温泉三昧11

 

 

秋田県境に近い藤七温泉から松川温泉までの14.9kmの道路が八幡平樹海ラインです。八幡平一帯の大自然と岩手山の眺め満喫しながら快適なドライブを楽しめます。ここは観光道路として人気上昇中です。この道路は23年の歳月をかけて平成5年6月に開通しました。正式には八幡平車道といい、八幡平樹海ラインという親しみやすい愛称は全国公募により決まったものです。ルート沿いには、流れ落ちる滝が木々の間から望めます。涼風の滝や、熱泉がボコボコと音を立てて噴き出し湯煙が立ち上る太古の息吹など見所も多いです。八幡平の広大な樹海の中に佇む藤七温泉彩雲荘は、標高1400mという東北で最も高い高地にある温泉です。男女別の展望露天風呂は日によって雲海を眼下に眺められるという絶景が自慢です。

 

松川温泉は250年もの歴史をもっています。八幡平と岩手山を隔てるように流れる松川、その渓谷沿いの山間に湧くいで湯で3軒の素朴な温泉宿が並んでいます。みどりの湯は最も上流に位置する日帰り入浴施設です。温泉は単純泉・低張性アルカリ性高温泉は、珍しい緑色をしています。又気象条件によっては眼下に雲海が見られます。松川地熱発電所は、昭和41年に運転が開始されました。日本初!世界でも4番目の発電所です。高さ46mの巨大な冷却塔から絶え間なく蒸気が噴き出しています。

 

東八幡平温泉郷の観光拠点を兼ねた日帰り入浴専門施設です。自然豊かな岩手山麓の環境と調和するようなログハウス調の建物で、ガラスを多用しているため明るい雰囲気です。全体が木造りで浴室は天井が高く開放感たっぷりで浴槽は広くゆったり入る事が出来ます。露天風呂は上下二段になっていて舞台のようになっている浴槽があり森林浴も楽しめます。天然温泉は松川温泉から引湯しており、源泉かけ流しの「単純硫黄泉」が楽しめます。硫黄の香りがして、よく温まるとっても良い湯でした。

 

秋田県と岩手県にまたがる八幡平。この雄大な八幡平周辺の温泉を称し「八幡平温泉郷」と呼んでいます。松尾八幡平ICから5分というアクセス抜群の立地でありながら、自然に囲まれたのどかな環境の温泉宿です。秋の紅葉のシーズンは当たりが真っ赤に染まり、一足早い忘年会にぴったりです。自慢の温泉は「マグマの湯」という名称がついており、地下2000mから噴出した蒸気を温泉として利用している珍しい温泉です。浴室は、男女共、曲線を描いたような浴槽と小さな温めの浴槽、浴槽には、松川渓谷の地熱発電所から引かれた温泉と水の蛇口が並んであり、これで温度を調整するようです。無色透明ながら微かに白っぽいような濁りの見られるお湯は、微かぁ~な硫黄の匂いがし、クセのない温まるお湯です。いつも浴室内は地元の方で大混雑。時間いっぱいいる方も多いそうで、地元の方々の憩いの場となっていました。施設の見た目は若干古くなっていますが、お風呂は最高です。掃除も行き届いておりとてもきれいです。

 

岩手県、秋田県にまたがる広大な「八幡平」は、季節の移り変わりと共に、景色はその表情を変え、観る人を楽しませます。「八幡平マウンテン・ホテル」は、2017年9月に通年・滞在型リゾートホテルとしてリブランド・オープンし、八幡平の温泉や自然敗策、各種アクティビティの拠点として多くの人に利用されています。日本山岳ガイド協会認定ガイドの賢格を有したスタッフがおり、「ガイドの居るホテル」としてトレッキングや敵策、登山などさまざまなお客様のリクエストに応えています。温泉は、日本の地熱発電第一号「松川地熱発電所」の自然エネルギーから生まれた温泉です。単純硫黄温泉の天然温泉を、掛け流しで堪能できるのも宿の自慢です。クセのないほんのり硫黄の香りがする湯は、老若男女に好まれています。美しい山並みを愛でる露天風呂は、八幡平の山並みを一望できます。昼は爽快な見晴らし、夜は満天の星とともに天然温泉を堪能できます。大自然の息吹に包まれながら、体の芯まで温まります。手足を伸ばして、ゆったり天然温泉を堪能できる内湯は、サウナもついているので、レジャーやスポーツで疲れた体をリフレッシュするのに最適です。

