温泉三昧27

 

 

雲母(きら)と云う珍しい地名の由来には諸説があるのですが、その中の一つを紹介致します。その昔、この地に花崗岩が多くみられました。花崗岩の中に白く光るものが雲母(うんも)と呼ばれている結晶です。朝日を浴びてキラキラと輝く姿は古来より美石として愛されて来ました。「雲母」はそのきらめく美しさから「きらら」ともよみます。これが「きら」と縮まり、地名になったと言われています。この由緒ある地に自噴しているのが雲母温泉です。清流荘の温泉は効能高い83℃の天然泉をポンプで川底から引き上げています。この地関川は、たいへん雪深いところですので冬期間露天風呂は休んでいます。

 

越後関川村には、清流荒川に沿って5つの温泉地があり、えちご関川温泉郷を形成しています。各温泉では、移り変わる四季折々の美しい眺めを楽しむ事が出来ます。5つ目の温泉として開湯した桂の関温泉「ゆ~む」という名前には、誰もが「湯」に親しみ、「遊び」と「ゆとり」をもって「友」と「夢」を語り合える場にしたいという願いが込められています。関川村は、新潟県の東北端、山形県境に位置しています。村には、国の重要文化財の渡辺邸や佐藤邸などが建ち並び18世紀の面影を今に伝えています。「ゆ~む」は、渡辺邸に近い国道113号線沿いにあります。

 

四季の郷「喜久屋」は、荒川の渓谷沿いにある秘湯の宿です。宿の名は、四季折々を楽しみ、故郷に帰った時のように、寛いでほしいと云う思いから付けられました。宿は駐車場から吊り橋を歩いて渡った所にあり、原生林に囲まれた閑静な環境にあります。12室ある客室のうち、8室が一戸建て離れ屋で、それぞれ内風呂と露天風呂が備えられていて、心ゆくまで湯を堪能することが出来ます。全ての風呂は、源泉より直接引いた天然温泉をかけ流し、無色・無臭の湯はやさしい肌触りです。日帰り専用の露天風呂もあります。その露天風呂は、垣根の奥に簡素な脱衣場があり、段差のついた大小の露天風呂が有ります。山の斜面に面しているため、大自然の中で、思い存分入浴を楽しめます。

 

湯沢温泉は荒川の右岸の湯蔵山の麓にある小さな温泉街です。温泉の発見は鎌倉時代という湯沢温泉は荒川峡温泉郷の中でもっとも古い温泉です。共同浴場は温泉街の入り口にあります。コンクリートの四角い建物で、飾りのない地元用の共同浴場です。看板がなければすぐには気づかない。湯沢共同浴場組合が運営しています。浴室は、2畳程度の小さい浴槽に少し熱めのお湯が注がれています。お湯はかすかに褐色で、ほんのすこし玉子臭があり、あっさりスッキリしたお湯です。お湯の 投入口の隣に蛇口があって、コップが置いてあるので、お湯を飲んでみるとほとんど味はしませんでした。源泉は2種類で、泉質は、1号が含食塩・芒硝泉、2号が含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉と表示されていました。休憩するスペースはないので、お湯から出れば、そのまま家に帰るという感じです。

 

村上市街から国道7号線を北上し、鮭で新潟では有名な三面川を渡り、暫く進むと右手に大きな駐車場を備えた観光施設である「みどりの里」があり、その中にある日帰り入浴施設です。平成5年にオープンしました。地下1300mから湧き出る温泉は湯量も豊富で優れた効能を発揮します。朝日「まほろば」ふれあいセンターの「まほろば」とは、古事記にある「大和は国のまほろば」から引用されたもので、平場の中央にあり、最も優れたよい所という意味から命名されたものです。とろりとした柔らかなお湯は、『美人の湯』とも呼ばれています。明るく広い浴室や趣のある露天風呂からは、雄大な自然のパノラマを心ゆくまでお楽しめます。

 

勝木ゆり花温泉ゆり花会館は、国道7号線と国道345号線の岐路にある県北の公営の日帰り温泉施設です。新潟 県最北の温泉になります。景勝地・笹川流れのある山北地区の、健康福祉センターとして運営されている施設で、のどかな環境に囲まれた、静かな立地が自慢です。源泉掛け流しの岩組みの露天風呂が自慢で、内湯は大きな湯船の真ん中に突き出た球体から湯が噴き出し、湯船へ流れ落ちるようになっています。休憩室も備わっていて、ちょっとした湯治気分を味わえます。温泉施設は大浴場と露天風呂だけのシンプルな物ですが、新潟県内の日帰り温泉は比較的高い所が多いので,その点ではリーズナブルな温泉だと思います。

 

