ba3ji3の植物園44

 



カシミア・ブーケとは、夏から秋にかけて手毬(てまり)のように豪華なピンク色の花を咲かせる、落葉低木であるボタンクサギ(牡丹臭木)の別名です。クマツヅラ科、中国南部原産、暖地で野生化した花は。鞠のような小花をぎっしり付けますが、葉と茎を傷付けたりすると一種独特の臭気がします。その事から付いた和名で、なかなか馴染めません。アゲハチョウ、クロアゲハなどには好まれています。食用や民間薬として利用する事もあらしい。花言葉は運命、輝くような美しさ。8月5日の誕生花。毎年芽を出し夏に向けてぐんぐん伸び茂ります。気楽に手を伸ばせる往来の花でありながら、二度と触りたくなく、ただ離れて眺めるだけの花です。可愛そうなことに「匂い臭木」とか「牡丹臭木」とか臭いが入っています。確かに葉は臭いのだけれど・・・。こんなに美しいのに・・天は二物を与えません。このカシミアブーケの欠点は、暴れん坊で、地下茎で2~3m離れた所から、いきなり芽が出て株が広がります。臭い匂いと暴れん坊という欠点を持った美人なのです。



カランコエ・ベハレンシスは、別名「仙女の舞」とも呼ばれるマダガスカル原産の大型の多肉植物です。ビロードやフェルトのような毛に覆われた肉厚な葉と、木のように育つユニークな姿が特徴です。葉の表面に細かい毛(トリコーム)が密生し、触るとふわふわしたベルベットのような質感があります。色は銀緑色や淡い茶褐色などがあり、波打つような形をしています。カランコエの仲間では最も大きくなり、茎が木質化して高さ1m〜3mほどに立ち上がります。下葉が落ちたあとの茎に模様が残るため、ワイルドな雰囲気も楽しめます。カランコエは、花も楽しむ人が多いのですが、葉が個性的な種類もたくさんあり、その中でも「カランコエ・ベハレンシス」は美しい葉を楽しむことができる多肉植物です。羽のように切れ込んだ端がきれいに波打っている姿は、とても独創的です。大鉢で人間の背丈ほどに育てることもでき、お部屋のインテリアとして迫力があります。若い葉は、全体が軟毛で覆われており、色は淡茶褐色でベルベットのようです。葉は育つにつれ、軟毛を失い、淡い銀色がかった美しい緑色になります。



タイタンビカスは、株式会社赤塚植物園が開発したまったく新しい植物で、ある特定のアメリカフヨウとモミジアオイの交配選抜種です。その性質は、驚異的なほどに強健で、日当たりさえ良ければ特に植えつける場所を選びません。特に暑さには非常に強く、強い西日のあたる場所でも大丈夫です。また、宿根性のため、秋には、地上部が枯れてしまいますが、根が地下に残り翌年の春には、また芽を吹いて、初夏には、花を咲かせてくれます。とても強健なので、一度植えつければ、毎年、夏にお花を見せてくれます。生育は驚異的なほどに旺盛で、春に芽を出した後、晩夏には、大きいときで草丈3mにもなります。花期は、7月から9月の間で、一輪一輪は、一日花ですが、次から次へと開花し、1株でのべ200輪近くの花を咲かせます。しかも、花の大きさは子供の顔(直径15~25cm)ほどもあり、全盛期の真夏には、巨大な花が次々と咲き乱れ、その美しさと存在感に圧倒されてしまうほどです。この圧倒的な存在感と驚異的な強さ、ハイビスカスのような花姿から『巨神タイタン』にちなんで、『タイタンビカス』と名づけられました。



ゼラニウム・リトルステラは、花びらに深い切れ込みが入る「星咲き(ステラ)シリーズ」のコンパクトな変わり咲きゼラニウムです。イギリスの個人育種家が作出した品種で、花火のような形をした小さく可憐な花を長く咲かせます。花弁に切れ込みがある星形で、通常のゼラニウムとは一味違う繊細で華やかな雰囲気があります。株がコンパクト(草丈20〜30cmほど)にまとまり、形が崩れにくいため鉢植えや寄せ植えに向いています。春から秋(地域や環境により3月下旬〜12月頃まで)と、非常に長く花を楽しめます。リトルステラはゼラニウムとは思えないような切れ込みの入る花弁の変わり咲き品種です英国の個人育種家が作出した品種です。株がコンパクトにまとまって草姿がくずれにくく、鉢植えやよせうえにぴったりです。花つきがよく、花色も鮮やかです。開花期間も3月半ばころから12月(霜が降りる頃まで)と長くよく咲きます。



センパフローレンスとは、春から晩秋まで長期間にわたり赤や白、ピンクの小さな花を次々と咲かせるシュウカイドウ科ベゴニア属の園芸品種(和名:四季咲きベゴニア)です。ラテン語で「絶えず花が咲く」という意味を持ち、丈夫で育てやすいため花壇や鉢植えで広く親しまれています。センパフローレンスはベゴニア属のなかでも最もなじみのある種類です。開花期間が長く、春から霜が降りる晩秋まで咲き続けます。さらに暖地であれば、軒下などで冬越しすることもあります。街角や公園で花壇苗として多く利用され、小柄な草姿に鮮やかな花色がメリハリのある模様をつくり出します。コンテナの寄せ植えにも使いやすい植物です。春を中心に、花のついたポット苗が手ごろな価格で園芸店に並ぶので、それを5月に植えつけます。市販のタネを春にまいても夏から開花します。





