温泉三昧12

 

 

花巻市の豊沢川沿いにある花巻南温泉峡の中間、山の神温泉の湯宿です。宮大工が手掛けた館内は、格天井をはじめ襖や欄間などに巧みな細工が施され、優美で天然木の温かみあふれる空間が旅人を迎え入れてくれます。温泉は、天井の高い立派な湯屋に大きめの内風呂が、男女とも大小2か所の浴室があり、それぞれに内湯と露天風呂があります。源泉掛け流しの温泉は、熱めで「もわっ」としてヌルヌルしていて、硫黄の香りも少しします。浴室の壁面を飾っているのは、陶板を組み合わせて作った立体的な陶板絵です。小浴場の壁画はふたりの天女を描いた美しい陶板絵です。湯気で曇って見えづらいのですが、中国で作られた陶板絵だそうです。大浴場の壁を飾っていたのは、緑豊かな中国の名勝・桂林を描いた山水画でした。露天風呂は男女合わせて50畳もの広さがあるそうです。露天は10人程度が入れる広さで湯口から注がれたお湯は、浴槽の縁から外に溢れ出しています。

 

精華の湯は、開湯以来1200年の歴史ある台温泉に、2000年にオープンした日帰り温泉施設です。毎日入れ替えのお湯は弱アルカリ泉ながら、ほのかな硫黄臭があり好評です。かつては新日鉄釜石の保養所として使われていた旅館に内湯を新設し、畳の客間を活かし「そば房かみや」として利用しています。浴室は、大きな窓からは日本庭園が眺められ、室内空間ながら開放的な雰囲気が得られます。梁や柱がむき出しになっている天井を見上げると、新しい材木ならではの色合いの美しさと幾何学的な模様としての美しさの両方が楽しめました。湯船は二分割されており、木の仕切り板の左側に当たる湯口サイドの槽は4人サイズでやや熱めの湯です。一方、板の右側は4~5人サイズで一般人向きの湯温です。湯口から注がれたお湯は左側の槽から仕切り板の穴を通じて右側の槽へと流れ、嘴の先っちょに当たる部分から絶え間なくオーバーフローしていますが、私が全身を湯船に沈めると、槽の全ての辺からザバーっと勢い良く溢れ出てきます。浴感としてはサラスベ感と硫酸塩泉的なキシキシ感がしました。

 

正岡子規も句に詠んだ、深い自然に囲まれた岩手県西和賀町。そんな山里に佇む閑静な一軒宿です。その昔、この地には鉱山がありました。この源泉の湯は鉱山で働く鉱夫たちが疲れを癒すために入っていたものです。鳥海山から運んできた岩で作った岩風呂(露天風呂)は、その武骨な趣が当時を忍ばせます。川のせせらぎを聞きながら、なみなみと注がれている掛け流しの湯船につかって、四季の自然の息吹を肌で感じていると、故郷に帰ってきた心地にさせられます。

 

豊富な湯量の湯田薬師温泉は、湯田町の中で一番新しい温泉地です。JRほっとゆた駅と湯本温泉の中間に位置し自然林に囲まれた中に3軒の宿があり中山荘はその中の1軒です。林に囲まれた大きな駐車場を囲むように宿の建物が建っていて玄関が何処なのか近づかないと解りません。ここは幹線道路から離れた場所に有りますので、静かで落ち着いた心癒される環境でした。館内はかなり広いですが、増築を繰り返した造りのようで露天風呂への通路は迷路になっていて解り難く距離もあります。迷路の先には林の中に絶品の露天風呂がありました。耳を澄ませると小鳥の囀りも聞こえてきます。

 

JR「ほっと「ゆた」駅」から車で約11km、木々に囲まれた閑静な場所に建つアットホームな温泉ホテル沢内バーデンは、平成15年温泉ボーリングを行い、掘り当てたのが「志賀来温泉およねの湯」バラエティに富んだ8種類のお風呂が自慢だった「沢内バーデン」が、天然温泉として生まれ変わりました。大自然の山ふところに抱かれて四季の彩りもあざやかな広大な敷地内には、遊歩道・キャンプ場・スキー場ゲートボール場などがありバラエティなお風呂で心身のリフレッシュを満喫出来ます。

