四方山見物50

 



沖縄県は、台湾と本州の間、東シナ海に浮かぶ 150 以上の島からなります。熱帯気候、広大なビーチや珊瑚礁、第二次世界大戦の戦跡で知られています。沖縄最大の島、沖縄島には、連合国軍による 1945 年の大規模な侵攻を後世に伝えるために建てられた沖縄県平和祈念資料館、ジンベエザメとマンタがいる沖縄美ら海水族館があります。沖縄の魅力といえば、なんといってもエメラルドグリーンに輝く海。沖縄の海は透明度が高く、色鮮やかな熱帯魚やサンゴ礁がきらめく海中は、まるで竜宮城のような美しさです。

 

冬場はホエールウォッチングが行われており、雄大なザトウクジラが悠々と泳ぐさまを間近で見られます。一方、沖縄本島北部の「やんばる(山原)」と呼ばれる地域や、八重山諸島の西表島は、世界自然遺産にも登録された緑豊かなエリア。ヤンバルクイナやイリオモテヤマネコなどの希少生物も含め、多様な動植物が生息しており、亜熱帯ならではの風景を満喫できます。ほかにも、デイゴやハイビスカスなど色とりどりな南国の花、南十字星も輝く満天の星空など、沖縄にはここでしか体験できない・見られない、素晴らしい大自然があります。

 

沖縄では14世紀に琉球王国が誕生し、中国や東南アジアなど周辺諸国と交易しながら、「大交易時代」と呼ばれる一時代を築きました。1609年に薩摩藩の武力侵攻を受けて以降は、薩摩の支配下に置かれましたが、諸外国との交易は続き、日本や中国の文化も吸収しながら、独自の琉球文化を形成していきました。当時の王府があった首里城など県内の9か所の遺跡は、2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界文化遺産に登録され、当時の繁栄を現在に伝えています。

 

しかしその琉球王国も、1879年に明治維新の余波を受けて幕を閉じ、沖縄県が誕生。第二次世界大戦では、沖縄で日本唯一の地上戦が繰り広げられ、多くの県民が巻き込まれて命を落としました。そして終戦後、沖縄は米軍の統治下に置かれましたが、1972年に本土復帰。現在も沖縄には、復帰前の「アメリカ世(ゆー)」を感じることのできる場所が残っています。

 

沖縄では、独自の歴史に育まれた工芸品や芸能、文化、行事などが、今もしっかりと継承されています。独特の風合いを持つやちむん(焼物)や琉球ガラス、装飾が美しい琉球漆器、紅型や芭蕉布に代表される染織物などは、土産物としても人気の高い伝統工芸品。三線は沖縄音楽に欠かせない楽器であると同時に工芸品でもあり、沖縄の心を伝える重要なアイテムです。その三線を使った沖縄の音楽は、琉球古典音楽から民謡、沖縄ポップスにロックやジャズまでバラエティ豊か。琉球舞踊や沖縄の歌舞劇である組踊は、琉球王国時代の王朝文化を感じさせます。

 

2020年東京オリンピックで正式種目となった空手も、沖縄から世界に広がった文化のひとつ。ここではそうした沖縄カルチャーに加えて、沖縄の生活文化のベースにある旧暦行事や、沖縄独特の家の作り(古民家)についても紹介します。さまざまな国の影響を受けながら、独自の文化を育ててきた沖縄には、食の分野でも沖縄県外とはまったく異なる、ユニークで魅力的な料理や食材がたくさんあります。島野菜と島豆腐を炒め合わせたチャンプルーや、豚や昆布で出汁をとった汁物など、医食同源に基づく伝統的な健康食のほか、そば粉を使わない沖縄そば、戦後アメリカの影響を受けて生まれた沖縄オリジナルの洋食など、沖縄ならではのグルメな一品も見逃せません。

 

マンゴーやパイナップルといった鮮やかで芳醇なフルーツ、アグー豚・石垣牛・やんばる鶏などのブランド肉、グルクン・イラブチャーをはじめとする色鮮やかな珍しい魚なども、ぜひ沖縄で味わいたい食材です。そして、そんな料理にぴったりなのが、世界最古の蒸留酒である沖縄の酒、泡盛。独特のコクと風味が特徴で、特に3年以上寝かせた古酒(くーす)の味わいは絶品です。