エキナセアは、北アメリカ原産のキク科の多年草で、夏に色鮮やかな花を咲かせる植物であり、古くから免疫力を高めるハーブ(薬用植物)としても利用されています。花の中心部がクリのイガのように球状に大きく盛り上がり、そのまわりに細長い花弁が放射状に広がります。くっきりした花形で存在感があり、花の観賞期間が長いので、夏花壇の彩りに重宝します。古くから切り花にも利用され、花後も球状の形が長く残り、ドライフラワーにもなります。ルドベキア属に近い仲間で、北アメリカに9種があり、主に栽培されるのは、ムラサキバレンギクと呼ばれるプルプレア種です。ほかには、細葉のアングスティフォリア種やテネセーンシス種、黄花のパラドクサ種などがあります。近年、急速に品種の育成が進み、草丈が低くコンパクトでつくりやすく、また花色や花形のバラエティに富んだカラフルな品種が出回るようになりました。今後もさらに多くの園芸品種が出ると予想され、注目を集めている宿根草です。赤、ピンク、黄色、白など色が豊富で、夏の暑さに強いため庭や花壇で人気があります。名前はギリシャ語でハリネズミを意味するりが語源です。



ブラックジャックゴールドは、鮮やかな黄色い花びらと黒褐色の中心(花芯)のコントラストが特徴の、夏から秋に咲くキク科の宿根草(多年草)です。有名品種「タカオ」の選抜種として2018年に発表され、花付きや草姿がさらに改良されています。茎がよく分岐してたくさんの花を咲かせ、丸みのある整った姿になります。濃い茶色から黒みを帯びた花茎が、黄色い花を引き立てます。暑さや乾燥に強く、初心者でも非常に育てやすい強健な品種です。夏から秋遅くまで繰り返し花を咲かせ、冬には黒い花芯が残るため季節感を楽しめます。黒い花芯がよく目立つ黄色の小さめの花をたくさん咲かせ、黒褐色みの花茎との花色との対比もよく、さらに花後に熟す丸い種穂は黒く乾いていき、初冬までラドライオーナメンタルな姿を楽しめる、野的な魅力満載でたいへん魅惑的なルドベキアの園芸品種です。2018年発表の新しい品種です。性質丈夫で夏〜秋までたくさんの花を繰り返し咲かせる性質に加え、花茎の分岐がよく、タカオよりも花数が多く、草姿も整いやすいです。



ネメシアは、南アフリカ原産のゴマノハグサ科ネメシア属の草花です。小さな可愛らしい花をたくさん咲かせ、春や秋のガーデニングや寄せ植えで人気があります。ネメシア属の植物では、秋から春にタネをまいて育てるストルモサをもとに改良された、赤や黄、青、白などの鮮やかな花を咲かせる一年草の品種群が、長年親しまれてきました。ところが近年、-3℃程度までの耐寒性があり、半日陰などの涼しい場所で風通しよく管理すれば、夏越しも可能な宿根ネメシアと呼ばれる品種群が多く流通するようになりました。宿根ネメシアは、カエルレア、デンティキュラータから改良された品種群で、四季咲き性が強く、3℃程度の気温があれば、真夏を除いて開花し続けます。ただし、花色は青、白、ピンクで、一年草の品種群に見られる、黄や赤の鮮やかな色はありません。ネメシアのなかには、一年草のストルモサ系と、宿根ネメシアからつくられた品種群もあり、赤や黄色を含む大輪のカラフルな花を咲かせます。



パープルフラッシュは、黒紫色のシックな葉に紫や白の斑が入る、ナス科トウガラシ属の観賞用トウガラシ(カラーリーフ)の品種です。美しく変化する葉や小さな紫色の花、黒から赤へ変わる実を長期間楽しめるため、寄せ植えや花壇のアクセントとして人気があります。観賞用トウガラシはトウガラシの仲間ですが、あくまでも観賞専門で食用にはできません。食用のトウガラシと同じくナス科の一年草で、別名五色トウガラシという名前でも呼ばれます。色は、赤、黄色、オレンジ、黒、紫などカラフルな色合いで、実の形も食用のトウガラシのような形の他、丸い実など様々です。実を鑑賞して楽しむ植物ですが、最近は葉にもこだわった観賞用トウガラシもあり、カラーリーフの素材としても注目が集まっています。観賞期間は6月~12月と長く、最近は葉もの素材としても鑑賞価値が高い品種も多く、花壇や寄せ植えなど、様々な用途で利用されています。



ウモウケイトウ(羽毛鶏頭)は、柔らかくふさふさとした円錐形の花穂が特徴的なヒユ科ケイトウ属の一年草です。別名はフサゲイトウとも呼ばれます。赤、黄、オレンジ、ピンクなどの色鮮やかな花を夏から秋にかけて咲かせ、庭植えや切り花として親しまれています。ウモウケイトウ(羽毛鶏頭)は、アジア~アフリカ原産でヒユ科ケイトウ属の非耐寒性一年草「ケイトウ」の園芸品種です。花冠が羽毛のように柔らかいケイトウなので、フサゲイトウ(房鶏頭)とも呼ばれます。プルモサ系の鶏頭で、英名でも羽毛鶏頭を意味する 「ヤリゲイトウ」と呼ばれます。一般に、花だと思われているものは、花ではなく、茎が変形して色付いたものです。本当の花は茎の基部近くにある白い小さなものです。長楕円形の葉をつけた茎先に、ふさふさした羽毛のような柔らかな花穂が、鶏の羽を束ねたような形の花がキレイです。花の色には赤、黄色、桃色、橙色などがあります。プルモサの名前でも販売されています。



