四方山見物8

 

 





「最上川さみだれ大堰」は、河床の安定を図ることにより洪水を防ぐ機能と堰上流にある農業用取水口からの安定的な取水確保を目的として作られた施設です。最上川さみだれ大堰は、国土交通省 酒田河川国道事業所 飽海出張所にあります。ここは、庄内平野の水田への灌水用に最上川から取水するための堰で、取水時期にはダムの下から大きなゴムチューブが脹らんで堰を作り出します。取水時期以外の期間は空気を抜いており、川はせき止められることなく流れます。庄内平野の広大な水田に給水するため大規模な堰となっています。ここでは、最上川の魚を直接見ることのできます。

 



 

最上川スワンパークは、山形県酒田市、最上川の河口、出羽大橋の上流側の河畔につくられた、冬期に飛来するハクチョウたちを観察する河川公園が最上川スワンパークです。昭和41年に中学生が7羽のハクチョウを確認して以来、飛来数が増加し、平成8年にはハクチョウの飛来数日本一となった最上川河口に整備された公園です。白鳥たちとふれあえる河川公園は、冬になると、遠い北の国からたくさんの白鳥がやってきます。



 







酒田北港緑地展望台は、山形県が酒田港のシンボルとして整備した展望施設で、平成12年に開館しました。航路標識の役割を果たす灯台を兼ね備えた全国でも珍しい展望施設で、地上約18mにある7階展望室からは酒田港を一望できます。高砂ふ頭のコンテナクレーンが稼働する様子や、寄港した客船・自衛艦等を高所から観覧することができる貴重な施設です。また、酒田港をより広く知っていただくために、パネル展示を行っており、港の役割を学習することができるようになっています。団体での見学や視察の受け入れ対応も行っています。皆様のお越しをお待ちしております。また、この界隈は、夕陽鑑賞に適しています。

 

 

新井田川の源流は生石付近であり、矢流川と呼ばれていましたが改修工事を機会に本流の名称は全体が新井田川と統一されました。新井田川の河口は酒田市の東側(クリーンセンター前)から右、幸福川に分流し北に流れ豊川に入り北港に出る河口と、クリーンセンター前から左に流れ酒田本港流れる河口があります。

 

「とびしま」は7代目の定期船です。所要時間は現在の「ニューとびしま」(1989年就航)より10分短縮され、1時間20分になります。市が2008年度、広島県尾道市の造船会社に約7億2000万円で発注しました。アルミニウム製の双胴船で253トン。全長39.41m、幅10m、航海速力19ノットです。大きさは「ニューとびしま」とほほ同じですが、定員は70人少ない230人。客席間のスペースを広げるなど快適な船旅に配慮するとともにバリアフリー化し、車いすの利用者や足の不自由な人でも利用しやすくしました。

 



通常は飛島の勝浦港と酒田港を往復している定期船「とびしま」を貸し切って酒田港を巡るクルーズプランです。基本は1時間のコース(港内~港外~港内)、1時間半のコース(例:湯野浜沖、遊佐沖)にも対応可能です。船内の飲食は自由(持ち込み可)、屋外デッキも開放できます。沈む夕日と鳥海山のコントラストを海上からお楽しみいただけます。

 

酒田港は、山形県酒田市にある港湾です。港湾管理者は山形県で、港湾法上の重要港湾、港則法上の特定港に指定されています。酒田港は、山形県の北部酒田市にあり、最上川の河口に位置し、日本海に面しています。酒田港は、藤原秀衡の妹とも後室とも言われる徳尼公(とくにこう)が酒田に落ち延びた際に随伴した家臣36人により開かれたと言われるています。その時の家臣が「酒田三十六人衆」と呼ばれ、その子孫は、後に酒田を代表する大商人になりました。

 

酒田海保は海上保安庁酒田海上保安署として48年に設置、50年に海上保安部に昇格しました。その2年後に初代の巡視船「とね」(270トン型)が配備、76年まで24年間にわたり活躍しました。2代目の「とね」は350トン型とひと回り大きくなり同年11月に就役しました。2代目「とね」の就役からの総航行距離は地球15周半分にあたる33万7266カイリ(約62万4600キロ)。海難救助出動は340件、救助人員は413人。96年5月に酒田港で発生した中国人集団密入国事件の際、船内で事情聴取など行いました。やまゆきは、海上自衛隊の練習艦です。はつゆき型護衛艦の8番艦で、晩年は練習艦に種別変更され、しまゆき型練習艦の4番艦となりました。艦名は「山に降る雪」即ち「山雪」に由来します。なお、艦艇名としては旧海軍通して初の命名です。



江戸時代、酒田をはじめとする日本海の港や北海道の港から江戸や大阪に、米や魚、特産物などが船で運ばれていました。船は津軽海峡を通り江戸へ向かう東廻り航路と瀬戸内海を通って大阪、江戸へ向かう西廻りの航路があり、西廻りの航路を走る船を北前船と呼ぶようになりました。東廻りの航路では太平洋側を北へ向かう黒潮の流れに逆らって進む必要があるため、西廻りの航路の方が荷物を安く運べ盛んに利用され、酒田は北前船の寄港地として「日本の中心!?」と言われるほど繁栄した歴史が随所に残っています。2018年9月29日放映の「ブラタモリ」でも取り上げられました!