 

錦秋湖温泉「穴ゆっこ」は、湯田温泉峡のスタンプラリー参加施設の一つで、湯田錦秋湖駅のすぐそばにある温泉です。木造の良い雰囲気の建物内に独特の洞窟風呂が有ります。こじんまりした施設ですが、内湯・洞窟風呂・露天風呂と三拍子揃っています。「穴ゆっこ」の名の由来は、ここ大石地区の鷲之巣、鷲合森は、その昔、多くの鉱山があり、幾つもの坑道がありました。その坑道をイメージしたのが「洞窟ぶろ」です。中は、湯気がこもるのでスチームバスの効果もあります。露天風呂からは、錦秋湖が一望でき風景優美な環境にあります。

 

沢内村は岩手県の西南部に位置し、四方を奥羽山脈に囲まれた高原性の盆地です。降水量・積雪量が多く、村の歴史は豪雪と凶作の戦いでした。その中で培われてきた逞しい村民性は激動する社会に対応してきました。沢内銀河高原温泉は、民間のリゾートホテルとして平成8年にオープンしました。東北で初めての地ビール工場を備えた施設や、温泉・トナカイ牧場から構成されています。古き良き故郷を体験出来る「森の館」等があります。

 

湯田巣郷温泉の国道107号線の平和街道沿いにある、山小屋風の建物で、「デメ金食堂」の目の前にある日帰り入浴施設です。とても目を引く看板と、大きくはないものの、結構立派で小奇麗な建物恐らく湯田巣郷温泉で一番「日帰り施設」っぽい所ではないでしょうか。駐車場も停めやすく、使い勝手がとても良い印象です。立派な佇まいの外観とは裏腹に浴室は小さいです。建物の内側までウッディにこだわった木造建築で味わいがあります。浴室は内湯が1つ あるだけのシンプルなもので、これはこれでなかなか良い味を出しています。四角い浴槽に茶褐色透明のアブラ臭がする湯が注がれています。湯の注ぎ口にはカエルが口を開いていて、お湯は循環仕様でありますがさっぱりする湯です。お風呂は、きれいに清掃された、さほど大きくないタイル貼りの7~8人が入れる内湯があるのみですが、浴槽からは源泉が流れており、一瞬掛け流しと勘違いしてしまいます。温泉は、ほんのり黄褐色気味の鉱油臭のある温泉で、良く温まる温泉でした。

 

巣郷温泉は岩手県と秋田県の県境にある湯田温泉峡の中の一つで、数えるのに五本指で足りるくらいの宿泊施設と日帰り入浴のできる施設がある程度の小さな温泉地です。秋田道湯田ICより車で国道107号線巣郷温泉方面へ10分のところへ静山荘はあります。露天風呂に面したガラス窓が明るさと開放感をもたらしているタイル貼り浴室は、大きさとしては5~6人サイズで、黒光りする縁からは常時お湯が溢れ出ています。岩風呂の露天はおおよそ4人サイズで、床や底は鉄平石敷きで、竹垣や庭石などが和の雰囲気を演出しています。全体的に屋根掛けされており、目の前には裏山の斜面が迫っているので、眺望や開放感を楽しめるような造りではありませんが、ゆっくりと流れる田舎の空気や周囲の木々の緑を目にしながら湯浴みしていると、のびのびと寛ぐことができます。お湯は巣郷温泉3号泉と秀衡の湯の混合泉で、見た目はほぼ無色透明ですが、僅かに翠色を帯びた貝汁濁りを呈しているようにも見えます。湯面からは揮発油のような臭いを感じます。

 