リモンチェッロは、イタリアの伝統的なレモンリキュールの名前ですが、園芸の世界では鮮やかな黄色の花を咲かせるバラの品種名としても知られています。一般的に「薔薇のリモンチェッロ」と呼ばれる場合、この黄色いバラの品種を指していることが多いです。リモンチェッロは、黄色の修景バラです。花色は鮮やかな黄色から、咲き進むに従い淡い黄色になります。5~7cmの丸弁一重咲きです。葉は照り葉で小さく、枝は細く緻密で、枝全体にたくさんの花を咲かせます。株はこんもり茂ります。うどんこ病に強く、黒星病にも強いです。無農薬でも育つとても丈夫なバラで、月に一度の薬剤散布を行えば、一年を通して綺麗な株姿を維持できます。また葉を落としたとしても何事もなかったかのように枝葉を伸ばしなおし、繰り返し咲きます。樹高は平均的、ガーデンなら前方から半ばに。横張り樹形なのでスペースをしっかり考えて植え付けるか、オベリスクやトレリスなど支柱を上手に使いスペースを活用すると良いです。名前の由来は、「リモンチェッロ」はイタリア名物のレモンのお酒です。」



ジニア・エレガンスは、一般的に「ヒャクニチソウ(百日草)」と呼ばれるキク科ヒャクニチソウ属の一年草です。初夏から晩秋まで約100日間にわたり、赤、黄、白、ピンクなどの色鮮やかな花を次々と咲かせます。暑さや乾燥に強く、日本の夏のガーデニングや切り花として広く親しまれています。属名の「ジニア」はドイツの植物学者ジンにちなみ、種小名の「エレガンス」は「優美な・優雅な」という意味を持ちます。ダリアのような丸弁咲き、小さなボール状のポンポン咲き、花びらがよじれるカクタス咲きなど、品種によって形が豊富です。夏の強い日差しや暑さに非常に強く、夏壇を彩る代表的な花材です。ジニアは、たくさんの品種と系統があります。草丈も高性種から矮性種まで、花のサイズも超大輪、大輪、中輪、小輪と色々、咲き方もポンポン咲き、カクタス咲き、ダリア咲き・・・など、とても多様です。その中で最も品種が多いのが、エレガンスの系統です。



オカワカメは熱帯アメリカまたは熱帯アジアに自生するつる性の多年草です。日本には中国から長寿の薬草として伝わり、雲南百薬とも呼ばれています。百薬というように、葉酸やミネラル、ビタミンAを多く含み、栄養価が高いことから、健康野菜として注目されています。地下には球根、葉腋にはムカゴができます。球根もムカゴも茎も葉も食べることができます。茎葉は加熱すると、ぬめりが出て、食感も色つやもワカメのようです。また、大きく育った球根は、スライスしたり、すりおろしたりすると、とろろのような感覚で食べられます。ツルムラサキのような癖がないので食べやすいです。つるは3m以上に長く伸びます。光沢のある厚い葉は夏の高温に強く、太陽の光に反射して、輝きます。秋には、ツルムラサキの花に似た、香りのあるクリーム色のかわいい小花が穂状につきます。寒さにやや弱く、冬には地上部は枯れますが、暖地であれば、盛り土やマルチングをして越冬させることができます。一般には地下の球根を掘り上げて室内に取り込むか、葉腋についたムカゴを保管して翌年、植えつけます。西日本では野生化するほど繁茂している場所もあるくらい、丈夫な植物です。



糸のように細く深く切れ込んだ繊細な葉が特徴のオオモミジ系(またはイロハモミジ系)の園芸品種です。春の新緑や秋の紅葉など、四季を通じて姿を変える美しい葉を観賞するため、庭木や盆栽として広く親しまれています。琴の糸は、1923年に作出された園芸品種です。オオモミジ系で葉に深く切れ込みが入り、太目の糸葉で、糸をたらしたような個性的な葉をしています。春はくすんだ緑で葉先が茶色、夏は若緑色で秋には赤く紅葉します。細長い葉が繊細で涼しげな印象のモミジです。モミジは美しい芽だしと鮮明な紅葉、葉落ち後の幹肌と繊細な枝先など、四季を通じて様々な姿を楽しめる植物です。性質は丈夫で、耐寒性も強いため、鉢植えだけでなく庭木として定植も可能です。夏の暑さや強い日差しで葉が縮れることがあるので、生育期には葉までしっかり水を与えましょう。琴の糸(コトノイト)は、オオモミジ系の品種で、葉に深く切れ込みが入り、糸のように垂れ下がる品種です。春はくすんだ黄緑色で葉先が茶色、夏は若緑色、秋は赤~紅色に紅葉します。繊細で涼しげな印象のモミジです。 



アメリカフヨウは、北アメリカ原産、冬を越して毎年花を咲かせる宿根草で、草丈が1m-2mになる大型の草花です。主な開花期は7月-8月で大輪のハイビスカスのような花をつけます。咲いたその日にしぼんでしまう1日花ですが夏の間は次々につぼみができて開花します。代表的な園芸品種に、日本で改良された「サウザンベル」があります。サウザンベルは花の大きさは30cmに達する巨大輪種で、ピンク、紅紫、深紅、白に中心が赤などの花色があります。春にタネをまくとその年の夏から花を楽しむことができます。そのほかにも、草丈・花径とも比較的小柄の「ルナ」や「ディスコ・ベル」などの園芸品種が知られます。同じヒビスクス属の近縁種と交雑しやすいようで、自生地ではでは姿の微妙に異なる変異が多く見られます。よく知られるものにモミジアオイとの雑種があります。その他の仲間(ヒビスクス属)にハイビスカス やフヨウがあります。



