温泉三昧16

 

 

黒沢温泉は、山形県山形市にある温泉です。山形盆地を流れる須川に沿った、蔵王連峰を間近で望める閑静な場所の位置し、保養温泉として地元の人々にはもちろんのこと、観光客にも親しまれています。山形の黒沢温泉の歴史は比較的新しく、1972年に、ボーリングを実施して開湯しました。浴室は五階にあります。外の景色がよく見えます。小さいながらも露天風呂もあり、屋根があるので雨の日にも入れます。無色透明の湯ながら、とても温まる感じがしました。

 

山形市内の国道13号線沿いにある臥龍温泉は、一見するとその容姿にたじろぐのですが、好奇心旺盛な私には突撃せずにはいられない温泉なのです。そこは住人のいるアパートでした。そのアパートと一階部分で結合したように、温泉施設が繋がっていました。中に入ってみると、そこはいわゆる昔の銭湯のような雰囲気で、人々の生活感が漂うような日常感いっぱいのスポットなのです。薄暗がりの案外狭い浴室にあるお風呂は、中くらいの大きさの木枠の湯船が空間のほとんどを占めており、そこに勢い良くお湯が注がれ、湯船からサワサワとあふれ出しておりました。お湯は無色透明で、肌をこするとかなりスベスベし、湯船内は流れがあって、浸かるととても気持ちが良いのです。

 

山形駅に最も近い天然温泉「飯田温泉」は、山大病院から東の方にクネクネ行った住宅街に飯田温泉があります。住宅街の中に突然現れる鄙びた雰囲気の一軒宿です。近づくと屋根の上に刺さった大きな「飯田温泉」の看板が見えてきます。非加水・非加熱の自家源泉掛け流し天然温泉で、24時間営業なので早朝でも深夜でもお風呂に入れます。宿泊者だけでなく温浴施設のみの日帰り利用もできます。大きな窓から外が見えるシンプルな浴室は、4~5人はいれる大きさの浴槽があり、浴槽右端の窓側に取り付けられた湯口からは源泉が絶え間なく供給され、湯船を満たしたお湯は浴槽の両側の縁からしっかりとオーバーフローしてゆきます。その流路となっている床の一部は泉質の影響により、橙色に染まっていました。気泡を多く含む源泉のようでして、湯口から湯船右側の縁にかけて、湯船のお湯は多くの気泡でうっすら白く濁っており、その湯船に浸かってみると肌にもうっすらと気泡が付着しました。全体的にはやや赤みを帯びた貝汁濁りであり、金気の味と匂いがはっきりと、そして芒硝感もしっかりと伝わってきました。更には微かにタマゴ的な味や匂いも感じられます。

 

山形市内にあるスーパー銭湯で、温泉では無く全館ナノ水を使った沸かし湯です。洗い場のカランにもシャワーにも温度調節機構は無く、一定の温水が出る仕組みでした。内湯は、中央に大きな湯船を4分割して使い、電気風呂,ジェット水流,水風呂が配置されています。他に小さな湯船が2つあり、一つは高濃度炭酸泉にしてあります。上からの湯出口は使用しておらず、湯船の底から炭酸泉を噴き出しています。もう一つは、ジェット水流の寝湯です。露天風呂は、ゲルマニウム風呂と称していました。湯出口の直下に、ゲルマニウム鉱石,トルマリン石と天王石をブレンド混入した網篭が置いてあり、その中を通すことで効能が得られるとのことです。隣の寝湯に繋がっていて、寝湯はツボ押し石が埋め込まれていました。一番奥に打たせ湯のような設備がありましたが、湯の落下は無く、動作させるボタンも見当たりませんでした。

 

山形市の漆山から寒河江方面へ県道を走っていてまもなく中野地区に入ろうかというときに、右手田んぼの中に「古湯の秘湯」という文字が見えてきます。平成9年の4月にできた総合福祉施設「いきいきの郷」の施設内にある温泉です。成安温泉の源泉名「古湯の秘湯」の由来は、地下約1400mからくみ上げた古代湯からきています。浴室は、L字型の浴槽が石のタイル張りで十分な広さがあります。今は使われていないようですがジャグジーやジェット水流らしい名残もありました。お湯は無色透明で温泉自体の匂いは感じません。非常にうっすらと消毒の塩素臭はありますが、故意に嗅がなければ気になりません。高濃度にしてはベタベタした感じもないさっぱりしたお湯です。湯温は41℃と低めですが、成分のおかげか湯上り後もポカポカが続きました。外には石組の露天風呂があります。内湯に比べて小さいですが、頭上には屋根付きなので雨や雪でも問題ありません。

