門前温泉はぼたんで有名な妙雲寺の門前町で、八汐橋から蓬莱橋まで、旅館やみやげ物店などが軒を連 ねています。光雲荘は11湯からなる塩原温泉郷・古町温泉とともにその中心的な存在の門前温泉の8軒ある旅館の中で、自家源泉を有し、塩原温泉郷最大規模の露天風呂を持っています。内湯は熱い光雲荘源泉に、敷地内から湧く20℃台の鉱泉をブレンドし温度調節されています。キュッキュッとする肌ざわり、香りなどは内湯のほうが、露天風呂よりも光雲荘源泉の特徴が味わえるように感じます。足湯も光雲荘源泉がベースで、程よい塩味で温泉卵をつくれます。露天風呂は、湯船が大きく、たっぷりお湯を溢れさせるため、温度や泉質の異なる「自家源泉」と「町営温泉(門前)」2つの源泉を使用されています。宿泊者限定の貸切り風呂も完備されています。
日光国立公園内にある約3万坪のゆったりした敷地に建つ1軒宿。敷地内源泉がかけ流しで楽しめ、源泉水を使用した湯あがり素肌美人化粧水が販売され自宅で手軽に肌の改善が楽しめます。夜空の星ボシやイルミネ~ションが輝いております。アクセスは二通りあります。黒磯駅から路線バスを使って行く方法と、那須塩原駅に来る宿の送迎マイクロバスを利用する方法があります。旧大正村幸乃湯温泉は大自然がかもし出す四季の変化を肌で感じながら温泉の素晴らしさを味わえます。天候に左右されることなく、いつでも入れる全天候風呂をはじめ、八筋の滝に心身を打たれる大滝風呂、絵をふんだんに使用した男女大浴場、家族団欒の貸切風呂などがあります。効能豊かな湯はぬるめの湯は「下野の薬湯」と呼ばれ、身体の芯からあたたまります。
栃木県那須塩原市にあります、「板室健康の湯グリーングリーン」は、清流「那珂川」の源、関東の薬湯で知られる板室温泉内に佇む日帰り温泉入浴施設です。「下野の薬湯」と、呼ばれ豊富な湯量を活かした内湯や露天風呂をはじめ、広々とした談話室、会議室などを完備しています。浴室には12~3人が浸かることのできる湯船と寝湯、そしてサウナがあります。湯は無色透明で、かけ流しのように見えたのですが、一部循環もしているようです。外には大きな岩に囲まれた、迷路のような露天風呂があります。大岩を積み上げた露天風呂の1つには太い綱が下げてあり、腰以上の深さの浴槽にぶら下がりながら入る、板室温泉の伝統的な入浴風習「綱の湯」も設けられています。無色透明の湯はちょっとぬるめ。地元の方の話では、板室温泉の湯は元々ぬるめで、じっくりと浸かるのが流儀だとの事です。
川治温泉は、1723年男鹿川の上流が決壊し、川治の集落が水没、暫くして水が引けると、男鹿川沿いに温泉が湧いているのが発見されました。これが始まりです。「川治」と云う名は、本街道(会津西街道)とは別に、川に沿った道を「川路」と呼んでいたのが、後に「川治」と云われるようになったという説があります。開湯300余年、湧出る源泉は大浴場、露天風呂、貸切風呂、展望風呂すべてへ贅沢に掛け流されています。源泉100%掛け流し天然温泉です。リブマックスリゾート川治には本館一階と地下一階にそれぞれ露天風呂併設の大浴場があり、男女入替制となっています。地下一階の大浴場は、ゴツゴツした岩で出来ていて洞窟みたいになったエリアもあります。岩風呂の奥から外に出て階段を上がると露天風呂があります。
