温泉三昧8

 

 

秋田県山本郡三種町にある「砂丘温泉ゆめろん」は、高台に位置しているため、八竜地域はもちろん、遠くは白神山地や男鹿半島までを眺望できる人気の温泉です。平成7年のオープン以来、海水浴客や釣り人なども多く利用されています。源泉温度が低いため加熱していますが、その方法が特徴があります。日本初となる籾殻を燃料とする「もみ殻ボイラー」が稼働中です。従来のボイラーと併用ではありますが温泉を温めるのに活躍しています。燃焼し終えた籾殻は燻炭となり排出され、土壌改良などに使用することで循環型農業に貢献します。温泉の色は茶褐色で、日本海に沈む夕日を眺めながら入浴できます。ゆめろんの大浴場はさまざまな種類の浴槽をご用意しています。中でも炭酸泉は、血液の循環を良くする効果が期待できることから治療や予防に使われています。オーバーフローはしていませんが、お湯がキレイに保たれており、気持ち良く入浴できます。

 

ホテル森山館は、秋田県の中央に位置している三種町の森岳温泉にある宿泊施設です。八郎潟を回り込むように走る東側の国道7号線を北へ向かうと、その先の丘陵地に4軒ほどの温泉宿と、ちょっとした町並みがあります。昭和1952年、石油の掘削中に田んぼの中から突然湧き出した温泉で、以来入浴施設のほか周囲にはゴルフ場やキャンプ場などのレジャー施設が整備されています。森山館は、無色透明無臭で強い塩味が特徴の森岳温泉が引かれた大浴場やサウナの他、天然ラジウム岩盤浴があります。塩分を多く含み、美容効果も高いといわれています。また、飲泉では便秘に効果があるという事です。浴槽は、窓から光が入り明るく、清潔感があります。かけ流しの温泉は、熱めと適温の、2か所に仕切られている浴槽です。

 

モール温泉は、国内はもとより世界的にも非常に珍しく、秋田県では初めての温泉です。温泉源は500万年前の海水が地層水となったものです。500万年前は新生代、恐竜が滅亡し、ほ乳類が栄え、被子植物の全盛期で緑豊かな草原が地球上を覆ったと言われています。その植がやがて腐植質となり、温泉に溶け込み、黄金色のモール温泉となりました。モール温泉の「モール(Moor)」は、ドイツ語で「腐植質」を意味し、腐植質を多く含む泉質をいいます。火山活動由来の温泉と違い、腐植質は有限で全国的にみても希少価値があります。大潟のモール温泉は、地下の植物質推積物を多く含む泉質で、人体皮下浸透率が極めて高く植物性で天然保湿成分が豊富であり肌に優しいとされています。高温・低温の二つの温泉漕と、寝湯・バイブラバス・超音波バス・白湯・サウナが用意されています。まるで赤ワインにどっぷり浸かっているような湯は、柔らかく優しい肌触りで、肌がすべすべになります。少し石油のような臭いがするお湯です。

 

毎年12月31日の大晦日の夜、恐ろしい形相の鬼がケラミノやハバキを着て、木製の出刃包丁を振りかざして各家々を巡る男鹿の奇習「なまはげ」(世界文化遺産)は、よく知れ渡っています。見渡す限りの日本海と変化に富んだ海岸線と、一面に波打つ樹海は1000年以上の歴史を持つと言われています。男鹿温泉は、坂上田村麻呂が東征の折りに発見したと伝わる湯元温泉や石山温泉を中心に江戸時代から湯治場として栄えてきました。秋田藩主の佐竹氏や「民俗学の祖」と言われる江戸後期の旅行家、菅江真澄も入浴したと言われています。湯量は豊富で、宿の半分以上が自家源泉を持っています。海水の成分に似た食塩を含み、肌に付いた食塩が汗の蒸発を防ぎ保温効果が高まるため、「熱の湯」と呼ばれ親しまれています。温泉街には大型ホテルを中心に8軒の湯宿が並び、寒風山や入道岬、「なまはげ」ゆかりの真山神社など 男鹿観光の拠点となっています。男鹿グランドホテルは、男鹿温泉郷の中でも最も海の近くにあります。大浴場から庭園をあしらった露天風呂へ行きますと、日本海の潮騒を耳にして真っ赤な夕陽を見ながら入浴を楽しむ事が出来ます。