 

山形市総合福祉センター「かすみが温泉」は、福祉センターの中にある公営の日帰り温泉です。山形駅から徒歩10分程度で行ける近さと料金の安さが特徴です。霞城公園もすぐ近くです。福祉センター内なので温泉施設といった雰囲気はありません。ここは一見住宅街の中にある地味な複合公共施設のように見えます。実際に入り口にある看板の表記も温泉もあくまでも「おまけ」のような感じです。それにしても市の公共施設に温泉が併設されているというのは全国的に見ても珍しいのではないですね。正面入口より裏口の方が温泉場所に近く便利です。建物は公共施設らしく大きく、広いロビーの奥の方に受付があり、券売機でチケットを買い入場します。浴室は10人以上入れる大きめの浴槽が一つあります。お湯は無色透明、特徴は特に感じられませんでしたが、適温でよく温まれました。

 

山形市内の渋滞から1Km程外れると、田んぼの中に大きな温泉施設があります。沼木温泉辻が花は、田園地帯に2010年9月にオープン。本格的な和風作りの建物です。天井の高い洗い場つきの大浴場は、大理石でこしらえた内湯があり10人サイズと8人サイズの浴槽があります。それぞれ温度が普通と熱めになっています。サウナと水風呂もあり、そこそこ広めの浴室です。屋根付きの露天風呂は8人サイズの横長の浴槽があります。お湯はほぼ透明でやや黄色っぽく、舐めるとかなりしょっぱいです。香りはほとんど感じませんが、よく嗅ぐと塩素臭があります。肌触りは中性の感触で、カルシウムが多いためか少しキシキシとグリップするような温泉は、加温、加水、循環で使用されています。

 

山形市郊外にある多目的ホール「ビッグウィング」の近所に、良質な温泉を掛け流している旅館があります・ビッグウィング前の表通りにはその温泉施設の看板が立っているので、それに従って路地へと入っていくと、ラーメン屋さんと棟続きになっている「旅館安部」の玄関は、路地の裏手にひっそりと佇んでいました。庭先には源泉と思しき小屋があり、そこには「地下800m(花崗岩)より湧き出る源泉50℃」と書かれています。浴室は男女別の内湯が一室ずつで露天風呂はありません。ゴツゴツした大きな岩が配置されている雄々しい岩風呂は、大きな窓に面しているため照明をつけなくても明るく開放的です。石の樋の湯口には硫酸塩の白いトゲトゲ析出がびっしりと付着しており、そこから大量の源泉がドボドボと音をたてながら浴槽へと注がれ、湯船の奥の方にある踏み込みからふんだんにオーバーフローしてゆきます。湯船のお湯はいくらか黄緑色っぽい黄土色に濁り、その濁り具合は底が霞んで見える程です。庭先で見た小屋が源泉井ですから、源泉井から浴室までは10~20メートル程度しか離れていないわけで、その上湧出量も豊富ですから、湯船のお湯の鮮度は極めて抜群です。

 

蔵王温泉へ向かう途中、一寸脇道にそれた所に「うわの温泉」が有ります。この温泉は市内の会社が使用していた付近を掘削して、地下800mで掘り当てました。当初無料開放していましたが、その泉質・自然環境を背景に日帰り温泉施設に衣替えをしました。目の前に広がるブナの原生林を望む浴槽は半露天風呂で、少し小ぶりの子供用と二つあります。毎分100ℓの湯が掛け流しになっています。お湯はちょっぴり笹濁りでとろりとした肌触りでした。

 