日光宇都宮道路、今市ICを降りて、国道121号線を北上する。男鹿川と鬼怒川が合流する峡谷にひらけた、静かな温泉郷。温泉は享保3年の発見といわれ、旅人や湯治の場として古くから親しまれました。川治温泉についたら温泉街を通り抜け川治湯元駅を目指します。川治湯元駅から河原に下るとスポーツ公園の駐車場に出ます。露天風呂はその先にあります。川治温泉のランドマークと言える観光名所「岩風呂」は、川沿いという爽快なロケーションにある混浴の露天風呂です。まず利用前に、傍に架かる橋の上から当該地を眺め、お風呂に誰もいない事を確認します。橋の近くには「下流女湯」「上流男湯」と彫られた石標が立っておりますが、現在ではこの区分は適用されていません。浴槽は、視線を遮るものは何もなく、特に橋から近いため、対岸はおろか橋の上からも思いっきり丸見えです。川を挟んだ対岸には高層の旅館からは、すべての部屋から丸見えです。開放感や野趣を期待すると裏切られる結果となりそうですが、お湯の量は圧巻であり、このお湯に浸かるだけでも十分に価値があるのではないかと思います。
享保8年、男鹿川の五十里湖が決壊し近隣の村は水没するという事件がありました。洪水の後に川沿いにお湯が湧いていました。これが川治温泉と呼ばれる事になりました。日光の手前にある今市市から、鬼怒川温泉を過ぎてさらに北上すると、次に賑わうのは景勝地龍王峡、そして川治温泉に至る。鬼怒川と男鹿川の合流に湧き出る川治温泉。ここ薬師の湯は男鹿川沿いにあり、やさしい木陰の下、清流のせせらぎに耳を澄ませながら、ゆったりとお湯につかる事ができます。全体をすっぽり包む屋根と目隠しを兼ねた壁に囲まれているため、露天というよりは内湯に近い雰囲気です。浴槽自体はとても大きく、山側の岩肌に取り付けられた木戸の向こう側から源泉が流れ込んできます。源泉温度より高いのですから、おそらく加温されているのでしょう。
鬼怒川と男鹿川が合流する峡谷に抱かれるように佇む「湯けむりの里 柏屋」は、日光温泉郷・川治温泉にある大正15年創業という老舗の宿です。日光市街地方面から国道を北上し川治温泉郷に入ると、すぐに柏屋の看板が見え、木立の合間から重厚で堂々とした佇まいの正面玄関が見えてきます。窓からは男鹿川の流れが見渡せて非常に景観は良いのですが、川向いの共同浴場「薬師の湯」の混浴露天風呂が丸見えで、人が入っているのがわかる時は、外の風景を見るだけでも少し気を遣ってしまいます。風呂は男女それぞれに大きな内湯と露天風呂、温度のやや低い源泉ぬる湯、サウナがあります。内湯も露天風呂も大きい作りです。露天は、源泉温度のままで掛け流しの「ぬる湯」と、加温した露天があります。露天風呂からは、山間に架かっている鉄橋を走り抜ける野岩鉄道を眺めることができます。内湯は若干の塩素臭がありました。
鬼怒川温泉は、古くは「滝温泉」という名前で、鬼怒川の西岸にのみ温泉がありました。発見は1752年とされています。日光の寺社領であった事から、日光詣で帰りの諸大名や僧侶達 のみが利用可能な温泉でした。明治時代となって「滝温泉」が一般に開放され、明治二年には東岸にも「藤原温泉」が発見され、その後上流に水力発電所が出来て、鬼怒川の水位が下がると共に、川底から新源泉が次々と発見され、次第に温泉地として発展して行きました。1927年「滝温泉」と「藤原温泉」を併せて鬼怒川温泉と呼ぶようになりました。公園岩風呂は、鬼怒川公園内にある市営の日帰り入浴施設です。泉質はアルカリ性単純温泉で、柔らかく肌にも優しいのが特徴です。男女それぞれに露天風呂・内湯があり、特に岩作りの露天風呂は源泉100%で湯量豊富で、四季の草花や鳥のさえずりを楽しみながらのんびりと入湯できます。
鬼怒川仁王尊プラザは、鬼怒川温泉では貴重な源泉かけ流しの温泉宿です。鬼怒川ライン下りを一望する絶景露天風呂「舞台の湯」や、釣り堀も完備し、すべすべで硫黄臭も香る極上の泉質で知られ、日帰り入浴施設としても抜群の人気を誇ります。仁王尊プラザには内風呂が2つと露天風呂が1つあります。浴室の入り口を開けたとたんに、硫黄の匂いがぷーんと漂ってきます。最大のポイントは、屋形船露天風呂です。鬼怒川ライン下りで実際につかわれていた遊覧船を改造して、湯をはってるもので、珍しいく雰囲気があります。備えつけの三度笠をかぶってお湯に浸かれば、船頭気分にひたれます。お湯は相当ぬるめなので、長時間入っていられます。柵のむこうは鬼怒川が流れていますから、タイミングがいいとライン下りしてる船を上から見下ろすことも出来ます。