 

秋田県のほぼ中心に位置する五城目町は520年の歴史を誇る朝市をはじめ、東北唯一の御矢師や、林業の発展を支えた刃物鍛治といった伝統工芸、国内最大級の生産者数をほこる木苺をはじめとした特産品、それぞれ泉質がことなる温泉が知られています。国道285号線を走っていると、国道沿いに小倉温泉の看板が見えてきます。その指示通りに向かうと小高いところに昭和レトロ風の施設が見えてきます。古くからの湯治温泉で、歴史は300~400年ほど遡るそうですが、2001年に地滑りに見舞われ、建物が大破してしまいましたが、その後復旧、一部を新築して営業を再開しています。お風呂の種類は、小さめなした内風呂1つと、ドライサウナと、水ぶろです。定員5人位ですが、清潔感があり落ち着ける感じのお風呂です。源泉温度が低いので加熱しています。無色透明、ほとんど無味無臭で、お湯がトロトロ感があります。

 

八郎潟の東の五城目町にある湯の越の宿は、秋田県の中央山間の五城目町にある静かな山あいの一軒宿です。やわらかな乳白色の硫黄泉は県内でも珍しい数の少ない本格硫黄温泉です。ほんのり漂う硫黄の香りです。お湯の歴史は古く300年前からで、それも昭和40年まで小学校の敷地に湧いていて子供たちは学校で温泉に入っていたそうです。その学校が昭和42年に移転して湯元も埋め立てられ温泉の存在も忘れられていましたが平成6年に当時の泉源の近くをボーリングして温泉を発見平成7年に開業したそうです。湯の越の宿は、静かな山あいに建つ一軒宿で、乳白色のなめらかな湯は、湯煙と共に立ち上る硫黄の香りが温泉ファンにはたまりません。浴槽は2つに分かれています。大きな浴槽は、石材で拵えられています。浴槽中央の底面から泡とともにボコッボコッとお湯が上がっています。大きな浴槽の左側には、2m強四方の小さな浴槽が据えられており、お湯は灰色に傾いた強い白濁となっています。湯面からは広い浴室内を充満させるほどの硫化水素臭が放たれており、木のぬくもりに抱かれながら、ゆとりある空間でイオウの白濁湯に浸かることができる、とても素敵なお風呂でした。

 

杣温泉旅館は森吉町内の奥森吉とも言われている山間部にある一軒宿です。周辺は渓流釣りのメッカでもあるほど澄み切った清流の流れる場所です。太平湖に向かう県道から脇道に入ると、宿の前に立つ樹齢400年という高さ40mと45mの二本の杉が見えてきます。前には沢が流れている宿は、木造二階建てで、伝統的建築物とも言える年期の入ったものです。毎分120立の自然湧出の自家源泉が、男女別内湯と混浴の露天風呂に溢れています。露天風呂は岩を壁面に配し、底面が石敷きロケーションが山の斜面で自然が一杯です。

 

岩手県と秋田県を結ぶアスピーテライン沿いから八幡平山麓にかけて一軒宿が点在しています。JR田沢湖駅から車で約43km、東北自動車道・鹿角八幡平ICから車で約35kmに位置する、未だ火山活動が活発なエリアで、力強い温泉です。効能的にも優れているので湯治客で賑わっています。結構広い駐車場は高台にあり、朝早くから沢山の車で満車近くになっていました。多少遅れて到着した人たちは駐車場探しで大変みたいです。高台を下って行きますと右手に温泉宿がありす。日本有数の名湯を数多く有し、温泉のメッカとして人気の高い秋田県、その中でも玉川温泉は「日本最大の噴出量(毎分9000ℓ)」と「日本一の強酸性」を誇ります。日本各地から温泉ファンが訪れる秘湯です。地熱を利用した天然の岩盤浴が楽しめる散策路と併せ、効能あふれるお湯を体験出来ます。ここの湯は万病に効く事で知られています。そのお湯は強酸性で湯に浸かるだけで、肌がピリピリします。



