四方山見物19

 



磐梯吾妻道路は、かつて福島県福島市にあった有料道路です。福島県道路公社が管理する一般有料道路でしたが、2013年に恒久無料開放されました。福島県道70号福島吾妻裏磐梯線の一部です。無料開放後も磐梯吾妻スカイラインの名称は通称として使われています。

 

全長約29km、最高標高1,622m(平均標高1,350m)の観光道路で、「日本の道100選」では、日本離れしたスケールの山岳道路としても認められています。Twitterで「日本のアリゾナ!?」としても話題となり、絶景ドライブを楽しみたい方におすすめです。春・夏・秋と季節の移ろいごとに様々な絶景を楽しめるので、何度も足を運んでみたくなるスポットです。なお磐梯吾妻スカイラインでは、ガス濃度が高くなる場所(硫黄平橋周辺・浄土平から高湯側へ約105km)があります。周辺には看板がありますので注意して走行しましょう。



浄土平は、標高約1600mに位置し、火山礫に覆われた荒々しい山肌をはじめ、沼や池塘を散りばめた湿原、高山植物のお花畑など、変化に富んだ風景が広がっています。福島市内から車で約1時間。ビジターセンターを中心に、駐車場、登山道、自然探勝路などが整備され、手軽に高山の自然を楽しむことができます。夜の浄土平は、満点の星空が広がる全国でも有数の「スターウォッチング」ポイント。望遠鏡を備える天文台で、本格的な天体観測を楽しむことができます。



5月上旬、まだ多くの雪が残る浄土平にも遅い春が訪れます。早春の磐梯吾妻スカイラインの醍醐味は、「雪の回廊」を走る絶景ドライブがお勧めです。道の両側にそびえる雪の壁にキラキラと反射する春の太陽、吾妻小富士の山肌にくっきりと姿を現すうさぎの雪形。待ちわびた春の到来に胸が高鳴ります。5月中旬を過ぎると、まばゆいばかりの新緑の季節。躍動感あふれる、木々の芽吹きの競演が始まります。

 

一切経山の噴火(1893年)から約120年、いまだ赤茶けた山肌がむき出しの荒涼とした景観が広がる一方、それとは対照的に、厳しい環境の中で懸命に生きる高山植物の可憐な花が、生命力に満ちあふれた彩りを魅せてくれます。また、秋には山々がいっせいに紅葉し、赤や黄色のコントラストを見せてくれます。磐梯吾妻スカイラインの中間地点にある人気のスポットです。磐梯朝日国立公園の一部で、標高約1,600mに位置する浄土平は、東吾妻山、一切経山(いっさいきょうざん)、吾妻小富士などに囲まれており、周辺の火山噴火によって生成された景色は、一見の価値ありです。



吾妻小富士は、秀麗な小型の富士山を思わせ、地元の人々にも古くから親しまれている名山です。浄土平駐車場わきからの登山道(階段)を約10分登ると直径約500mの火口の眺めは圧巻で、火口底までは約70mあります。火口壁をぐるりと一周すると1時間かかります。浄土平や福島盆地など展望も抜群です。



 

 

半田山自然公園は、標高863mの半田山と、その中腹にある半田沼の自然景観を生かした公園です。森林浴ができる遊歩道や、半田山を一周する登山道があり、山頂からの眺めは格別です。テントサイトもあり、気軽にアウトドアが楽しめます。春と秋に山頂付近から半田沼を見下ろすと、ハート型に見えることから「ハートレイク」として人気です。沼の周りにはソメイヨシノ、ヤマザクラなど様々な種類の桜が咲き誇り、水面に映る逆さ桜が見どころです。秋は沼を囲うように彩る紅葉を楽しめます。



 



摺上川ダムは、福島市飯坂町茂庭地内に建設された多目的ダム。ダム湖の面積は東京ドーム約98個分の4.6平方キロメートル、貯められる水の量は25メートルプール約31万4000個分の約1億5000万立方メートルです。型式は「中央コア型ロックフィルダム」。岩石や砂利、粘土などを積み上げ、造られています。摺上川ダムは、水害を防ぐための洪水調節やかんがい用水補給、水道用水供給、工業用水確保に加え、水力発電を行うなど、さまざまな役割で人々の生活を支えています。

 



 

西吾妻スカイバレーは桧原湖の北にある早稲沢地区と山形県白布温泉を結ぶ全長17.8kmの山岳道路です。戦国時代、山形県の米沢藩と会津藩で合戦が行われた時は、この峠を徒歩や馬で越えていったと云います。早稲沢地区から走り始めて数キロは緑に囲まれたまっすぐな道が続きますが、暫くすると、急に坂道に差しかかり、道路もヘアピンカーブが続きます。眼下にはつづら折りの道が続き、正面には磐梯山と桧原湖を見渡すという、絶好の展望スポットにもなっています。駐車スペースもあるので、ドライブ途中でその景色を眺める観光客も多いです。さらに進むと県境の白布峠が見えてきます。峠は園地になっており、白布峠には、山形県出身の童話作家、浜田広介の生誕100年を記念して建てられた石碑があります。

 