蔵王温泉「源七露天の湯」は蔵王山の西北、標高900mに位置し、スキー場と樹氷で知られている蔵王温泉の中にあります。蔵王温泉は、西暦110年景行天皇の代に日本武尊の東征に従った吉備多賀由により発見されたという伝説が残っています。江戸時代から大衆の湯治場として栄えてきた蔵王温泉に、1998年にオープンした公共の露天風呂がここ「源七露天の湯」です。強酸性の硫黄泉の源泉をかけ流す立ち寄り温泉で、レトロな雰囲気の内風呂と露天風呂を完備しています。美しい自然に囲まれた立地、そして何よりも豊富な湯量が自慢の立ち寄り湯です。

 

蔵王温泉は、蔵王連峰の西側、標高880メートルの高地に有り、奥州三高湯の一つにも数えられる歴史ある湯治場です。新左衛門の湯は、蔵王温泉のど真ん中に1999年オープンした比較的新しい施設です。ここは温泉街の主道路沿いに面し、広い駐車場を備えていて入り安く、内部も新しく綺麗でうれしいです。露天風呂の源泉は青く白濁した強酸性の湯が掛け流しされています。一寸ピリッとしますが肌をこするとツルツルとした感覚がしました。蔵王温泉は全国的に名が知られている通り横綱級の温泉地です。

 

おおみや旅館は創業1000年、、江戸時代の初めに開業した蔵王温泉の老舗和風旅館です。温泉街の上のほうに位置し酢川温泉神社の登り口にあります。外観は近代的ですが、木造3階建ての館内は大正ロマン香る数寄屋造りです。蔵王温泉の大元湯として知られ、石垣から湧き出る乳白色の源泉掛け流しを楽しめます。お風呂は全て木造で卵形や四角の浴槽がありその風情・肌触り・湯の注がれる状況などが好評です。4つのお風呂は、100%源泉掛け流しの天然温泉です。

 

山形蔵王中腹の高原に湧く。信夫高湯温泉、白布高湯温泉と並び蔵王高湯温泉は奥羽三高湯温泉と言われ古くから湯治客が訪れた所です。蔵王温泉の名物になっているのが、蔵王温泉大露天風呂です。木々に囲まれた渓流沿いにあり、野趣あふれる自然石のお風呂は、200人が同時に入る事が出来る広さです。関所のような門をくぐると、はるか下方にダイナミックな男性用の露天風呂が見えます。目に眩しいほどの新緑の階段を下って行くと、岩で組まれたピックな湯船が、渓流の間近に二段に分かれて造られています。通路側には葦簀を立てて覆いはしてあるものの、開放感あるワイルドさに魅せられてファンも多く賑わっていました。この渓流は自然湧出のお湯の川で、上流にある女性用には川をせき止め川湯も有ります。

 

古くから知られる蔵王温泉は、春は山菜・山桜、新緑のハイキングやトレッキング、夏は高山植物の開花と避暑、秋は紅葉・冬スキーに樹氷、そして一年を通し豊富な硫黄泉が楽しめます。その横倉ゲレンデ蔵王ロープウェイの近く、蔵王温泉街に隣接した閑静な地、 鴫の谷地沼のほとりに佇む「季の里」があります。源泉掛け流しの露天風呂「代吉の湯」が特にオススメです。その効能豊かな温泉成分が身体の芯まで染み入るような感覚は、他の温泉地ではなかなか味わえません。温泉は、やや熟成すると硫黄の影響で少し白濁する。熟成といっても貯蔵して古くなったお湯とは違うので、非常に微妙なもの。繊細に変化する気まぐれな硫黄に翻弄されます。

 

蔵王センタープラザは蔵王スキー場のゲレンデ直下、蔵王中央ロ-プウェイの温泉駅の隣にあり、宿泊施設・温泉・おみやげ店レストラン・仮眠室・カラオケルームなどがある複合施設です。 「日帰り温泉」が目当てなら「ゆ〜湯」の幟の奥のドアを抜けると、すぐに浴場への入口が目に入ります。湯は内湯も源泉100%で湯船には、湯の花が漂い、ひとめでその濃厚さが分かります。蔵王温泉は強酸性の温泉です。酸性の温泉はデトックス効果があるとされており、体内の毒素の排出や解毒殺菌の作用があるとされています。露天風呂は、緑に囲まれ、とても風流な雰囲気です。お湯は青白く色付く硫黄泉です。

 