 

「うちなんちゅ」は、沖縄の方言で「沖縄生まれの人」を指す言葉です。「うちな」は沖縄、「ちゅ」は人という意味で、「おきなわ⇒おきなー⇒うちなー」と変化したとも言われます。うちなんちゅには人とのつながりを大事にする人が多く、沖縄社会には今でも、困ったときは仲間同士で助け合う「ゆいまーる」の精神が根付いています。人だけでなく、神となったご先祖様を大切にする気持ちも強く、旧盆など先祖供養の行事は必ず参加し、ご先祖様に祈りを捧げます。一方、沖縄には「いちゃりばちょーでー(一度会ったらもう兄弟)」という言葉もあり、多くのうちなんちゅは初対面の観光客に対しても、やさしい気持ちで接してくれます。沖縄を旅行するときは、ぜひうちなんちゅとコミュニケーションをとってみてください。きっとステキな思い出になりますよ。

 

那覇空港は、沖縄県那覇市にある空港です。国内線の基幹空港で、空港法第4条第1項第6号に該当する空港として政令で定める空港 に区分されています。隣接する航空自衛隊那覇基地の施設が併設されています。那覇空港は、沖縄県の中心都市那覇市の西南西約6kmの海岸部に位置し、わが国南西端の島嶼県沖縄における県内外の航空交通の拠点空港であるとともに、東南アジアを中心とした地域に対する我が国の南玄関として、重要な役割を果たしています。

 

昭和47年5月の沖縄の本土復帰に伴い米軍から返還されて以来、運輸大臣(現国土交通大臣)が設置管理する第二種空港として指定されました。その後の航空需要の増大に対し、滑走路の延長(2700m→3000m)などの基本施設や、海洋博覧会や海邦国体に向けてのターミナル地域の整備を行ってきました。現在、那覇空港は空港告示面積約326ヘクタール、滑走路3000m、エプロン474.628平方メートル(平成25年現在)を有しており、平成25年度の乗降客数は約1621万人となっています。



平成26年2月17日には、新国際線旅客ターミナルビルの供用が開始されたことで、空港利用者の利便性の向上が図られ、一層の航空需要の増加が期待されており、今後もさらに利用しやすい空港としての整備を進めています。また、那覇空港は滑走路1本の空港としては、国内で2番目に利用度が高く、夏休みや春休みにあたる観光シーズンのピーク時を中心に増便がなされていますが、希望する便の予約がとれないなどの状況が生じています。このため、将来の需要に適切に対応するとともに、沖縄の持続的振興発展に寄与するため、また将来にわたり国内外航空ネットワークにおける拠点性を発揮しうるよう平成26年1月より那覇空港沖合に2本目の滑走路の整備を進めています。

 

那覇空港から車で北上すること約30分。西海岸道路の大きな橋を渡った先に宜野湾市内で唯一のビーチ「ぎのわん海浜公園・トロピカルビーチ」があります。地元の人が多く集まる、地域で愛されるビーチです。その入り口に、守礼門っぽいが、扁額の文字は「歓海門」と書いてあります。これは首里城にある「歓会門」(かんかいもん)と海を望むコンベンションセンターの立地をかけたものだと思われます。中国の天安門ではありませんか、宜野湾海浜公園の入り口、歓海門です。首里城に歓会門というのがあり、ゴロ合わせでしょうか「会」の文字を海浜公園にかけて「海」としているところがイキですネ。



沖縄美ら海水族館は、沖縄本島北西部の本部半島備瀬崎近くにある国営沖縄記念公園・海洋博覧会地区の水族館です。一般財団法人沖縄美ら島財団が管理・運営しています。「チュらうみ」とは沖縄の方言で「清〔きよ〕ら海」という意味です。沖縄の海を再現した水族館。メインスポット「黒潮の海」水槽では、魚類最大のジンベエザメや、飼育下の繁殖に世界で初めて成功したナンヨウマンタを飼育展示しています。大型魚が悠々と泳ぐ大水槽をバックに、海の中にいるかのような幻想的な雰囲気で、MICEパーティを開催できます。

