ba3ji3のご馳走12


   



野沢温泉は、立ち並ぶ土産物屋のあちこちから立ち上る“おやき”の湯気に、思わず足が止まります。スキー場も近く季節を問わず多くの観光客で賑わう野沢温泉は、一方、温泉が生活の中に息づく姿が昔ながらの湯の町情緒を一層高めています。江戸時代から住民が「湯仲間」制度で管理、維持してきた生活の場である13の外湯(無料)をはじめ、村の天然記念物「麻釜(おがま)」の熱泉で山菜をゆでる光景は野沢温泉ならではの風物詩です。京の天王寺蕪が野沢の気候で突然変異を起こして誕生したという野沢菜の漬物は、「おはづけ」と呼ばれ昔から親しまれてきました。大正時代に湯治宿として創業した野沢温泉ホテルには、宿所有の源泉があり、すべての湯処で源泉かけ流しの湯を愉しんでいただけます。





秘境秋山郷にある切明温泉を流れる中津川の河原を掘ると、熱い温泉が湧き出すところがあります。自前の露天風呂(無料)を造って、野趣あふれる湯浴みが楽しめるのがユニークな温泉地です。切明温泉は、峡谷の秘境「秋山郷」の最深部、冬は豪雪地帯ながら、約1時間に1回は除雪車を稼動させ、2軒の宿の営みを維持しています。とは言え、半端な気持ちで行ける場所ではありません。大雪の日は避け、当日でもキャンセルしてください。了解してくれると思います。中津川左岸川床の広範囲で熱い湯が沸いています。リバーサイドハウスは、秘湯と呼ぶに相応しい切明温泉名物「河原の手掘り野天風呂」や絶景の露天風呂、24時間満喫できる内湯など、源泉掛け流しの温泉を、美しい風景を眺めながら心行くまでご堪能できます。



熊の湯温泉は、笠ヶ岳と横手山の間を流れる角間川の上流に位置する上信越高原国立公園の中心部、志賀高原に佇む温泉地です。標高約2307mの横手山の裾野、標高約1500~1800mの熊の湯エリアに8軒の宿が建っています。山々や神秘的な池や沼に囲まれた美しい志賀高原は、 夏の平均気温も20℃前後と過ごしやすく、数々のトレッキングコース、ロープウェーやゴンドラを使うコースなども充実しています。また、天然記念物のゲンジボタルの生息地としても有名です。「ほたる温泉」という名前もここからの由来といわれ、例年7月中旬~8月中旬にかけて観賞できます。満天の星を見上げながら、幻想的な空間で湯に浸かれば、次第に穏やかな気持ちになります。熊の湯ホテルは、志賀草津ルートのほぼ中央標高1700mの高原に位置し、新緑、ハイキング、避暑、紅葉そして冬は東洋のサンモリッツとうたわれ粉雪に恵まれた白銀の世界、国際リゾート地です。志賀高原最古のいで湯と伝統を誇り、古くより多くの文人墨客に愛されております。



湯田中温泉は、「やせがえる負けるな一茶これにあり」「雀の子そこのけそこのけお馬が通る」…。庶民の生活を詠み、弱い者の立場に立った句で今でも多くの支持を集める俳人・小林一茶。その一茶が愛した地が、ここ湯田中温泉です。長野盆地の東、志賀高原の入り口に広がる温泉地は、小さい昔ながらの宿が建ち並び素朴な温泉情緒がたっぷりです。田んぼの中から湧き出る湯ということから「湯田中」という名前が付いたとか。かつて共同浴場番付で「東の湯田中、西の道後」と並び称された「大湯」の前には一茶の句碑があります。「雪ちるや わき捨ててある 湯のけぶり」。美湯の宿は、1350年の歴史を持つ湯田中温泉にて湯にこだわり湯を守る専任の湯守がいる和風旅館です。源泉かけ流し100%温泉や信州の自然を満喫し信州プレミアム牛を使った会席料理や屋上貸切風呂(露天)が人気です。



ウッドインはアメリカのセコイヤナショナルパークより輸入した、天然記念物扱いの樹齢1650年のレッドウッドの木を使って造られたスパロッジです。レッドウッドインのある志賀高原の主峰笠岳の南麓に広がる山田牧場は、北アルプスの眺望と牛や馬の自然放牧でスイスを彷彿させる美しい場所です。春は、山菜採り、夏は、登山や渓流釣り、秋は牧場一面燃え上がる紅葉、冬は牧場からYAMABOKU WILD SNOW PARKへ変わり、上質なパウダースノーと自然のままの地形を滑ることが出来る、注目のスキー場です。レッドウッドは約6000年生きると云われる赤い木肌の杉の一種で、世界最大の樹木です。天然記念物扱いで、伐採は許されず、当時でも風倒木以外は伐り出し不可能でした。地元の木こりやハンターなど森に詳しい人を集めてレッドウッド捜索隊を組織し、セコイヤナショナルパークの深い森の中へ分け入りました。約1ヶ月に及んだ気の遠くなるような旅で得たのは、樹齢 1650年、直径5メートルの巨木でです。幾多の困難を乗り越えてその木を日本に運びました。その木からは、30センチ×30センチ×3メートルの材木が400本分も取れ、内装のいたる所に使用し、75センチの梁や、太い幹は丸ごと、直径3.2メートルの露天風呂にしました。





