ba3ji3の植物園32






ショウキズイセンは、園芸栽培される、球根性の多年草です。四国・九州・沖縄から中国・台湾などに自生がある、花が黄色いヒガンバナの仲間です。ヒガンバナ属に分類されるものの総称であるリコリスの一種で、鍾馗とは髭を豊かに蓄えた中国の魔除けの神ですが、どこをどう見立てられたのかは不明です。別名ショウキランとも云います。但し、ラン科に同名の植物があって紛らわしいです。園芸栽培されるリコリスは正体不明のものが多く「ショウキズイセン」とでも園芸ラベルが付されていない限りははっきりこれと見分けがつかないかもしれません。花色は濃いめの黄色ゆえに園芸業界でキバナヒガンバナと呼ばれることがあるかもしれません。花弁の縁はよく波打ち、ヒガンバナよりは少しばかり開花が遅れます。



レイシ(霊芝)は、マンネンタケ科に属するキノコの一種で、日本では「マンネンタケ」とも呼ばれます。光沢のある硬い見た目が特徴で、古くからアジアの伝統医学で薬用キノコとして、不老長寿の妙薬や縁起物として珍重されてきました。現代でも、そのβ-グルカンなどの成分が免疫力を高めるなどの働きが期待され、健康食品や漢方薬として利用されています。マンネンタケ、サルノコシカケ、仙草、吉祥茸など、数多くの呼び名があります。不老不死の薬や「幻のキノコ」とされ、吉祥のしるしとしても珍重され、絵画や彫刻などにも登場しました。現在では人工栽培が可能になり、その効能について研究が進み、漢方薬や健康食品、サプリメントとして広く利用されています。



ラミウム・マクラツムは、欧州原産で、シソ科オドリコソウ属の耐寒性・匍匐性多年草です。温帯地域に広く分布しています。草丈15cm程です。春に、花茎の先から輪状集散花序を伸ばし唇形の小花を多数咲かせます。花色には、赤紫・桃・白があります。半日影のグランドカバーやコンテナに利用します。同属の花には、ラミウムは、日本に自生するホトケノザやオドリコソウの仲間ですが、最もガーデニングに利用されるのは花が紫色のラミウム・マクラツム種由来の園芸品種です。地面を這うように広がる枝は1mぐらい伸び、グラウンドカバーやハンギングバスケットに多く利用されます。5月から6月、立ち上がった茎の先端にサルビアのような花穂を伸ばして花を咲かせます。葉は周年観賞できますが、葉が最も美しいのも開花時期です。



コリウスは熱帯・亜熱帯地域原産のシソ科コリウス属に分類される植物です。さまざまな葉色や形があり、暑さにも強く夏場のガーデニングに欠かせない人気の植物です。栄養系コリウスは実生系にくらべ種類が豊富です。小さなタイプから、人の背丈ほどになるものまでいろいろあります。葉の色や形も実生系コリウスに比べバリエーションに富んでいます。暖かいところできちんと管理すれば冬越しも可能です。秋口になれば再び鮮やかな葉色になります。庭や花壇の場合は植え付け時以外は水やり不用です。成長が早いので好みの形に仕立てられます。丈夫で枯れにくいので、なかなか時間がとれない人でも手軽に楽しめます。コリウスを増やすには、挿し木か種まきが一般的で、特に挿し木が最も簡単で確実です。挿し木では、5〜9月頃に株の先端の茎(10cm程度)を切り、下の葉を取り除いて水または湿った土に挿すことで発根させます。



ドラセナスルクロサバリエガータは、明るい黄緑にラインと水玉模様がミラーボールの輝きのように入るとても華やかな品種です。ドラセナの原産国は、ドラセナ属が熱帯アジア、熱帯アフリカ、マダガスカル、モーリシャス島など世界の熱帯地域に幅広く分布しているため、一概に定めることはできません。特に、観葉植物として人気の高い種の中には、マダガスカルやアフリカ、アジアが原産のものが多く存在します。この斑点模様から日本では「ホシセンネンボク」の別名で呼ばれることもあります。明るい間接光を好みますが、耐陰性もあります。 ただし長期間日陰に置くと葉の色が薄くなることがあるため、適度な光を当てることをお勧めします。