蔵王で初の源泉露天風呂が、源泉100%の掛け流し温泉で蔵王の大露天風呂近くの、高台にあるホテルです。蔵王スキー場が歩いていける自然環境にとても恵まれています。5ッ星認定の源泉掛け流しの露天風呂が自慢です。蔵王温泉は、17人から始まったと言われております。その17人衆の中の一人が、明治時代の初めに、酢川温泉神社の階段口の程近い場所に「辻屋旅館」を開業しました。これが太平ホテルの歴史です。内湯は照明が抑えられ静かな落ち着いた雰囲気です。長方形の浴槽は広さも十分にあります。内湯や露天風呂は同じ源泉で利用環境もほぼ同じです。うっすらと青白く濁り、底には白い湯の華がたっぷりと沈殿しています。硫黄臭がほんのりと香り、露天風呂は、湯温は少し高めです。こちらは浴槽の半分ほどの屋根があり、洗い場はありません。浴槽は木製で内湯の半分程度の広さです。

 

蔵王温泉街の高台に位置し、蔵王温泉で随一の大型ホテルである蔵王国際ホテルは威圧感を感じるコンクリートのホテルです。敷地は一万坪と広く、庭園を自慢としています。内湯の木造の浴室はホテルのものとは思えないほど情緒があり、よく見ると木製湯船に蕩蕩と注がれた酸性温泉が湯船の縁から溢れ出し、鼻にツンと刺激ある硫化水素系温泉は、しっとりつるスベ感をも享受でき、そんな強酸性を忘れさせてくれます。天井、湯船、床面に於いて全て木造と温泉情緒を醸し出した浴室は、温泉好きにはたまらない佇まいです。露天風呂は、風がそよそよと木々を揺らす心地の良い空間です。湯は緑がかった色をし、周辺の森林とのコントラストが美しいです。熱めの酸性泉は思ったよりは刺激が少なく肌がツルツルになります。湯船は上下2段に分かれ上は熱め、下はぬるめとなっています。湯船の淵へは白と緑の析出物が付着していました。

 

蔵王温泉街の湯の香通りの「すのこの湯かわらや」の隣の奥まったところにあります。駐車場は高湯通りに共同浴場利用者専用駐車場があります。駐車場から川原湯共同浴場がすぐ見えますが、小川を渡らないといけなく橋などが無いけどなんとか行けます。中は小さめな木造で木目のきれいさが印象的です。透明な仕切りの向こうは湯船が見透かせる間取りはほかの共同浴場と共通仕様です。他の共同浴場に比べ湯船が小さめで、お湯は透明度がかなり高く湯底にはスノコ状の板が敷かれ硫化水素の香り漂い、湯の華の堆積もかなりのものです。このスノコの隙間から足元湧出するまさにホンモノ温泉をいただきます。かけ湯をしようと桶を持って手を湯船に付けた瞬間『あつっ!』持参した温度計を湯船に入れて様子を見ていると軽く50度を超えていそうです。湯を混ぜても混ぜても一向に温度は変わりません。当然です。ここは足元から源泉が湧き出すのですから。壁をはさんで男女との湯船はスノコを介してつながっている構造ではありますが、強酸性で超高温泉ですが、ここで引き下がっては日本男子サムライの名がすたる。意を決っして入浴しました。熱くても良いものはやはり良い湯です。

 

「かわらや」は、川原の上に在る温泉です。川原の底から温泉が湧きだしているところに底を“すのこ”にした湯舟を置いています。このため空気にふれる前の泉質にあずかる事ができる希有なお湯です。渡り廊下を兼ねた階段を下りて浴室へ。戸を開けて浴室と対峙した瞬間に、自然と笑みになります。総木造の湯屋に硫黄の匂いが立ち込め、白濁のお湯が絶え間なく浴槽から溢れ出ている、温泉好きには夢のようなお風呂です。浴室内には余計な設備が一切ありません。お湯をじっくり堪能するためだけの空間です。木の床の上に硫黄のお湯が流れると滑りやすくなるため、床には溝が彫られています。こうした細かな配慮はこのお風呂では必須のようで、まだ新しいのに、早くも浴槽内の材木には薄い黄色(乳白色)のコーティングがしっかり覆っていました。浴槽はおおよそ4人サイズ。浴槽の底にはスノコが敷かれ、その下から源泉が足元湧出です。上からお湯の中をよく見ると、スノコが薄ら透けてみえました。川原湯は時間や客の利用状況によって濁り方が違うので、底は見えるときと見えないときがありそうです。オレンジジュースのような柑橘系の味と強い酸味に明礬味、そして渋みとえぐみを有する蔵王らしい酸性の濃い硫黄のお湯で、口に含むと歯がキシキします。