 

雄大な岩手山のふもとに広がる八幡平温泉郷のホテルです。八幡平ライジング・サンホテルには、松川の地熱発電所から引湯したマグマの湯が供給されています。ホテル正面突き当りを降りたところに大浴場があります。内湯は割りと大きな浴槽で、20人は入れそうな半円形のメイン浴槽を挟んで右手に打たせ湯、左手にぬるめのジャグジー風呂があります。内湯は明るく広い感じです。サラリとしたくせの無いお湯は無味無臭で、少し白く濁っていて硫黄の香りがしました。浴槽から静かにオーバーフローありの掛け流しでした。横にオーバーフローが流れ込んだ小さめの浴槽があり、こちらはぬるめで、ジェットバス付きでした。熱めのお湯で湯上り後は肌がスベスベになります。露天風呂は割りと広めで深めく、10人位は入れそうな広めの浴槽です。全面に大きな木製の屋根付きでした。屋根付きなので雪や雨の日でも安心して入浴出来ます。こちらは源泉投入ですが、循環湯のようです。泉質は青白系のうっすら白濁りの湯です。かなり加水されているはずだが、結構硫黄臭がしていました。硫黄泉好きにはたまらない湯です。露天風呂からは庭木とその先に岩手山の頭が見えました。

 

岩手県八幡平国立公園に囲まれた高原に建つ、上品な温泉リゾートホテルです。岩手山をこの施設は、八幡平温泉郷の奥の方にあるので、看板がある入り口辺りからだと約3.8km、車で10分位掛かってしまいます。温泉は、大浴場と、大浴場に繋がっている露天風呂の2種類の温泉とサウナがあります。源泉温度が高いので、加水/を行う循環ろ過式の温泉になっているようです。露天風呂は、岩とタイルの広々した浴槽で、お湯はほのかに硫黄の香りがします。サッパリとした丁度良い湯温の気持ち良い温泉です。この露天は、八幡平温泉郷の中では最大級の広さとなっています。周りを自然林が囲んでいるので、季節毎に、新緑や紅葉の景色を楽しむ事が出来ます。大浴場も窓が大きく取られているので、こちらからも外の景色を楽しむことが出来るとなっています。内湯も広めで、同じ無色透明のほんのり硫黄泉がする、少し酸っぱいけど優しいお湯です。湯船が大きいので、半循環だろうけど、消毒臭がしないのはよいですね。

 

岩手県八幡平は数多くの温泉がありますが、ここの温泉は知る人ぞ知るという八幡平の隠れた名湯です。源泉は45度。洗い場には自然湧出のかけ湯が木枠の底から湧き出しいっぱいになるとあふれる仕組みです。お湯は白く濁りがあり、錆と硫黄の匂い、源泉かけ流しで加水加温がされておらず冬は最初少しぬるめに感じますが炭酸成分により血行が促進され徐々に暖まります。浴室にはは男女別の内湯が一つずつです。横長の浴槽で、湯中に段が設けられており、これによって2分割されています。男湯の場合、手前側は小さめの4人サイズで、深さが1mもあります。奥側は8~9人サイズで、こちらは一般的な深さとなっています。面白いのが洗い場でして、6ヶ所あるのですが、蛇口から出るのは水だけです。お湯は各ブースの間に設けられた木の桝から自分で汲んで使うのです。その桝の底からは適温の源泉が常に供給されており、源泉掛け流しのお湯を掛け湯にできるわけです。お湯は飲泉も出来、鉄味の効いた軽い塩味でした。湯口付近では微かにタマゴ臭も感じられました。お湯に浸かっているときは気付かなかったのですが、湯口で微細な赤茶色の固形物が混入していました。これがコロイドになって薄い濁りを生じさせているのかもしれません。浴感としては重曹泉的なツルスベ感と硫酸塩泉的なキシキシ感が拮抗しつつも、ツルスベの方が勝っている実感を受けました。