夏油温泉は駒ヶ岳の西麓にあるところから、古くは「嶽(岳)の湯」とも言われていました。“ゲトウ”という名前については、アイヌ語の「グット・オ」(嶽のある所)からきており、冬は豪雪のために利用出来なくなることから、「夏湯」(ゲトウ)と言われ、お湯が夏の日差しでユラユラと油のように見えたので、後に「湯」が「油」になったと伝えられています。夏油温泉は、一般の薬品では到底及びの付かない数々の霊妙な名薬を含んでいます。特にこの元湯夏油の7つの湯はそれぞれ異なった源泉を持ち広く効用があります。渓流沿いにあり自然を眺めて入る5つの露天風呂は、はしご湯ができます。

 

夏油高原温泉は、夏油高原より四方を山に囲まれた眺望を楽しむことが出来る位置にあります。棚状になった湯船からは遠く北上、市内を望むことが出来ます。この施設は夏油温泉スキー場の中に有ります。お風呂は広々とした造りで、採光の多い明るい施設です。特に展望露天風呂が秀逸で、寝湯からは素晴らしい眺めを寝転んで見られる。これは贅沢。天然温泉は地下1700mから汲み上げた「弱アルカリ性の単純温泉」で、美肌効果のある泉質です。

 

つなとり温泉景勝園は北上市の西部、国道107号線沿いから少し外れた静かな湖水のほとりにある綱取断層の所にあります。施設は比較的新しく、温泉以外にもダム湖の遊覧船なども楽しむ事が出来ます。湖畔からは綱取断層を見上げる事が出来、その景観は日本三景の一つ松島を思わせる景観から、和賀の松島と呼ばれ、その景色を眺めながらゆっくりくつろげる露天風呂が自慢の温泉地です。つなとり温泉景勝園は道路マップや温泉情報誌或いはインターネットで検索しても、その施設の規模の割には情報が極めて少ないです。

 

瀬美温泉は、人里離れた山中に佇む昔懐かしい雰囲気の温泉旅館で、地元の郷土芸能の赤い面が出迎えるットホームな本館と、レトロモダンな別館からなっています。秋田自動車道の北上西インターより、車で10分の夏油川沿いにある一件宿で、自然豊かなロケーションはまさに秘湯といった雰囲気を醸し出しています。施設は三種類の源泉の六つの天然温泉を愉しむことができ、愉しむ事が出来温泉ファンには人気です。施設周辺にはレジャースポットも充実し、冬はスキー、春は山菜採り、秋はキノコ狩りと、四季折々の美しい自然に親しめます。

 

瀬峯坂温泉は、北上市和賀町の夏油川のほとりに、平成15年に開湯された新しい温泉入浴施設です。北上市内から夏油・瀬美・水神・千貫石などといった温泉への通過点にあたり、県道122号線沿いに大きな看板が立っているので分かりやすいです。敷地は広く綺麗に整備されています。周辺には、夏油高原スキー場・展勝池・鬼の館・カントリークラブ等があり、四季を通し楽しめます。浴槽はとても開放的で温泉につかりながら風情ある庭園を眺めることができ、ゆったりとくつろげる空間になっています。

 

豪雪地帯で知られる岩手県北上市の和賀町は、温泉が豊富に湧く地でも有名で、市内から夏油温泉まで実にさまざまな温泉が点在しています。駅からは各温泉地を巡る無料シャトルバスも運行しています。水神温泉は、北上の奥座敷「夏油温泉」の表玄関にあたる温泉です。春の新緑や秋の紅葉はとても美しく、冬は、スキー場が近くにあり、運動の後の入浴も格別な位置です。保養や療養などの長期滞在者には、自炊部もあり気ままにのんびり過ごすことができます。温泉は日帰り客向けに作ってあるので浴槽が大きく、カランもたくさんあります。浴室は、窓側には16人、浅瀬5人程が入れる大きさの長方形浴槽が1つあります。湯温は41℃の適温で、ほぼ無色澄明です,しっかりした金気臭味があるお湯で、さらすべした浴感ですが、多量に浮遊している気泡が肌に付着すると つるすべした浴感に変わります。浴槽縁からはお湯が溢れ、床をゴウゴウと流れていました。湯口や床はお湯の成分によって茶色に染まっています。湯口の岩からはドバドバとお湯が注がれており、気持ちが良いです。