鬼怒川温泉は、元禄4年に発見された温泉で、その時代は「滝の湯」と言われ日光の僧侶達の湯治場と伝えられましたホテル・サンシャインは、鬼怒川渓谷沿いに建造された鉄筋14階建のホテルです。平成21年7月に完成した「鬼怒楯岩大吊橋」は、ホテルの直ぐ横にあり、そこからの眺めが最高です。つり橋ですから、揺れます。サンシャイン鬼怒川の大浴場は黒御影石の大浴場の鬼黒美湯と白大理石の大浴場の鬼白美湯の2か所あります。それぞれに露天風呂があり、鬼黒美湯は鬼怒川を見下ろす風景が楽しめますし、鬼白美湯は山の景色が楽しめるものとなっています。2か所の大浴場の趣が違いますので朝晩で男女の入れ替えが行われています。大浴場は清掃時間と入れ替え時間を除く時間はいつでも入ることができます。お風呂は大きなL字型の浴槽に橋が望める露天風呂サウナも小さめですがありました。お湯はややぬるめ無味無臭のやわらかいお湯で、いい感じです。
関東最後の秘湯と呼ばれる奥鬼怒温泉には、加仁湯、手白沢温泉、日光沢温泉、八丁の湯の、泉質の異なる4つの秘湯が点在します。豊かなブナの原生林に囲まれたこの温泉郷へのアクセス方法は、一般車両が乗り入れできないので、宿泊者送迎を利用するか、1時間半ほど歩くことになります。現在、2軒の宿が宿泊者の送迎をしており、手白澤温泉を除く3軒は日帰り入浴も可能です。人里離れた秘湯で、喧騒を忘れのんびりと過ごしたいという人にオススメの温泉です。加仁湯は戦前に誕生した山歩きの人が休む山小屋でした戦時中は無人になりましたがその間も山小屋は人々に利用され続け人々は感謝の気持ちとして小銭を畳の下に置いて帰ったそうです1945年今までは沢蟹が多い事から「かに湯」と呼ばれていたのを小銭を置いていってくれた人たちの仁に思いを込めて加仁湯と名前を変えて営業を再開したとの事です。ここの最大の売りは混浴露天風呂です。とても大きな湯船になんとなく真ん中に大きな石が置いてあって、女性側・男性側と仕切られている造りです。「黄金の湯」の白濁したお湯が注がれていています。標高1,500mのところにあるので空気が澄んでいて、目の前は鬼怒川と木々という大自然に囲まれているのでとても気分よく入浴できました。
鬼怒川の上流に川俣ダムがあります。ダム湖の川俣湖の湖岸に川俣集落があり、ダム建設によって移転してきた集落です。川俣集落の中央に1994年に開業した共同浴場「上人一休の湯」があります。傾斜地に造られていて、京都の清水寺を模したようなコンクリートの高い櫓の上に建っています。開業は1994年です。変わったデザインで明るい建物ですが、公営施設なのでやや趣に欠けます。ロビーは広くガラス張りなので、高いところから集落やダム湖が眺められます。浴室は換気が今一で、湯気がこもっています。広い浴槽に透明度の高いお湯がかけ流されています。かけ流しの湯量が多いのでお湯の鮮度がよく、やや熱めのお湯で、ほんのり甘い香りがします。浴感はさらりとしたお湯ですが、肌がツルツルします。湯口の近くでは特にツルツルです。露天風呂は岩風呂で、周囲の塀が高いので、残念ながら展望はありません。お湯はかけ流しの量を絞っているので、ややぬるめです。意外にお湯の鮮度を感じて満足できました。