 

北前船は単に荷物の運搬をしていたわけではなく、寄港地で安くて良い品物があれば買い、船の荷物に高く売れる物があればそこで売る。さまざまな商材を取り扱い「商売」をしながら日本海を航海する、まさに「総合商社」と言える船です。また、北前船は「米を1千石(150トンの米)積むことができる大きさ」という意味から千石船ともよばれ、北前船史上最大の船は、2,400石も積むことができ、巨大な帆1枚で逆風でも進むことができる、すぐれた帆走性能のある船です。
明治期になっても、日本初の木造灯台である酒田灯台が作られるなど、発展を続けましたが、大正初期に羽越本線が開通した事により、輸送の主力は鉄道に取って代わられました。戦後、国際港湾に指定され、主にソ連から北洋材を輸入していましたが、最上川の河口に位置するために次第に手狭になり、1974年に、大型船舶への対応・酒田港の国際化・企業誘致を目的として、宮海地区の砂浜を埋め立てて酒田北港が開港しました。

 

はまゆき (護衛艦)は、昭和54年度計画2,900トン護衛艦2214号艦として、三井造船玉野事業所で1981年2月4日に起工され、1982年5月27日に進水、1983年11月18日に就役し、第2護衛隊群に直轄艦として編入され佐世保に配備されました。「はまゆき」の名は「浜に降る雪」即ち「浜雪」に由来します。みねゆき (護衛艦)は、昭和54年度計画2,900トン型護衛艦2212号艦として、三菱重工業長崎造船所で1981年5月7日に起工、1982年10月19日進水、1984年1月26日に就役し、同日付で第2護衛隊群隷下に新編された第42護衛隊に「はまゆき」とともに編入され佐世保に配備されました。

 

 

「みうら」は、海上保安庁の巡視船です。海上保安学校の5代目の練習船として運用されているほか、災害対応型巡視船として設計されていることもあり、大規模な災害が発生したときは被災地において救援活動などを実施します。練習船みうら及び実習船に乗船し、日本周辺海域を航海しながら船上において、各コースごと実習を行なうのが乗船実習です。この乗船実習で慣海性を養い、海を舞台にした厳しい環境のもと業務を行なうための強い精神力、忍耐力も養います。

 

 

「うずしお」は、中期防衛力整備計画に基づく平成7年度計画2700トン型潜水艦8107号艦として、川崎重工業神戸工場で1996年3月6日に起工し、1998年10月15日に進水、2000年3月9日に就役した後に第2潜水隊群第2潜水隊に配属された。水中でほかの潜水艦などを探知する能力に重点を置いた潜水艦。2000年に横須賀を母港として配されました。音波吸収材が船体に取り付けられ、敵のソーナーから見つかりにくいほか、魚雷や機雷などを搭載しています。

 

せとしおは、海上自衛隊の潜水艦。おやしお型潜水艦の10番艦。艦名は瀬戸の潮から由来し、この名を受け継いだ日本の艦艇としては、ゆうしお型潜水艦「せとしお」に続き2代目にあたる。基準排水量:2,200トン、水中排水量:2,900トン、全長:76m、最大幅:9.9m、吃水:7.4m、機関方式:ディーゼル・エレクトリック方式出力:水上:3,400 馬力 (2,500 kW)、水中:7,200 馬力 (5,300 kW)、速力:水上:12 ノット (22 km/h)、水中:20 ノット (37 km/h)、乗員:80名(幹部10名、曹士70名)

 

「すずなみ」は、中期防衛力整備計画に基づく平成13年度計画4,600トン護衛艦2243号艦として、アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド横浜工場で2003年9月24日に起工し、2004年8月26日に進水、2006年2月16日に就役し、第3護衛隊群第3護衛隊に新制配置された。2012年12月18日、第14次派遣海賊対処行動水上部隊としてソマリア沖・アデン湾に向けて大湊から出航し任務を終え2013年6月10日に帰港します。



ひゅうがは、海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦。ひゅうが型護衛艦の1番艦。艦名は令制国の日向国に由来し、大戦中に航空戦艦に改装された経歴を持つ伊勢型戦艦2番艦「日向」に次いで二代目、海上自衛隊の護衛艦としては初代である。 女性自衛官17名が乗員として初めて配備された護衛艦である。基準排水量. 13,950t. 主機械. ガスタービン4基2軸. 速 力. 30kt. 主要兵装. 高性能20ミリ機関砲 2基VLS装置一式魚雷発射管2基哨戒ヘリコプター. 馬 力. 100000PS.乗 員. 約380名. 主要寸法. 197x33.0x22.0(長さ、幅、深さ)

 