 

太陽の光が降りそそぐ「サンゴの海」水槽では大規模なサンゴの飼育展示をご覧になれます。そして、世界最大の魚ジンベエザメや、世界初の繁殖に成功したナンヨウマンタが観察できる大迫力の巨大水槽「黒潮の海」。さらに謎に包まれた沖縄の深海を再現した「深層の海」水槽へと、沖縄の海を丸ごと体感できます。沖縄美ら海水族館では、沖縄周辺にみられる熱帯・亜熱帯性の海洋生物の多様性研究や、生理学・生態学的特性を研究することにより、自然環境の保全と持続可能な利用に寄与する活動を行っています。

 

各地の「世界最大級水族館」の文字を陳腐なものにしてしまったた、超巨大な海の宮殿「美ら海水族館」。沖縄の海の魅力は今、ビーチよりも美ら海水族館にあります。美ら海水族館と言えば、ジンベエザメの泳ぐ巨大水槽を思い浮かべますが、それは見どころの一つにすぎません。この水族館では、今までダイバーにのみ許されていた世界が、だれの目にも体感できるのです。だから沖縄の「美ら海」を十分に楽しむことが大切なのです。

 

琉球大理石が敷き詰められた、高級ホテルとも見まがうロビーから水族館にエントリーすると、サンゴ礁の海が広がります。でもきっとサンゴ礁や魚類の美しさより、青く透き通った水の塊そのものの美しさに心を奪われる事でしょう。天井から降り注ぐ太陽の光が、水底の真っ白な砂に反射して、水槽いっぱいに満たされています。白砂の海底は、サンゴ砂による沖縄特有の景観ですが、これほど白くまぶしい海底は、水族館で見た覚えがありません。これこそが美しい海、美ら海です。

 

順路に従って深みへと進めば、美ら海のサンゴ礁の縁へいたります。タマカイやメガネモチノウオ、そしてアオウミガメなど、サンゴ礁の大物たちの悠々たる姿が目を引きます。そして、目に眩しかった白い海底が、とつぜんオーバーハングした岩陰に消えます。サンゴ礁ダイビングで好奇心と冒険心をくすぐる岩穴までもが、水槽の中に再現されているのです。

 

美ら海水族館の代名詞とも言える「黒潮の海」の水槽は、見た目よりもさらにとてつもなく広くて深いです。7mもあるジンベエザメが3頭泳いで窮屈に感じない水槽、マンタが自在に泳ぎトビエイが群れで回遊する水槽、まるで黒潮がここに流れ込んでいるように錯覚するほどの巨大さです。美ら海水族館の巨大なサメはジンベエザメだけではありません。この水族館にはもう1種、沖縄ならではのサメがいます。もっともよく人を襲う危険サメの一つに数えられるオオメジロザメです。彼女は「サメ博士の部屋」のゾーンで、ジンベエザメとは違った、威圧感と緊張感を漂わせ泳いでいます。時には、一緒に入っているサメの体が半分失われている事もあるそうです。

 

驚いたことに、美ら海は深海にまで及びます。深海生物専用の大水槽まで備えていて、深海のゾーンだけで、水族館一つ分の展示のボリュームがあります。大水槽を泳ぐナガタチカマスや、装飾サンゴとなるホウセキサンゴの色に、今までの水族館にない世界を感じます。白砂のビーチから深海まで、この超巨大な海の宮殿にはまさしく沖縄の美ら海がありました。そして水族館の美ら海は、宮殿の外ビーチにまで広がっています。コバルトブルーに輝く海の方に向かえば、オキゴンドウとバンドウイルカがショーをするオキちゃん劇場があります。
 

産卵場もあるウミガメのプールもあります。そして、日本で初めて繁殖に成功したアメリカマナティーの館と、それぞれ見ごたえたっぷりの展示が、無料エリアに点在しています。眩しい太陽の下で、ふと、琉球の音が竜宮に重なりました。「沖縄美ら海水族館」は、沖縄本島の北部・本部町にある「国営沖縄記念公園(海洋博公園)」の中の施設です。有名な、ジンベエザメやナンヨウマンタの複数飼育を世界で初めて実現した大水槽では、沖縄の美しい海を魚たちと一緒に泳いでいるような神秘的な光景が広がり、多くの人を魅了し続けています。