御宿「こまゆみ」の里がある奥鬼怒温泉郷は日光国立公園内にある温泉地です。平家平温泉は壇ノ浦の戦いで敗れた平家が移り住んだ里だといわれています。「こまゆみ」の里の敷地はなんと1万2,000坪もあって、自然散策ができる遊歩道まであります。2階建の建物自体も樹齢数百年というさまざまな古木を使った木造で、自然の木のぬくもりを感じます。内湯は、立派な岩風呂と簡素な造りの上屋が対照的なのですが、このお風呂は元々露天風呂だったらしく、何となくワイルドな雰囲気が伝わってくるのは、露天時代の名残なのかもしれません。露天風呂は、鬼怒川の上流部を見下ろす高台に設けられていました。こちらの露天風呂には混浴と女性用が用意されており、男は混浴を利用する事になります。山の緑と空気が清々しい、実に爽快なロケーションです。露天風呂は大きな岩風呂と4つほどの丸太風呂によって構成されています。岩風呂は12~13人ほど入れそうな大きさを擁し、道祖神が祀られている湯口から温泉が滔々と供給されています。投入量が多いため、浴槽が大きくてもお湯は短時間で入れ替わっていると思われ、湯船に浸かった際にはお湯の鮮度感が良好であり、また浴槽縁から惜しげもなく贅沢にオーバーフローしていました。お湯は無色透明で、少々焦げたようなタマゴ臭とタマゴ味が得られるほか、薄い塩味や石膏感も含まれていました。
道の駅「湯西川」は日光市の北部に位置し、国道121号線から湯西川温泉方面に分岐した箇所であり、周囲は急峻な山々に囲まれ、眼下には湯西川と男鹿川が合流する五十里湖が見られ四季を通じて自然を堪能できる箇所となっています。また、当地域は湯西川・川俣・奥鬼怒・川治・鬼怒川温泉と有名温泉地が近隣に点在し、施設近隣にも良質な温泉の源泉があり、施設内に「内湯」「露天」「足湯」を整備し気軽に良質な温泉を体験できます。施設の2階に温泉施設があります。 源泉は「湯西川温泉」ではなく「西川温泉」です。 西川温泉は湯西川温泉の湯に硫黄を加えたような泉質との事です。 考え方によっては名湯の湯西川温泉の泉質に、更に硫黄成分まで含まれているというのだから、「硫黄成分の分だけお得」と言えるのかも知れません。 湯の種類は内風呂と露天風呂があり、露天は岩風呂と檜風呂があります。檜風呂の方が広々としています。硫黄の香りが心地よく、とってもリラックスできました。
平家落人の伝説が語り継がれる秘湯・湯西川温泉の入口に位置する道の駅 湯西川は、全国でも珍しい「 天然温泉が楽しめる道の駅 」です。ゆったりとした内湯と開放的な展望風呂があり、さらに人気の岩盤浴や足湯もあり、色々な温泉が楽しめます。施設は、男女別内湯にそれぞれ露天風呂がある造りです。「藤花の湯」は、10人サイズの石板張り浴槽が内湯で、円柱状の掛け湯槽があり44.7℃の湯を満たしています。掛け湯槽を兼ねた浴槽湯口となっており、温泉を冷却しながら浴槽へ落とし込み投入しています。湯口周辺だけはタマゴ臭がほんわかと香ります。湯は無色透明でサラリとしたもので、タマゴ臭は感じません。茶色の湯華もチラホラと泳いでいます。42.5℃に適温調整、露天岩風呂は15人サイズの広さで屋根付きです。大岩組み湯口より湯を投入、浴槽では44.0℃と熱めになっています。湯は無色透明でほとんど無臭ですが、鮮度が良好だったのが印象的です。こちらも湯使いは掛け流しです。
平家の落人伝説が残る秘境で、湯西川温泉にある湯宿が日帰り対応しています。場所は、温泉街中にある高房神社・上社のそばです。「高房ホテル」パンフには「当館の名の由来にもなっています。」との記載があります。施設の廊下奥にこぢんまりとした男女別浴室があり、右が男湯、左が女湯です。ほかに貸切風呂もあります。男湯入口の暖簾には「平家の湯」とありました。浴室はやや湯気がこもり気味で、黒「みかげ」石枠青タイル貼6~7人の内湯がひとつとシンプルにあります。褐色に色づいた石の湯口から毎分20ℓ弱の熱湯を投入されていて、しっかりオーバーフローしています。槽内注吸口は作動なしで、お湯の感じからしてもかけ流しかと思います。ほぼ適温のお湯は無色透明でわずかに白い浮遊物を浮かべています。微芒硝味・微重曹味・微たまご味がして、湯口では甘いイオウ臭にかすかにミシン油臭がまじります。