 

玉川温泉は十和田八幡平国立公園にある八幡平焼山山麓の「大噴の湯」を源泉とする世界にも類を見ない奇跡の温泉です。源泉はPH1.2の強酸性泉で1分間に900リットルという膨大な湯量を誇ります。また、「北投石」という微量の放射線を持つ石(特別天然記念物)を産出しています。施設では、この玉川温泉の源泉を掛け流しで利用できます。「ぶなの森玉川温泉 湯治館 そよ風」は、玉川温泉の中でも最も新しく出来た温泉宿です。日帰り入浴も受け付けています。玉川温泉には、「玉川温泉」と「新玉川温泉」そして「湯治館 そよ風」の3つの宿があります。お風呂は男女別の内湯と露天風呂があります。それとは別に家族風呂があります。家族風呂は主に1人では入浴出来ない方用に介護の方と入るためのものです。この木造の作りが秋田の温泉にはよく似合います。ここのお湯の特徴として、100%の源泉と50%、30%と稀釈された湯船に分かれている事です。その理由はあまりにも強い酸性のため、100%の源泉だと肌の弱い人には向かないためです。身体に傷がどこかある状態で入ると、もう悲鳴を上げたくなるぐらいしみます。

 

全国的に知名度が上がった「玉川温泉」は何時行っても混雑し、駐車場は満車で溢れた車は、国道の両側路上駐車!渋滞の原因を作っています。そんなハードな混雑ぶりを尻目にお隣の「新玉川温泉」へ行ってみました。湯治場的な玉川温泉と比べると、はるかに近代的なバリアフリーの綺麗なホテルです。温泉は同じ源泉を用いています。玉川と同様、あの強酸性のお湯は刺激的です。名湯で知られていますから駐車場の車のプレートは全国から多種多様なナンバーが見られます。総木造の浴室には様々な湯船が有ります。

 

極上温泉の宝庫、八幡平、温泉好きなら必ず訪れている地です。有名な蒸ノ湯温泉の近くにひっそりとある大深温泉は、敷地内には大深温泉所有の地獄もあり、地獄からの新鮮な湯がとにかく豊富です。アスピーテライン脇の案内看板を頼りに大深温泉への急坂を降ります。一見、ログハウス風の建物です。秋田八幡平に点在する温泉の中でも、温泉ファンから強い支持を集めている大深温泉はです。八幡平の温泉といえば、かつては湯治場としての色彩が強く、自炊してオンドルや蒸かし湯などでじっくり温まるというような光景があちこちで見られたわけです。温泉の地熱や温泉の蒸気を建物の床下に通して床下暖房となっています。床に簡単なシートを敷いて寝転がると体全体が「じわ~っ」温まり、大地のぬくもりを味わうことが出来ます。自然の恵みを生かした「オンドル」を楽しむことが出来る日本で数少ないレアな温泉地です。内湯の浴槽は一つのみです。硫黄泉ならではの硫黄臭が漂い、舐めるとわずかに渋みと酸味を感じます。青白い色をしたちょっと変わった温泉です。加水して温度を下げないと、とても入れる温度ではありませんでした。熱さにも驚きましたが、大深温泉のツルツル感にも驚きました。

 

乳頭温泉郷は、田沢湖半の北東約10km、駒ケ岳から北に連なる乳頭山の西山麓にある7つの一軒宿の総称です。ブナの原生林に隠れたようにあります。秘湯ブームで、一躍脚光を浴びていますが、それぞれの湯宿は自然の雰囲気を壊さず、山の湯らしい鄙びた(ひなびた)温泉情緒を残しています。鶴の湯は乳頭温泉の中では唯一、少し離れたところにあり、同じ名の宿と別館「山の宿」の2軒があります。藩政時代、佐竹藩主が湯欲みにきた際に家来たちが宿泊する本陣を宿泊棟として利用していて、温泉場としての歴史の長さを感じさせます。ここの名物は一度に100人は入れる混浴露天風呂です。乳白色の湯が人気の理由で、日帰りの入浴客が絶えることはありません。秋田藩主も訪れたという由緒ある湯、鶴の湯温泉には、まるで時代を巻き戻したかのような懐かしい風景が広がっています。築100年を超す茅葺きの建物に、郷愁を誘う杉皮葺きの湯小屋があり、この心癒される風景のなかで浸かる湯の、心地よさは格別です。鶴の湯の混浴露天風呂は浴そうの真下に源泉を持っています。生まれたて、鮮度抜群の湯を楽しめる贅沢がここにはあります。茅葺きの宿泊棟・本陣にはテレビもラジオもありませんが、囲炉裏を囲めば一晩中、不思議と話がつきることはありません。山里の夜は静かで、慌ただしさとは無縁の時がゆるやかに過ぎてゆきます。湯も佇まいも、流れる時間までもが素朴で温かい。そんな秘湯の休日に、人は心癒されます。