JR福島駅から西に約10キロ。磐梯吾妻スカイラインへ導く高湯街道を西に車を走らせると、新緑豊かな山あいに「美肌の湯のんびり館」と書かれた看板が見えてきます。木々の間からのぞく長さ70mのつり橋が見えてきます。つり橋の手前に車を止めると、「幸福橋」と記されています。つり橋を静かに渡ると、川音が大きくなってきます。つり橋の下を流れるのは福島市中心部へと流れる須川の上流部です。つり橋から川底まで10m以上はありそうです。橋下をのぞくと温泉の影響なのか、淡いブルーの水の中から川底が見えます。まぶしい緑と、渓流の音の響き、日常の喧騒を離れ、別世界に引き込まれるようです。





日本を代表する写真家 故 秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」と毎年訪れていた花の名所です。ウメ、トウカイザクラ、ヒガンザクラ、ソメイヨシノ、レンギョウ、ボケ、ハナモモなど約70種類もの花々が、まさに百花繚乱のごとく一斉に咲き競う様は圧巻です。頂上での吾妻連峰と花々のコントラストもおススメです。花木生産農家の方が、長い年月をかけて雑木林を開墾し、生活のために花を植えたのが始まりで、その美しさが人を呼び、「自然の花の美しさを一人で見るのはもったいない。 この喜びを万人のものとしたい」との願いから、昭和34 年に畑を一般開放し、今では国内外の観光客に親しまれています。

 

 

梅や桜だけでなくハナモモ、レンギョウ、モクレンなどが一斉に咲き誇る花の名所です。その美しさは写真家の故秋山庄太郎氏に「桃源郷」とまで言わしめるほど。春になると約70種類の花が次々と咲き競い、周辺の花木農家の畑と共に山全体が淡いピンク色に染まって見える様は圧巻です。種類が多いため見頃の期間が長いのも特徴の一つです。吾妻小富士に降り積もった雪が解け始めると、天気の良い日には、その山肌にうさぎの形をした残雪が見られ、「吾妻山の雪うさぎ」の景色を楽しむことができます。また、山頂からは、咲き誇る花々の間から福島市街地の風景が眼下に広がります。桜のシーズン中には全国からお客様が訪れます。

 



花木農家の阿部一郎さんが「自然の花の美しさを、誰でも気兼ねなく見られるように」と、個人の畑である土地を、気楽に散策できる“公園”として無料で一般開放してくれたのです。そのおかげで、福島県を代表する花の名所として全国各地から毎年多くの方が訪れるようになりました。

 

 



 

二本松城跡の築城は、古く畠山満泰が応永21年(1414)に塩沢の田地ケ岡よりこの白旗ケ峯に居を移し、二本松城と号したとされています。天正14年(1586)に伊達政宗が畠山氏を滅ぼして二本松城は伊達の支城となりましたが、豊臣秀吉の奥州仕置以後、二本松は蒲生・上杉の支城として城代が置かれました。その後松下・加藤氏を経て、寛永20年(1643)に丹羽光重が10万700石で入封、城内の石垣等の修築を行うとともに城下町整備を行い、二本松藩の居城として明治維新に至りました。

 



現在の二本松市街地の原型はこの近世二本松藩成立期の丹羽氏により形成されたもので、基本的には現況の町割と大きな差はありません。このように中世から近世にかけて奥州の要としての位置を占めた二本松城跡は、戊辰戦争においても重要な役割を果たしましたが、慶応4(1868)年7月、二本松少年隊の悲話を残して落城しました。その後、城跡には二本松製糸会社(後に双松舘)が明治6年に建設され、当地域における近代化に大きな役割を果たしました。

 



 

 

郡山石筵ふれあい牧場は、広大な敷地内に豊かな自然が広がる観光牧場で、市民の憩いの場、ふれあいの場として、また郡山市の畜産振興の拠点として、平成7年のオープン以来、多くの方々に親しまれています。牧場内では馬やロバ、羊、うさぎなど、たくさんの動物たちとふれあえます。初心者も安心して楽しめる乗馬コースや、敷地内を流れる小川沿いのバーベキューハウスをはじめ、マウンテンバイク、ターゲットバードゴルフが楽しめるほか、特製のソフトクリームも好評です。高原の広大な敷地の中、アルパカ、馬、ウサギなどとふれあえる家畜動物園や搾りたての生乳を使用したソフトクリーム、バーベキューなどのおいしいもの、おもしろ自転車、ターゲットバードゴルフなどが楽しめる施設です。

 

 



 

天栄村は村の中央にある峠を境に東部と西部で異なる自然環境をもっています。東部は美しい農村風景が広がる田園地帯で、西部は山あり湖ありの高原地帯です。自然と触れ合う楽しさが満載で、四季折々の自然の魅力を感じることができます。天栄村は福島県の南部に位置し、東京からはおおむね200km圏内の場所にあります。東に阿武隈高地(山地)を仰ぎ、西に大内宿で有名な下郷町、北に鶴ヶ城を有する会津若松市、郡山市、須賀川市、南に松平定信公のお膝元である白河市に接しております。東西に伸びた形が特徴です。