 

千貫石の由来は、東館裏手の千貫石溜池の「おいし観音」の碑によると、この溜池の石堤を築くにあたり人柱となった「おいし」と云う19才の娘の秘話がありました。千貫石森林公園に隣接したこの温泉で豊かな緑に恵まれた環境を持っている自然の息吹が温泉と共に心と体の疲れを癒してくれます。ただし暑い夏の期間は、くれぐれもアブ(虻)にご用心です。金ヶ崎町は古くから米どころで「千貫石溜池」には灌漑用の水が満面に蓄えられていました。周辺は田園や牧草地に囲まれ豊かな緑に恵まれた環境です。北上市の南に位置する金ヶ崎町の、恵まれた自然の中に建つ一軒宿。泉質は炭酸水素塩泉。美人の湯として知られ、毎分680リットルもの湯量が、大浴場や露天風呂に掛け流しにされています。自然に囲まれた静かな山間の温泉宿です。金ヶ崎町は古くからの米どころで、近くにある千貫石溜池が地元の人々の憩いの場になっています。

 

奥羽山脈駒ケ岳山麓の六原地区は、なだらかな小高い丘が延々と連なり、東北地方でも一風変わった景色を織り成しています。その丘の牧草地帯を縫うように走り抜けた所に金ケ崎温泉があります。浴室は窓が大きくとられ、そのガラス窓に沿うように横長の大きな浴槽があります。おおよそ30人以上は浸かれそうな広さがあるタイル浴槽です。中央付近には湯華除去用のネットが設置された石造り湯口があり、湯を投入しています。湯口内では熱め湯と温め湯を混合して浴槽へ注いでいるので、分析書掲示の源泉以外に温めの源泉があるのかも知れません。湯量が多く、100%源泉かけ流し使用の塩化物泉は、浴槽内で適温で、ごくわずかに褐色がかったほぼ無色透明湯が掛け流しです。湯口では弱いタマゴ臭と鉄臭があり、比較的ハッキリとした甘塩味がします。一見スベスベしているようで硬い肌さわりがありました。地元の人からよく温まると評価も高いです。広い浴室からは奥州市街と北上山地の眺望も楽しめます。

 

岩手県金ケ崎、国道4号線から西へ、比較的なだらかな道を奥羽山脈焼石岳へ向かって走り続けること数キロ、ゴルフ場と併設するように「永岡温泉・夢の湯」があります。焼石連峰の麓、金ヶ崎の自然に包まれたやすらぎの温泉宿です。施設は本館と新館に分かれています。浴場は、毎分720ℓもの湯量を湧出する源泉をそのまま掛け流しにしており、大浴場の他に、うたせ湯、男女共サウナ、家族風呂などもあります。浴槽は大きいL字型の20人ぐらいが浸かれそうなものと隣にある木枠の小さめな浴槽の二つがあり、お湯はどちらも気持ちぬるめの適温で長湯に最適です。温泉は笹色に色付くほぼ透明なもので、匂いはほとんど無く、強いて言えばかすかに鉄系の香りがあるように思えます。また、水中にはすごく小さな泡が大量に舞い、肌を軽くこすると手が気泡の上を転がるようにすべります。大きい浴槽の真中にある湯口から源泉直結で新鮮なお湯が惜しげもなくドバドバ注がれかけ流されています。

 