 

孫六温泉は、乳頭温泉郷にある最奥の温泉宿の一つです。ブナの原生林に囲まれた木造二階建てで茅葺きの棟も有りいかにもひなびた趣の秘湯ムードを残しています。駐車場から坂道を下っていきますと川の対岸に宿が見えてきました。「山の薬湯」と呼ばれる程の効能で、湯治湯として栄え、今もその風情を残しています。先達川から湧く源泉は、泉質が異なる4つの内湯と露天風呂が有ります。露天風呂は素朴な造りの湯小屋のすぐ奥にある大きめなのと、その先にもう一つと2カ所にあります。目の前に広がる渓流や山並みと一体化したような、自然そのものが味わえます。

 

乳頭温泉郷は休暇村田沢湖高原の分岐で左右に分かれますが、右手に進んでその行き止まりにあるのが黒湯温泉です。駐車場から坂を下りて行きますと茅葺き屋根の建物を中心にして敷地が広がっています。ここは先達川の上流部、乳頭山の北側の登山口の一つになっています。フロントのある建物の右手に、ブナの幹を杉皮葺きの屋根に組み合わされている東屋風の混浴露天風呂があり、この自然いっぱいの情景が秋田の温泉を代表する光景の一つになっています。木造湯小屋や宿泊棟、湯治棟が幾つも建つ素朴な雰囲気です。

 

蟹場温泉は乳頭温泉郷のバス停終点から県道をまっすぐに進んだ正面にあります。施設は木造二階建ての本館と鉄筋二階建ての新館があり、その右手には内湯の浴槽棟がありコの字型になっています。一度施設の中を通り裏口から左手の坂を下っていくと石造りの混浴露天風呂が有ります。脱衣場は男女別々で浴槽は広さが十分にあるため、混浴も気になりません。唐子の湯が源泉で緑色がかった透明の湯で硫黄臭が、周囲の空気の流れと混じり合って新鮮に鼻をくすぐります。時々、沢蟹が露天風呂付近に出て来ることもある山の湯でした。

 

大釜温泉は、秋田市の南にある由利本荘市の小学校の木造校舎を移築したというユニークな宿です。県道沿いにあり、正面にかけられた当時の大時計が往時を偲ばせています。長い廊下やタイル製の流しが懐かしいです。高い天井の内湯は、木の壁や仕切りで浴場内いっぱいに縦長の深い石造りの湯船が広がり、熱めの湯はすぐ外の露天風呂に続いています。露天風呂は二つあり、作りはいたってシンプルです。内湯と露天風呂の小さな浴槽の方は白い緑色に濁ったお湯で、露天風呂の大きい方は茶色に濁ったお湯です。このお湯は、湧き出た時は無色透明ですが、時間経過で黄褐色に変わります。

 

妙乃湯温泉は、乳頭温泉行きバス停終点の一つ手前にある、県道沿いの瀟洒な一軒宿です。建物のすぐ横を先達川が流れロケーションも良く秘湯のイメージの強い乳頭温泉郷の中では、建物の造作や、洗練された館内など、女性に特に人気があります。毎分42Lの「「金の湯」同じく毎分200Lの「銀の湯」という、共に自然噴出の2つの源泉が7つの浴槽へおしみもなく注がれています。「金の湯」は、先達川と滝を目の前にする混浴露天風呂の「妙見の湯」木々に囲まれた岩風呂があります。内湯は透明な「妙乃湯」があります。