七味温泉は、長野県上高井郡高山村の温泉です。その名の如く7つの源泉からなる乳白色の湯が特徴です。それぞれの旅館にある露天風呂からは四季の風情が味わえるます。七味温泉は昔7つの源泉があり1つ1つがちょろちょろ流れていました。それを湯船に集め温泉にしていたそうです。今は掘削で2本の源泉がありますが、昔の人は七味唐辛子の7つを混ぜるところから由来が来ているのではないかと伝えられています。温泉の色はその日の気温などで変わり主にエメラルドグリーンや乳白色になります。1889年に開業したこの地の旅館は湯治を目的とした自炊客で賑わったそうです。現在は2軒の旅館が営業しています。ホテル渓山亭は、美しい自然を堪能できる地獄谷野猿公苑や湯畑は、幅広い人におすすめできるスポットです。WiFiおよびセルフパーキングを無料でご利用いただけます。







麓に建つ八方にまつわる建立碑が温泉を語るとき、必ず出てくる過去の悲劇が刻まれています。『白馬八方温泉』引湯の歴史は明治の初期にさかのぼり、白馬の観光開発の幕開けであると同時に苦難の歴史でもありました。「白馬八方温泉」と名づけられた温泉の引湯工事は昭和61年(1986年)6月に始まり、まず源泉から下流へ1800m引湯して二股に露天風呂を造り、同年7月には『小日向の湯』がオープン。さらに下流へ2000m引湯して同年12月には八方地区内に公衆温泉浴場がオープンしました。その後も引湯を続け、昭和63年(1988年)12月に八方地区の『第二郷の湯』と八方口地区の『みみずくの湯』がオープンし、先にオープンした公衆浴場も『第一郷の湯』として現在の外湯が形成されました。白馬八方温泉ロイヤルホテルは、北アルプス白馬山麓にあるリゾートホテルです。 JR白馬駅からは徒歩3分、国道148号線沿いにあります。観光やビジネス等幅広くご利用いただけます。



戸倉上山田温泉は、平成15年に戸倉町と上山田町が合併し、信州有数の温泉郷として注目を集める戸倉上山田温泉となりました。千曲川沿いで100年の歴史を持つ温泉は、もともと善光寺参りの精進落としの湯として賑わっていました。現在では大小さまざまの宿や飲食店などが軒を並べ、華やかな温泉街を形成しています。一方、素朴な雰囲気を残す万葉公園には27の歌碑が建ち、小林一茶や高浜虚子などの文人たちをしのびながら文学散歩に出かけてみるのもよいでしょう。また、辛味大根につけて食べる「おしぼりうどん」などの郷土料理や地元特産のあんずを使ったスイーツも楽しみの一つです。味覚を満たした後は、自慢の天然温泉をゆっくり味わいたいです。ホテル亀屋本店は、長野県信州戸倉上山田温泉の創業百余年の老舗旅館です。豊富な湯量の源泉かけ流し・貸切露天風呂・露天風呂付き客室・信州牛の月替り会席膳が自慢です。





海抜1462㍍、北アルプス燕岳の中腹にある中房はまさに温泉天国です。宿の裏山は流れ出る温泉の噴気と湯煙りに包まれていました。湯口が36ヵ所もあり、湯の量は計り知れないといいます。白滝ノ湯、御座の湯、滝ノ湯、蒸湯、薬師の湯、大浴場、大湯、岩風呂、菩薩の湯、わたの湯、不老泉、月見ノ湯と、入り切れぬほどの露天風呂の数か゛あります静かな山の冷気の中で聞こえるのは湯の流れる音だけ。「星ばかり美しき夜となりにけり」吉田絃二郎夫妻がここを訪ねたときに残した奥さんの句といいますが、見上げる星空の競演は、ため息がもれるほど美しいです。まさにアルプスの幻想です。美しく、きびしく、そして大きな包容力をもつ北アルプスの魅力と共に、忘れられないのが中房の湯と星空です。北アルプス燕岳や槍ヶ岳へ続く表銀座コースの登山口直下にある公共の温泉宿「安曇野市有明荘」。また、有明山登山口としても利用されるほか、秘湯ファンの利用も多い。宿のすぐ近くの源泉から豊富な温泉が湧出し、県下屈指の大露天風呂にかけ流しにされています。内湯は木の浴槽なので、肌にここちよい。入浴のみも可能なので、営業時間等気軽に問合せたい。11月下旬~4月下旬は積雪のため休業します。



