咲かせる強健種として知られています。春の開花後、伸びたツルを切り戻すことで初夏や秋にも花を咲かせやすく、ガーデニング初心者でも育てやすい品種です。 剣弁(花びらの先が尖った形)で、6~8枚の美しい花弁を持ちます。早咲き大輪の一重咲きで濃紫の花は、切り花によく用いられています。耐寒性・耐暑性ともに強く、病害虫も少ないため、育てやすい品種です。クレマチスは、つる性の多年草です。原種で300種類という豊富な多様性を持ち、様々な花色・サイズ・形が存在するので、お庭の景観や場所、用途に合った品種を選ぶこともできます。ツル性の性質を活かし、他の植物やフェンス、支柱や建物に絡ませて育てたりと、様々な形で空間を彩ることもできます。
マーガレット「ソレミオ」は、タンポポのような可愛らしいアネモネ咲きが特徴のキク科の多年草です。一般的な品種よりも花弁にボリュームがあり、ホワイトから優しいクリームイエローの美しいグラデーションが人気を集める園芸品種です。中心部がこんもりと盛り上がり、周りを花びらが囲むアネモネ咲きで、従来の品種に比べて連続開花性に優れ、春を中心に長い期間花を楽しむことができます。ソレミオは、PWという会社が育成した品種です。従来のマーガレットよりもよく枝分かれし、連続開花性がアップしており、1株でもいっぱいに花を咲かせる、魅力あふれる品種です。花姿に特徴があり、タンポポのようなアネモネ咲きが人気です。他のマーガレットよりも少し高く、ボリュームのある花姿が楽しめます。四季咲き性があり、咲き終わった花を切り取ってあげると、次々と花が咲き続けます。
シラー・ペルビアナは、地中海沿岸原産のキジカクシ科の多年草(球根植物)です。和名では「オオツルボ(大蔓穂)」とも呼ばれます。初夏に星型の小花がドーム状に密集して咲く、鮮やかな青紫色の花が特徴です。4月〜5月頃、長い花茎の先に数十輪の青紫(または白)の花をピラミッドや王冠のように咲かせます。秋に葉を茂らせて生長し、初夏に開花した後、梅雨〜夏にかけては地上部が枯れて休眠します。水はけの良い土壌と日当たりを好みます。乾燥気味に管理するのがコツです。花言葉は「辛抱強さ」「多感な心」「変わらない愛」です。栽培はとても簡単です。放って置くくらいの方が年々大きくなります。満開時には鮮やかなブルーに映える黄色い沢山のお星さまをご堪能下さい。地植えが一番成長しますが、5年程度したらいつの間にか消えてしまった事があります。シラーの中でも球根が大きく花茎を長く伸ばして先端にたくさんの花を咲かせ、ピラミッドのような形を形成します。
ロサ・グラウカは、ヨーロッパ原産の野生のバラです。最大の特徴である「シルバーがかった銅葉」と、初夏に咲く淡いピンクの小花、そして秋に鈴なりになる赤い実で、年間を通して高い観賞価値を持ちます。春はブロンズ色、夏は青みがかったシルバーグレー、秋は再びブロンズ色へと葉色が変化します。初夏に、中心が白く抜けた淡いピンク色の一重咲きの小花をたくさん咲かせます。花後には赤い実がなり、切り枝としては「スズバラ」の名前でフラワーアレンジメントなどに流通します。病気に強く、耐寒性・耐暑性に優れているため、初心者でも比較的育てやすいバラです。日当たりと風通しの良い場所を好みます。他のバラのように強剪定をする必要はなく、冬の休眠期に枯れた枝や混み合った枝を整理する程度で自然な樹形を楽しめます。:茎にはトゲが少なく、扱いやすいのもガーデニングで人気の理由です。花・葉・実のすべてが美しく、自然風の庭づくりによく用いられる魅力的な品種です。
ナスタチウムは、ペルーなど中南米を原産とするノウゼンハレン科のハーブです。丸い可愛らしい葉と、鮮やかな黄色やオレンジ色の花を咲かせます。日本では和名で「金蓮花(キンレンカ)」とも呼ばれます。花や葉はすべて食べられ、ワサビやクレソンに似たピリッとした辛味と酸味が特徴です。サラダの彩りやサンドイッチのアクセントによく使われます。ビタミンCや鉄分を多く含んでいます。害虫を遠ざける成分(グルコシノレート)を持っているため、野菜の近くに植えると虫除けの役割を果たします。ハーブとして葉や花をサラダ、パスタのトッピング、肉料理の付け合わせに利用します。育てやすく春から秋にかけて長く花を楽しめるため、鉢植えやハンギングバスケット、庭の彩りとして人気があります。食べる目的で栽培・利用する場合は、農薬の心配がない「食用(エディブルフラワー)用」として販売されている苗や種を選ぶようにしましょう。
ベニバナトチノキは、ヨーロッパ産のセイヨウトチノキと北アメリカ産のアカバナアメリカトチノキを交配して作出された園芸品種です。トチノキに似た葉にピンク色の花を咲かせますが、どちらもトチノキに比べると小ぶりになります。日本に渡来したのは大正時代末期で、公園や植物園などで稀に植栽されるのみで街路や公園には少ないです。ベニバナトチノキの開花は5~6月で、枝先に長さ10~20センチの大きなソフトクリーム状の花序を出し、淡い紅色または朱色の混じったピンクの花を咲かせます。「ベニバナ」とはいうもののピンク色であることが多く、母種のアカバナアメリカトチノキのような真っ赤にはならなりません。ちなみにもう一方の親であるマロニエは、白色の花にわずかな赤みが入っています。花は直径2センチほどで、先端が細く尖る雌しべ(花柱)1本と、先端に黄褐色の葯がある雄しべ7本があります。葉は掌状に裂けているようにも見えますが、5~7枚の小葉の集りで、枝から対になって生じ、表面はシワシワになり、縁にはトチノキよりも複雑なギザギザがあります。
レンゲツツジは、初夏に鮮やかな朱色や黄色の大きな花を咲かせるツツジ科の落葉低木です。枝先に輪生する花の様子がハスの花(蓮華)に似ていることが名前の由来です。ツツジの中では最大級の大きさで、一重咲きや八重咲きがあります。日当たりの良い高原や湿原に自生し、しばしば大群落を作ります。群馬県の県花や、各地の市の花としても親しまれています。花、葉、根、蜜のすべてに強い神経毒(グラヤノトキシンなどのジテルペン)を含みます。誤って食べると嘔吐や痙攣、呼吸困難を引き起こすため注意が必要です。:
家畜がこの毒を本能的に避けて食べないため、かつての放牧地などでレンゲツツジだけが残り、美しい群生が形成されることがあります。美しい景観を作り出す一方で毒を持つため、ハイキングなどで見かけても口に入れないよう気をつけてください。