温泉三昧32

 

 

平湯川沿いの平湯温泉は、奥飛騨温泉郷の玄関口にあたる標高1300m、松本方面から国道158号線で安房トンネルを抜けてすぐの所にあります。奥飛騨温泉郷の中では最も古くからある温泉地で、少し前までは湯治場の雰囲気を色濃く残していたそうです。平湯神社の神域と境を接する鬱蒼とした森に、合掌造りと入母屋造り、茅葺屋根の古民家を移築・改造した民俗資料館が建ち、円空仏や農具や衣服などが展示されています。この一番奥に、素朴だが趣ある湯小屋が設けられ、これまた簡素で風情ある脱衣場の向こうに、15人位が一度に入れる男女別の露天風呂があります。岩石が温泉成分で黄色と茶色が混ざった色に変色し、とても美しいです。けっこうな湯量(高温なので加水)が注がれている。重曹泉ですが、鉄分を含むのだろうか、緑がかった茶色の濁り湯になっていいます。自然林の木立ちの中、大小の岩石を配した岩風呂は、これぞ露天風呂の趣きで爽快そのものです。緑がかった茶色の濁り湯はさっぱりした感触で、口に含むとシュワシュワは無いものの、やや甘みを感じる炭酸味がした。

 

平湯は奥飛騨温泉郷で最も古い温泉で、湯量も多く有名な温泉です。平湯も信玄の隠し湯伝説の地です。神の湯は平湯発祥の温泉といわれています。秘湯といった雰囲気で、人里から離れた山の中の温泉で、神の湯の奧には不動明王が祀られています。入り口に番小屋がありそこで料金を払います。小屋から少し登ると男湯、さらにその上に女湯の露天風呂があります。平湯発見の由来は、そのむかし武田信玄が越中を手に入れるため飛騨に攻め入りました。大将は山県昌景で、大軍を率いて峠越えをしましたが、険しい山道と硫黄岳の毒霧に苦しめられました。平湯あたりについたところ、老いた白猿が道ばたの温泉を教え、信玄の軍勢は疲れを癒し元気を得たそうです。湯船は岩造りで、20人以上が浸かることのできる大きなものです。緑がかった透明な湯がかけ流しになっており、わずかに玉子臭もします。小さな湯の花も舞う、適温の湯は旅の疲れを癒してくれます。

 

高山市のほぼ中央に位置する高山市一之宮町にそびえる標高1,529mの位山は、日本2百名山の一つです。飛騨北部と南部の境界で、位山分水嶺の山の一方は宮川・神通川を経て日本海へ、もう一方は飛騨川・木曽川を経て太平洋へ注ぎます。この位山山脈から湧き出る鉱泉が臥龍温泉の源泉です。建物の右側、山肌が大きく削れています。地滑りの後のような感じです。地元の日本画家山腰曠氏の描いた臥龍桜のタイル画が美しい大浴場の内湯は、浴槽は浅めの造りで、沸かし湯となります。湯音は丁度良い按配でした。サウナも完備されています。露天はやや小さいですが、大きな石をふんだんに使った造りです。屋外にある檜風呂や陶器風呂、サウナなど充実した設備が整っています。露天は少し熱めの湯で、源泉かけ流しです。とても温まります。寒くなってきましたが、温泉にゆっくりと浸かってリラックスできました。

 