サンパチェンスは日本の種苗会社がインパチェンスの種間交雑で育成したハイブリッド種の一年草です。名前の由来は“サン=太陽+ペイシェンス=忍耐”からきています。その名のとおり夏の暑さや強光に耐え、きわめて生育旺盛で、初夏から秋遅くまで色鮮やかな花を咲かせます。花色は豊富でインパチェンスより草丈や花茎がやや大きくなります。サンパチェンスは、本来熱帯性の多年草ですが、耐寒性が非常に低いため、日本では冬越しが難しいことから園芸上は一年草として扱われることが一般的です。暑さに強いのが特徴で、株を大きくして夏の花壇を彩るのに適しています。半夏生は、見た目が特徴的で「花」のように見えるのは実際には「葉」の部分で、花穂は地味な白い花が集まった細長いものです。初夏に花が咲く頃に、花に近い葉の半分ほどが白く色づくことから、「半化粧(ハンゲショウ)」とも呼ばれ、この葉の白さが「半夏生」と呼ばれる植物の最大の特徴です。



ベニシタンは5月から6月が花期で白く小さな花を咲かせます。花は5枚花弁で大きさは1cmも満たないほど小ぶりです。ベニシタンの樹高は50cmから100cmほどの低木で庭木としても人気があります。ベニシタンは半常緑性で、地域によっては落葉します。落葉する地域では紅葉することもある美しい植物です。花の美しさ、紅葉、果実と楽しみが充実している植物と言えます。花が終わり9月から10月になると果実ができます。赤く熟し葉が落ちる冬まで残るためよく目立ちます。一般的に赤い果実ですが、種類によっては白い果実がつくものもあります。ベニシタンの花言葉は、「変わらぬ愛情」、「安定」、「統一」、「童心」です。秋になると真っ赤な果実をつけるベニシタンは、落葉したあとも果実が残ることから「変わらぬ愛情」という花言葉になっています。枝先までしっかり果実や葉がつくことから「安定」、「統一」となりました。



トウゴマブラックナイトは、別名をヒマと言います。公園や植物園などで秋の彩りとして植えられているのを見かけることもあります。原産地は東アフリカとされていますが、日本には平安時代以前に、中国から移入されました。唐胡麻の名の由来です。花は雌雄異花で茎の下の方に雄花、上の方に雌花が咲き、柔らかい刺のある果実をつけます。1㎝もある大きな種子を圧搾した油は、低温でも固まりにくいことから、工業用の潤滑油として利用された歴史があります。ひまし油(蓖麻子油)と聞くと、思い出される方もあるかもしれません。工業用には花色が緑色の品種が使われていたようですが、現在目にするトウゴマは若芽、花、果実が紅い「ベニヒマ」と呼ばれる品種が多く、緑色の品種を見る機会は稀です。



ガイラルディアは、キク科の宿根草で、鮮やかな花を春から秋にかけて長く咲かせ、耐暑性・耐寒性に優れるため日本の多くの地域で屋外栽培が可能です。日当たりと水はけの良い場所を好み、咲き終わった花を摘むことでさらに長く花を楽しめます。ガイラルディアは、南北アメリカ原産のキク科の植物で、品種によって一年草と多年草があります。現在流通しているガイラルディアは、オオテンニンギクとテンニンギクの交配種、それぞれの変種など、数多くの品種が流通し、毎年のように新品種が出ています。咲き方は一重、八重をはじめ、ユニークな咲き方の品種も作出されています。花色は、黄色、オレンジ、赤など発色の良いものが多いですが、シックな花色もあります。丈夫で開花期間が長く、発色の良い花色のものが多いので、夏の庭や花壇で活躍します。品種によって草丈が違うため、それぞれに合った場所に植え付けましょう。



ダンドクは熱帯アメリカ原産のカンナ科の植物で、コロンブスがアメリカを発見した後、タバコ、マリーゴールド、ヒマワリと共に16世紀中にはやばやとヨーロッパに導入された植物のひとつです。日本には江戸時代初期に入ってきましたが、現在では薩南諸島から沖縄まで分布しています。古くから広くアジアなどで栽培されてきた植物ですが、広範囲で野生化しています。草丈1mほどで茎は円柱状で直立し、長さ30~40cmの葉を互生して出します。花は、赤色から黄色の花弁化した雄しべが3個あり、そのうち1個に葯がつきます。さらに1個は反り返って唇弁になります。稔性があって、直径3cmほどの球状のさく果をつけます。