コルディリネは、東南アジア、オーストラリア、ニュージーランドなどにおよそ20種が分布する熱帯性の樹木です。属名の発音違いから、「コルジリネ」「コルディリーネ」とも呼ばれます。近い仲間に観葉植物として広く親しまれているドラセナ類があり、混同されやすいです。コルディリネの中に、和名で「ドラセナ」と付く種がいくつかあり、さらに事態をややこしくしています。葉はおおむね先端のややとがった長楕円形で、ササやハランに似ています。代表的な園芸品種に、深い赤紫色の葉に蛍光色の赤い縦縞が入る'アイチアカ'(愛知赤)深いグリーンで赤紫色の縁取りが入る’レッドエッジ’、淡い緑にクリーム、赤、ピンクなどのかすれ模様が不規則に入る'トリコロル'があります。本来は高さ1~3mの低木ですが、高さの低く抑えられた’ナナ・コンパクタ’などの品種もあります。葉色は赤紫や赤系統が多いですが、派手な中にもシックで独特の雰囲気をもち、寄せ植えでも良いアクセントになります。



ハイビャクシンは、地面を這うように育つヒノキ科の常緑針葉樹です。特徴として、地面を覆う性質、乾燥への強さ、手入れのしやすさがあります。詳しい情報は以下の通りです。長崎県と福岡県の一部及び朝鮮半島南部の大黒山島に自生するヒノキ科の常緑針葉樹で、盆栽などに使われるビャクシンの変種ですが、枝葉や幹が地を這うように育つこと以外はビャクシンと変わりません。海辺の岩場など乾燥した場所を好み、海風に沿って低い背丈を維持することから、「イソナレ(磯馴)」という別名があります。群落を作って自生することが多く、ロックガーデンなどに数株まとめて植えると雰囲気が出ます。洋風なイメージが強いものの、古くから寺社の庭園などにも使われており、中には樹齢700年を超すような古木もあります。葉は青緑色で長さは6~8ミリでほど。2~3本が一緒になって枝から生じます。幼木では針状になるのが普通で、先端に触れるとチクチクしますが、老木では針状の葉がなくなり、全て鱗状の葉になります。目立たないですが4月頃に開花し、果実もできます。雌雄異株で雌株には黄緑色の雌花が、雄株には黄褐色の雄花が咲きます。



「薔薇アカズキン(赤ずきん)」とは、樹高わずか10cm程度から開花する、盆栽や鉢植え向きの非常にコンパクトな「極姫バラ(ミニバラ)」の品種です。鮮やかな濃い朱赤色の一重咲きの花を咲かせ、小さな株でもよく花をつけるため、愛らしい姿が人気を集めています。咲き始めは深みのある赤色で、時間とともに柔らかなピンク色へと変化し、散る頃には淡い色合いになるため、一株でグラデーションを楽しめます。花径は2〜3cmほどです。ミニバラよりもさらに小さく、切らずに育てても樹高は30cm程度です。日当たりと水はけの良い場所を好みます。日本の環境に適しており耐寒性は非常に高いですが、夏の暑さや多湿には少し弱いため、風通しの良い場所で管理するのがコツです。園芸店や盆栽店などでは「極姫バラ:あかずきん」などの名称で流通しており、園芸ネット 本店 や苗木専門店などで取り扱いがあります。



パジルは、インドや熱帯アジアを原産とするシソ科メボウキ属のハーブ(香草)です。和名は「メボウキ(目箒)」。イタリア語の「バジリコ」とも呼ばれ、甘く爽やかな強い香りと、トマトやニンニクに良く合う特有の風味が特徴です。熱帯アジア、アフリカなど広い範囲に分布します。春にタネをまいたら、夏頃から花を咲かせて、晩秋の霜が降りる頃に枯れるので、一年草として扱います。主にハーブとして生や乾燥させた葉を料理の風味付けに使います。草丈は60cm~90cm、頂点の芽を摘むとよく枝分かれして茂ります。茎の断面は四角形です。葉は先端の少しとがったタマゴ型で長さ5cmほど、フチに少しギザギザがあり、表面は少しふくらんだり、おおざっぱにシワがよることがあります。葉の表面を軽くもむと芳香がたちます。夏に茎の先端から花穂を伸ばして、白や紅色がかった小さな花をを穂状に咲かせます。タネは黒で、グルコマンナン(コンニャクマンナン)を多く含み、水につけるとタネの表面がふくらんで半透明の白っぽい粘膜に包まれます。この粘膜で目の中に入ったごみがとれると言うことで、メボウキ(目箒)の和名があります。



鑑賞用パイナップル(別名:姫パイン、花パイン)とは、一般的なパイナップルの10分の1程度の小さな実をつけるアナナス類の植物です。観葉植物や切り花として流通し、鮮やかな赤い実やトロピカルな見た目でインテリアやギフトとして楽しまれています。ミニサイズの実が特徴で、実は赤や黄色に色づきます。鉢植えのほか、切り花のアレンジメントやドライフラワーとしても人気があります。 パイナップルは、観葉植物として栽培されているアナナスの仲間で、また、代表的な熱帯果樹の一つです。茎の先端に大きな果実をつけ、苗を植えつけて1年半から2年で収穫できます。熱帯のやせた酸性土壌や乾燥した環境でも育ち、タイやフィリピン、ブラジルなどで主に生産されているほか、沖縄でも生産されています。よく熟していない果実を食べすぎすると、口内が荒れるので気をつけてください。鉢植えでも十分結実するので、近年は実つきの鉢物が一般にも流通しています。