荘川ICからすぐの国道158号沿いにある、道の駅桜の郷荘川に隣接した立ち寄り温泉です。飛騨荘川の移り変わる山々の自然を楽しみながらのんびり、ゆったりと癒しのひとときを、天然木材を使用した浴場や開放感溢れる露天風呂で、清流「庄川」のせせらぎを聞きながらのんびり、ゆったりと湯に浸かることができます。源泉は、地下1174mまで掘削して掘り当てたもので、毎分478ℓもの豊富な湯量を誇る重曹泉です。内湯は打たせ湯と浴槽が1つとシンプルな構成です。その浴槽はジェットバスとボタンを押すと濁流が発生する装置が装備されていますが、その白い箱形装置は温泉の雰囲気をぶち壊しています。露天風呂は、掛け流しではありませんが、入るとすぐに肌に「ぬめり」を感じる上質の湯です。露天の端っこには源泉と思われるお湯が湧いており、ここから無色透明の湯が溢れ出る演出がしてあります。スペース的にもゆったりした造りで、解放感も十分だと思います。露天風呂はお湯の滝が幅広く流れ落ちており、湯気がモウモウと立ち上っています。面白いのは、この滝の奥にも入浴スペースがある事で、滝つぼに潜むサワガニのごとき入浴を体験できます。

 

蒲田川河川敷にある男女別の共同浴場です。蒲田川に向かっては囲いがないため、川の流れと北アルプスの景色が楽しめます。このあたりの蒲田川沿いは山と山の間の平地に幅があって、山間でありながら広々とした風景を楽しむことができます。山間部という圧迫感もなく、のんびりできて好きな景色です。河原は広い公園のように整備されていて、その中に緑で覆われた一角が露天風呂となっています。露天風呂は、岩風呂が道路側と川側に2つありますが、交互に使用しているそうです。浴槽は大きく10人以上入れそうです。露天風呂からの景色は絶景です。立ち上がるとゆったりと流れる蒲田川を眺められます。40度くらいのぬるめでした。お湯は透明で、あっさりしたお湯です。わずかに糸状の湯の花が舞っています。味はミネラル水のようで、匂いはほとんど感じられませんでした。山の緑がとても綺麗で、のんびりした田舎の風景です。

 

奥飛騨福地温泉、五平餅村昔ばなしの里エリア(古民家が建ち並ぶ集落の中心エリア)の一角にあります。共同浴場の石動の湯と隣り合わせになっていて古き日本の温泉情緒を味わう事ができる場所で、 やさしく人々の心を包み、百年の歴史が深い味わいと山里情緒をかもし出してくれます。浴室は、大きさは10畳ほどでこぢんまりとした造りです。4~5人で一杯になる小さな浴槽は木製で所々苔むしており古びた感じでなかなか良いです。切り株の中をくり抜いた湯口から満たされるお湯は単純硫黄泉を加温・加水・掛け流しで利用しています。内湯の建物は何だか温室みたいな妙なつくり。お湯はすっきりさっぱりとして、はっきりしたゆで卵臭があります。糸状のかなり大きな湯の花もあります。内湯は温めで、味は薄めのゆで卵湯の味。湯の色は僅かに濁りがあるけどほぼ透明です。露天風呂は、木々で囲まれているので景観はありませんが岩組でなかなか雰囲気が良い造りです。 内湯より小さく、3人も入れば一杯になる大きさです。緑色のホースから水を入れて、温度調節していました。温度は、少し温めで長湯するのには良いかもしれません。展望は良くありませんが、解放感はまあまあです。

 

奥飛騨温泉郷・新平湯温泉にある奥飛騨ガーデンホテル焼岳、JR高山駅から車で約40km奥飛騨の山々に囲まれた川沿いに建つ昔ながらの温泉ホテルです。エントランス横に列車を配した外観が特徴の同ホテルは、奥飛騨クマ牧場まで車で1km、ほおの木平スキー場まで車で約14kmの距離にあります。ここは男女別の内湯と男女別の露天風呂と、混浴ゾーンが多数あります。内湯は沸かし湯で、透明で塩素臭が漂う感じです。内湯から男女別の露天風呂ゾーンへは、中央に道があり出て左側に2つの湯船があり、右側には寝湯と立ち湯があります。露天風呂ですが壁や屋根があるので半露天風呂という感じです。寝湯は露天風呂というよりは気分はもう内湯です。立ち湯は深さが1.3mもあります。一番奥から混浴露天風呂ゾーンです。混浴ゾーンに入ると少し長いアプローチがあって最初に見えるのが「うぐいすの湯」です。いわゆる緑系の色です。20人くらいは入れる広い湯船になっています。温泉の底には湯の花が沈んでおり、動きまわると濁り湯のようになります。うぐいすの湯の奥にあるのが打たせの湯です。その奥にもう1つお風呂があります。奥に入ると洞窟風呂のような露天風呂があります。上記以外に天皇泉という混浴の露天風呂があります。橋を渡って向かいます。入り口は別々ですが、湯船は1つになっています。割りと広めで20人くらいは入れる広さです。ガーデンホテル焼岳の中でもっとも成分が濃いそうです。

