大正7年に文人である大町桂月氏により、景観の素晴らしさと水の流れが天女の羽衣を思わせることから、羽衣の滝と命名されたと言われています。紅葉の時期になると周囲が赤や黄に色づき、滝と紅葉が一度に楽しめることから、多くの観光客でにぎわいます。2013年に発生したがけ崩れの影響で、滝を正面に見ることができる見晴台が全壊、また羽衣の滝に向かう遊歩道が崩落し通行止めになっていました。その後2018年6月中旬に新しい遊歩道にて再開され、7段の岩を伝って流れ落ちる様子が再度ご覧いただけるようになりました。
大雪山国立公園内、黒岳山麓の層雲峡に沿って20軒近いホテルや旅館が立ち並ぶ一大温泉街。道内きっての景勝地として知られる層雲峡は、石狩川上流に沿って約24㎞続く渓谷。 高さ600m以上の断崖絶壁と見事な柱状節理、アイヌ語で「ソウウンベツ(滝の多い川)」の地名どおりの「銀河の滝」や「流星の滝」に代表される名瀑など、訪れる者を圧倒する大自然がここにはある。 特に岩壁を真っ赤な紅葉が染める秋や、滝が氷結して巨大な氷柱となる厳冬の景色は圧巻。この天を衝くような自然の造形を見て、大正時代にこの地を訪れた文人の大町桂月が古来のアイヌ語の地名に「層雲」の字を当てたのだとか。
大函は、層雲峡温泉より北見方面へ約6Km、新大函トンネルを過ぎるとすぐ左手に大函への入口があります。柱状節理の巨大な岩壁が屏風のように規格正しく並ぶ壮大な景観が目の前に広がり、記念撮影や休憩スポットとして人気があります。層雲峡で最も素晴らしい峡谷美と言われている所が、大函・小函です。
旭山動物園は、1967年に開園した旭川市が運営する、2017年現在約15万2千平方メートルの広い敷地の中に107種類612もの動物がいる動物園です。動物の行動や生活を見せる「行動展示」という形式をとった動物園としても有名です。「もぐもぐタイム」や「夜の動物園」も人気です。施設内には動物資料展示館・動物図書館もあります。イベントも数多く実施されており教育活動にも力を入れています。
道の駅おびら鰊番屋は、北海道留萌郡小平町にある国道232号・国道239号の道の駅である。 敷地内に国指定の重要文化財「旧花田家番屋」があり、道の駅の施設自体もそれに合わせて古い木造の建築物風に建てられている。建造物では最北端の国指定重要文化財で、平成13年には北海道遺産にも認定されています。明治38年頃に建築され、道内で現存する番屋では最大の規模を有し、当時雇い人が200人を超えた大鰊漁家。「道の駅」を併設し、年間を通じて公開されています。また、国道232号線をはさんで海側にはにしん文化歴史公園があり、北海道の名付け親、松浦武四郎翁の像が建っています。毎年5月下旬に鰊番屋まつりを開催。各種ゲームやイベントが行われ、多くの来場者で賑わいます。
サロベツ原野は、北海道北部の日本海側、稚内市・豊富町・幌延町にまたがり、東西約5~8㎞、南北約27㎞、面積20,000~24,000haとも言われる広大なサロベツ原野。その中心にあるのは面積6,700haを誇るサロベツ湿原です(東京ドーム約1,400個分、日本国内の湿原で3番目の規模です)。この湿原の最大の特徴は、ミズゴケを中心とした「高層湿原」と呼ばれる極めて発達した湿原が平地で見られることです。通常、高層湿原は尾瀬のような山岳地帯などに見られるタイプの湿原ですが、サロベツの場合、寒冷で水分が豊富な環境であることから高層湿原が発達し、日本最大の高層湿原(少なく見積もっても562ha)としても知られています。
利尻富士は、北海道北部、利尻島にある標高1,721mの利尻山。日本百名山の中で最北に位置し、数多くの登山者が訪れます。山裾は海岸まで広がっており、遠くから見ると島全体が利尻山であるかのよう。富士山を思わせる美しく緩やかな稜線から、別名「利尻富士」と呼ばれています。さえぎるものが何もない頂上では360度大パノラマの絶景が広がり、利尻島全体が見渡せるほか、海の向こうには礼文島や北海道本島を一望できます。また、高山植物の宝庫でもあり、リシリヒナゲシ、リシリオウギなどこの地特有の植物に出合えます。