パープルファウンテングラスは、黒色に近い美しい銅葉に赤い涼し気な穂をつけ、夏の暑い花の少ない時期に花壇を涼しげに彩ります。赤い穂はやがて種が熟すと茶色になりますが、種に栄養を取られると生育が穏やかになりますので色が変わる前に取り除いて下さい。イネ科なので暑い時にはどんどん生長しますので定期的な追肥を行って下さい。秋になると葉はより銅色を帯びてきます。土が凍らなければ0℃位までは大丈夫なようですが安全に越冬させる場合は5℃以上必要です。地上の場合は掘り上げて土が凍らないようにして下さい。株分け、実生(種まき)で殖やす事が出来ます。



サルビア・ガラニチカは、南アメリカに分布するシソ科アキギリ属の多年草です。分布域はブラジル、パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチン北部など、南米の広い地域にあり、標高1000m以下のジャングルや森林の中などに自生しています。日本では本種サルビア・ガラニチカが「メドーセージ」と呼ばれることがありますが、「メドーセージ」とは本来サルビア・プラテンシスの英名です。これはかつての流通業者の誤用によるもので、現在はサルビア・ガラニチカの名前で呼ばれることの方が多くなっています。サルビア・ガラニチカの花期は5月~11月です。花期になると、茎の頂部に花序を出し、穂状に花を咲かせます。花序は20~25㎝程度の長さです。



ジュズサンゴは、白い花のあとに小さな赤い実をつけるヤマゴボウ科の北米南部から南米原産の非耐寒性常緑多年草(亜低木)です。半つる性で這うように横に広がりながら生長します。ジュズサンゴの名前は、実が数珠のように連なることに由来します。寒さに弱いため日本では一年草扱いされますが、暖地では越冬し、前年の茎は木質化していきます。こぼれ種でも増えるほど性質は強健で、熱帯地域では雑草化するほどです。ジュズサンゴの実の色は、赤の他、黄、ピンク、白などの品種もあります。開花期間が長く、実の観賞価値があるため生花として流通しています。ジュズサンゴは、日当たりが良い場所での栽培が適しています。耐陰性はありますが、光が足りないと花つきが悪くなるので実も少なくなります。ただし、真夏に直射日光が一日中当たり続けるような環境だと葉焼けを起こすので注意しましょう。



オキザリスはカタバミの仲間で800~850種があり、世界に広く分布しています。ロゼット状のものから低木状のもの、地中に球根をもつもの、多肉植物に近いものなど、形状はさまざまです。開花期や生育環境、性質も多様で変化に富んでいます。栽培の難易度も、種によって違いますが、中には初心者でも無理なく扱えるものも多くあります。日本には、ミヤマカタバミなど6種が自生するほか、7種ほどの外来種が帰化植物となっています。花は夜間や雨天には閉じていて、日中の日ざしを受けると盃状やロート状に大きく開きます。満開のとき、株を覆うように咲く様子は非常に見ごたえがあり、人目を引きます。葉はクローバーのような3小葉のものが多いのですが、4小葉のもの、5裂や10数裂するものもあります。



カナリア諸島の温暖な気候が起源で、ピナータ・ラベンダー は、その乾燥した日当たりの良い環境を模倣する条件下で繁栄します。この種は耐乾性があり、水はけの良い土壌を好み、湿度と排水のバランスを保ちます。過湿を避けつつ、毎週概ね水を与え、過度の浸透を避けながら最適な成長を促します。常緑植物として、ピナータ・ラベンダー は一貫した光を受け、水の使用を効率的に管理しながら、常に葉を維持するために穏やかな気温が助けとなります。ピナータ・ラベンダーは直射日光を必要とする植物です。この植物は地中海およびアジアおよびアフリカの一部に自生しているため、完全な日光の下で成長することに適応しています。したがって、庭でピナータ・ラベンダーを育てる場合は、日の当たるスポットに植えるのが最良です。