 

木曽川の支流、付知川源流部の付知峡は紅葉の名勝です。緑あふれる自然の宝庫で、四季折々の草花、森林浴を楽しみながらのんびり温泉を満喫できる施設です。「おんぽい」とは昔から木材の産地だった付知で、木材を川に流して下流へ運んでいた時の「おんぽいェー」という掛け声が由来だそうです。内湯・露天とも完全掛け流しで、露天からは恵那山や夕森山も望めます。木材の産地ならではのぬくもりあふれる温泉施設です。室内には大きな湯船と歩行湯、サウナ、水風呂などがあり、屋外には露天風呂が2つ繋がった形であり、壺風呂も2つあります。室内外共に消毒臭はありませんが、温泉独特の臭いもありません。温泉成分の付着したタイルなども見られませんが、ツルスベ感はあります。源泉らしきものが少し出ていますが、ほとんどが循環されているみたいです。露天には2段式の岩風呂と槍風呂の2つです。2段式の浴槽は、上から下へお湯が流されていて下の方がややぬるめです。浴槽の岩は花崗岩でザラザラとした感触で、もたれると背中が痛いのがちょっと難ありでした。

 

下呂温泉は岐阜県を代表する温泉地です。益田川の左岸に下呂温泉の温泉街が広がっていますが、右岸の下呂駅側にも温泉旅館があります。右岸の下呂温泉病院の隣に共同浴場の下呂温泉幸乃湯があります。外見はタイル張りで今風の普通の銭湯という雰囲気です。建物の右側には瓦屋根の旅館部分がつながっています。駐車場は旅館部の玄関前にあります。下呂温泉の共同浴場は温泉会社直営の共同浴場が川の向こう側に2軒ありますが、駅側にある共同浴場はここだけです。雰囲気は銭湯そのものですが、お湯は温泉です。縦長の浴室には円形の浴槽が2つあります。浴槽のタイルが青いですがお湯は無色透明で適温に温度調節されています。手前浴槽はジェット風呂、奥の浴槽には湯口があり、湯口から熱いお湯がちょろちょろと出ています。コップが置いてあったのでちょっと飲んでみましたら、かすかに甘味と甘い硫黄臭を感じました。露天風呂がありますがこちらは殆どミニプールのような雰囲気で真湯に近いお湯です。

 

下呂温泉のシンボルは河原にある露天風呂「噴泉池」です。町の中央を流れる益田川の右岸にあって、下呂大橋のすぐ近にあります。飛騨川のせせらぎをバックに下呂温泉の源泉を堪能できます。露天風呂の周りにはなにも遮るものがありません。そのまま河原が続いています。河原にしっかり石を組んで露天風呂が作ってあってよく整備されています。開放感抜群で下呂温泉名物となっています。温泉街の真っ只中にあり毎日多くの人が利用しています。脱衣場もなく、もちろん混浴で、橋の上からも良く見えるので女性は気が引けると思いますが、水着入浴は許されています。お湯は湯口から相当な勢いで供給されています。透明で熱いお湯です。さすがに温泉地のシンボルだけあって新鮮な源泉がふんだん注がれています。弱い硫黄臭も感じます。浴感は強いツルスベを感じるもので、観光客でけっこうにぎわっています。お湯が熱いので裸で風にあたっている人が多いです。