 

大自然が残る八幡平松川渓谷沿いに位置する松川温泉の「元湯松楓荘」は、もっとも歴史が古く1062年に発見され、1743年(寛保3年)高橋与次郎が開湯したのが始まり伝えられています。松川渓谷の一番北側に位置し東八幡平温泉郷に近い所に有る宿です。県道からわずか渓谷側に下っていった先にあります。山小屋を思わせるようなぬくもりのある木造建てです。昔は湯治客で賑わいを見せておりましたが、いまではその鄙びた風情を求めて秘湯ファンが訪れています。2本の源泉を持つ湯量豊富な自慢の湯は、対岸にあるこの半洞窟の岩風呂で、その野趣豊かさが広く知られていて人気があります。岩から直に湯が浸みだしていて白濁した硫黄泉は時の経過を忘れさせてしまいそうです。

 

松川荘は、松川温泉の最奥にある宿の一つです。宿へは、県道からかなりの急さかを降りていきますが、冬季は隣接する地熱発電所に迂回する路もありますので安心です。以前は、湯治湯の雰囲気が強かった松川温泉ですが、近年は洗練されてきて、松川荘も快適に過ごせる施設となっております。館内には内湯の外、混浴の露天風呂が有ります。混浴露天風呂は湾曲したひょうたんの形をしていて、男女がそれそれの脱衣所から入ります。かなり白濁した湯のため、混浴の浴槽としては女性にとって喜ばしいお風呂ですね!また女性専用露天風呂も隣接してありました。

 

峡雲荘は、松川温泉の最奥にある木造二階建ての宿で、原生林に囲まれた森の中の温泉で源泉かけながしの宿です。すぐそばには、松川地熱発電所があり露天風呂から望めます。赤川の清流沿いにある峡雲荘も、70度の硫化水素泉が豊富な温泉であり、館内の暖房は、その温泉の蒸気を引張っているというからうらやましい限りです。ただ温度が一定なので、調節はバルブを切ったり、つけたりして加減しているという事です。近年、男女の内湯が改装され広く快適になりました。お湯は、強い硫黄臭と驚くほど白濁した温泉です。

 

木や畳のぬくもりと情緒たっぷりの新安比温泉は、安比高原や市街地にも近便利です。優れた泉質は医学博士も推奨しているほど効能抜群の天然薬湯です。食塩泉は保温効果に良いことは知られていますが、海水の2倍以上の濃度というのは岩手県内では新安比温泉だけで、日本でも屈指の強食塩泉です。清流閣の源泉は間欠泉なので、日によって湧出量も異なり、普段は淡黄褐色のにごり湯ですが自然の変化により色が変わることもあります。大浴場は地下一階で、内湯には、サウナ、水風呂、二つの源泉浴槽と、窓側の小さめの浴槽が強塩泉の「金の湯」です。こちらは白っぽい浮遊物が見られる少し熱めのお湯です。露天風呂はラジウム鉱石人口温泉で、「ラジウム鉱石」が沈んでいる手前浴槽と、奥に110メートルの深湯があり、こちらは比較的ぬるめに設定されています。

 

八幡平市「安比・安代地区」に幾つかある「安比」と名の付く温泉があります。「綿帽子温泉・あづみの湯」もその一つです。綿帽子温泉館は安比川に近い、高原の中にある佇む日帰り温泉スポットです。レストランを併設していて、ドライブの途中にも気軽に立ち寄れる便利ところです。牧歌的な風景の広がる田園地帯にポツンと建ちますが、とんがった帽子をかぶっているような、面白い形をした屋根が目印です。浴室は、洋風「コスモスの湯(石張りの浴槽)」と和風「りんどうの湯(檜浴槽)」の二か所で、週毎に男女の湯が入れ替わりになります。浴槽を見ると薄く緑がかった様にも見える温泉は、薄い茶褐色のお湯、微かな塩味のする柔らかく優しい肌触りです。

 