フィカス・アルテシマはクワ科フィカス属ゴムの木の仲間です。ライトグリーンの葉に鮮やかな黄色の斑が入ったアルテシマは、お部屋の中を一気に明るくしてくれるとても人気のある観葉植物です。その魅力は樹形にもあり、幹の緩やかなカーブと鮮やかな葉色はインテリアのポイントになります。 アルテシマとはラテン語で『最も背が高い』という意味で、樹高は大きいもので20mになる事もあるそうです。現在流通しているアルテシマは葉に黄色の鮮やかな斑が入っているのが特徴ですが、実は本来のアルテシマには斑が入っておらず、光沢のあるグリーンの葉っぱです。斑入りの方はアルテシマ・バリエガタが本来の名前なのですが、斑入りの方が圧倒的に流通しており、こちらが定着しています。代わりにグリーンのアルテシマは「アルテシマの青」や「アルテシマのグリーン」と呼ばれることが多くなっています。



ムラサキベケイソウは、日本では北海道に分布し、山地をはじめ草地などに自生します。中部以北に分布するという資料もありましたが、同じムラサキベンケイソウ族のベンケイソウが中部以北に分布と記載している資料が多いので、もしかしたらそちらのことかと思われます。草丈は30~50㎝ほど、葉は深緑色で互生、対生とまちまちのようです。葉の形状は楕円形で少し卵型にも見え、長さは5cmほど、幅は1.5~3㎝で縁が鋸歯になっており、ほんの少し肉厚な葉であることが確認できます。花期は8~9月で、茎頂に直径1cm弱の小さな花を密集させ、散房状に花を咲かせます。花弁は淡いピンク色をしていますが、よく観察すると先端部がピンク色、根元部分が白色となっているので、全体的に淡い色合いに見えるのかもしれません。花弁は先端がとがっており、5枚。星形といった表現がぴったりな形状です。



アメリカハイネスは、匍匐性で、四方に枝を伸ばし、枝先は下垂し、茎が地面に接すると、節から発根して這い広がります。葉は青緑色~灰青色で、開き気味の鱗片状で先端が尖り、表裏の区別はありま゛ん。幼木では針葉、成長すると次第に鱗葉が増え、針葉と鱗葉が混在します。雌雄異株で、早春にそれぞれ枝先に雌花や雄花を単生します。雄花は卵形で薄茶色、雌花は鱗状の球形で薄赤茶色で、果実は球形の球果で、若いうちは白緑色で、1年半で成熟すると、ワックス質に覆われた灰青色になります。アメリカハイネズは手入れが簡単で強靭な地を覆う球果植物です。 日光とよく排水された土壌で繁栄し、岩の庭や傾斜地に適しています。 適切なスペースを確保し、ジュニパー病を監視することなど、特別な注意点があります。 環境適応力が高く、要件が最小限のため、アメリカハイネズは手入れが容易です。



ノシランは、本州中部~沖縄に分布するキジカクシ科の多年草です。暖地の海岸沿いにある林内に多いですが、やや湿った半日陰地を好むため、ヤブランやジャノヒゲと同様、和風庭園の下草として使われることも多いです。茎や葉が平たく、その様子が「熨斗(のし)」に似るとして「熨斗蘭」と名付けられました。「熨斗」とは、贈答品を包装する熨斗紙の上方にある飾りで、本来は乾燥させたアワビを紐状にして紙で包んだものです。幅広く光沢のある葉を持ち、夏から秋にかけて花茎を伸ばし、白色または淡紫色の小さな花を咲かせます。秋から冬にかけて、緑色から



スイートアリッサムは小さい花が房~段状に固まって咲き、花には甘い香りが漂います。株はやや横に広がり、葉は小さく細長いです。秋から初冬に安価に出回るため、一年草扱いされることも多いですが、可憐な姿に似合わず強健で夏越しして秋に再び花をつけることも珍しくありません。春以降に花茎が立ち上がってきても背丈は低いままで、植栽したときのバランスを崩さないので寄せ植えや縁取りにピッタリです。日当たりと水はけのよい肥沃な土の場所を好みますが、日当たりさえあればあまり条件を選びません。通常は一年草扱いにしますが、夏に遮光すれば夏越しも意外に簡単です。株元が完全に覆われてしまうので鉢植えの場合は水切れに注意しましょう。