 

高湯通りを上っていくと途中に「下湯 共同浴場」があり、ラーメン屋とかジンギスカン屋を通り過ぎ、さらに上るとほぼ突き当たり、酢川温泉神社の鳥居の手前に「上湯共同浴場」があります。上湯共同浴場がリニュアル致しました。外にはウッドデッキや、水車などが置かれ休憩スペースが新たに設置されました。 昔の「上湯」を知るお客様は変わりようにびっくりされるかもしれません。 ちょっと熱めの源泉かけ流しは相変わらずです。木造の趣きある木造浴舎は、きれいな木目が温泉街にピッタリマッチします。この上湯は温泉街の高所に位置し、振り返ると温泉宿など町並みが見渡せて、所々湯気が立ち昇り硫黄の香りが仄かに感じられ蔵王温泉に来たことを実感できます、浴室は、豊富な湯が湯船の縁からザザーッとあふれています。白く濁っているようで意外と透明度は高く下に沈んだ白い湯の華が白濁感を演出しています。かけ湯後、チョット熱いですがゆっくり湯船にこの身を沈めます。6人も入れば窮屈な湯船に過剰なまでもの湯が注ぎこまれています。日本第二位の強酸性温泉ではありますが、若干のツルスベ感があって肌に刺激あるようには感じません。湯底に積もった白い湯の華がパッと舞い上がり温泉気分を盛り上げてくれます。香りは硫化水素系のツンとする刺激のあるもので甘い硫黄系とは明らかに違います。湯を口に含めばレモンの様な強烈な酸味があって歯がザラザラ溶けそうです。

 

赤い屋根と白い壁のメルヘンチックな本格リゾートホテル、蔵王アストリアホテルは標高960m、蔵王温泉の中で一番の高台に位置にあります。露天の湯からは、遠く朝日連峰の山並みまで見渡すことができます。新緑芽吹く春、紅葉に彩られた秋は特に絶景ポイントです。蔵王のお湯はこの白濁色が最高です。硫黄臭にあふれるph1.8の強酸性の温泉は体に傷があるとピリピリくる強烈な刺激が特徴です。舐めると酸っぱくて蔵王温泉に来たぁと叫びたくなるほどです。一口に蔵王温泉と言っても様々な源泉がありここは湯左ノ沢1号と湯左ノ沢2号の混合泉です。個人的な感じでは蔵王の中でもかなり力強いお湯で、ヘビーなお湯と感じました。露天に入ってたらホテルの従業員の方が来て「熱くないですか」と気遣ってくださいました。「源泉の温度が51℃あるのでもし熱かったらホース使って水入れて下さい」とホースを設置してくれました。しかし耐えられる熱さだったし、せっかく源泉掛け流しの湯に水を入れたくなかったので使いません。内湯は、源泉かけ流しの湯と広々とした大浴場です。アルカリ性・ミネラル泉と強酸性硫化水素泉、それぞれ効能の異なる泉質を楽しめます。

 

共同浴場 下湯」は、蔵王温泉のメインストリート「蔵王ライン」から. 観光協会横の細い坂道を150mほど上がったところにある共同浴場です。蔵王温泉は山形県山形市南東部、蔵王連峰の西麓にある温泉で、標高の高い位置にあることから白布温泉、福島県の高湯温泉と共に奥羽三高湯の一つに数えられます。その泉質は強酸性泉で、下湯共同浴場は蔵王温泉に3つある共同浴場の1つです。木造のいかにも共同浴場といった造りは上湯と同じです。浴室は、換気のためか脱衣場や浴室ともに風が吹き込みます。桶で湯をすくえば、なんか少しぬるい感じです。かけ湯した後、湯船に身を沈めれば私にとっては適温のお湯でしだ。小さいながら比重のありそうな白い湯の華が湯船の底に沈殿し、湯をかき混ぜるとフワフワ舞い上がります。透明感のある湯は見た目に青白く映る極上湯で、わずかにツルっとした感覚の中にも酸性の肌を引き締めるのが印象的です。全て木造の共同湯の雰囲気も素晴らしい温泉でした。