新潟県北部村上市の西側、日本海に面した所に瀬波温泉が有ります。瀬波温泉は、1904年に石油開発のため、掘削したところ熱湯が噴出した事に始まりました。村上市は越後最古の城下町として栄えました。市内には村上城跡や武家屋敷をはじめ、曲がりくねった路地や「細工町」「大工町」「寺町」など昔ながらの町名にもその面影が伺えます。市内を流れる三面川には江戸時代から続く鮭の遡上があり、将軍への献上品になった事もありました。龍泉は源泉を持つ日帰り温泉でこのあたりでは日帰り温泉の草分けと言われています。敷地内の源泉の井戸は蒸気が勢いよく上がっていて源泉の温度が高い事を物語っています。

 

瀬波温泉磐舟は大観荘「せなみ」の湯姉妹施設として、2002年夏にオープンした日帰り温泉と蕎麦の施設で宿泊も出来ます。位置的には日本海に面した丘の斜面にあり、浴場は階段を上がった所にあります。温泉は掛け流しで人工的な循環等は有りません。高台に位置する為展望がよく日本海に沈む夕陽を眺めながらの露天風呂は最高です。内風呂からも露天風呂からも、広々とし開放感のある入浴が楽しめます。

  

新潟県村上市の瀬波温泉は、開湯100年を超える名湯。明治37年の石油試掘中にお湯が吹き出したのが始まりという瀬波温泉は、豊富な湯量と、「日本の夕陽百選」に選ばれた夕景の美しさで有名です。明治41年創業の老舗温泉旅館「はぎのや」は、瀬波温泉の中で最も源泉に近い宿です。温泉は大浴場、展望大浴場、展望檜風呂の他、趣の異なる3つの庭園付き貸切風呂があります。8階に展望大浴場「眺」、7階に展望檜風呂「熱の湯」があります。どちらも広々したお風呂です。お湯に浸かりながら自然景色を観ることができます。透き通った空、夕日がみれたのでとても癒されます。遠く粟島まで見える展望檜風呂が最高です。

 

日本海東北自動車道「聖籠新発田IC」からすぐの位置にある日帰り温泉施設、聖籠観音の湯「ざぶーん」は、平成10年4月5日にオープンした新しい施設です。松林の中の落ち着いた環境にあります。温泉は1kmほど離れたお寺から引かれています。聖籠観音の地下1100mから湧き出す自慢の温泉は、400万年前の古代海水だそうです。臭素、ヨウ素を多く含み独特の匂いも感知できます。海水かと思わせるほどに塩辛いナトリウム-塩化物強塩温泉!塩分の強い泉質ですので、湯冷めし難く、とても健康的だと云われています。

 

日本海東北自動車道「聖籠新発田IC」からすぐの位置にある日帰り温泉施設、聖籠観音の湯「ざぶーん」は、平成10年4月5日にオープンした新しい施設です。松林の中の落ち着いた環境にあります。温泉は1kmほど離れたお寺から引かれています。聖籠観音の地下1100mから湧き出す自慢の温泉は、400万年前の古代海水だそうです。臭素、ヨウ素を多く含み独特の匂いも感知できます。海水かと思わせるほどに塩辛いナトリウム-塩化物強塩温泉!塩分の強い泉質ですので、湯冷めし難く、とても健康的だと云われています。

 

新発田市 (旧紫雲寺町) にある日帰り温泉施設「深層湯温泉 紫雲の郷」は、新潟県立紫雲寺記念公園内にある温泉施設で宿泊施設やプール、体育館などもある大きな施設です。天然温泉は地下1300mから湧き出ている茶褐色の「塩化物・強塩泉」で、アブラ臭もします。舐めるとかなり塩気も感知できます。体の芯からポカポカと温まる良いお湯です。浴後も汗が止まらないほどです。露天風呂は巨石をくりぬいて作られた浴槽があります。天然ガスと一緒に組み上げられた温泉は、ガスと温泉に分離し、ガスは施設の露天風呂にあるガス灯の燃料として利用されています。

 

二王子温泉の歴史は古く、平安時代までさかのぼります。「付近を通りかかった山伏が妖怪に出会い、抜き打ちざまに斬りつけたところ、翌朝その場所から温泉が湧き出、袈裟懸けに斬られた大日如来が湯浴みされていたという」とあり、以来「大日如来お授けの湯」として受け継がれてきたとの事です。まんだらの里は、二王子温泉病院、ケアハウス「月輪館」、デイサービス「二王子温泉デイサービスセンター」、真言宗の寺院「龍王山天法輪教海寺」、温泉施設のある温泉公園「二王子スパーク」などからなる複合施設です。

 

