温泉三昧13

 

 

大平山荘は、鳥海ブルーラインの中程、鳥海山の4合目、標高1000mの地点に位置しています。宿泊だけでなく、日帰りの入浴、食堂、売店も営業しています。鳥海ブルーラインは、ゴールデンウィークの残雪、初夏の新緑、秋の紅葉と季節に応じて様々な顔を見せます。隣接して展望台、鹿公園もあります。日本海に沈む夕日の絶景や、かわいい小鹿との触れ合いにて、心癒されます。大平山荘は眼下に日本海と庄内平野が一望でき登山の利用拠点にもなっている国民宿舎です。

 

鳥海自然文化館遊楽里は、平成10年4月遊佐町吹浦にオープンした施設です。「出羽富士」鳥海山の山麓に湧き出す効能に富んだ温泉が日本海の雄大な眺めと共に、心身を癒してくれます。自然と温泉丸ごと独り占めって感じになります。遊楽里は、日本海のすぐ側にたたずむ温泉宿泊施設です。全てのホールより、東北一の独立峰「鳥海山」を眺める琴が出来ます。また、近くからは秋田県「にかほ」市に通じる有料観光道路「鳥海ブルーライン」などもあり、四季折々の景観を楽しむ事が出来ます。

 

鳥海温泉「あぽん西浜」は、山形県最北部の遊佐町の北西吹浦地区にあり、庄内砂丘の北端で月光川河口の西浜海水浴場に最も近く、黒松林に囲まれた所にある温泉です。遊佐町吹浦は鳥海山の麓、秋田県と山形県の県境にあります。鳥海山の海に面する小さな港町です。鳥海山は 出羽富士とも呼ばれる東北を代表する山の一つで、遠くから見ると裾野を広げた美しいシルエットの独立峰です。日本海からの西風をまともに受け、よく傘雲がかかります。「あぽん西浜」は、昭和63年に開湯した温泉です。近くにはキャンプ場や海水浴場などがあります。

 

ゆりんこは、舞鶴公園、八森自然公園に隣接する日帰り温泉施設です。荒瀬川の畔に、緑の森に囲まれて湯をたたえる八森温泉「ゆりんこ」があります。全国「水の郷百選」に名を連ねている、郷「潤う水の八幡」は鳥海山に抱かれ、その恵を一身に受け育まれてきた町です。露天風呂は岩造りで10人ほどが浸かれます。湯は紅茶色をしていてつるつる感のあり、海に近いからか、塩分を感じる湯です。

 

湯の台温泉は八幡地区の北東、出羽富士「鳥海山」の南山麓にあります。鳥海山荘は、都市と農村の交流促進やグリーンツーリズム活動の拠点施設として、平成14年6月に新しい場所にオープンしました。周辺には、鳥海高原家族旅行村、環境省猛禽類保護センターがあり、北に鳥海山、南に庄内平野や日本海を望む見晴らしのいい場所です。鳥海山への登山や釣り等の活動拠点、温泉の保護基地になっています。温泉は庄内平野を望み、露天風呂では青空の下で草原の開放感を味わうことが出来ます。又家族風呂ではヒノキの浴槽でゆったりと温泉が楽しめます。

 

日向川は、鳥海山に源を発し酒田市で日本海に注ぐ独立河川で、隣を流れる月光川とともに趣のある名前で、山形でも屈指の人気渓流です。中流部ではヤマメが中心。上流部ではイワナが釣れ、漁協による放流もしっかりしています。その下流の川沿いにある宮海温泉は酒田市の北東、遊佐町との町境の日光川の川辺で国道7号線沿いにある温泉です。施設は田舎の 素朴な健康ランド的なもので、規模もそう大きくはありません。

 

庄内平野の眺望に出会い、湧き出るお湯にふれあい、笑みがこぼれて和気あいあい。酒田市楢橋地区の小高い見晴らしの良い山の上に2005年10月オープンした新しい温泉施設です。この温泉は源泉温度が低いために加温をしています。そのボイラーの燃料は地球環境にやさしい木質ペレット燃料を使用しています。森林バイオマスは石油などの化石燃料と違い、温暖化の原因とされる 二酸化炭素を増やさないエネルギー資源です。眼下に広がる庄内平野と森林の四季の移り変わりを感じられる温泉施設です。

 