焼石連峰の麓、針葉樹林に囲まれている奥州胆沢温泉瑞月は、奥州市胆沢区にあります。以前「すぱおあご」という名称で平成元年から営業していましたが25周年を機に平成25年12月1日リニュアルしました。岩手県内陸南部、奥州市にある旅館です。JR東北本線「水沢駅」より車で23分、東北自動車道「水沢IC」より車で20分の位置にあります。奥州市は、"地域の中央を北上川が流れており、北上川西側には胆沢川によって開かれた胆沢扇状地が広がり、水と緑に囲まれた散居の佇まいが広がっています。瑞月は、彩り豊かな四季を感じながら美人の湯でゆったりのんびり過ごせます。登山客にも人気のようで、日帰り入浴の対応も行っています。浴場には大きな湯船があり、これがなんと、惜しげもなくトウトウとお湯が注がれ、全面からオーバーフローしています。お湯は無色透明で匂いはなく、サッパリとしていて、肌触りが炭酸水素の作用かヌルヌルしております。

 

国見平温泉「はごろも」の湯は、岩手県奥州市衣川区にある村民の交流と健康増進の為に建てられた日帰り温泉施設です。衣川の支流、北股川上流に位置し、アクセスは県道37号を利用します。かなり奥地にあるので車が無いと不便です。外観は白壁に瓦屋根の立派な建物です。民芸風の建物内には男女別の内湯と露天風呂、サウナなどがあります。温泉には気泡風呂や露天の他に、とくに好評な、4種類の刺激を味わえる電気風呂などがあり、様々な温泉を楽しむことができます。茶褐色のお湯は温めだが体の芯から温まります。お風呂の中で渓流釣りのポイントや山菜採りなどの情報交換も出来ます。広い浴室内の端に内湯が2つあり、片方は電気風呂で、もう一方はジャグジー付浴槽です。ジャグジーの内湯は、かなりの勢いの掛け流しされています。外の露天風呂は、湯船の大きさに比べると少しだけの掛け流しでした。肌をこするとツルツルする肌触りで、その匂いが何ともいえないアブラ臭なんですが、強クレゾール臭とでもいうべき匂いです。

 

焼石岳とは、岩手県南西部、奥州市と和賀郡西和賀町の境にある火山です。標高1,548m奥羽山脈中部に属し、牛形山、駒ヶ岳などからなる焼石連峰の主峰で、栗駒国定公園の一部、日本二百名山の一つです。「焼石クアパーク ひめかゆ」は、自然豊かな焼石連邦の胆沢ダムに向かう道路を進んでいくと施設があります。「ひめかゆ」スキー場に隣接した温泉宿泊施設で、春は桜を見に、夏は焼石登山、秋は紅葉、冬はスキーにと、四季を通して気軽に利用できます。一軒宿の「焼石岳温泉焼石クアパークひめかゆ」は、宿泊棟のある「ひめかゆ」ほっと館、日帰り温泉施設の「ゆうゆ」プラザからなり、さまざまなプランで温泉が楽しめます。「ゆうゆ」プラザはサウナ付きの大浴場のほかに、水着で楽しむプールや歩行浴、寝湯、打たせ湯、圧注浴など8種類の浴槽があります。「ひめかゆ」ほっと館には、男女別大浴場の外に露天風呂「番所の湯」があります。塩分を含む高温の温泉が湧出し、入浴すれば体がぽかぽかと温まります。お湯は綺麗な黄緑色で透明感があります。

 

奥羽山脈のふもと、衣川の支流のひとつである南股川のそばの谷あいにあり、なかなか地元以外の人が足を踏み入れることが無いような衣川の奥にある、公営の施設「黒滝温泉」ラドン含有日本一の温泉です。近くには黒滝渓谷があり、イワナ、ヤマメの絶好の釣り場で、平成17年より間伐材などを資源にしたガス化発電で自然と共生する施設です。温かさ長持ちのお湯ラドンが含まれ、肌がツルツルし、温かさが長持ちすると評判です。浴室のほかに、電気風呂、サウナなどの施設も充実しています。 環境にやさしいお湯 黒滝温泉は、国産の木のチップをガス化し、環境にやさしいバイオマスエネルギーの電気を使用しています。天然温泉は「塩化物・硫酸塩泉」で、ヌルツルの浴感が特徴の素晴らしいお湯です。ラドンの含有量も多いらしいので、効能が期待できると思います。掛け流しなのか、細波が来る度にお湯がチャップチャップと溢れ出て行くように見えます。