 

山形県蔵王温泉にある「おおみや旅館」のお風呂は、100%源泉掛け流しの天然温泉です。蔵王温泉は、開湯西暦百十年、いまから1900年ほど前、日本武尊の東征に従った吉備多賀由により発見されたという伝説が残っています。蔵王温泉と言えば強酸性泉のにごり湯で有名な温泉ですが、その中でもピカイチの泉質だと噂されています。浴室は正面に大きな窓があるので明るく,全木造の湯小屋風で情緒があります。3~4人程入れる大きさの木製浴槽が2つ並んでありました。向かって右側は高温浴槽で、湯口からドバドバとお湯が注がれ掛け流しになっていました。微白濁で硫黄鉱物臭のあるお湯は つるすべとした浴感があり新鮮そのものです。結構熱いので、肩まで浸かれるのにはギリギリの湯温です。左側の浴槽は、一段と熱い超高温浴槽です。湯口は浴槽内にありますが、ドコドコとお湯が注がれているのが感じられます。お湯は常に浴槽から溢れ、洗い場に流れ続けています。この周辺の床だけが 付着したお湯の成分により色が変わっていました。外のおまけ的なスペースには5人程が入れる大きさの露天風呂があります。囲いと葦簾屋根があり,景観は望めませんが、外のひんやりとした空気の中で入浴を楽しめます。湯口からはお湯がトポトポと注がれ、軽い掛け流しになっています。青色を帯びた白濁で湯温はと温めの浴槽になっており、内湯と比較して鮮度はあまり良くありませんが,唯一 ゆっくりと浸かれる浴槽でした。

 

上山と書いて「かみのやま」。山形の上手(かみて)に位置することから、昔は「上の山形」と呼ばれていたが、長いために縮めて「上山」になった。上山温泉郷は開湯五百五十年を経過しました。その歴史ある上山温泉郷にある 「あづま屋」は、「上山城」の地名、天神の森にあやかった名前を頂戴したそうです。1924年創業の「果実の山 あづま屋」の温泉は、最上階にある展望大浴場と露天風呂で源泉かかけ流しの湯を、日帰り入浴も可能で、蔵王山麓と上山市街を望みながら、かみのやまの湯を楽しむことができます。

 

かみのやま温泉の開湯は長禄2年である。肥前出身の旅の僧侶・月秀が、温泉で傷を癒している鶴を発見したとされる。 近年は、山形新幹線の駅名に合わせて、ひらがなの表記「かみのやま温泉」が用いられることが多いです。天皇陛下が民間経営の旅館に初めてお泊りになられた大正ロマン溢れる旅館です。光の露天風呂「レインボー」「クリスタル」「玉(翡翠)風呂」「麦飯風呂」「檜風呂」などは東北最大級の広さを誇ります。ニュー村尾の露天風呂で面白いものを見ました。これってずーと見ていても飽きません!水の底力を感じました。

 

上山温泉は、温泉街の中心にそびえ建つ上山城があり、武家屋敷の家並みが残っています。語り継がれる「湯出坂」に、眺める月が美しい城へと続く「月待坂」とあり、幅の狭い「袖摺坂」など、9つの坂が入り組み城下町の面影を色濃く残しています。要所に足湯が設けられ、共同浴場も6軒点在します。旧国道13号線を米沢方面に2kmほど進むと、少し坂を上った所に葉山温泉の温泉街があります。上山温泉からは少し離れていて源泉も独自のものです。ここの温泉は美肌効果が高いと云われています。その要因はメタケイ酸で、1000mℓ中含有量が50mℓ以上なら美肌効果に有効とされていますが、ここの含有量はなんと、76mℓあるのです。

 