「てんりゅう」は、航空標的機を飛行させて護衛艦のミサイル訓練射撃及び護衛艦の砲による対空訓練射撃を支援すると共に、訓練射撃の結果を評価する事を主任務としております。そのため、航空標的機を海上て゜発射し、飛行管制するための標的機多重管制装置や、ミサイル訓練射撃結果を評価するためのミサイル評価装置I型を有しています。特徴として、最大4機の航空標的機を発射し、それぞれの航空標的機を同時に飛行管制する事が出来ると共に、「てんりゅう」から発射された航空標的機を目標として、護衛艦から発射された訓練用ミサイルと航空標的機の交差する距離を算出しミサイル射撃が成功したか否かを判定する事が出来ます。基準排水量:2450トン、全長:106m、最大幅:16.5m、深さ:8.6m、喫水:4.1m、速力:22ノット、乗員:144名、機関:ジーゼル機関4機、馬力:12800PS

 

「しらせ」は、海上自衛隊に所属する自衛艦で、南極地域観測協力を行う我が国唯一の砕氷艦であり、物資及び人員の輸送を任務とするほか、観測支援を行っています。砕氷の仕組みは、1、連続砕氷:氷厚1.5mまでの氷は、強力な推進力で連続的に砕氷して前進します。2、チャージング(ラミング)砕氷:氷厚1.5m以上の氷は、一旦艦を200~300m後退させ、最大馬力で前進し、氷に乗り上げ、艦の自重で氷を砕きます。



飛鳥Ⅱ:総トン数50,142トン、全長241m、全幅29.60m、旅客定員872人、就航2006年、船籍日本、運航会社郵船クルーズ株式会社、特徴日本最大のクルーズ客船。客室は全て海側に面しており、充実した施設を備え、豊富な食事、エンターテイメントやカルチャー教室など多彩なイベントが行われ、船そのものが楽しめます。



にっぽん丸:総トン数22,472トン、全長166.6m、全幅24.00m、旅客定員523人、就航1990年(2010年改装)、船籍日本(東京)、運航会社商船三井客船株式会社、特徴2010年3月に施設とサービスの両面にわたり大幅なグレードアップを図るための大改装を実施して再デビュー。新ダイニングや高級スパも新設しました。



ぱしふぃっくびいなす:総トン数26,594トン、全長183.4m、全幅25.00m、旅客定員644人、就航1998年、船籍日本、運航会社日本クルーズ客船株式会社、特徴日本船主向けに建造されたクルーズ客船としては、最も新しい客船です。初心者や若いカップル、ファミリー層にも参加しやすいクルーズを展開しています。





スロー・クルージング」をテーマにしたコスタ・クルーズの「ネオコレクション」シリーズの客船です。かつては「コスタ・ロマンチカ」として就航していましたが、2012年の大規模改装後、「ネオ」を冠した「コスタ・ネオロマンチカ」となりました。以前よりもスイート客室が増えたほか、オープンキッチンのレストラン「クラブ・ネオロマンチカ」などが増設されるなど、船内はゆったりとした船旅にワンランク上の雰囲気に包まれています。2017年には日本発着での日本海周遊クルーズに就航しました。



ダイアモンド・プリンセスは、日本国内で建造された中ではアイーダ・プリマとアイーダ・ペルラに次いで、最大クラスの客船。1337室のうち72%の960室はいわゆる「オーシャンビュー」とし、56%の748室には専用バルコニーを具備。バリアフリーに配慮した客室が29室。レストランは乗客の好みに応じるため7つ、24時間営業のものもあります。環境規制の厳しいアラスカ水域での運航に配慮した排気・排水対策のため、ガスタービンの採用や最新鋭の排水処理システムを完備しています。



2002年10月1日、午後5時50分頃、長崎市飽の浦町の三菱重工業長崎造船所内にて造船所2180番船として艤装工事中のダイヤモンドプリンセスが火災を起こした。出火時に船内では約1000名の従業員が作業をしていたが全員すぐに避難して怪我人などは出なかった。稲佐消防署の発表では出火場所は船体中央部付近で全14デッキ(甲板)のうちの下から5番目のデッキ付近から出火したと見られています。施主であるP&Oに対する納入期限が2003年7月に迫っていたため、同時に建造していた2番船(造船所2181番船・サファイアプリンセス)を急遽ダイヤモンドプリンセスとして改修し、2004年2月に(「ダイヤモンドプリンセス」としては)7ヶ月遅れながらも納入にこぎつけた。なお炎上した造船所2180番船は造船所の香焼工場に移されて焼損部分を完全に撤去し、サファイアプリンセスとして改修され2004年5月にデビューを果たしています。



バルセロナを意識した13万7千トンの大型客船「MSCスプレンディダ」を運航するMSCクルーズはイタリアを拠点とする船会社です。経営的な本社はスイスのジュネーブに置かれ、運行的な本社はイタリアのナポリに置かれている。MSCクルーズは完全なるスイス資本であり、世界全体で約23,500人の従業員と70カ国の支社がある。巡航速度:21.00ノット 総トン数: 137,936トン 船客定員:4,363名 クルー:1,370名 全長:333m 全幅:37.92m 就航年:2008年