 

薬師堂温泉のある一帯は、古来より薬師堂と呼ばれており、その由来は当温泉のすぐ北側にお薬師様を祭ったお堂があることに由来します。お薬師様は病気の平癒と苦悩の除去といった延命の利益を祈る仏として広く信仰されてきました。この地にこつ然と湧き出た霊泉を薬師堂温泉とした命名の由来です。浴室は、階段を下りると眼下に大きな内湯が備えられており、その窓の外に石で囲まれた露天風呂も設けられてありました。内湯はタイルの色のせいか、かなり緑色に見えますが、実際は少し黄緑色が付いている感じです。豊富に注がれたお湯はきちんととオーバーフローしていました。お湯は、、肌触りがほんの少しツルッとする感じで、塩素臭とクレゾール系のような香りがしてきます。浴槽の端に2つの電気風呂があり、そこは人気の的になっているようで、いつもどなたかがいらっしゃいました。外に屋根付き露天風呂があります。露天の湯は匂いもほぼ無く、またお湯もチョロチョロの投入量で、一寸新鮮さに欠けています。内湯は熱めで露天はぬるめの温度設定でした。

 

山頂付近まで車道が整備され、ドライブコースとして人気の夏虫山。入浴施設「夏虫のお湯っこ」は、その夏虫山の山頂と麓の間に位置しています。「夏虫のお湯っこ」の敷地内の池には、チョウザメが泳いでいます。春には桜やツツジ、秋には紅葉が絶景のスポットです。建物は周辺の大自然によくなじむコテージ風の造りで、宿泊施設「遊・YOU・亭夏虫」と建物内でつながっています。館内は天井が高く開放的で、木材の温もりある空間。地元の大工さんが岩手県北部の軽米町から調達したという太い柱が見事です。「夏虫のお湯っこ」の大浴場の泉質はヘルストン温泉と呼ばれる弱アルカリ、ミネラル泉。泉源体ヘルストンや天然鉱石などを使用した循環式の人工温泉です。大浴場は大きな窓から陽光が入るため明るく、周りの自然を眺めながら爽快な入浴が楽しめます。

 

岩手県陸前高田市にある天然温泉です。天狗がお手玉をして遊び、竜神が神楽を奏でると伝わる黒崎仙峡。は、三陸リアスの潮風と太平洋の紫紺の海や、三陸海岸の絶景を望みながらの平成16年4月にオープンした温泉施設です。三陸リアスの汐風と砕け散る波そして幻想的な漁火が心と体に温もりと供に残ります。温泉湧出時の温度が25度強なので加温していますが、カルキ臭は感じられません。浴感はやさしい感じで、あがった後はさっぱりする湯です。その温泉からは三鏡浜が見えます。それはとても絶景で温泉に入りながら景色をじっくり楽しめます。

 

世界遺産登録を目指す平泉の代表的な文化遺産の中尊寺脇の道路を進んだ所に有る一軒宿です。木々に囲まれた場所に建つ素朴でアットホームな雰囲気の温泉旅館は、格子戸のエントランスと屏風の置かれた和の趣溢れるロビーを備える同宿は、厳美渓まで車で約9kmの距離にあります。地下500mから湧き出る温泉を贅沢に掛け流しいている湯は、化粧水も必要ないほど肌にさらりと柔らかいです。しずか亭の温泉は、1998年に発見された新しい温泉です。毎分114?と豊富な湯が湧き出ています。この宿は、日帰り入浴は出来ませんが、お食事付きなら入れます。

 