ベゴニア・センパフローレンスはベゴニア属のなかでも最もなじみのある種類です。開花期間が長く、春から霜が降りる晩秋まで咲き続けます。さらに暖地であれば、軒下などで冬越しすることもあります。街角や公園で花壇苗として多く利用され、小柄な草姿に鮮やかな花色がメリハリのある模様をつくり出します。コンテナの寄せ植えにも使いやすい植物です。春を中心に、花のついたポット苗が手ごろな価格で園芸店に並ぶので、それを5月に植えつけます。市販のタネを春にまいても夏から開花します。なお、普及種のセンパフローレンスとは異なりますが、‘ドラゴン・ウィング’や‘ビッグ’といった草丈50cm以上に伸びる大柄なタイプもあり、性質がほぼ同じなので、ここではセンパフローレンスの仲間としています。



イタリアン・アスターは別名では「アスター・アメラス」や「ミカエルデージーとも呼ばれるヨーロッパが原産の多年草です。イタリアン・アスターは、茎が長くて枝分かれがよく、枝分かれする茎は下部ほど長く、頂部ほど短くなる傾向があるため、花は株の表面を覆うような花姿をつくり、また花弁の形が細く糸状をしている所が特徴の植物です。イタリアン・アスターの草姿は叢生して地面から多数の茎が立ち上がります。茎は枝分かれが良く、枝分かれした茎は斜上に伸び、下部ほど長く、上部ほど短くなるため、全体の高さがある程度揃い、開花した時の花が1面に揃う傾向にあります。開花時期は夏から秋、花はキク科でよく見られる頭花の形をしており、頭花は直径が約3~5cmと大きく、外周にある舌状花が細く糸状をしています。花は切り花としても親しまれており、管理の仕方などにも左右されますが花瓶の中で約7日の日持ちがあります。



ベトナムコリアンダーは、パクチーとは異なるタデ科のハーブで、独特の香りが特徴です。ベトナムや東南アジア料理に欠かせず、パクチーよりも強い香りと、爽やかで甘みがあり、微かにドクダミのようなクセのある風味がします。葉はサラダ、スープ、鍋物など幅広く使われ、日本でも育てやすいハーブです。東南アジア原産で、タデに良く似て、草丈50センチ以上に成長します。葉にはコリアンダーとドクダミをあわせたような香りがあり、料理用に利用できます。コリアンダーの主な効能は、抗酸化作用によるアンチエイジング効果、デトックス効果、消化促進作用、ストレス緩和、美肌効果などです。葉はデトックスや美肌に、種子は消化器系の改善や心臓疾患リスクの軽減に役立つとされます。



プレクトランサスモナラベンダーは、南半球原産のシソ科の多年草で、南アフリカのカーステンボッシュ国立植物園で育成された園芸品種です。草丈は70cm前後で、花はラベンダーに似た筒状の濃紫色をしており、春と晩秋に咲きます。日が長い夏は花が少なくなりますが、厚みのある深緑色の葉が美しく、観葉植物としても楽しめます。鉢植えに適しますが、寒さにやや弱いので、冬場は明るい室内に取り込んで育てます。花を観賞するプレクトランサスは南アフリカで数種を交配して作られた品種と言われており、本来は多年草ですが、耐寒性が弱いため一般的には一年草として扱われることが多いです。プレクトランサスの花は、5月から11月と開花期が長いですが、短日植物のため、秋以降が開花の最盛期となります。



ペルシカリア・レッドドラゴン は、手入れが簡単で、しっかりとした植物種を好むガーデナー向けの低メンテナンスな多年生植物です。適度な湿気を持続させること、水を貯めすぎないように気をつけること、部分的な日光から完全な日光を提供することなどに特に注意を払う必要があります。ペルシカリア・レッドドラゴン はさまざまな土壌タイプに耐えますが、肥沃で排水の良い条件で繁栄します。その勢いのある成長パターンにより、望ましくない拡散を防ぐために定期的な刈り込みが必要となり、手入れが簡単であることが強調されます。そして、気になるのが耐寒性ですが、このレッドドラゴンは、耐寒ゾーン4から9に対応していると文献に記載されています。つまり、−34℃から−7℃の厳しい寒さにも耐えられる、タフなドラゴンなんです。