 

水族館へは、那覇空港からは沖縄自動車道を経由し車で2時間ほどです。連休などは、沖縄美ら海水族館に向かう車で、沖縄自動車道から渋滞ということも珍しくありません。そこでおすすめは、朝一番に訪問することです。沖縄美ら海水族館は朝8:30から開館しており、その時間帯であれば道路も駐車場も比較的空いています。さらに、朝9:30に1回きりのマンタの餌やりが見られたり、ランチもピークを避けられたりと、嬉しいメリットもいろいろあります。朝の時間も有効に使って、人気観光地を思う存分楽しみましょう。

 

それではさっそく、沖縄美ら海水族館の見どころを押さえた、見学のモデルプランをご紹介します。まずは入口「海人門(ウミンチュゲート)」前にある巨大なジンベエザメのモニュメントをバックに、記念撮影をしましょう。人気のスポットで日中はたくさんの人が撮影をしていますが、朝一なら客足が少なく、楽々です。館内に入る前に、エントランスで行っている来館記念撮影を済ませましょう。写真は出口改札機を出た「写真受取り所」に行くと、無料で1枚プレゼントしてくれます(大判は有料)。家族旅行の思い出作りにぜひ立ち寄ってみてください。

 

エントランスでは、ベビーカー貸出があるので、お子さんとの見学も安心です。希望の場合は、改札機横の入口案内所で手続きを済ませましょう(予約不可、台数に限りあり)。ベビーカーと同じくお子さん連れの場合にチェックしておきたいのは、おむつ替え用ベビーシートと授乳室もあります。ベビーシートは、各階の男女トイレそれぞれにあります。2階は女性用トイレのみに設置となりますが、近くの授乳室内にも用意があります。紙おむつも、出口付近のショップ「ブルーマンタ」レジで販売(はかせるタイプの紙おむつLサイズのみ)。

 

授乳室は、3階のエントランス、水族館内2階の「美ら海シアター」横、水族館を出た「美ら海プラザ」の案内所付近の3箇所です。いよいよ館内へ。3階の入口を入ると、「サンゴ礁への旅」から展示がスタート。館内は、入口から出口へ進むに従って、沖縄の海をだんだん深く潜っていくような構造です。入口改札機を入ってすぐの「タッチプール」では、ヒトデやナマコなど、水辺にすむ生き物を展示していて、実際に水の中に手を入れて触ることができます。フニフニとして柔らかいナマコなど、生体の不思議な感触を確かめる貴重な機会! お子さんとの良い思い出にもなりそうです。

 

続く「サンゴの海」と「熱帯魚の海」の水槽では、約70種の造礁サンゴと、トロピカルカラーの熱帯魚たちが泳ぐ、竜宮城のような光景が楽しめます。水槽の上は屋根がないので、晴れた日には太陽光がきらめく様子が見られますよ。「サンゴ礁への旅 個水槽」では、テーマごとに生き物を間近に見ることができます。「サンゴ礁への旅」を見たあとは、「サメ博士の部屋」へ立ち寄ってみましょう。オオメジロザメやレモンザメなどの迫力ある水槽展示、サメの歯や皮の標本なども触ることができます。

 

続いて、緩やかなスロープを下り、沖縄美ら海水族館のメイン展示ともいえる「黒潮の海」大水槽へ行きます。全長約8.7メートルにもおよぶジンベエザメや、マンタが悠々と泳ぐ様子は圧巻です。せっかくなので、ここで少し時間を取って、じっくりと観察しましょう。「黒潮の海」では、1日5回、水槽についての解説があります。なかでも、マンタとジンベエザメの給餌解説のプログラムは見逃せません。日本では沖縄美ら海水族館でだけ展示されている、通称「ブラックマンタ」。「ナンヨウマンタ」という種類ですが、全身が黒い珍しい個体です。

 