月岡温泉は、大正5年、石油掘削に際して良質の源泉が湧出しました。そこに建てられた湯小屋が始まりとされています。当時は家一軒ない谷地でしたが、湯小屋の温泉の療養効果が評判となり、近隣の人達が、米や野菜・鍋釜をかついだ湯治客が年々増加しました。「ほうづき」の里は、月岡温泉カリオンパーク内にある新発田市の公共温泉施設です。月岡温泉は全国第2位の硫黄の含有量で、肌がつるつるになり、体が芯から温まることから「美人の湯」「不老長寿の湯」として親しまれています。

 

新潟県新発田市に有ります月岡温泉は、大正初期に掘削されて以来、温泉療養の効果が評判となり、発展してきました。今では旅館24軒、収容4400人の一大温泉地となり、全国的にも名の知れた温泉地として年間70万人の方が訪れています。そんな名湯の数多い温泉宿から、2005年の湯めぐり納めとして山ちゃんは高橋館を選びました。ネットで「日本の宿を守る会」の中から検索です。月岡温泉のお湯は、源泉で51.0℃、美肌成分は日本一とも言われています。入浴すると肌がつるつるになり、身体の芯から温まります。

 

飯豊連峰を源とする母なる川「胎内川」の清流と緑豊かなブナ林が広がる自然郷に新胎内温泉の一軒宿の高原リゾート「ロイヤル胎内パークホテル」が建っています。飯豊連峰の登山口からも近く、大自然と温泉の恵みを満喫できます。とろりとした湯さわりが肌に心地よく、風呂上がりには肌がツルツルに感じられます。胎内の平野と自然に囲まれたホテルで、近くには川が流れ春は桜、秋は紅葉で囲まれます。美肌の湯としてインターネットランキングでも人気で展望露天風呂での夜は星空を見ながらお風呂に入れます。

 

新穂潟上温泉は順徳天皇に愛されていたという伝説が残る800年の歴史ある温泉です。その始まりはシロサギ(トキだとも言われています)が、新穂潟上から湧き出でる湯でその傷を癒していたところを、侍が見かけて試したのが始まりと言われており、佐渡最古の湯として言い伝えられております。両津から真野へ向かって加茂湖沿い進んで、案内板を左折した田園地帯の中にあります。熱の湯の大浴場では本格的な温泉を味わう事ができます。

 

両津から真野へ向かう県道沿いで、旧畑野町に入ると特徴ある建物が見えてきますから、解りやすいです。隣は「夕映えの里」という休憩施設で、その館内に繋がっています。畑野温泉の自慢は、そのすばらしい眺めで、国仲平野・金北山の美しい大パノラマにつつまれながら時間を忘れてゆったりのんびり過ごせます。お肌をツルツルにしてくれる、源泉100%の美肌の湯が楽しめます。浴室は岩風呂の「白梅の湯」と檜風呂の 「紅梅の湯」を2タイプあって、毎週木曜に男女が入れ替わります。

 

松林を抜けると見えてくるのは、7階建ての気品ある建物で、海岸周辺に位置する上品でくつろいだ温泉ホテルです。和柄のカーペットや柱時計をしつらえたロビーは古き良きのんびりとした空間です。昭和天皇をはじめ皇室関係者や幾人もの政府要人・著名人をもてなした名ホテル。佐渡の中央部に位置し、観光はもちろんビジネスにも適します。八幡温泉の敷地内には佐渡博物館も備えてあり、松林庭園の広大な敷地にそびえ立ち、真野湾を一望でき、野趣溢れる温泉が自慢です。和風情緒あふれる露天風呂と、広々とした大浴場で、佐渡随一の湯量を誇る八幡温泉を楽しめます。

 

佐渡の民謡、佐渡おけさが聞こえる佐渡の港から車で約1時間。「相川やまき」では、トキが舞う大空と展望大浴場から見る日本海に沈む大きな夕日が魅力のお宿てす。位置は、バスで佐渡汽船両津港から本線相川行約60分。海土町下車徒歩8分。タクシーでは、佐渡汽船両津港から約40分です。日本海に面して、眺めのいい一軒宿「相川やまきホテル」が建っている。両津、小木、赤泊港よりアクセス良好で。七浦海岸と尖閣湾のほぼ中心に位置しています。日本海が目の前にあり、展望大浴場から眺める水平線に沈む夕日と漁火は特に美しい。人気の達者海水浴場にも近いです。透明感のあるナトリウム塩化物硫酸塩泉の湯は肌に優しくよく温まります。佐渡で数少ない自掘の元湯です。

 