 

十和田八幡平国立公園に位置する四季の美しいブナ林にたたずむ温泉地です。「休暇村乳頭温泉郷」は、秘湯のムードが漂う乳頭温泉郷の他の宿に比べ、最も近代的なホテルらしい建物「休暇村乳頭温泉郷」が一軒あるのみです。施設のフロントでは、乳頭温泉郷内の七湯をめぐることが出来る「湯めぐり帖」を販売しています。七湯すべてめぐれば万病に効くと言われています。近くには日本百景に選ばれた、日本で最も深い湖「田沢湖」があります。ここでは2種類の源泉が楽しめます。一つはナトリウム-炭酸水素塩泉の「乳頭の湯」で、ちょっとぬるめで少し濁った茶褐色の湯は重曹成分を含んだ柔らかな湯です。もう一つの浴槽は「田沢湖高原の湯」と呼ばれる硫黄泉で、ちょっと白濁した熱めの湯はほんのりと硫黄の香りが漂っています。さらっとした湯は弱酸性で、いずれも肌がツルツルになります。「田沢湖高原の湯」の露天風呂では、周囲の木々が季節を伝えてくれます。新緑の緑、カラフルな紅葉、雪をかぶった冬のブナの木々など、目に鮮やかに映り、時間が経つのも忘れてしまいます。

 

高山植物の宝庫として知られる秋田駒ヶ岳山麓の田沢湖高原。その雄大な自然に包まれた元湯水沢温泉は、高山植物の宝庫として知られる秋田駒ヶ岳山麓の田沢湖高原にあり、その雄大な自然に包まれています。秋田駒ヶ岳中腹高度1000mの地点に自然湧出している源泉は、現在毎分1000ℓこのお湯を保温パイプで水沢山荘・水沢温泉に直結し源泉から数分で到達致します。湯煙の向こうに田沢湖を眺めながらの露天風呂は天然温泉の豊富なお湯にとっぷり浸かると体中に温かさがしみわたってきます。元湯ならではのこんこんと沸き出る乳白色の湯、深さ1mの露天風呂にゆったりと身をまかせ満天の星空を見るもよし、眼下に田沢湖の眺望を見るもよし、極楽気分を味わえます。

 

秋田県の乳頭温泉に向かう道の途中、水沢温泉の手前から一寸林の中に進むと、一軒だけポツンと離れた温泉がありました。田沢湖からほど近い自然豊かな温泉宿駒ケ岳温泉は、開放的な自然を満喫できる川沿いの貸切露天風呂が自慢です。ここに至る林の中には「友情の滝」などもあり、自然豊かな原生林の中に山荘風の佇まいです。以前は旅館業で宿泊がメインだったみたいですが、現在は完全な日帰り温泉と食事休憩のみの営業でした。

 

「アルパこまくさ」は、秋田駒ヶ岳のマイカー規制の拠点施設としてオープン致しました。アルパこまくさの由来は、「山という意味の『アルペン』と、温泉の『スパ』の造語で、可憐なこまくさをはじめ、 高山植物の数々が咲き乱れる駒ヶ岳の豊かな自然がいつまでも身近に感じられる 施設であって欲しい」という願いが込められています。施設は自然ふれあい温泉館、秋田駒ヶ岳火山防災ステーション、秋田駒ヶ岳情報センターから構成されています。駒ヶ岳は、「花の山」と呼ばれ、夏には]色とりどりの高山植物が咲き誇ります。「こまくさ」はその代表格で、火山礫というゴロゴロした石の斜面に可憐に咲き誇り、これを目当てに大勢の登山者が全国からやってきます。反面駒ヶ岳は、活火山であります。最近の噴火は1970年に起きました。

 