クサハナビ(草花火)は、アメリカ南西部からメキシコが原産のハゼラン科ハゼラン属の多年草です。同じ属には、道端などで時々見かけるハゼランがあります。名前にもあるように、細い茎の先に咲く鮮やかなピンク色の花と雄しべの先端につく黄色いやくは、まるで夏の風物詩のひとつ”花火”みたいです。和名草(くさ)花火(はなび)は、夏の間、花火のように花が咲いているのが命名の由来ですが、夜咲くわけではありません。中央アメリカ原産の多肉植物で、三時(さんじ)草(そう)などの別名もあります。午後から開花し一日でしぼむ一日花です。濃い紅色の5弁花は花茎2㌢程で、長い間開花が楽しめる多肉植物です。マツバ状の多肉質の葉は、長さ5㌢以上あり、葉の間から細い茎を伸ばし、草丈25㌢程、横幅30㌢程に広がり、次から次へと咲き出し、本当に花火のようです。多肉植物なので、風通しの良い場所で日に当て、乾燥気味に育てます。常に加湿状態を避けた方が良いでしょう。花がまとまってたくさん咲くというわけではありませんが、夏に楽しめる鉢物として栽培されています。



「ルビーネックレス」は、三日月形の肉厚な葉を連ねて垂れ下がるキク科のツル性多肉植物です。日当たりと寒暖差によって鮮やかな紫色(ルビー色)に変化する茎や葉が特徴で、初心者でも育てやすい人気の観葉植物です。ルビーネックレスは、三日月のようなぷっくりとした葉の形と、垂れ下がる姿がなんとも可愛らしい多肉植物です。日本では「紫月」という名前(園芸名)で流通しています。以前はコーデックス(塊根植物)で人気のオトンナの仲間とされていましたが、今は分類が変わってクラスオトンナ属になりました。多肉植物なので乾燥に強く、ハンギングバスケットや乾きやすいガーデンや花壇で楽しむこともできます。茎が長く伸びるので、花壇や鉢から枝垂れるように育てるのがおすすめです。茎が長く伸びて似たような株姿になる多肉植物に、属は異なりますが、同じキク科のグリーンネックレス(セネシオ・ロウレイアヌス)やドルフィンネックレス(セネシオ・ペレグリヌス)などがあります。オオバナノコギリソウはアキレア・プタルミカ(アキレア‘ノブレッサ‘など)の和名です。



ヒメアサギリソウ(姫朝霧草)は、キク科ヨモギ属に分類される多年草(宿根草)である「アサギリソウ」のなかでも、特に株や葉がコンパクトにまとまる小型の園芸品種やタイプを指します。白く細かな産毛に覆われた繊細なシルバーリーフ(銀白色の葉)が特徴で、そのフワフワとした柔らかな質感とこんもりとした草姿が、まるで朝霧が煙っているように見えることからその名が付けられました。植物全体が白い絹毛で覆われており、光を反射して銀緑色に輝きます。通常のアサギリソウ(草丈20〜30cm)に比べてさらに一回り小さく、形が乱れにくいため、ミニ盆栽の下草や鉢植え、ロックガーデンなどで重宝されます。8月〜9月頃にヨモギに似た小さな黄緑色の花を咲かせますが、基本的にはカラーリーフとしての観賞価値がメインです。日当たりと風通しの良い場所を好みます。寒さには非常に強いですが、高温多湿に弱いため、夏場は直射日光を避けた涼しい半日陰に移動させると蒸れを防げます。





ダルマヒオウギは、アヤメ科の多年草「ヒオウギ」の矮性(背が低い)品種です。草丈が30〜50cmほどとコンパクトで、扇状に広がる葉と、オレンジ色に赤い斑点が入る花が特徴です。生け花や夏の観賞用として親しまれています。葉が板を重ねた「檜扇」のように左右に平たく美しく重なることから名付けられました。背が高くなる原種に比べて茎が短く、葉が反り返るように詰まって生えるため、生け花では「二重反曲」と呼ばれる美しいラインが重宝されます。初夏から夏にかけて、オレンジ色に濃い紅色の斑点が入る花を次々と咲かせます。花は午前中に咲いて夕方にはしぼむ一日花ですが、ひとつの茎にたくさんの蕾をつけるため長期間楽しめます。花後の秋には袋状のさやが割れ、中から真珠のように艶やかな黒い種子が顔を出します。この種子は「射干玉」と呼ばれ、和歌では「黒」や「夜」にかかる枕詞としても有名です。園芸やガーデニングのほか、関西地方を中心に生け花として広く使われます。京都の祇園祭や大阪の天神祭では、厄除けとして床の間や軒先に飾られる伝統的な花でもあります。



ニワフジ(庭藤)は、初夏にフジに似た淡い紅紫色の小花を咲かせる日本原産の落葉低木です。ツルを伸ばさず、こんもりとした樹形にまとまるため、庭植えや鉢植え、盆栽として親しまれています。フジに似た美しい花を咲かせますが、マメ科フジ属ではなくコマツナギ属に分類されます。茎が木質化するため「庭藤」、また岩場に生えることから「イワフジ」の別名もあります。5月〜7月頃にかけて、長さ2cmほどの可愛らしい蝶形花を穂状に咲かせます。花色は赤紫色が一般的ですが、白い花を咲かせる品種もあります。葉は鮮やかな緑色で、新緑の季節の美しさも魅力です。 日当たりと水はけが良い場所を好みますが、半日陰でも育ちます。耐寒性が強く、放任しても自然に樹形がまとまるため、初心者でも育てやすい植物です。鉢植えの場合は、市販の培養土や「赤玉土7:腐葉土3」のブレンドが適しています。乾燥をやや苦手とするため、鉢植えの表土が乾いたらたっぷりと水を与えます。庭植えの場合は、根付いてしまえば雨水のみで十分育ちます。



