四方山見物

 



 



 

 

 



五稜郭は,函館山から約6km離れた函館市のほぼ中央となる場所にあります。この場所は,ちょうど浅いすり鉢の底のように低くなっている所です。この五稜郭のある周辺は,今から約150年前の江戸時代終わり頃,箱館が開港された時は,沢山の「ネコヤナギ」が生えていたようです。このため,別名「柳野(やなぎの)」と呼ばれていたように,当時は至る所が水はけの悪い湿地だったようです。五稜郭という名前がついたように,稜堡(りょうほ)と呼ばれる5つの角があり,星形の五角形となっています。この上には土塁が造られ,また石垣も積まれ,五角形となる土塁と石垣の周りには,水堀があります。更に,この星形の土塁の南西側には,半月堡(はんげつほ)又は馬出塁と呼ばれる三角形状の土塁があり,その周りもまた水堀となっています。

 



世界三大夜景の一つとして世界に広く知られ、「100万ドルの夜景」とも称される超有名な夜景スポット。標高334メートルから見る光景は、暖かな光を放つ市街地の左側に津軽海峡、右側に函館湾が広がり、その幻想的な夜景を見るために連日多くの観光客が訪れます。夜景を見に行くなら、方法は2つです。1つはロープウェイを利用して山頂へ登る方法。もう1つは公共交通機関・ツアーバスなどを利用して登る方法です。一番のおすすめはロープウェイの利用。通常10分間隔で運行しており、乗車時間も3分。混雑している場合は5分間隔で運行してくれるので、長時間待つといったことはあまりないので安心。登る際の景色も楽しめます。



 

 

襟裳岬は、北海道幌泉郡えりも町えりも岬に属し、全長約150kmにも及ぶ北海道の背骨とも呼ばれている日高山脈の最南端に位置している岬です。襟裳岬は風がとても強いことと、沖合で日本海流(黒潮)の暖流と、千島海流の寒流がぶつかり合うために発生する春から夏にかけて霧が多い事でも有名です。岬は高さが約60mもあり、更に岬の先端から約2kmも岩礁が続き、雄大な自然美を観る事ができます。また、2010年に、国指定文化財「名勝ピリカ・ノカ(美しい形)」に指定されました。



 

 



支笏湖は、およそ4万年前に支笏火山の噴火でできた陥没地に水が溜まって形成されたカルデラ湖です。名前の由来はアイヌ語で”大きな窪地”を意味する「シ・コッ」が語源と言われ、古くから千歳の貴重な水源とされてきました。 長径13km、短径5kmの東西に長いマユ型の湖で、周囲は約40km、最大深度約360m、平均水深約265mと国内では、秋田県の田沢湖に次いで2番目の深度を誇り、日本最北の不凍湖です。水中の栄養分が少なく、プランクトンの発生も少ない事から透明度は非常に高く、環境省の公共用水域水質測定結果において、これまで20回も全国1位に輝いています。この透明度と水質を誇る支笏湖の澄んだ水は光に照らされる事で「支笏湖ブルー」と言われる青色の輝きを放ちます。

 

 

洞爺湖は、北海道虻田郡洞爺湖町と有珠郡壮瞥町にまたがる湖です。二級河川長流川水系に属しています。周辺が支笏洞爺国立公園に指定されており、洞爺湖有珠山ジオパークとして「日本ジオパーク」「」世界ジオパーク」に登録されています。また、「日本百景」「新日本旅行地100選」「美しい日本の歩きたくなる道500選」にも選定されています。羊蹄山は円錐型の成層火山で、富士山に似た美しい姿から「蝦夷富士(えぞふじ)」と呼ばれ親しまれています。標高は1,898m。4種類の登山コースがあり、所要時間はいずれも4時間から6時間程度となっています。夏の間は頂上付近で約80種類の高山植物を見ることも。頂上からは日本海や太平洋を見渡す眺望を楽しむことができます。

 

有珠山は、20世紀のうちに4回も噴火した活火山。大型96人乗りのゴンドラ「有珠山ロープウェイ」で、約6分間の空中散歩を楽しみながら山頂駅まで気軽に登ることができます。山頂駅の横にある洞爺湖展望台からは昭和新山や洞爺湖を一望でき、そこから徒歩で約7分の火口原展望台では1977(昭和52)年に噴火した火口を間近に眺められます。今なお水蒸気を上げる大火口は迫力満点です。ニセコ大湯沼は、白い湯気がもうもうと立ち昇り、荒涼とした雰囲気の「大湯沼」。ニセコ湯本温泉の源泉で、チセヌプリの麓に湧き出す湯の沼です。辺りは硫黄の匂いが立ち込め、湯面には湯ノ花(硫黄球)が浮遊しています。

 

 

 

小樽運河は、大正12年に完成し、内陸を掘り込んだ運河ではなく、海岸の沖合いを埋立てて造られたため、直線ではなく緩やかに湾曲しているのが特徴となっています。しかし、時代が変わり戦後になると、港の埠頭岸壁の整備により、その使命は終わりを告げることとなりました。昭和61年、運河は、十数年に及んだ埋立てを巡る論争の末に一部を埋立て、幅の半分が道路となり、散策路や街園が整備された現在の姿に生まれ変わりました。運河の全長は1140mで、幅は道道臨港線に沿った部分は20m、北部(通称:北運河)は当初のまま40mとなっています。散策路には63基のガス灯が設置され、運河沿いの石造倉庫群は当時の姿のまま残されておりレストランなどに再利用されています。夕暮れ時には、ガス灯がともるとともに石造倉庫群がライトアップされ、昼間とは違った雰囲気を演出しています。



 

 

明治期建築の建物を利用したオルゴール専門店。 レトロな雰囲気漂う店内には、世界各国から集められた約80,000点ものオルゴールが揃います。 デザインも素材も多岐にわたり、宝石箱やぬいぐるみ、壁掛け、陶器など個性豊かなオルゴールたち、なかでも3色に色が変わるライトドームオルゴールは人気があります。石造の多い小樽では珍しい煉瓦造の建築で、壁の褐色の煉瓦、アーチ状窓のキーストーン(要石)や開口部と隅部に積んだコーナーストーンなどが特徴です。 正面部分は事業所スペースとして造られ、天井の飾りや階段の手すりなどが当時の優美な姿のまま残されています。