カンナは真夏の炎天下、大きな葉の間から鮮やかな花を元気に咲かせます。現在の品種の多くは、1850年ごろからアメリカ、フランス、イタリアなどで、さまざまな原種間で交配を繰り返して作出された品種で、ハナカンナと呼ばれています。花が大きく、花色も変化に富んでいます。また、葉色が美しい品種も多く、赤や黄色の縞斑、白のはけ込み斑、銅葉など多彩です。地下に根茎をもつため、土壌の乾燥に強いですが、一方で根が水につかるようなところでもよく育ちます。特に実生系の品種は、鉢を水につける腰水灌水が可能で、真夏の水やりが楽にできます。カンナの和名は「ダンドク(檀特)」または「ハナカンナ」です。ダンドクは江戸時代に日本に伝わった原種に由来し、ハナカンナは一般的に園芸品種として流通しているものを指します。



ヤナギバヒマワリは、アメリカ合衆国原産のキク科ヒマワリ属の多年草です。分布域は、アメリカ中南部のカンザス州、ミズーリ州、ネブラスカ州、オクラホマ州、テキサス州にあり、主にオザーク高原地域の開けた草原地帯に自生しています。ヒマワリと同属の近縁種で、ヒマワリが一年草であるのに対して本種が多年草であることから「宿根ヒマワリ」と呼ばれることもあります。代表品種である「ゴールデンピラミッド」がよく栽培されています。ヤナギバヒマワリの花期は9月~10月です。花期になると、茎の上部から花序を出し、6~15個、あるいはそれ以上の花を咲かせます。頭花(トウカ)…主にキク科の植物に見られる花序の形で、頭状花(トウジョウカ)とも呼ばれます。花序は一つの花のように見えますが、2種類の花で構成されています。中心部分の管状花(カンジョウカ)と、花弁のような舌状花(ゼツジョウカ)です。



ニトベギクは中央~北アメリカ原産の多年草です。頑丈な植物で茎は木質化し、低木のようになることもあります。高さは3m以上もあるので、植物園内では非常に目立ちます。大きさだけなら好条件で育ったキクイモも同じくらいの高さになりますが、ニトベギクの方が大きな葉を持ち、花も一回り以上大きくなります。ニトベギクの名は、旧五千円札でかつてはなじみ深かった新渡戸稲造氏が初めて日本に持ち込んだことに因むとされます。ニトベギクの葉は長さ約20cmで根本は卵形、先端は3~5裂します。花は茎の先端に数個着きます。花の形はヒマワリやキクイモに似ています。花序柄が紡錘状に膨らむところはマリーゴールドにも似ています。舌状花は20枚前後あり、頭花の直径は約15cmです。背が高すぎるので人が立って見ていても花を観察することはできません。



シマカンギクは、本州、四国、九州、中国や台湾にも自生している多年草です。草丈は30〜60 cmで、茎は細く根茎は横走します。葉は、長さ3〜5 cmで裏は絨毛が生えていて、互生し、卵円形か長円状卵形で、羽状に深い切込みがあります。花は黄色く、一見1つに見えますが、よく見ると外側にある舌状花と中央にある筒状花の2種類からなり、秋〜初冬に咲き2.5cmほどの大きさになります。まれに、白い花が咲くこともあります。花を油に漬け薬用とすることから、別名でアブラギク(油菊)とも呼ばれます。苦味が少なくなるよう品種改良されたものは食用菊としても利用され、また、お刺身の横に添えられているのよく見かけます。生薬キクカは軽く、もろく、特有のにおいがあり、わずかに苦みがあります。



ラナンキュラス ラックスは、宮崎県の綾園芸さんが異種間交配によって作出した新しいラナンキュラスです。ラックスという名は、ワックスをかけたようなキラキラした花弁から、ラナンキュラス+ワックスを合わせて「ラックス」と名付けられました。現在は「ラックスシリーズ」として、毎年のように新品種が増えています。花は一重~半八重で、1本の茎が分枝してスプレー咲きになるので、たくさんの花が楽しめます。耐寒性、耐病性に優れ、庭や花壇に地植えすると、水はけなどの環境があえば宿根草のように植えっぱなしで翌年開花するのも大きな特徴のひとつです。一般的なラナンキュラスより背丈が高く多花性のため、庭や花壇に植え付けると目を引く存在になります。花の日持ちも良く、つぼみのうちにカットしても、すべての花がきれいに咲くため、切り花でも人気があります。