自然環境に恵まれた田沢湖高原は目前に秋田駒ケ岳を仰ぎ見、 神秘的な瑠璃色の水を湛えた日本最深の湖・田沢湖を眼下に望む高原リゾートです。1961年に開業した「田沢高原ホテル」は、田沢湖高原温泉郷に佇む老舗の温泉宿です。ロッジ風の宿は、田舎に帰ってきたような安らぎを与えてくれます。温泉は、田沢湖を一望できる露天風呂と内風呂があり、トロッとした肌触りが特長の源泉掛け流し天然温泉で、体が温まり湯冷めしにくいのが特徴で。硫黄臭が香ばしいです。内湯は5~6人は入れるほどの広さで、湯温は適温でした。湯の花が舞う白濁湯です。湯の花は白い消しゴムカス状です。湯口付近に折出物が黄白く貼り付いていました。勿論源泉掛け流しです。露天風呂は、4人サイズの小さめで、内湯よりも温めの湯がかけ流しになっています。源泉は田沢湖高原地区共通ですが、他よりも湯花が多い為か乳白の度合いも濃く見えます視覚的にも癒してくれる薄っすら青味を帯びた乳白のお湯が静かに注がれています。お湯に浸かると沈んでいた湯花が舞い上がり、煙が立ったように更に真っ白になります。

 

乳頭湯源郷田沢湖高原温泉旬樹庵、ブナや白樺に囲まれた6階建てのハイランドホテル山荘は、乳頭温泉源泉の白色の湯が自慢の温泉宿です。田沢湖駒ヶ岳の中心に位置し、駒ヶ岳の麓より見下す田沢湖の眺望は雄大です。施設のロビーにある暖炉が山荘を思わせる和み空間を演出しています。温泉は源泉を乳頭温泉から引き入れた源泉掛け流しで、露天風呂や巨大な岩が特徴の岩風呂でゆっくりと寛げます。ブナの木々に囲まれた静かな落ち着いた温泉宿です。内風呂は岩風呂で、水沢温泉の源泉より引湯した、さらりとした炭酸水素塩泉が自慢です。半露天風呂も同じ泉質です。山小屋風の半露天風呂は露天風呂のように景色が見えるわけではありませんが、ここはいつも空いていて一人になれてきもちよかったです。ここを拠点に乳頭温泉郷などを湯めぐりしましたが、結局宿のお風呂が何の変哲もなく落ち着けてよかったのです。

 

田沢湖高原温泉郷駒ケ岳グランドホテルは、秋田駒ヶ岳の麓に広がる田沢湖高原温泉郷にあります。周辺には、田沢湖など四季を満喫する観光スポットが数多くあり、乳頭温泉郷や水沢温泉郷へも至近で、アクセスも便利です。ホテルは標高700M「駒ヶ岳」の山麓にあり、客室の窓からは秋田駒ヶ岳などの山々を背景にした雄大な景色が一望できます。夕日で赤く染まった秋田駒ヶ岳は必見です。温泉は、乳頭温泉からお湯を引いてるとの事ですが、分析表には田沢湖高原温泉が源泉になってました。内湯は、大きな浴槽が一つあり、よく見ると湯の花が舞っています。泉質は単純硫黄泉です。源泉は熱いですが、欲湯はちょっと熱めぐらいです。白濁の源泉掛け流しはいいですよね。露天は岩風呂で同じお湯が入れられていますが、鮮度も景観も今一でして、すぐに内湯に戻りました。

 

田沢湖は、秋田県仙北市にある淡水湖で、一級河川雄物川水系に属する日本で最も深い湖であり、国内で19番目に広い湖沼です。その全域が田沢湖抱き返り県立自然公園に指定されており、日本百景にも選ばれている景勝地です。その田沢湖を一望できる田沢湖高原温泉郷は、秋田駒ケ岳の麓に広がる高原の温泉です。広々とした浴室は、ヒバと秋田杉を贅沢に使った造りになっていて、それが時間とともに鍛えられ、良い具合に鄙びています。天井を見上げると、柱が複雑に張り巡らされた湯抜きと、茅葺屋根のような演出がされていました。湯船は3箇所です。まずは入って右側、縦長に2つ並んでいるのが通常浴槽です。湯口は手前の小さな浴槽にしか無いのですが、2つの浴槽は内部で繋がっており、湯口から見て手前熱め、奥適温と言う具合に調整されています。お湯は白濁の硫黄泉で、この一体に張られている共有源泉ですので、特徴に大きな違いはありません。浴槽が広いため、ベストな状態とは言い難いですが、ほんのり優しく香る硫黄臭が心地よく、悪くありません。