マンタの後方回転が見られる給餌解説は朝の9:30から1回のみのプログラムなので、見逃さないよう注意しましょうこちらは、水面にあるエサを立ち泳ぎで食べるジンベエザメ。あたりの水も吸い込みながらの食事は大迫力です。他のお魚たちもご飯を食べにジンベエザメの周りを取り囲みます。マンタやジンベエザメの給餌の様子は、水槽の目の前1階部分で立ち見をすると良く見えます。早めに前列の場所をキープしておくのがポイントです。

 

「黒潮の海」をさらに進んだ「アクアルーム」は、半ドーム状で水槽の下に潜り込む構造になっています。頭上を泳ぐジンベエザメやマンタを見上げてみましょう。「黒潮の海」大水槽を上から見学できる「黒潮探検」は、観覧可能時間は限られていますが、人気のエリア。ジンベエザメを上のアングルから見られる貴重な体験を存分に堪能することができます。予約は不要ですので、大水槽を左に沿って進んだところにある「ジンベエ・マンタコーナー」のエレベーターを利用し、見学時間内に4階へ向かいましょう。

 

水槽の上にはスリル満点の透明なデッキも。1日4~6回、水槽の解説も開催されており、ジンベエザメやマンタの生態について学ぶことができます。先ほどご紹介をした「サンゴ礁への旅 個水槽」の近くで、「黒潮の海」大水槽と同じ2階のフロア内にある「美ら海シアター」では、沖縄の海に関する映像プログラムが上映されます。ハイビジョンの美しい映像ももちろん感動的ですが、上映時間外にはスクリーン向こう側に「黒潮の海」の水槽がお目見え! 着席しながら大水槽を見学できる穴場スポットです。

 

その他にも、ジンベエザメをじっくり間近に眺めながら軽食を楽しめるカフェも併設されています。混み合うイメージですが、窓際の指定席は先着順で制限時間もあるため、ランチタイムを外して受付で待ち時間をチェックしてみてください。大水槽を様々な角度から満喫したら、残る1階の展示「深海への旅」で、ぐっと海の深い場所にすむ生き物たちを観察しましょう。暗がりで光る魚やサンゴなど、神秘的な世界を探検気分で味わうことができます。話題になった巨大なダイオウイカの標本もここで展示されています。



水族館の見学はここまでです。このあとは、水族館のある海洋博公園を楽しむべく、出口改札機へ向かいましょう。当日中であれば再入館は何度でも可能なので、出口では再入館スタンプを必ずもらってくださいね。目には見えないですが、特別なライトを当てるとジンベエザメが光ります。ランチや休憩を取ったら、水族館の建物から歩いて約5分の「オキちゃん劇場」へ云ってもましょう。人気のイルカショーを観賞できるスポットです。満席になると、客席に入ることができず立ち見となるため、あらかじめ時間を確認し、開始20~30分前には席を確保しましょう。

 

高い位置のボールに向かって勢いよくジャンプ!成功すると、大きな歓声が上がります。スタッフの方との息もぴったりで、漫才のような掛け合いシーンも会場を沸かせます。イルカショーは1日5回の開催です。「オキちゃん劇場」の近くにある「ウミガメ館」では、たくさんのウミガメが水中で泳ぐ様子を見学できるだけでなく、水槽を上から観察することもできる場所です。間近に泳ぐウミガメに、お子さんもきっと喜ぶはず。水槽越しにウミガメと一緒に写真を撮れば、記念にもなりますね。水族館から歩いて行ける距離の「エメラルドビーチ」は、波打ち際でも泳ぐ魚を見ることができるほどきれいな場所。美しいビーチで、ちょっとした水遊びはいかがですか?遊泳期間は4~10月、それ以外の期間は入水不可ですが、散策は可能です。

 