北海道本島最北の地「宗谷岬」。北緯45度31分22秒に位置し、サハリンの島影を遠望することができます。岬の先端には、北極星の一稜をモチーフに、中央部に北を表わす「N」の文字が施された「日本最北端の地の碑」が立ちます。探険家・間宮林蔵(まみやりんぞう)の立像もあり、雄大な眺めと共に記念スポットとして多くの観光客が訪れます。
ノシャップとは、「岬のそば」「岬がアゴのように突き出たところ」というアイヌ語、「ノッ・シャム」が語源となっています。眼前には秀峰「利尻山」と花の浮島「礼文島」、サハリンの島影をも一望することができ、夕暮れ時には地平線に沈む夕日が感動的な情景をつくりだしています。また7~8月頃の早朝、周辺の海岸では夏の風物詩である、利尻昆布の昆布採りの風景を見ることができます。
甘露泉水は、日本名水百選に選ばれた利尻山の雪解け水。利尻山の鴛泊登山ルート三合目付近にあり、口にした人が「甘い」と評したことが名前の由来です。利尻山という自然のフィルターを20~30年かけて湧き出た水は、登山者が給水に立ち寄るポイントにもなっています。
姫沼は、うっそうとした原生林に囲まれた周囲約800mの神秘的な人工沼です。湖面に映る「逆さ利尻富士」が美しいことで知られています。野鳥が生息する湖畔の森には、一周20分ほどの散策路が整備されており、のんびりと野鳥のさえずりを楽しみながら歩くことができます。近くの売店では利尻山の湧き水を使ったコーヒーが販売され、散策の休憩にもおすすめです。駐車場から姫沼湖畔までは、原生林の中を2~3分歩きます。途中には「オモベツ川」に架かる、吊り橋風の「思い出橋」の姿も。水の流れる音と、緑が茂る風景は、癒し効果もバツグン。道の先に見える景色への期待感も高まります。
島の南東に位置する「オタトマリ沼」は、周囲約1km。利尻島最大の湖沼です。沼の周囲には一部未舗装ではありますが遊歩道が整備されているので、湖面に映る利尻山を眺めながら散策できます。沼の周辺には、利尻島最大の湿原「沼浦湿原」(利尻富士町指定天然記念物)が広がり、「三日月沼」もあります。南浜湿原は、利尻山を映す「メヌウショロ沼」を含む全長約1kmの遊歩道が整備されており、植物が群生する場所まで行くことができます。ミズゴケが発達した島最大の高層湿原で、入口の看板には、旬の花情報が掲示されています。
利尻島の西海岸、仙法志エリアにあり、「寝熊の岩」「人面岩」とセットで観光する人が多く立ち寄る観光スポット。この弁天宮は、その昔、嵐で岩に打ち砕かれそうになった弁財船を弁天様が救い、そのご加護に感謝した海の男たちが弁天宮を建てたといわれています。
北のいつくしま弁天宮は、利尻島の西海岸、仙法志エリアにあり、「寝熊の岩」「人面岩」とセットで観光する人が多く立ち寄る観光スポット。この弁天宮は、その昔、嵐で岩に打ち砕かれそうになった弁財船を弁天様が救い、そのご加護に感謝した海の男たちが弁天宮を建てたといわれています。また、弁天宮が建つ「龍神の岩」にもいわれがあります。
礼文島は、稚内市の西方60キロメートルの日本海に位置する最北の離島です。 利尻礼文サロベツ国立公園の中でも約300種類の高山植物が咲く「花の島」と呼ばれています。
スコトン岬は、礼文島の最北端の岬で、海岸の断崖がそのまま岬になった島一番の景勝地です。広がる大海原の正面には「海馬島」、対岸には金田ノ岬を望むことができます。晴れた日には、遠くにサハリンが見えるこの地は航海の難所で夜には海馬島灯台が航路を照らします。岬めぐりコース出発の岬です。
レブンアツモリソウ群生地は、群生地一帯は北海道の文化財(天然記念物)に指定され、礼文島でしか見ることのできない貴重な“レブンアツモリソウ”を自然の状態で間近に見ることができます。また、その他にも“ハクサンチドリ”、“マイヅルソウ”、“ヒトリシズカ”といった花々を見ることができます。
澄海岬は、ぐるりと弧を描いた美しい入り江の先端の岬は礼文島で最も人気の観光スポットで、海の底が透けて見えるほど透明度の高い海は太陽の光で微妙に色が変わり、夏には「レブンブルー」と呼ばれる翡翠色の海を見ることができる、岬めぐりコース終盤の岬です。