小林温泉は酒田市平田地区の南東、小林川の上流にあり、平田地区の奥座敷と言われております。静かな山間にあり、自慢の山菜料理と温泉が楽しめる温泉宿です。日常生活の雑踏を離れ、豊かな自然の懐に抱かれてゆったりと明日への活力と鋭気を養う事ができます。一軒宿の小林温泉は、旧平田町の健康増進施設として、昭和57年にオープンしました。町の天然記念物に指定れた、「平田の不動杉」を眺めながら静かな環境の中でゆっくり温泉を満喫できます。

 

眺海の森さんさんは、山形県酒田市の眺海の森山頂の外山ロッジ西側に平成13年に建設された新しい施設です。所謂温泉施設では有りませんが、ここの目玉は何と言っても庄内平野が一望出来る美しい景色の中で、ゆっくり入浴出来る事です。眺海の森があるここ松山地区は二万五千石の城下町で多くの史跡やイベントがあり、その歴史を肌で感じる事が出来る地域で1月・6月・8月に松山能が、4月20日に神楽舞、5月1日には武者行列等の行事があり、松山歴史公園や洞瀧山総光寺の史跡も見所です。

 

観音湯のある松山町は城下町でその松山藩は、庄内藩主酒井忠勝の遺言により、三男忠恒に二万石を分封したところから始まりました。松山温泉「観音湯」は庄内平野を一望する高台に昭和63年に開業した温泉宿です。観音湯の源泉は1キロほど山の奥に自然湧出する14℃の鉱泉です。無味無臭で源泉100%の温泉で加熱のみ手を加えています。泉質の良さもさることながら、なんといってもこの絶景が自慢です。眼下に蛇行する最上川の流れが見え、天気が良ければ遙か酒田港の火力発電の煙突まで望めます。又地平線に沈む夕陽や、庄内平野の夜景を眺めながらの湯浴は最高です。

 

本町温泉は、山形県西北部日本海側の酒田市役所の西、酒田市の中心地、本町に平成10年10月10日SPA GARDENとしてオープンした日帰り温泉施設です。アルカリ性の泉質を持つことから肌がスベスベし、いわゆる「美肌の湯」と言えます。スパ・ガーデンは酒田市にある民間の日帰り温泉です。街の中心部近くにあり、市民が日常の銭湯として使ってる感じの施設です。

 

酒田市の中心部から南へ3kmほど行った飯森山の高台に最上川や日本海を望む丘陵地にある温泉付きホテルです。併設された野外や屋内のテニスコート、ゲートボール場などのスポーツ施設も完備されています。最上川の河口スワンパークを挟んだ対岸の丘の上に「かんぽ」の郷があります。飯森山温泉は、平成8年簡易保険加入福祉施設としてオープンしました。今の時代の評価は、無駄遣いの箱物とでも言うのでしょう。

 

月の沢温泉は庄内町(旧立川町)の南南東、月山(1984m)の北にある唯一の温泉で玉川上流の山中にある一軒宿の温泉です。立谷沢川沿いに遡って行くと赤い屋根の施設が高台に見えて来ます。高台の為眺望がよく、湯に浸かりながら開放感を感じます。庄内町の公営施設で旧立川町が昭和55年に開湯しました。泉質は薄い酸性泉で冷鉱泉の為に加温しています。閑静な自然に囲まれてゆっくり入浴を楽しめます。ここも言わば秘湯と言えます。

 

余目地区は、山形県の北西部に広がる庄内平野のほぼ中央に位置しています。山形県の母なる川である最上川が流れ、北に出羽富士とも呼ばれる鳥海山、南に出羽三山の月山を望み、自然豊かでのどかな田園風景が広がっています。隣の三川町と共に 山形県では山岳地帯が全く有りません。余目(あまるめ)の地名は、陸奥国信夫郡余目の荘司の子孫・佐藤知基が建てた余目城がルーツとなっています。庄内米の産地である余目町は昔より稲作の育種研究の盛んな土地柄で、現在の良質米のルーツである「亀の尾」の生みの親「阿部亀治」はこの地の出身です。余目温泉「梵天」は町の中心部にお城のような建物が目印の温泉施設です。平成元年6月にJAが運営する施設としてオープン致しました。

 