ジンベエザメは、テンジクザメ目ジンベエザメ科に属する唯一のサメです。サメや軟骨魚類としてのみならず、すべての魚類の中で現生最大の種で、鯨類以外での最大の動物です。世界中の熱帯・亜熱帯・温帯の表層海域に広く分布しています。動きは緩慢であり、基本的には人にとって危険性の低いサメです。ジンベエザメは、世界中の温帯から熱帯の沿岸および外洋に生息する世界最大の魚類(サメの仲間)です。 日本近海には、初夏から秋にかけて回遊します。体の背面は灰色で白色の斑点があり、その模様が陣兵衛羽織に似ていることから、この名前がつきました。ジンベイザメは、サメ科の魚です。全長は最大約20m、体重は最大約35トンと言われています。全体的に幅広いフォルムですが、その中でも顔の幅が一番広くて、約1.6mもあります。その他の特徴と言えば、背中の白い斑点模様です。固体それぞれに個性がみられ、固体の識別に役立っています。皮膚は10センチととても分厚く、トラックのタイヤくらい頑丈です。筋肉の収縮も強く、釘を打っても弾き出されてしまうほどなので、天敵となる動物はいないと言われています。また、顔と同じくらいの幅の大きな口も特徴の1つです。

 

オオメジロザメは普段は熱帯地域の海岸線などの魚の多い海域に生息しています。しかし、汽水や淡水でも生きられるため、河川やその支流を泳いで陸地の奥まで泳いでいくこともあります。攻撃的で好奇心の強い性格から、多くの専門家がオオメジロザメを世界一危険なサメだと考えています。有名なホホジロザメやイタチザメと共に、人間を襲う可能性が高いサメの一種に数えられています。オオメジロザメは英語名を「Bull Shark」といい、短く丸い鼻と荒い気性、そして獲物に襲いかかる前に頭突きをする癖に由来しています。サメの中では中型で、太くどっしりとした体と長い胸ビレを持っています。背面は灰色で腹部は白いです。ヒレの先端は黒く、特に若いオオメジロザメではよく目立ちます。

 

オオメジロザメは、暖かい海域の浅瀬であれば全世界で見られます。肉食で動きが機敏なため、魚やイルカ、ほかのサメなど、目に入るものの大半をエサとしています。本来は人間を食べることはありませんが、水の濁った河口や入り江によく出入りしており、好奇心やふとしたはずみで人を襲うことがあります。オオメジロザメは現在、絶滅の危機に瀕しているわけではありません。しかし、その肉や皮、脂を採るための大規模な捕獲が行われており、個体数は減少している可能性があります。実際にある研究によれば、オオメジロザメの平均体長は過去数十年で著しく小さくなっていることが分かっています。

 

オニイトマキエイは、軟骨魚綱トビエイ目イトマキエイ科イトマキエイ属に分類されるエイ。かつてナンヨウマンタと混同されていた。 英語では「マント」に由来する Mantaの名称を持ち、日本でもマンタと呼ばれることが多い。大きいものでは体の横幅8m、体重3tに達する。マンタは正式にはオニイトマキエイと言って大型なエイの仲間です。エイといえば普通砂地を這っているものですが、マンタは違います。4m以上もある巨大な体で中層を飛ぶように泳ぎます。そんなマンタに真近に出会えるポイントが石垣島のマンタスクランブルです。マンタの見れる水深は12m前後ですので初心者から大丈夫、潜ることが出来ます。マンタは世界最大のエイです。記録にある一番大きいものは体の横幅が6.7m、体重は1.6~2.0トンほどです。マンタはサメと同じように骨がやわらかい軟骨で出来ています。魚と違って「えらぶた」がなく、かわりに5対の「えらあな」があり、また「うきぶくろ」がなく、腸に「らせん弁」があります。

 

食事は主にプランクトンで、大きな口で海水ごと飲み込んで、濾過して摂取します。海水は口から入って腹側の「えらあな」から出ていくので、絶えず呼吸のため泳ぎ続けないといけないという、悲しい習性もあります。繁殖はオス、メスが交尾をして、「胎生」といって子マンタをメスが総排泄孔から産み落とします。魚なのに交尾をして子供を産むとは驚きです。マンタの繁殖に関しては詳しいことがあまり分かっていません。妊娠期間は1年以上、1回にメスが産む数は1匹ないし2匹です。大きさは1m前後もあるようです。マンタの交尾の映像が以前NHKで放送されたことがありますが、石垣島では、おなかのふくらんだ妊娠マンタがちらほら見られます。またオスとメスのおいかけっこ(求愛)も石垣島でもよく見ることが出来ます。