トウカエデは、中国東南部の揚子江沿岸地帯及び台湾を原産とするカエデの仲間で、紅葉や新緑が美しい上に、乾燥、大気汚染、病害虫に強いため街路樹として植栽されることが多いです。一般的にはあまり名前が知れ渡っていませんが、街路樹としての本数はランキングの上位に入ります。「トウカエデ」は唐(中国)の楓という意味で、江戸時代に中国から徳川幕府に寄贈されたのが始まりで、当初は江戸城や大名の庭にのみ植えられていましたが、明治以降になって庶民の間にも広まりました。現在では北海道から九州まで日本各地に植栽されています。幼木の葉は縁にギザギザがありますが、成木ではそれがなく、葉の形状は多様です。葉の上面は光沢があり、裏面は白っぽい青緑色になります。また、新芽には白い軟毛があり、若木は葉の縁にギザギザがあります。トウカエデの開花は4~5月で、その年に伸びた枝の先に花序を伸ばし、淡い黄色の雄花と両性花を同一の花序に咲かせます。よく見ると花弁と萼片が5個ずつあり、それなりに花っぽいですが、あまり目立たず話題にもなりません。花柱と子房には白い毛を生じます。



タンゲマルは、南米原産のサボテン科エキノプシス属の多肉植物です。トゲが非常に短いことからこの和名が付けられました。春から夏にかけて夕方から咲き始める純白の大きな花が特徴で、強健で育てやすいことから日本の家庭でも広く親しまれています。ブラジル南部、ウルグアイ、アルゼンチン原産で、サボテン科エキノプシス属の仙人掌です。原産地では低地から山地の平野や丘に自生します。夜間に大きな花を咲かせる人気の球状サボテンです。最初、幼株は直径15 cm程の球形で単生し、夏の夜に開花します。成長すると株が細長くなり、その後、4~5年で円筒形になります。株色は濃緑色でリブが9~18個あり、リブに丸い輪があり短い棘が10~18個出ます。1ケ月程かけて花茎が20 cm程に成長し、春~夏の夜に白花か淡ピンクの大輪の花を咲かせます。花には微かな芳香があります。花は開花した翌日に萎みます。種名はフランスのアレクサンドル・エイリーズへの献名です。短毛丸は長盛丸の棘が短い変種とされます。子株をたくさん付けやすく、外して土に挿すだけで簡単に増やすことができます。



キダチアロエは、南アフリカ原産の多肉植物です。日本では「医者いらず」とも呼ばれ、古くから健胃作用や火傷・傷の治療、便秘改善などの民間療法で重宝されてきました。葉の苦味成分(アロインなど)には強い整腸作用があり、健康食品や化粧品などに広く利用されています。茎が木のように立ち上がり、上に向かって成長するのが特徴です。冬から春先にかけて(12月〜1月頃を中心に)鮮やかな朱色や赤色の細長い筒状の花を咲かせます。一般的にヨーグルトなどに使われる葉の大きい「アロエベラ」とは異なり、キダチアロエは葉が細く、日本の冬の寒さにも比較的強い植物です。葉に含まれるゼリー質や抽出液には抗炎症作用や保湿効果があり、肌荒れや火傷のケアに使われます。葉を生でかじったり(薬味として刺身に添えるなど)、乾燥させて粉末やエキスに加工されたりします。胃の調子を整える効果が期待できます。薬効が期待できる一方で、下剤作用が強いため、妊娠中や月経中の過剰摂取は避ける必要があります。また、ペット(特に犬)には中毒を引き起こす可能性があるため、届かない場所で管理してください。



クロホウシは、カナリア諸島原産のベンケイソウ科アエオニウム属の多肉植物です。深い黒紫色や焦げ茶色の艶やかな葉を放射状に広げるシックな見た目が特徴で、「サンシモン」とも呼ばれます。秋から春に育つ「冬型」の性質を持ちます。茎が木のように高く伸び、その先端に黒いバラのような葉の集まりをつけます。秋から春にかけて生長し、暑い夏の間は休眠します。日光をよく当てると葉の色が黒く濃くなります。クロホウシは、冬型の多肉植物を代表するアエオニウム属のなかで、最もポピュラーな品種です。冬に生長し、夏に休眠するサイクルを持っています。茎の先端にロゼット状の葉を広げ、まるで大輪の花が咲いているかのように上に伸びていく姿が特徴です。光沢のある黒紫色の葉とその独特なフォルムは、インテリアグリーンとしても非常に人気があります。春・秋・冬は日光にたくさん当て、風通しの良い場所に置きましょう。クロホウシの最大の特徴である「黒い葉」を美しく出すには、太陽の光が欠かせません。ただし、暑さに弱い面があるため、夏場は涼しい半日陰で管理してください。



ネコジャラシに似た赤くフサフサした穂状の花をつける、トウダイグサ科エノキグサ属(アカリファ属)の非耐寒性多年草です。西インド諸島原産で、温かい環境では春から晩秋(または通年)まで長く花を楽しめます。猫のしっぽのような、赤く毛羽立った長さ5〜10cmほどの花穂が特徴です。キャッツテールは、ネコジャラシのようにふさふさとした真っ赤な花穂を多数つける、愛嬌のある花です。西インド諸島原産でトロピカルな雰囲気もあり、鉢やコンテナに向き、寄せ植えにも利用されます。四季咲き性で、温度があれば一年中咲き続けます。枝分かれしてこんもりと丸く茂るので、コンテナの縁から垂らすように育てるのはもちろん、吊り鉢でシャンデリアのように仕立ててもおもしろいものです。花穂は蕾のときから赤く色づき、咲きながら成長して長さが5~10cmくらいになります。観賞期間が長く、雨に当てないよう管理すると、一つの花穂が1か月近く観賞できます。