佐渡ヶ島のほぼ中央に位置する当温泉は、島内最高峰の金北山(標高1171m)のふもとにある健康保養施設です。両津港より国道350号線を経由し、金井方面車で20分、佐渡の最高峰・金北山の麓にある宿泊施設を備えた温泉が金井温泉金北の里です。この温泉の最大の特徴の島内で一番塩分が強い湯は、体が温まり、冬でも湯冷めしにくいと評判です。佐渡唯一のドクターフィッシュ体験が可能な温泉。泉質は塩分が強く、保温効果に優れています。

 

小木に昔から伝わるたらい舟は、小廻りがきき安定しているので、女性がサザエやワカメ漁に使っているもの。このたらい舟に、目の前の湾内で簡単に乗ることができるのです。佐渡の衣装に身を包んだ女性の船頭さんは雰囲気もたっぷりです。おぎの湯は、佐渡島の南西・小木の高台にあります。日本海を臨む窓からは正面に朝日が昇ります。露天風呂、大浴場、家族風呂、サウナ室、無料休憩室など、全ての施設が海に向いた好ロケーションが自慢です。江戸時代、金の積み下ろしで栄えた千石船の停泊した港(内の間)と小木港(外の間)を同時に望むことのできる小木唯一の温泉宿です。

 

クアテルメ佐渡 羽茂温泉は佐渡島にある温泉です。クアテルメ佐渡は島では一番古い日帰り温泉施設で、島内唯一の源泉かけ流しの天然温泉です。ドイツの温泉保養施設を取り入れた温泉保養とリクリエーションを併せ持つ施設です。赤い大鳥居をくぐると左に浅緑色の建物が見えます。周辺の環境がとても良く、「ステーキの店」「B&G体育館&プール」が利用できます。天井が高く大きなガラス窓で囲まれた浴室は極めて開放的。緑の自然に包まれた環境で、源泉かけ流しの天然温泉を満喫できます。

 

赤泊は佐渡の南部に位置する地域です。南は日本海に臨み、越後とは最短距離およそ40Kmを隔て寺泊町と相対しています。小佐渡山脈の緩やかな山なみで覆われ、対馬海流とあいまって、年間を通じて温暖な気候です。江戸時代には佐渡島は江戸幕府直轄領となり、赤泊港は佐渡奉行渡来港として、また北前船や松前稼ぎ商人の地域として栄えました。現在は、寺泊港からカーフェリーが就航しています。併設されている温泉施設は、海を望む浴室からは越後連山や漁火も見え、癒しの空間を演出してくれます。日本海を望む露天風呂からの眺めも最高です。

 

両津港から真野方面への県道を進み、椎崎温泉の案内板に従って、左折し、小高い丘に登って行く。加茂湖を見下ろす丘の上にあり、ロビーに手工芸品が置かれたリラックスした雰囲気の温泉旅館の佐渡グリーンホテルきらくの前に、道路を隔てて露天風呂が作られていて、入浴のみの利用が可能である。「朱鷺の舞湯」といい、なかなか洒落た風情のある外観で、のれんをくぐっていく趣向が風流です。

 

佐渡は木喰聖の聖地であり、又修行の地でありました。この椎崎西方の霊峰金北山、金剛山、壇特山を一朝で回峰する荒行は行者といえども難航中の難航であった。 ある日この森に来て見ると、湧き出る水に傷付いた朱鷺が浸かり、清って舞い上がっていたのです。行者はこれが温泉と知り、自分もその湯で疲れを癒したのでです。こんな事からこの温泉は「朱鷺の舞湯」と伝えられています。展望浴場と当館専用外湯露天風呂「朱鷺の舞湯」、個室露天風呂「湯楽長屋」から四季折々の景色が楽しめます。

 

第三セクターの指定管理解除により、新潟県阿賀町鹿瀬地域の日帰り入浴施設「かのせ温泉赤湯」が、町直営で営業を再開しました。利用者は「もうやらないのかと思っていたが、始まって良かった」と喜んでいました。赤褐色な源泉を賛沢に掛け流しの「かのせ温泉赤湯」は、効能の豊かさから疲れがスッキリとれて元気になると評判で杖忘れの湯とも呼ばれています。内湯は2つに分かれた大浴槽のみでです。一方は熱い源泉がこんこんと注がれ、もう一方は水で薄めて入り易い温度にされています。熱い浴槽はかなり高温で、まず入れないです。従って殆どは温度調整された側に入ります。新設された露天風呂は屋根もあるし、窓もあるので、露天風呂という表現は正しくないかも知れません。露天の湯温は内湯よりぬるく、長時間浸かる事ができます。源泉は非加水・非循環・掛け流しであす。浴室からの景色は雑木が見えるだけで、景色は楽しめません。湯は茶褐色混濁、無臭ですが、塩味と鉄味があります。湯温が高温である事もあり、温まりは大変に良いです。