湯西川温泉は、栃木県の日光国立公園にある平家ゆかりの温泉郷です。その中でも平家直孫の宿「本家伴久」は、創業1666年という長い歴史を持つ由緒ある温泉宿です。宿の至る所にその歴史を感じさせる調度品や展示品があります。館内は全て清流沿いで銘木・土壁造りの古民家建築で、関東随一の「かずら橋」を渡り、源泉100%かけ流しの湯です。内湯は特に風情は無く、旅館の規模の割には小さい気がします。源泉投から確か僅かな硫化水素臭を感じます。肌触りはサラサラとした湯でしで、お湯はやや熱めで、出た後も異常に火照ります。露天風呂は内湯を出て、さらに長い階段を裸で下ります。階段を下ると、湯西川沿いに露天風呂があります。この露天も、小規模な造りです。露天からは湯前橋や、会津屋豆腐店なんかも見えます。逆に考えると湯前橋から伴久の男露天風呂はよく見えるという事です。露天も少し熱めで、のんびりじっくり浸かるって感じではありやせんでした。出た後は異常に火照って、泉質は良いって事でしょうね。
足尾銅山の中心地だった通洞から庚申川を遡ること7km、銀山平公園の上流に位置する渓谷に沿ったロケーションに、数百メートル下流にもう一軒古い宿がありますが、感覚的にはほぼ一軒宿といってよいです。銀山平公園に湧き出た源泉「庚申の湯」は、野趣豊かな露天風呂が魅力の新しい温泉です。日光市足尾町から山道を登ること約30分。(山道なので時間には差があります。また、車の運転は見通しが悪いので注意が必要)国民宿舎を中心にキャンプ場などがあり、温泉は足尾銅山の坑内からでた温泉をパイプでひき、暖めています。脱衣所から階段を降りていくと展望絶佳の露天(岩造9~10人)があります。谷を隔てた正面に岩山があり、まわりは広葉樹の一面の紅葉でなかなかのロケーションです。岩組からの少量投入+側面注入数ヶ所でオーバーフローありです。宿泊客と登山客と地元客が入り込み大盛況です。お湯は、無色微濁で露天湯口のみ微たまご味、微イオウ臭があります。アルカリ泉らしい明瞭なヌルすべ感があり、浴後はお肌すべすべになります。
今市温泉保養センターかたくりの湯は平成5年にできた比較的新しい温泉です。今市市郊外の田園地帯にあって広々とした敷地に建っています。日本庭園などもある大きな温泉保養施設です。今市市は江戸時代は日光参詣の宿場町として栄えたところで、「かたくり」の湯は杉並木で有名な日光街道から近い位置にあります。ただ、今市市街からはけっこう離れています。施設は2階建てで、2階に浴室があります。浴室は内湯と露天が別室になっていて、けっこう離れてます。内湯は30人サイズの大浴槽とサウナ、水風呂があります。この手の温泉施設にしては結構大きな浴槽です。お湯は透明で、ほんの少し硫黄の香りがあります。湯口から直接香りをかいでも、やっぱりほんの少しの硫黄臭です。温泉は循環で使用されてますが、源泉も注がれているようです。露天は一旦服を着て廊下から外の通路を通って別棟に向かいます。お風呂は8人サイズの岩風呂です。お湯は内湯よりもコンディションが悪そうで、塩素臭しか感じませんでした。