日本百名山のひとつである岩手山の麓に湧き出る焼走りの湯です。火山である岩手山では、噴火によって吹き出した熔岩が固まってできた熔岩流が北東斜面山腹から山麓にかけて広がっており、国の特別天然記念物にも指定されています。 岩手山焼走り国際交流村では、これらの熔岩流の観察ができるほか、キャンプ場やキャビン棟が点在し、自然豊かな風景の中で、アウトドアや日帰り温泉が楽しめます。宮沢賢治も訪れ、詩に綴った「焼走り熔岩流」は国の特別天然記念物になっています。隣接する「焼走りの湯」は、雄大な岩手山を眺めながら、ゆったりとくつろげる安らぎの湯です。施設は、キャンプ場の受付を兼ねています。新しい館内は清潔感にあふれていました。洗い場も浴槽も広く、それほど混雑もしていなかったので、ゆっくり温まることができました。天然温泉で、泉質は単純温泉です。和風・洋風の大浴槽があり、お湯も豊富で、和風の浴槽壁には、焼走り以外から採取した熔岩の塊が張られています。浴室の大きな窓からは目の前にそびえ立つ岩手山や木々や空を眺めながら、開放的な気分で入浴できます。

 

岩手山の南麓、標高750mに位置する綱張温泉からは、夜には雫石町から遠く盛岡の明かりを地上の星のように望む事ができます。仙女の湯は「休暇村岩手綱張温泉」の敷地内から続く遊歩道を(山道)10分ほど登った所にあります。距離にすれば360m位なのですが、アップダウンが厳しく息が切れました。綱張温泉は歴史が古く、なんでも和銅年間(708~715)に発見されたとの事です。「仙女の湯」の誕生は、実は休暇村の職員が、私的に仕事疲れを癒そうと、自分で造ったのが始まりで、亀滝が静かにしぶきを上げる傍らに密かに造りました。仙女の湯は、沢筋にある露天風呂で、大きな石を集めて造っただけの簡単な浴槽で、背後には白い筋を落とす滝がせまり、大自然の中で野趣たっぷりです。もう一日中でも湯に浸っていたい気分になります。

 

雫石の町を見下ろす高台にある網張温泉「ありね」山荘は、吹き抜ける風までもが緑のゆったりとした自然の中の素朴な山荘です。雄大な岩手山麓に位置する絶好のロケーションで、入浴しながら眼下に広がる雫石盆地の眺望は抜群です。深呼吸すると甘い香りがしてきそうなお湯は、体はもちろん心までも癒してくれます。「ありね」山荘は、大きな路から一寸外れて進んだ所に有ります。湯は、硫黄臭の強い青みがかった乳白色の温泉で、浴室の窓ガラスには、その濃度が濃いためか窓は開けっ放しにして於いて下さいとの表示がありました。施設の周りは牧場で、とても長閑で牧歌的な景観の中にあります。

 

秋田県と岩手県との県境、駒ヶ岳の南麓国見峠にあるみちのくの名湯、森山荘は国見温泉にある2軒の宿の一つです。山小屋風の建物で、高台の見晴らしのいいロケーションに有ります。すべてがのんびりスペースで、いかにも東北の温泉地という雰囲気です。混浴の露天風呂と、長方形の浴槽の内風呂からも自然の眺めは素晴らしいです。雄大な四季の自然美にあふれる八幡平国立公園内に位置し、温泉効能に優れた秘湯で、昔ながらの湯治宿としてのんびりと静養するにはもってこいです。駒ケ岳や千沼ヶ原などへの登山基地として、また近くにはイワナ、ヤマメが釣れる穴場が多くあり、渓流釣りでの宿泊にも最適です。冷えた体は、みどりの湯で芯まで温まり郷愁を誘う風情ともども、人々に愛されています。混浴の露天風呂と、長方形の浴槽の内風呂からも自然の眺めは素晴らしいです。

 

国見峠を見下ろす高台にある国見温泉は標高860m、周りはブナ林などの広葉樹林に囲まれ、秘湯度は高いです。国見温泉は江戸時代より栄え、濃度が非常に高く胃腸によく効く事で有名です。この事より「緑の薬湯」と呼ばれています。盛岡~田沢湖線を結ぶ国道46号線の仙岩トンネルの岩手側付近から脇道にそれ、7kmほど上っていくと開けた場所に国見温泉の2軒の宿があります。その手前にあるのが石塚旅館です。この国見温泉は、駒ヶ岳の登山基地の一つにもなっています。長方形の浴槽に薬師の湯源泉という鮮やかな緑色の湯が注がれています。底に固形成分が溜まるほど濃度も高いです。