 

白鷺の湯は、下呂温泉の中でも大正時代からの歴史ある大衆浴場です。入り口には無料の足湯があり、たくさんの観光客で賑わっています。メインの大通りから少し入った所にあるためか、入浴施設は意外に空いていました。外観は西洋風の建物で、外にある足湯の中心にも、ビーナス像が立っています。1階に受け付けがあって、脱衣場は2階にあるので一旦階段を上がります。服を脱いでから、階段を降って浴室へ下りるのです。不思議な仕掛けです。桧の大きな浴槽が窓際にあります。コンクリートの太い柱が浴槽内に立っているのも不思議な造りです。お湯はやや熱めの無色透明で、循環式ながら浴槽の縁からもけっこうお湯があーバーフローしいるので、半循環のかけ流しのようです。僅かにツルスベ感が感じられます。 本来はかすかな硫黄臭があるそうですが、残念ながら消毒臭で良く分かりません。窓からは益田川と対岸の温泉街が眺められます。 温泉街の中心にあって、下呂温泉をちょっと楽しむには良いところです。

 

プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選で「総合第7位」の老舗旅館は、JR下呂駅を降りてすぐの好立地に位置する創業80年を越える老舗宿です。飛騨川沿いの1万余坪の広大な敷地は日本庭園、茶室、能舞台、室内プール、エステなど設備充実しています。天皇皇后両陛下が宿泊されたこともある由緒ある旅館「水明館」の温泉は、山水閣、臨川閣、飛泉閣、それぞれに大浴場があり、水明館に宿泊される方は、どこのお風呂でも利用することができます。山水閣1階にある男性用の野天風呂「龍神の湯」は、巨大な岩と緑に囲まれ、空を天井とする野天風呂は開放感たっぷりです。同じく山水閣1階にある女性用の野天風呂「観音の湯」は、開放感あふれる温泉です。臨川閣3階にある「下留の湯」は、檜をふんだんに取り入れたお風呂で、檜の香りが心地よく感じられます。内風呂のみですが、高温・低温浴槽、檜風呂、サウナと多彩に楽しめ、大きな窓からは日本庭園も眺められるお風呂です。飛泉閣9階にある「展望大浴場」は、下呂温泉街の街並みや飛騨の山々を眺めながら、広々とした浴槽でゆったりくつろげます。その他、水明館には、檜のお風呂、陶器のお風呂、西洋風のお風呂の3つの貸切風呂があり、人目を気にせず温泉を味わいたい時に利用できます。

 

岐阜県最大の温泉地下呂温泉には、下呂温泉株式会社の営業する日帰り専用施設が2箇所あって、益田川の河原近くに「クアガーデン露天風呂」があります。クアガーデン露天風呂は下呂温泉の源泉地のすぐ近くにあって、施設の隣には下呂温泉の温泉供給を一手に引き受ける下呂温泉株式会社の巨大な源泉タンクがあります。露天風呂は横長の大きな浴槽です。中央に東屋の屋根があって、橋がかかっています。さらに左に2本の「打たせ湯」があります。湯口から熱いお湯が供給されて、露天風呂の右側は熱めです。このあたりはお湯の鮮度があるためか弱いツルスベ感があります。お湯には香りや味は特には感じられません。露天風呂の外に一人用のヒノキ風呂が3つ並んでいて、こちらはぬる湯です。露天風呂としては残念ながら眺めは良くないですが、下呂温泉のお湯をちょっと楽しむにはちょうど良い施設です。

 