JR「余目」駅より徒歩7分の位置にある日帰り温泉施設です。日本の伝統家屋である町屋をイメージした広い館内、土縁ギャラリーには地元アーティストによる作品やプロダクトなどが並び、温泉とは思えないモダンな雰囲気で好評の庄内町ギャラリー温泉町湯は、温泉とギャラリーが融合した新しいスタイルの温泉施設です。中庭を囲むように浴室や露天風呂が配置され、サウナや食堂もあります。温泉は子供からお年寄りまで家族揃って安心して入れる優しい泉質です。浴室はシンプルで洗練されたデザイン。天然温泉は、推測では薄いモール泉系の温泉で、滑らかなお湯がお肌をスベスベにさせます。褐色に色付いていており、贅沢に源泉かけ流しで堪能できます。露天風呂、サウナも完備されていています。驚いたのはトイレの水も温泉を利用していることでその旨も明記されています。

 

庄内平野の酒田市と鶴岡市の間に三川町があります。その旧7号線沿いの一角に大規模な公共施設が見えてきます。庄内平野の美しい田園風景の中にどっしりとかまえた昔懐かしい庄屋風の造りの田田はその中のひとつの建物で、日帰り入浴施設になっています。漆喰の白壁と黒い大柱の昔懐かしい景色です。泉質の違った2本の源泉を岩風呂と石風呂に引いてあります。浴槽の天井下の周りには、この地方の方言が表示してあり、その意味を考えながら入浴できます。

 

湯殿山温泉は、鶴岡市(旧朝日村)の南東、湯殿山の旧六十里越街道沿いにあり、湯殿山神社詣や月山登山の入口にある一軒宿です。参拝者や湯治客、それに登山者にも利用されいいます。宿の前には釣り堀などもあり賑わっています。「語るなかれ」「聞くなかれ」でお馴染みの霊験あらたかな湯殿山神社の麓にある温泉は、厳粛な雰囲気があります。源泉は参道沿いにある丹生水上神社御神体の湧き水で、複雑な温泉成分構成の冷鉱泉を加温して注がれています。

 

「語るなかれ」「聞くなかれ」修験道の霊地・湯殿山は、標高1500m、月山南西山腹に連なる なだらかな稜線の山。出羽三山の奥宮とされる湯殿山神社本宮は、写真撮影禁止、参拝は土足厳禁という厳しい戒めで知られる神社。温泉の湧き出る巨岩が御神体で、多くの参拝客で賑わいます。湯殿山のご信仰は、宏大無辺なる、この世の全てのもの、何ものをも包みこむ慈しみの御心、また月山、羽黒山、湯殿山の三山を詣でることにより、過去、現在、未来を経る三関三度の教えによる、生まれ変わりの信仰とも言えます。尽きることの無い、満ち溢れるような御神徳の如く、滾々と絶えることなく流れいずる御神湯を身に纏われた大神様(御神体)は、時の移ろいの中にも其の御姿は変わらず、閉山中の厳寒期の10mを優に越える積雪の中にもぽっかりと、太古の御姿そのままに鎮まります。梵字川の流れに耳を傾け、湯殿山のなだらかな山容を愛で、四季折々の眺め、草木のそよぎ、その香りを肌に感じながら、暫し俗世を離れてこの幽玄の世界に浸り、湯殿山のご信仰であります生まれ変わりの時を過ごし、心身ともにあらたかなる神の御恵を頂戴されんことを切に念じております。

 

湯殿山本宮までの参道に鎮座する、水の神様「丹生水上神社」源泉温度18度の国内では稀な二酸化炭素鉱泉が滾々と湧き出ています。この二酸化炭素鉱泉が「湯殿山参籠所・神の湯」の源泉です。浴室には、天照大神の妹神と言われる「丹生都日女神」が御祭神として祀られており、やさしいパワーに溢れた神様の御神湯に入ることができます。浴室の〈神棚〉に一礼してからお入りさい。湯殿山信仰の「生まれ変わり」の時を過ごすことができます。出羽三山の1つ湯殿山にある有名な湯殿山神社大鳥居のすぐ横にある「湯殿社参篭所」にある鉱泉です。この参篭所に温泉があるという事はほとんど知られていません。「御神湯風呂とは神様の御神湯に入り,心身共に大神様の御神徳を頂くことを旨としております。」と但し書きにあるように,御神湯なのでこのお湯で体を洗ったりしてはいけない。その代わりに体を洗うためのふつうの浴室も備えてあります。

 