ロサ・センパヴィエンスは古代ローマ時代にその美しさと強靭さで人気を博しました。庭園やパティオを彩るのに使われ、貴族や王族の間でも愛されました。その名の通り、「永続的な」という意味の『sempervirens』は永遠の生命力を象徴しています。ロサ・センパヴィエンスは手入れが少なくて丈夫で、基本的なケアで豊かに育ちます。健康な成長と花の生産をサポートするためには、日当たりのよい場所と排水の良い土壌、周期的な水やり、時折の肥料が必要です。ロサ・センパヴィエンスの特殊な注意点として、形を保ち、空気の循環を促進し、病気のリスクを減らすために年に一度の剪定が必要です。アブラムシなどの一般的な害虫に対する警戒も推奨されます。



ネリネは、姿形がヒガンバナに似ていることもあり、日本では従来あまり人気がありませんでしたが、欧米では育種が盛んに行われました。花弁が宝石のようにキラキラと輝くことから「ダイヤモンドリリー」の名前で親しまれ、近年は日本でも切り花や鉢物として注目されるようになりました。リコリスのような青色や黄色の花はありませんが、純白やその絞り咲きなどはとても美しいものです。流通する園芸種の多くは、ネリネ・サルニエンシスをもとに改良されたもので、耐寒性がないので、冬は凍らないように管理する必要があります。一方、ボーデニー種やウンデュラータ種は耐寒性があり、関東地方以西では戸外での栽培が可能です。またリコリスは半日陰でも育ちますが、ネリネは日当たりを好むという点で栽培環境が異なります。



ナンテンは、関東地方から中国大陸の暖帯にかけて分布する常緑低木です。温暖な地域の明るい樹林などで見られますが、国内のものは植栽由来の逸出野生化も多いため、本来の自生かどうかは定かでありません。ナンテンの果実には鎮咳作用があります。通常のナンテンの果実は赤く熟し、太陽光や霜の当たる場所では果実と同時に紅葉もみられます。常緑樹ですので、紅葉といっても落葉せずに、翌年春になると緑色に戻ります。シロミナンテンは、植物体全体にアントシアニン色素の生成を欠く品種で、果実は赤くならず、黄白色に熟します。また紅葉もせず、真冬でも葉が明るい緑色を保ちます。



オガタマノキは、日本で最も重要な神とされる天照大神が岩戸屋に隠れ、世界が闇に包まれた際、アマノウズメノミコトがこの枝を持って踊り、天照大神を外へ誘い出したと云います。これもあってか神社仏閣の御神木とされることが多いです。葉を神前に供え、神霊を招くために使われたことから「招霊(オキタマ)」、これが転じてオガタマノキと名付けられました。 オガタマノキの開花は3月下旬~4月上旬です。花の直径は2~5センチほどでモクレンやコブシよりも小さく、枝葉に隠れるように一輪ずつ咲くため目立たないです。



ハボタンは、夏にタネをまいて育て、寒くなるとともに色づく葉を冬から春にかけて観賞する植物です。キャベツの仲間である非結球性ケールから改良されたと考えられています。日本には江戸時代に食用として渡来しましたが、その後は観賞用として改良されてきました。ハボタンは日本を中心に品種改良が進み、江戸時代から東京で改良されてきた丸葉系、明治中期に名古屋地方で縮緬系ケールを交配して改良された縮緬(ちりめん)系、戦後大阪地方でつくり出された大阪丸葉系、1977年に発表された切れ葉系、さらにメキャベツ(芽キャベツ)と交配してつくられた系統のほか、葉に光沢があるものなど世界屈指の多様な系統があります。



ギンモクセイは、中国を原産地とするモクセイ科モクセイ属の常緑樹です。秋に芳香のあるオレンジ色の花を咲かせるキンモクセイ(金木犀)の方が有名ですが、基本種はこちらであり、キンモクセイはギンモクセイの変種にあたります。モクセイ(木犀)は動物サイの皮膚を意味し、樹皮がこれに似ることによるものです。ギンモクセイが日本に渡来したのは江戸時代で、以来、各地の庭に植えられていますが、庭木としてはキンモクセイの方が一般的です。しかし、造園業界等において単に「モクセイ」という場合、キンモクセイではなく本種を示すことが多いです。なお、ギンモクセイは中国由来ではなく、九州の産地に自生していたという説もあります。