岐阜県下呂市金山町にある「飛騨金山温泉は、せせらぎと緑の山間に湧く温泉です。道の温泉駅「かれん」や日帰りの温泉施設「ゆったり館」があり、多くのお客さんで賑わっています。大きな垂れ幕も無くて、とても日帰り温泉施設には見えない公営施設然とした堅苦しい印象です。浴室は高い天井と天窓で、明るく開放感のある造りです。洗い場を境に右側に主浴槽、左側にジェットバスや寝湯があります。お湯は未加水、加温、循環塩素消毒付で利用しています。無色透明で、微硫黄味、微硫黄臭を感じますが、塩素臭は殆ど気にならないレベルです。浴槽隅にある上部湯口からは、より硫黄臭を感じられます。どうやら加温のみの源泉を投入しているようです。源泉温は、湧出地から裏山へパイプ移送してから再配湯しているので温度が下がってしまうとの事でした。岩組の露天風呂は、5人も入れば一杯の小さなもので、周りは高い塀で囲まれているので景観はありません。

 

道の駅「古今伝授の里 やまと」にある日帰り温泉です。伝統的な寝殿造りを近代的にアレンジしたモダン和風建築の施設の、和風の庭園「やまと温泉やすらぎ館」は、別名ことといの湯とも言われ、書院造りを現代風に再生した新和風建築で、古今集の美しい歌から名付けられた趣のある施設です。雄大な滝がある露天風呂「あやめぐさ」と滑り台がある露天風呂「後朝の恋」を週替わりで楽しめます。浴室に入ってみると、もうなんでもありのスーパー銭湯タイプです。「湯に遊ぶ」というテーマにぴったりの機能バスがそろい、サウナや歩行湯、バイブラバス、露天風呂も巨大な浴槽が2つあります。湯はこの地方にしては意外にも温泉らしい湯です。舐めてみると苦味と若干の塩味を感じます。析出物もあり、浴槽の縁や湯の注ぎ口に黄土色の鍾乳石のようなものが形成されています。温度もわりと高めだし、湧出量も多です。

 

岐阜県郡上市にある温泉です。旧白鳥町をさらに北上し、峠道を進むと、ぽっかりと山懐に抱かれるような小さな集落が「石徹白」です。標高700mのこの里は、白山信仰の拠点で、白山に登る口元でもあります。そのなかの石徹白スキー場、ウイングヒルズ白鳥リゾートに、この温泉があります。お風呂は館内と近くに貸切風呂があります。館内のお風呂は内風呂と露天風呂の2種類です。露天風呂からは近くの山々や満天の空を一望でき、自然の中で解放した気分で温泉が楽しめます。泉質は炭酸水素塩温泉で、少し「ぬるっ」とした感じですが、べたつかず、お湯から出ると肌がつるつるした感じになります。色は無色透明です。これぞ温泉といった感じでお湯も気持ちいいですが、なんといっても露天風呂から眺める景色が最高です。温泉の周囲に景色を邪魔するものがなく、周囲の山々や満天の空が広がり、開放的な気分で温泉を楽しめます。夜になると満天の星空が広がるかと思います。

 

奥長良の大自然が織りなす四季折々の時間 長良川の清流のほとり、四季折々の風景をのんびりゆったりと眺めながら心も体も芯までリラックスできる名湯で、「極上の癒し」が疲れを解きほぐしてくれる温泉です。まずは内湯浴槽から浸かります。浴槽は2つで、10人ほどが浸かれる主浴槽と隣に2人も浸かれば一杯の小さなジャグジーがあります。ややヌルの浴感のお湯は、未加水、加温、循環、塩素消毒付きで利用しています。僅かに黄土色がかった透明で、弱い炭酸水素塩泉らしい鉱物臭、鉱物味、軽めの塩味、やや強めの塩素臭を感じます。露天風呂は、左側に打たせ湯が2つあり、露天スペースの3分の2以上を占める露天主浴槽は、一部屋根付きで雨天や雪でも入浴出来そうです。浴槽は中央部で深さが変わり 手前は、やや深め、奥は、やや浅めの造りで半身浴に最適な深さになっています。お湯は見た瞬間に内湯との違いが判ります。露天は、はっきりとした黄土褐色で特に中央部にある石を組んだ湯口からは、はっきりとした塩味と苦み(えぐみ)を感じる源泉が投入されていて、その回りは一段とお湯の色が濃いです。この中央部の湯口には、温泉成分の折出物がビッシリ付いています。