 

「ぬくもり温泉」は、岩手高原と玄武温泉の中間に位置した森の香り漂う高原の温泉です。敷地内には、テニスコート・バターボールコース・グランドゴルフコースがあり、子供から大人まで年齢を問わず楽しめます。 ぬくもりの里NUC(ヌック)は雫石町にある岩手県医療局職員福利厚生施設で、一般の日帰り利用はもちろんで宿泊も可能です。 実はこちらにある特別室に源泉を引いた部屋風呂が付いています。

 

滝ノ上温泉は、岩手山の南西にある静かな山のいで湯です。「滝峡荘」は木造平屋建で、山小屋風の施設で、4軒ある宿のうち、一番この地に似合う宿です。背後にブナの原生林を背負い、豊富な掛け流しの湯は心身を癒します。滝峡荘は1952年に建築された、秘湯中の秘湯の山荘です。温泉は滝ノ上温泉元湯の100%天然掛け流し湯。紅葉は特に素晴らしく、ブナ原生林と火山の風景が見られます。鳥越の滝の岩から吹き出す大地のいぶきである噴気活動は、地下から豊富な温泉を湧出させ、まさにエネルギーのパワースポットです。

 

鶯宿温泉元湯源泉かけ流しの宿、川長山荘は、東北自動車盛岡ICより車で25分、秋田新幹線雫石駅から車で15分ほどの場所にあります。駐車場は30台駐車可能で、鶯宿温泉の大自然に佇む一軒宿です。鶯宿川の川沿いに湯煙をたてている温泉は、開湯450年と歴史のある温泉です。鶯宿温泉に噴出した温泉の噴出量は毎分1059ℓを誇り、質・量共に満足できます。この豊富な湯は全ての浴槽に掛け流しされており、まさに贅沢な温泉なのです。豊富な湯は宿の外にも溢れ、掛け流しの足湯や、飲泉、源泉持ち帰りの出来る設備もあります。源泉は57℃と熱めですが、独自の源泉冷却方法で最適の入浴適温を確保しています。

 

山間に佇む気さくでのんびりとした温泉旅館です。数寄屋造り風の昔懐かしい雰囲気の外観で、フラワー&ガーデン森の風まで徒歩4分の距離にあります。テーブル席と座敷席を設けた庶民的な食事処を併設し、旬の地元の食材を使用した山里料理を提供しています。寿広園は、山里の温泉入浴による保養が楽しめます。内湯は10人以上入れそうな広さがあります。衛生管理のため浴槽端の吸い込み口で若干吸い込んで半分ほど循環で利用しているようです。塩素臭は皆無で、微かに硫黄臭。循環式を一部採用している割にはアルカリ系のトロリとした泉質で悪くないです。温度も適温で良いお湯でした。石造りの深めの露天風呂は、硫黄臭は内湯側より香りが強く感じられます。こちらは源泉掛け流しのようです。半露天式で、建物に添ってアブなどの虫から守られているネットが設置されています。冬場は雪や寒さの進入も防止してくれるスグレモノです。露天はろ過していないため湯の花も豊富に浮遊していました。

 

ロッチたちばなは、小さな温泉地、玄武温泉の中で三つの宿の中の一つで、日帰り入浴を積極的に受け入れている宿です。新しい浴室ができたということで、広間を開放して休憩をすることもできます。そんなこともあってか、たくさんの人で賑わっていました。玄武温泉は岩手県盛岡市の西、岩手山の麓に位置し「小袖山の湯」、「若返りの湯」と言われています。玄武温泉は、「玄武にごり湯」と呼ばれ、湧き出した時点では無色透明な温泉ですが、空気に触れることにより幾分白みがかり、白濁色に変わります。

 