鬼怒川河畔にある源泉湯元の一軒宿で、周りには日光国立公園の自然が一杯です。 かご岩温泉は、会津西街道の新高徳より日光北街道に合流する街道の日光市と塩谷町との境付近にあり、街道からは南にちょっと入った鬼怒川沿いにあります。 ここには、かご岩温泉旅館があり、その脇に日帰り温泉施設として営業しています。内湯は10人サイズの明るいタイル張りのものです。無色透明でちょっぴり白濁気味のお湯が勢いよく注がれていますが、しっかり浴槽内に吸い込み口もあります。お湯はあっさりした癖のないもので、温めな事もあり長湯に適しています。殆どお湯に特徴はなく、肌触りの柔らかさで温泉に浸かっているかなと思わせる程度です。露天は屋根付きで川沿いに造られており展望風呂のような感じがします。お湯は内湯と同じで、こちらにも吸い込み口がついています。内湯も露天も浴槽が非常に浅くなっており、落ち着いて浸かることができません。露天の展望はまあまあでしょうか。
黒部温泉(旧栗山温泉)は、鬼怒川上流には幾つもダムがありますが、その一つ、土呂部川と交わるところにある比較的小さなダム湖に黒部ダム栗山発電所があり、発電所のすぐ後ろがこの四季の湯です。湯の歴史はまだ新しく、掘り当てたのが1990年のことです。隣接する民宿 栗山が経営しています。湯量が豊富なので、立ち寄り湯専門施設を作ったそうです。脱衣所のドアを開けるといきなり露天風呂があります。男女別に分かれており、それぞれに二つずつ大きな浴槽があります。手前の浴槽は、湯の温度は熱め、深さは深め、屋根が掛けてあります。奥の浴槽は、かなりぬるめ、深さは浅くて底も平らで障害物がありません。回りの岩も入りやすいように低くしてあります。屋根も無いので、開放感も抜群で、お湯がまた素晴らしいです。アルカリ性単純泉でありながら、ほとんど硫黄泉のような臭いと味、肌触りがあります。かなりはっきりしたゆで卵臭で、味もゆで卵味。肌触りはまったく刺激を感じないのに、入浴中からすべすべさらさらとした感じで、日光湯元あたりの強い硫黄泉に近い感じがあります。お湯自体濁りはなく、無色透明、光に反射してきらきらととても綺麗です。
栃木県の矢板と日光に挟まれている、鬼怒川の流れと田園風景が美しい塩谷町には、いくつか温泉浴場が点在していますが、その中でもお湯と景色の両方が良いと評判の「前日光温泉川霧の湯」があります。県道77号線と鬼怒川に挟まれた傾斜地に立地しており、元々この温泉は露天風呂しか無い開放的な浴場でしたが、大震災でこの浴場もダメージを蒙り、随所に亀裂が生じてしまったために補修工事を行う事となりました。上屋を新設して露天風呂の一部に被せ、半分ほどを内湯化しました。内湯とはいえ、以前から使っている全露天風呂時代の浴槽の上に上屋を載せていますので、ひとつの湯船を内湯と露天で半分こしているような感じであり、槽内は全く仕切られていません。露天風呂の一部内湯化に伴い、かなり狭く細長い空間となってしまいました。小さな左側は内湯と一体化していまして、露天として入れるキャパは2~3人程度。一方、右側の大きな方には湯口があり、容量としては3~4人でしょう。お湯は右側の槽から仕切り木板の切り欠けを通じて左側の槽へ流れ込んでおり、湯口のお湯が直接注がれている右側槽は若干熱くてそこからお湯を受ける左側槽は適温となっています。湯口では微かですがフンワリとタマゴ臭が漂い、芒硝臭や石を削ったような匂いも感じられます。口に含むと弱いタマゴ味と芒硝味が得られました。
矢板市は、栃木県北部にある市です。矢板市は昔は山岳宗教の対象でもあった高原山の南麓にあり、全国名水百選に選ばれた尚仁沢湧水の水源があります。その他にも水源の森百選に選定されている高原山水源の森や、森林浴の森100選に選定されている栃木県民の森など、山や森林や川や里山など豊かな自然がたくさんある場所となっています。快適環境を追求した、自然通風と自然採光を考慮した設計のホテル桜は、料理専門誌で高評価の会席料理は女性やオトナ世代の方から絶大な支持を得ています。外観は重厚感あふれる石造りの建築は西欧の古城を彷彿とさせます。古代ヒノキ造りのバスルームを完備。お風呂からコースを眺めながら、やすらぎのひとときをご堪能できます。