開湯560年余りの歴史を誇る温泉城下町・山形県かみのやま温泉街に佇む「葉山館」は、日本の原風景のような四季の美景が残る環境と、現代モダンを取り入れている和の佇まい、四季折々の料理が旅情を掻き立ててくれます。2006年6月リニューアルオープンした翠葉亭は、蔵王連峰を臨む開放感満点のビューバスと、思わず時間が経つのを忘れてしまいそうな癒しの足湯を完備しています。また全客室温泉の内風呂付きなのも嬉しいポイントです。大浴場・露天風呂ともに、源泉100%の温泉のみを使用。シルクのように優しく、赤ちゃんにも安心な柔らかくてピュアなお湯が楽しめます。開湯560年余りの歴史を誇る名湯で、身体も心ものんびりと癒せます。男女ともに露天風呂付きの大浴場で,大体同じような造りです。温度調整のための循環はしているとの事ですが,掛け流しされています。無色透明で,多少キュッキュとする肌さわりがありますが,そんなに個性の強いお湯ではありません。口に含んでみると,少し塩気を感じるくらいです。 内湯・露天風呂ともに同じようなお湯の使い方だったと思いますが,景色は望めないものの露天風呂の方が開放感はあり,ゆったりできました。

 

こちらの浴場は市の老人福祉施設に内包されており、一見するだけではここに共同浴場があるとは思えません。「寿荘」の建物は小高い丘の上に建てられているのですが、特にこの浴室がある箇所は丘の先端であるため、浴室の窓からは盆地に広がる市街地や蔵王方面の山々を一望することができました。葉山は他の共同浴場と離れているから、他の共同浴場とちょっと違うお湯に会えるかもしれないと思っていたので嬉しかったりします。受付のオジサンがたぶん熱いから水足していいよ、と言ってくれたのもあり、加水しながら浸かってみたのだが、熱いのは上の方だけだった。浴槽は深さがあるので下の方はそれほどでもなく。お風呂は長方形で広さは4人程度です。御影石の縁、浴槽内は水色のタイルが敷かれています。黒御影石の湯口周辺は白い析出で覆われていました。浴感はキシッとしていてキレがあります。硫酸のピリッとくる刺激あり、あっさりしていて、無色透明です。加水なし、消毒なし、循環なしの掛け流しで鮮度抜群で素晴らしい。

 

上山市街から南に少し離れた所にある閑静な一軒宿の温泉です。三木屋(さぎや)はかみのやま温泉にリブランドによって誕生した湯宿です。極上の源泉をすべての湯船にかけ流しされています。昭和初期に建てられた総平屋造りの館は、美しい日本庭園に囲まれた風情ある空間で、客室はすべて庭園に面した造りになっています。この地より又少し離れた高台には葉山温泉があり、双方併せて「高松葉山温泉」と呼ばれています。そして上山温泉郷の一つに数えられています。上山市は山形県の県都、山形市に隣接しベットタウンとして栄えています。上山は沢庵禅和尚との縁や斎藤茂吉の故郷としても知られています。市街には坂が多く、狭い路地や武家屋敷などが見られます。

 

この地には七色の清水なるものがあり、中山城跡の裏側、海抜345mの中腹にあって地元の人は「なないろのすず」と呼んでいます。七色とは、太陽の光線によって井戸水が七回変わる事からの呼称であります。もともと井戸は、中世頃より城内に駐留する人達の飲料水として掘ったものです。上山市の国道13号線からちょっと西側に入り込んだ場所にある中山温泉は、温泉郷ではなくぽつんと一軒ある施設で、宿泊施設ではなく日帰り施設です。このような環境の土地の近くの林の中に、平成4年に出来ました。

 

パレス松風は、自然に囲まれた山里に佇み、眺めの良い温泉が自慢の宿です。白鷹町の北東、大平山の麓の「ふるさと森林公園」の中にあります。昭和61年、町民保養センターとしてオープンしました。平成11年7月拡張と、改築を行いリニューアルオープン致し現在に至っています。山形県を縦に走る道路は海岸沿いに国道7号線、内陸部に国道13号線があります。鷹の湯温泉は、その中間を縦に走る道路(飯豊~寒河江)間の道路沿いにあります。晴れた日には朝日連峰や、飯豊連峰が望め自然豊かな環境にあります。