橋場温泉新はしばの湯は、岩手県岩手郡にある日帰り温泉施設です。この新はしばの湯は、道の駅「雫石あねっこ」の中にあり、ちょっと疲れたときに休憩できるとても良い施設です。道の駅らしく産直の市場や、お食事処なんかもあります。浴室は、内湯が1つと露天1つ、サウナと水風呂があります。内湯は窓に沿った内湯は、大きいお風呂で結構深めです。窓からは緑が心地よく癒やされます。露天風呂は、5人も入ればいっぱいになってしまう広さですが、眺望はありませんでした。お湯の色は殆ど無色に近い微かに笹濁りで適温の温度です。においや味もほとんどありません。普通のお湯のお風呂のように感じますが、浸かっていると徐々に体がヌルヌルしていきます。アルカリ性のヌルヌルする温泉には何度もはいりましたが、ここの温泉のヌルヌルは質がよいです。雫石川のせせらぎを聞きながら、ゆっくり入っていると時を忘れてしまいそうでした。

 

のんびりとした雰囲気の和やかなリゾートホテルです。正面にスキー場やゴルフ場を併設する、岩手山を望む同ホテルは、小岩井農場まで車で約10kmの距離に位置しています。「高倉温泉プリンスホテル」の温泉は、露天風呂が主役です。脱衣室からお風呂が見えます。洗い場は2ヶ所に数多くあり、隣とは仕切られています。ここは露天風呂となっていますが屋根がある半露天です。20人以上が優に入れる広さがあります。やや黄色がかった透明のお湯は41℃くらい。さらっとしたお湯はさしたる特徴は感じられません。爽やかな風が心地よいお風呂は池に面しています。池の向こうの緑はきれいで人工の滝も流れています。雰囲気の良い露天風呂です。浴槽から溢れたお湯が池に流れ出しています。池の水は冷たいから影響はないようです。鯉がゆうゆうと泳いでいます。お風呂から上がってふと見ると源泉遺産「源泉かけ流し風呂」認定証書が掲示してありました。浴室から出た所に用意されている冷たいお水は、高倉山の伏流水だそうです。冷たくて美味しいです。

 

岩手県の県庁所在地盛岡市の西部に位置する所にある温泉地です。その歴史は古く、11世紀源義家が愛馬を穴の空いた石に繋いで温泉に入ったことから「つなぎ」と名付けられたと伝えられています。また、義家の殺生を戒しめた「猫石」の伝説があり、温泉街には穴の空いた「つなぎ石」や猫の形をした大岩が残されています。江戸時代には南部藩主やその家族が来訪した記録が数多く残されています。岩手県内各地には、縄文時代の遺跡が数多く発見されています。山紫水明で千余年の歴史の繋温泉でも、縄文人の遺跡が発見され地名から「しだない遺跡」と呼ばれています。愛真館は、朝の連続テレビ小説「どんと晴れ」にて老舗旅館のお風呂として舞台となりました。

 

志戸平温泉は、岩手県花巻市西部の山間部に点在する花巻温泉郷10湯のひとつで、松倉温泉の北、豊沢川の渓谷沿いに湧く温泉です。約1200年前に坂上田村麻呂の軍団が観音菩薩の導きで発見し、傷を癒した古湯と伝えられています。江戸初期頃から近隣の人々に利用されるようになり、元禄2年(1689)正式に湯治場として開湯しました。3カ所の源泉から湧き出る無色透明の湯は、クセがなく爽快な湯上がり感が魅力です。ホテル志戸平は、全長25mの浴槽がある大浴場をはじめ3つの大浴場と、豊沢川の清流を見下ろす露天風呂など10種類以上の風呂が自慢です。豊沢川で渓流釣りをしている光景を眺めながら、ゆっくり入浴出来ました。

 

奥羽山脈の渓谷沿いに湧き出る花巻温泉郷には12の温泉があります。新鉛温泉はその中でも最奥にあり、自然豊かな山懐に立つ一軒宿が愛隣館です。3つの源泉、源泉掛流しの湯や陶器風呂や立ち湯露天など17の湯船が楽しめます。愛隣館の温泉は、黄金の湯と命名されており、その昔、豊沢川の上に桂沢鉱山という金山があって、その金鉱脈の中から湧出しており湯に入ることにより、金運が付くと云われています。また泉質の異なる源泉がもう一つあり、多彩な湯巡三昧が楽しめます。