 

貝の沢温泉は、別名「杖忘れ温泉」とも言われた効能豊富な温泉です。温泉掘削時に山中より土に埋もれた観音菩薩が発掘されました。それにちなんでか、入口の門や施設の造りもお寺的な建物になっています。ここの施設の全体は東京ドーム8個分の広さがあり、森林浴を楽しみながら、約1時間の散策コースを廻ることが出来ます。2016年11月7日より、貝の沢温泉が、新装オープンしました。宿泊棟が新築され、受付、食堂、大広間などが改装されました。そして、露天風呂も新設されました。

 

仁別温泉は秋田市の中心部から北東に約16km離れた太平山の麓の仁別地区に、昭和63年から平成元年にかけて温泉が湧出しました。「秋田市の奥座敷に温泉街をつくりたい」という発想で、秋田市が掘削したものです。その温泉を利用したレジャー施設「クアドームザ・ブーン」が平成3年8月に誕生しました。英語の「ブーン」(愉快な楽しい)と、水に飛び込む音「ざぶーん」を重ねたネーミングです。鳥海山も見渡せます。温泉は体に刺激の少ない弱アルカリ性の単純温泉なので、湯冷めし難く、美肌にも効果的と評判になっています。

 

自然豊かな里山に佇む落ち着いた和の雰囲気の温泉宿です。「美人の湯」として長く大切に愛され続けてきたお湯はとろりとした優しい肌ざわりで、体の芯から温まり肌がすべすべになる天然温泉は、広々とした大浴場や夜のライトアップが美しい露天風呂などお好みのお風呂でゆっくりと至福の時間を体感できます。秋田美人の一番の特徴は肌の色の白さです。ちなみに秋田美人の 代名詞となっているのが、秋田県出身とされる「小野小町(世界三大美人の一人)」です。女性の身だしなみという点でも秋田美人と言われる所以なのかもしれ ません。

 

秋田自動車道を西仙北スマートICで降り、強首温泉南側の県道、通称「刈和野街道」を15.6km程度西に行った先にある温泉宿泊施設、雄和ふるさと温泉ユアシスがあります。ユアシスは、雄和ふるさと温泉を堪能できる休憩・宿泊施設です。手軽な湯治場として親しまれ、オープンからの入浴者数は250万人を超える人気のお風呂です。このあたりの空気の臭いは、土のにおいがします。なんとなく郷愁、懐かしさを感じる、とても美味しい空気です。但し季節的によってはカメムシさん注意です。「ユアシス」の大浴場は、40~50人用の内湯だけですが、茶褐色に濁った湯は、熱気に臭素臭と微アブラ臭がミックスされて浴室に漂っています。特にジャグジー付近この付近で肩まで浸かると、微アブラ臭が倍増します。パイプからシュワシュワのお湯が注がれ、激しく渦を巻いています。湯口が浴槽の角奥に配置されており、熱めでややツルツルした肌触りの湯が掛け流されており、大いに満足させていただきました。

 

JR秋田駅より徒歩5分、交通アクセス良好な市街地にありながら和風モダンな男女別天然温泉を備え、オセロの無料貸し出しがあるという、ユニークなホテルです。天然温泉は宿泊者無料で開放感のある最上階に位置し展望露天風呂や内湯やサウナ付です。駅近の好立地にあるので何かと便利です。大浴場は男湯女湯ともに、内湯と露天風呂が1つずつあります。どちらも天然温泉です。大浴場は11階ですけど、窓の外に目隠しの柵があるため、外の景色はよく見えませんでした。露天風呂のほうも、塀に囲まれているので眺望はありません。向かい側の千秋公園が眺められるような造りにしてくれれば良かったのに、一応は県庁所在地の街なかなので外から見えないように配慮したのでしょう。露天風呂は岩風呂になっています。こちらにはヒノキのブロックが浮かべられていました。ヒノキのブロックを浮かべることで、森林浴と同じような効果があるとか。お湯自体は、ほぼ無色透明で、クチに付いても味はほとんどありませんでした。