シュウカイドウは、日本の各地で半野生化していることから、日本原産と思われがちですが、江戸時代に中国から渡来した帰化植物です。バラ科の海棠(カイドウ)に似た花を秋に咲かせていることから、秋海棠(シュカイドウ)との名がつきました。林床などの湿り気のある半日陰でよく繁茂します。地下に茎基部が肥大した球根をつくります。初秋に開花したあと、地上部が枯れ、地下に養分が送られて球根が肥大し、地中で冬を乗り越えます。耐寒性は強く、日本の戸外で楽々と冬越しできる数少ないベゴニアです。秋になると葉腋にムカゴができ、あたりに自然に落下して繁殖します。葉裏が赤いタイプや白花を咲かせるタイプがあります。日本の野山や庭先でも半野生化して育ち、8月~10月頃にうつむくような淡いピンク色の可愛らしい花を咲かせます。春に咲くバラ科の「カイドウ(海棠)」に似た花を、秋に咲かせることに由来します。葉は左右非対称のいびつなハート型をしています。



ゴンフレナ「ラブ ラブラブ(センニチコウの改良品種)」は、PW(プロフェッショナル・ウィナーズ)などのブランドが販売するPVP登録品種(栄養系品種)です。そのため、市販されている苗は特許・品種登録によって保護されており、公式には苗や株の流通が基本となります。ゴンフレナ ラブラブラブは高性の千日紅の新品種です。連続開花性に優れ、春から晩秋まで長く開花します。一般的な千日紅より分枝性が改良されているため、根元からたくさんの茎が出て多くの花が開花します。春から秋の寄せ植えや花壇におすすめの草花です。一般的な千日紅と同じく、鮮やかな花色を長期間保てるのでドライフラワーにも向きます。栽培は水はけと日当たりが良ければよく育ち手間がかかりません。1日6時間以上直射日光が当たる、水はけと風通しのよい場所で育てます。過湿を嫌うため水やりは土表面が乾いてから与え、肥料は開花期に控えめに施します。暑さや乾燥に強く、春から晩秋まで長く花を楽しめます。植物の分類上は非耐寒性多年草ですが、日本の冬の寒さに弱いため、一般的には一年草として扱われます。



アカシア・ブルーブッシュは、オーストラリア原産のマメ科アカシア属の常緑高木(低木〜高木)です。美しいシルバーブルー(青銀色)の繊細な葉と、春に咲く球状の鮮やかな黄色い花(ミモザ)が特徴で、おしゃれなシンボルツリーとして人気を集めています。銀青色の細い葉がこんもりと茂り、名前の通りブルーの茂み(ブッシュ)のような美しい姿になります。3月頃)に、ふわふわとした黄色い丸い花をたくさん咲かせます。生育旺盛で比較的早く大きくなります。庭植えでは数メートルほどに成長します。数多くあるアカシアのなかでも、シルバーブルーの葉色がとても美しいのが「ブルーブッシュ」という種。成長すると、高さは5mを超えることもあり、家のシンボルツリーにもよく活用されている品種です。美しいシルバーブルーの羽のような柔らかい葉と、3月くらいに咲く黄色の球状をしたふわっとした花との共演はまさに圧巻。日本でも人気の高いアカシアの一種です。温かい場所が適しています。露地の場合は風が当たらない日差しが当たる場所に、鉢植えの場合は直射日光の当たる場所でよく育ちます。



マンデビラは、中南米などの熱帯地域が原産のキョウチクトウ科のつる性植物です。マンデビラは春から秋にかけて長期間開花し、夏でもよく開花します。以前は旧属名のデプラデニアの名で流通し、花が大輪でつるがよく伸びる‘ローズ・ジャイアント’と小鉢で楽しめるサンデリの2種類が主流でした。近年は品種改良が進んでさまざまな品種が登場し、人気が高まっています。花色は以前はピンクがほとんどでしたが、現在はさらに白や赤、白からピンクに変化するものなどがあります。つる性なので、トレリスやネットなどに絡ませて緑のカーテンにしたり、あんどん仕立てなどの鉢植えとして楽しむことができます。また、つるがあまり伸びない品種を選べば、支柱なしの鉢物や花壇に利用することもできます。近年、「サン・パラソル」シリーズが普及したことで、「サンパラソル」という呼び名でも認知されるようになってきました。5月から10月頃の春から秋にかけて、赤やピンク、白などの鮮やかでトロピカルな花を長期間咲かせます。



ツルバキアは、南アフリカ原産のヒガンバナ科(ネギ科)の多年草(球根植物)です。細い葉とスラリと伸びた茎の先に、ピンクや紫、白などの星形の花を咲かせます。葉や茎を傷つけるとニラやネギのような匂いがするのが大きな特徴です。ツルバギアはアガパンサスを小型にしたような草姿で、すらりとした立ち姿が美しく、シンプルですっきりした印象を受ける花です。花は6弁でさらに、スイセンに見られるような副花冠があるのも特徴です。葉や茎には、ニラなどネギ類に特有の臭いがあります。暑さや乾燥に強く、長雨にも耐える育てやすさが魅力で、ナチュラルガーデンやコンテナの寄せ植えなど、アガパンサスと同様に利用することができます。球根植物として扱われることが多いのですが、宿根草と球根の中間のようなタイプで、両方の性質をあわせもっています。南アフリカに24種が自生し、主に栽培されるのは、甘い芳香があり切り花としても利用されるフラグランスと、四季咲き性が強く春から秋遅くまで咲き続けるビオラセアの2種です。