日本海沿岸東北自動車道の庄内空港インターから車で10分弱の所で、湯の浜温泉のすぐ近くにある人気の公共の宿が「いこいの村庄内」です。広い敷地内には10万株もあるというチューリップ畑や農園、野鳥の森や多目的広場などレジャー施設も整っていて週末には家族連れで賑わっています。施設そのものは昭和52年にオープンしましたが、その後平成9年に温泉を備えた大浴場や露天風呂を新設なされました。独自に掘削した温泉は近くの湯の浜温泉とは別源泉になっています。

 

湯の澤温泉は、開湯以来千数百年と言われる霊験あらたかなる温泉です。開湯以来地蔵権現山と呼ばれる沢合いに湧く「地蔵の湯」は、今なお人々に親しまれております。湯の沢温泉はその歴史の深さゆえ山形県では最古の温泉の一つと推定されています。湯の澤温泉バス停から600m程入った山の中にある一軒宿で緑に囲まれた静かな環境に温泉気分も心地よいです。地蔵の湯の館内に入って先ず感じる事は、隅々まで良く手入れされていてとても気持ちが良い事です。

 

山形県の庄内地方、酒田市と鶴岡市のほぼ中間地点に位置するのが、藤島地区です。この庄内平野のど真ん中に「ぽっぽの湯」は平成12年に開設した新しい市営の温泉施設です。もともとの藤島地区の長沼温泉は、昭和24年に帝国石油が石油を試掘中に発見された温泉です。その泉質の良さから長年にわたり付近の住民に親しまれてきた温泉です。オレンジ色の屋根が目を引くモダンな造りの「ぽっぽの湯」のネーミングは、ここ藤島町長沼地区のシンボルが白鳩ということ、温泉で温まること、そして親しみやすい名称ということで公募によって付けられました。

 

元禄2年6月46歳の松尾芭蕉が羽黒から出羽三山に詣でた。厳しい巡礼の道を数日かけて月山まで登りつめ「雲の峯幾つ崩れて月の山」と句を残しています。羽黒と言えば、芭蕉が歩いた出羽三山であり出羽三山と言えば 羽黒派古修験道の山岳修験の山である。独特の白装束に身をかため、俗世界から離れて山に籠もり修行を続ける修験僧を山伏と呼ぶ。やまぶし温泉「ゆぽか」は、平成9年にオープンした羽黒町営の日帰り温泉施設です。こちらの天然温泉はかなり高濃度の塩化物泉で、舐めると海水並に塩辛い。サッパリした湯触りで、体の芯からポカポカと温まります。

 

休暇村庄内羽黒では、敷地内で温泉の掘削に成功。平成30年11月17日(土)に温泉のある休暇村に生まれ変わりました。温泉名は「休暇村羽黒温泉 羽月の湯」羽黒山・月山・湯殿山の出羽三山をイメージしたものです。温泉はメタケイ酸を豊富に含んだアルカリ性の源泉です。羽黒山登山入り口の出羽三山神社付近から車なら5分で到着する場所に休暇村羽黒があり、場所は羽黒山の中腹にあたります。ちなみに温泉は1合目から引いているらしいです。休暇村というからきっと公共感ありありなのかと思いきや、中に入るとそうでもなかったです。入り口右手にはレストランがあります。エレベーターで2階に移動し、突き当りまで移動すると浴室入り口が見えてきます。脱衣所は広く、ほとんどが鍵付きロッカーとありがたいです。法螺貝が湯口になって、流れる温泉がほとほとと流れる音が静かな浴室内に響いています。人の動きを感知するセンサーが取り付けられていて、湯が流れ出る仕組みになっているらしいです。浴室を見た時には流れていたので、センサーは入り口にあるのでしょう。源泉量が少ないのかもしれません。なんとなくヌメッとしてアルカリ性を感じます。

 

山形県鶴岡市(旧櫛引町)の平野部に平成3年待望の温泉を発掘しました。月山や鳥海山が一望出でき、庄内平野の季節の移り変わりを肌で感じながらゆっくり温泉を堪能できます。町内外からの幅広い年齢層に親しまれています。浴場は一階と二階に別れていて、一階は地下1300mから湧き出す効能豊かな温泉水を100%源泉のまま利用しています。二階は源泉から鉄分を除いた透明なお湯の温泉になっています。一階と二階の浴槽は専用の通路で繋がっていて、着替えをしないで移動出来ます。

 