 

大自然に囲まれた高原リゾート施設「牧歌の里」に隣接した日帰り温泉施設「温泉 牧華」は、自然林の中の露天風呂や広々とした森林大浴場をはじめ、ジャグジーバス、ミントの香りが全身を包んでくれるミストサウナ、本格的なフィンランド式サウナなど魅力的な施設がいろいろ楽しめます。浴場は正面に大きな主浴槽があり、全面ガラス張りの大きな窓が印象的な浴室が広がります。天井も高くて内湯ながらも開放感があり、そしてガラス窓の外には森が広がっていて内湯ながらも爽やかな雰囲気があります。浴槽は階段状になっていて、その両脇が掛かり湯となっていました。柱や空間の使い方、浴槽の配置などがまるで古代ローマの浴場のようなイメージで、それでいてしつこくないので非常にいい感じです。露天風呂は、スペースを広くとっているようで、その中央に縁が木造の大きな浴槽がありました。露天はテラスのようになっていて、手すりから外を覗くとそこには駐車場が見えました。大変開放感があっていいものです。湯は無色透明でサラッとして、そしてツルツル感のある柔らかい感触の湯です。肌に馴染んでいくような軽い感じが好印象でした。

 

世界遺産に登録されている「白川郷 合掌造り集落」その集落の中に、宿泊もできる温泉施設『白川郷の湯』があります。地元の建設会社が消雪用の井戸を掘ろうとしたところ、温泉が湧出しました。世界遺産指定区域内にあるので新築が許されず、既存の工場を改装して2002年10月に開業しました。鉄骨造ですが、木造長屋ふうの外観となっていて、玄関には足湯もあります。浴場は結構豪華な造りです。石張りの主浴槽と庄川を望む露天風呂のほか、サウナと水風呂があります。浴槽は男女別に内湯と露天風呂が一つずつあります。内湯は天井が高く、広々としています。浴槽も広く、20人程は余裕で入れそうです。湯口の上に合掌造りの模型が置いてあります。露天風呂は5~6名も入れば満員御礼という程度の大きさです。柵の間から庄川を見下ろす事ができます。湯は源泉温度20℃程のナトリウム-塩化物泉を加熱循環して使用しています。昆布茶色に濁った湯は、塩味のする湯で、少し金気も感じます。

 

トヨタ白川郷自然學校は、自然環境に対する思いを深めていただくきっかけ作りの場として、霊峰白山の麓に広がるこのエリアに2005年4月にオープンしました。白山麓の豊かな自然のもと、白川郷を訪れる多くの方々や子どもたちに自然体験プログラムを提供するととも、野生生物の生態系調査や森林保全活動に取り組んでいます。標高700m、世界遺産 白川郷のすぐ近くにある「トヨタ白川郷自然學校温泉」は、天然のアルカリ性単純温泉です。天然温泉 内湯は総檜風呂と岩風呂があり、男女日替わりで利用できます。 露天風呂では晴れた日には満天の星空を眺める事ができます。また、蛙の声やお月見、雪見などの四季折々の音や景色をお楽しめます。源泉の温度は52度でぬめりのある湯は肌をすべすべにしてくれます。自然を全身で満喫し、或いは、自然の営みや叡智に気付くことに取り組んでいるトヨタ白川郷自然學校は、様々なアクティビティが用意されています。大白川渓谷原生林や三方岩岳・合掌集落里山のトレッキングや、自然學校の敷地内にある合掌造り家屋「旧下山家」で、電気のなかった時代の夜の灯り等を体験できます。宿泊施設のついた自然学校で白川郷と周囲の自然に触れ、ゆっくりと温泉で癒されます。