 

花巻温泉は、花巻の市街から北西約8kmに位置し、堂ケ沢山・万寿山・台川の山麓の高燥な段丘地に開けています。西南を台川の清流が貫流し、東南には眼下に北上川中部流域の田園風景をへだてて東遥かに北上山系を望む風光雄大な景観の地にあります。桜並木や赤松林の落ち着いた雰囲気の中に格調高い機能的な大規模ホテル等が配され、温和で明るい自然景観に恵まれた北東北の代表的な温泉リゾートとして全国にその名を博し今日に至っています。「ホテル紅葉館」は岩露天風呂を完備している温泉ホテルです。隣接する「ホテル千秋閣」と「ホテル花巻」と連絡通路「バラの小径」でつながっており、宿泊者は3館の温泉を無料で湯巡りできます。紅葉館の岩露天風呂は木と季節の花々に囲まれ、また先には渓谷の風景があり季節御移ろいを感じながら、ゆっくりと入浴できます。

 

大沢温泉は花巻南温泉郷の中心であり、近代的な造りの山水閣新館と木造立て本館、自炊部、茅葺きの別館菊水館が連なる規模の大きい一軒宿です。大沢温泉と言えば山水閣といわれるほどで、ここの温泉郷のみならず岩手県の温泉の中でもとりわけ有名・人気の温泉宿です。山水閣は県道から少し奥まった渓流沿いにあります。昔ながらの自炊部を持つ山水閣本体に加えて、豊沢川を跨ぐ橋を渡った先にある菊水館を経営しています。合計の部屋数は131室、詰め込めば最大600名弱を収容できます。これだけ部屋数が多いと、ハイシーズンに山水閣に宿泊すると、風呂も大混雑を危惧するのでは?しかし、風呂数が多い事と、山水閣専用の大浴場・露天風呂がある事から、その心配は少ないようです。楽に30名は入浴できそうな巨大な浴槽は、自然石で組まれ開放感いっぱい。混浴ですが、自然そのままのおおらかさが感じられます。また清流を間近に見下ろし、対岸に曲がり橋と茅葺きの菊水館を眺める風景は、昔話の一場面を見るようなのどかさが有ります。

 

鉛温泉は花巻市街地から豊沢川沿いに遡って行き、県道から少し下がった所に有る木造三階建ての宿です。開湯は約600年前でカツラの木の下で傷を癒す白猿を発見したことが始まりとなっています。この木造三階建ての建物は、昭和16年に建てられました。ケヤキ造りのこの宿は内も外もひなびていてこれぞ現代に残された秘湯です。含芒硝硫化水素単純泉の源泉が湯船の底から湧いてくるために、地階になっていて、全体は高い吹き抜けの大浴場になっています。この桂の湯(白猿の湯)は深さ1.25mあります。

 

岩手県花巻温泉悠の湯「風の季」は、2010年からクローズしていた旧松倉温泉「水松園」です。経営が変わり、「悠の湯風の季」としてリニューアルオープンしました。2015年に新設された2室限定の「露天風呂付き和風スイート」が、この旅館の目玉です。この2室だけに源泉かけ流しの露天風呂がついていて、露天風呂から移りゆく四季の景色を楽しめます。一般の温泉は、内湯には、20人サイズの大きめの浴槽があります。湯口からは、少し熱めのお湯がドバドバ注がれ、溢れたお湯は窓側の浴槽の縁から外に流れ出しています。あまり特徴のないお湯で、消毒されているために若干の塩素臭あります。外に出ると、半露天風呂があります。長方形の浴槽は10人サイズで、屋根と網戸があるので、天気が悪いときや虫が多い時にはいいかもしれません。湯口からは結構な量のお湯が注がれています。半露天風呂から木の階段を数歩降りたところに、もう一つ露天風呂があり、木造りの浴槽は6人サイズです。湯口からはほどよくお湯が注がれています。アルカリ性なのでツルツルするのかと思っていたのですが、キシキシする感じのお湯でした。