火打崎温泉鉱泉松林館は山形県鶴岡市の郊外、田んぼの広がる田園地帯の一角にポツンと建つ一軒宿です。庄内地方は米どころとしても有名ですが、まさにそんな懐かしい風景に出会える素朴な鉱泉宿です。最近改築されたようでとてもきれいな宿です。浴室はそんなに広くはなく、7~8人が浸かれる湯船が1つあるだけです。窓が大きく明るい雰囲気ですが、眺めは塀があるので眺めはありません。湯は無色透明で、鉱泉のために循環しており塩素臭もします。もともと鉄泉だそうですが、鉄泉らしさを感じる湯ではありません。

 

かたくり温泉は鶴岡市朝日支所(旧朝日村役場)の北北東、旧櫛引町との町境にある日帰り温泉「かたくり温泉 ぼんぼ」は、数多くの効能のある温泉です。「ぼんぼ」は、広々とした空間で子どもからお年寄りまで、のんびりくつろげる温泉です。山形自動車道の庄内あさひインター近くの陸橋をくぐると、すぐにそれらしい看板が目にはいります。平成5年12月のオープンで、いわゆる「熱の湯」といわれてます。「ぼんぼ」は、広々とした空間でのんびりくつろげる温泉です。「ぼんぼ」は、庄内地方の方言で「赤ん坊」のことを言います。赤ん坊の肌はつやつやと美しく未来に大きな夢を秘めています。

 

鶴岡市小真木原にあるスーパー銭湯「こまぎの湯」。場所は小真木原公園のすぐ南隣。庄内「おばこ」の里 こまぎの中にあります。「こまき」は、新しい「庄内の観光・温泉の顔」として2008年8月にオープンした。新しい施設です。温泉の他に産直・物産・レストランも併設されている総合観光施設です。源泉100%の温泉は、地下1500mから湧出した「硫酸塩泉」が楽しめます。内湯の温泉浴槽は循環なしの温泉を堪能できます。微量のラジウム放射線を有した北投石の湯にもつかることが出来、免疫力を増大させる効果があるそうです。

 

山あいにひっそりと佇む一軒宿「湯の瀬旅館」は、毎分800リットルの湧出量を誇る湯の瀬の湯は加温や差し水などは一切行っていない100%源泉掛け流しです。「湯の瀬の里に来てみれば、わずらう者があい集い、症病治り神湯に拝む」その昔、神経痛に悩む老人が、家人に背負われ湯治に来ました。お湯に浸かって数日後、重い荷物を背負い晴れ晴れとした表情で、自力で帰って行きましたという言い伝えがあるほどです。湯の瀬の露天風呂はその湯量の多さに圧倒されます

 

湯野浜温泉は、北に霊峰鳥海山と白砂青松の大砂丘がそびえ、南には奇岩怪石の磯が続く環境に位置しています。龍乃湯は湯野浜温泉でも山手の方に有り林に囲まれた静かな環境にあります。瀧乃湯には、門外不出の自家源泉である「アルカリ性単純泉」と湯野浜温泉では一般的な「塩化物質」の2種類の源泉が有ります。内湯は沸かしたり循環したり混合したりは一切無く、全て掛け流し式です。何れもお湯が柔らかく浴後ふんわり真綿に包まれたように温もりが続きます。

 

海沿いに豪華系のホテルや旅館が立ち並んでいる温泉街、その合間を潜って市営の「上区公衆浴場」があります。湯野浜温泉に2ヶ所ある共同浴場のうち、温泉街の南端にあるのが上区共同浴場。老朽化により建て替えられ、平成22年7月に新装オープンしました。ちょっと変わった丸い建物は、一見すると浴場には見えないかもしれません。何しろ丸い建物内なので、脱衣所も浴室もカーブ気味で、まるでサザエの貝殻の中に潜り込んだような気分になります。浴室は、横長の石板浴槽は8人サイズの広さ、以前と比べるかなり小さくなりました。御影石の湯口から毎分15ℓほどの源泉を落とし込んでいます。お湯ですが無色透明、海水臭、塩味に弱甘味です。ちょこっとギシギシした浴感が伴います。湯温はやはり熱く地域の日常的に利用される浴場です。朝6時オープンですが5時過ぎには玄関前にオジサン達が10人弱ほど集まり「早く鍵開けろー!」と中の管理人さんに叫んでいます。そんなこんなで5時30分にはオープンします。