瑞泉閣は、東北自動車道一関ICから車で約17km、渓谷に面して建つ、昔ながらの気取らない雰囲気の温泉旅館です。和モダンな家具を配した気さくなロビーは、豊かな自然を眺望する。骨寺村荘園遺跡まで車で約2kmの距離にあります。古くから瑞山と呼ばれ信仰されてきた山王山、その山の中腹にあるお堂は嘉祥年間(850年頃)慈覚大師の勧請により藤原清衡が建立し、中尊寺の自在坊蓮光が別当を努めたことから、山麓の「矢びつ」温泉もまた霊験の湯として崇められました。「矢びつ」の名はその昔、敵軍の放つ矢で淵が埋まったと言う逸話、矢淵に由来しています。周辺には「矢びつ」ダムなどの佳景も多く、山紫水明の地として静かな美しさを称えています。

 

いつくし園は、古都平泉の奥座敷に位置し、戦国の名将伊達政宗公が「我が領地に二大景勝地あり」と称された国の名勝天然記念物「厳美渓」のほとりに建っています。一関を代表する観光地「厳美渓」は、いつくしの滝と呼ばれ、その昔は平泉と今日とを結ぶ道筋がありました。芝生と竹林に囲まれた閑静な御宿は、日本の伝統美を基調とした民芸風建築です。しっかりとした雰囲気で、豊かなくつろぎを与えてくれます。大浴場の浴槽とヒノキ造りの露天風呂からは磐井川の清らかなせせらぎを望む事ができます。渓谷沿いに湧出した厳美渓温泉は、塩化物質泉で疲労回復に良い湯です。

 

須川岳の別名で親しまれている栗駒国定公園の栗駒山の裾野には、古くから多くの温泉があります。岩手県の一関温泉郷真湯温泉」は、強酸性の須川温泉の「あがり湯」として知られ、周辺の深いブナの森と温泉、アウトドアスポーツ等が楽しめるリゾートです。美しい森と清らかな渓流に囲まれた大自然の里そこを通る国道342号は温泉街道として知られています。最も山深い所に須川温泉が有り、そこから山道を下った所にある真湯温泉があります。、ブナの原生林が生い茂る中にあり、森の木々を眺めながらの入浴は心地よいてす。

 

宝竜温泉は、藤原三代の栄華が刻まれた平原の近くに位置し、黄金文化の象徴である中尊寺金色堂や日本最古の浄土庭園が見事な毛通寺の景勝地にも近く、歴史と観光豊かな自然の中での散策が楽しめます。中尊寺や毛越寺はもちろん、厳美渓や猊鼻渓の景観も風情たっぷりです。「かんぽ」の宿一関のお風呂は、大浴場、露天風呂、ミストサウナなど13種類の多彩な湯めぐりが楽しめます。内湯は循環湯ですが、露天風呂は掛け流しの湯使いです。主成分は分析表で見られる通りどこにでもありそうな食塩泉ですが、やはりメタケイの成分が突出しており、これが含みのある温泉になっています。大きな内湯には無色透明で源泉自体は匂いなしのサッパリとしたお湯が張られ、側には小さく仕切られたジャグジー付浴槽も備えられています。露天風呂には、辺りに見事に木立ちが広がり、植栽と共に、ひときわその景色を演出しています。露天は少し茶色に色付いた透き通ったお湯で、かすかに石油系の匂いもあります。特に際立った肌触りは感じませんでした。

 

江戸時代からみちのくの名湯として親しまれている須川高原温泉は、栗駒山の山麓、標高1129mの高地(山深い場所に佇む湯治場も兼ねた庶民的な温泉旅館)にあり、国道342号線の秋田県とのほぼ境界線上にあります。1分間に6000Lの自然湧出があり、PHが2.2の強酸性です。驚異的な湯量と個性的な泉質で日本を代表する豪快かつ本物の温泉です。自然が深い、栗駒国定公園の主峰・栗駒山の入り口に位置する須川温泉は、修験の場として人が入り始めた1130年前に開湯したと伝えられています。