コウモリラン(ビカクシダ)は、コウモリの羽に似た独特な葉を持つウラボシ科のシダ植物です。名前に「ラン」とつきますが、ランの仲間ではなくシダの仲間で、樹木の幹などに根を張って育つ「着生植物」です。鹿の角のような姿から「ビカクシダ(麋角羊歯)」とも呼ばれ、おしゃれな観葉植物として人気があります。ビカクシダは鹿の角のような形をした葉が特徴的で、コウモリが羽ばたいた姿に似ていることからコウモリランとも呼ばれます。ビカクシダは植えつけの方法次第で、壁掛けや吊るして飾ることもでき、インテリアとして人気のある観葉植物です。育て方には少しコツが必要ですが、育てやすい品種を選べば初心者でも十分育てられます。ビカクシダの育て方と板づけや吊るし方の方法、ビカクシダに起きやすいトラブルなどをご紹介します。コウモリランは、熱帯雨林の樹木や岩に着生するシダ植物で、独特な胞子葉と貯水葉を持つことが特徴です。胞子葉は前方に伸びる繁殖葉で、葉の裏側に胞子を付けます。一方、貯水葉は株元で支えとなり、水分を蓄える役割を担います。この二つの葉の存在が、コウモリランの独特な外観を形成しています。



レンゲローズは、春に咲くレンゲの花に似た、とても小さな花をたくさんつけるミニバラの品種(正式な品種名は「八女津姫(やめつひめ)」)です。1961年に日本で作出されました。直径2センチほどの小花が房状に咲き、まるでレンゲ畑のような可愛らしい景観を楽しめます。レンゲローズは、極小のミニバラ「八女津姫」から生まれた四季咲きバラです。強健で繰り返しよく咲き、5月から11月まで花を楽しめます。本来の八女津姫はピンク1色ですが、レンゲローズはローズ、ピンク、ホワイトの3色があり、開花期や樹高も揃うので、3種を取り混ぜて育てたり、寄せ鉢にするのもおすめです。レンゲローズは、レンゲに似た小さな花をたくさん咲かせる人気のミニバラです。よく日の当たる風通しの良い場所で育て、土の表面が乾いたら鉢底から水が出るまでたっぷり与えます。肥料は3月から11月の間に月1回の置き肥や液肥を与え、花が終わったら切り戻しを行いましょう。



ユーフォルビア・カラキアスは、地中海地域が原産のトウダイグサ科ユーフォルビア属の常緑多年草(小低木)です。シルバーグリーン(青緑色)の美しい葉が上向きにまっすぐ伸び、春には黄緑色やライムグリーン、中央に黒や褐色の蜜腺がある特徴的な花(花苞)を咲かせます。ユーフォルビア属は、多肉植物、木本性、草本性と性質が多種多様です。ユーフォルビア・カラキアスは耐寒性があり、戸外で育てられる多年草のユーフォルビアで、自生地では乾燥した岩場の斜面などに自生しています。ユーフォルビアは、杯状花序と呼ばれる花を包む苞葉が花びらの様になっています。苞と花芯の色合いが美しく、シルバーグリーンの葉は冬も常緑を保ち、花のない季節もカラーリーフとして使うことができます。ユニークなフォルムは庭や花壇の中で引き立つ存在になります。丈夫で乾燥にも強いため、屋上緑化やロックガーデンなどの材料としても利用されています。なお、ユーフォルビアは、剪定すると茎先から乳液のような液体が出るのが特徴です。体質によってはかぶれることがあるので、肌の弱い方は注意しましょう。



ミニハス(ミニ蓮)は、茶碗やお椀、小さな睡蓮鉢などの限られた省スペースでも栽培できるように品種改良された、小型のハス(蓮)のことです。「茶碗蓮」とも呼ばれ、家庭のベランダや室内でも美しい花を楽しめることで人気を集めています。「手乗りハス」は、手乗りサイズの容器で栽培できるように改良された鑑賞用の花ハスです。大きな池や大型のタライがなくては栽培できなかった花ハスを、持ち運びできるほどの小型の容器で栽培できるように改良・育種したのが「手乗りハス」です。食用のレンコンや普通の花ハスは小型容器で花を咲かせることができませんが、手乗りハスは容器の大きさに合せて葉・花・レンコンが育ちます。大型の容器で栽培すると大きい葉と花を、小型の容器で栽培すると可愛い葉と花を観賞できます。葉や花、レンコンが容器の大きさに合わせて小さく育ちます。大きな池やタライがなくても、直径20cm前後の小さな鉢や容器で育てられます。手軽にビオトープやメダカの飼育容器と合わせて楽しむことができます。



ダチュラは、ナス科チョウセンアサガオ属に属する一年草や多年草の総称です。和名は「チョウセンアサガオ」で、ラッパ状の大きな花と甘い芳香が特徴ですが、植物全体に強い毒性(アルカロイド)を含む有毒植物としても知られています。白、紫、黄色などのラッパ(漏斗)状の花を上向きに咲かせます。花の後には、表面にとげのある実がなります。チョウセンアサガオやアメリカチョウセンアサガオなどがあります。園芸上、似たナス科の植物で木本(低木)であり花が下向きに咲く「キダチチョウセンアサガオ属(ブルグマンシア属)」もダチュラと呼ばれることがありますが、厳密には別の属です。根や葉、花や種子などすべての部位に強い毒性があります。過去には野菜(ゴボウやオクラ、ナスなど)と誤認して食べたことによる食中毒事故が発生しています。江戸時代には海外から薬草として伝わり、華岡青洲が世界で初めて全身麻酔による乳がんの手術を行った際、麻酔薬(曼陀羅華:マンダラゲ)の主成分として使われました。