別所温泉は、JR「上田駅」で上田電鉄別所線に乗り換えます。塩田平ののどかな田園風景の中をコトコト進んだその先が、“信州の鎌倉”こと別所温泉です。「別所温泉駅」から徒歩約10分。厄除け観音として名高い「北向観音」を中心に、狭い路地が入り組む温泉街が広がっています。観音様を取り囲むように、慈覚大師が愛した「大師湯」、「真田太平記」にも登場する「石湯」、木曽義仲が入浴したと伝わる「大湯」と由緒ある共同浴場が点在しています。それぞれ門前に飲泉処も設置されているので、硫黄の香り漂う名湯を飲み比べてみるのもよいです。温泉街を脇にそれれば、国宝の八角三重塔で知られる安楽寺などの古刹が信州最古の歴史を誇る別所の湯を静かに見守り続けています。ホテル経営の別所観光ホテルは5月25日、事業を停止しました。現在は、自己破産の申請準備に入っています。新型コロナウイルスの影響で業績が大幅に悪化し、先行きの見通しが立たず事業の継続を断念しました。



鹿教湯温泉は、内村川に沿って広がる山あいの静かな温泉地です。その昔、鹿に化けた文殊菩薩が信仰深い猟師に丸子の山中に湧く温泉の存在を教えたことから「鹿教湯」という名前になったとか。 昔から中風に効く名湯として有名で、昭和31年には環境庁選定国民保養地に指定されました。現在は昔ながらの湯治場の雰囲気を残す一方で、温泉効果を医学的に利用するための病院やクアハウスも整備されました。ランニングやウォーキングのコースも豊富で、特に温泉内を巡る1周12キロの“二十一番名所めぐり”がおすすめです。屋根付きの五台橋や天井絵が見事な文殊堂、月見堂に薬師堂などを時間をかけて回りましょう。温泉と散策で健康を。鹿教湯が今に受け継ぐ伝統を、ぜひ享受したいです。鹿月荘は、は3つの浴室があり、体のご不自由な方優先の家族風呂は広いスペースが好評です。明るく清潔な雰囲気にあふれ、手摺りなどを設けた安心設計も特徴です。



白骨温泉は、長野県松本市の北アルプスの乗鞍岳の東側山腹にあります。鎌倉時代に湧出したという、数百年の歴史を持つ名湯です。山間にひっそりと佇む秘湯は古くから文人墨客に愛されてきました。中里介山の小説「大菩薩峠」に「白骨温泉」と登場したのが呼び名の発端です。湯船に温泉の成分が付着し、白い骨のように見えたことから「白骨温泉」と呼ばれるようになりました。「3日入れば、3年風邪をひかない」と古来より信じられているほど白骨温泉は健康によいとされ、病気やケガを治したい人が多く訪れています。白骨温泉にある炭酸カルシウムが堆積して出来た墳湯丘と球状の石灰華は「日本温泉地域自然資産」となっています。新宅旅館は、白骨温泉の高台に立地し、周囲を天然林に囲まれています。湯量豊富な敷地内に湧く自家源泉は、加温も加水もしていない極上の泉質をご堪能いただけます。





日本の真ん中、長野県のほぼ中央に位置する信州・松本市「白骨温泉」は、市内の西側に広がる日本の名勝、北アルプスの峰々と霊峰・乗鞍岳。その乗鞍岳の東側山腹に白骨温泉は湧き出ています。深い樹林と湯川渓谷に囲まれた野趣あふれる季節を肌で感じる温泉地です。大正二年、長編小説中に白骨の地を「五彩絢爛たる絶景(「大菩薩峠」より)」と称賛され全国に知らせることとなり、以来、喧騒の歓楽街を逃れて、季節のうつろいを愛で大自然の恵みを一心に享受したいと願う多くの湯治客に愛されてまいりました。白船グランドホテルは、北アルプス乗鞍岳と上高地の山間、長野県の西側に位置します。白骨温泉の手付かずの大自然を、部屋からも、内湯や露天風呂からも眺められます。



上諏訪温泉は、背後には霧が峰から続く山並みが、目前には諏訪湖が広がる温泉地です。諏訪湖畔に大型ホテルや観光施設が並び、多くの人たちで賑わっています。昭和3年に建設されたクラシックな建物が目印の「片倉館」は、「千人風呂」を持つ日帰り温泉です。大理石造りの浴槽は、深さ約1.2mの立って浸かる珍しい温泉です。底に玉砂利が敷き詰められており、足の裏を程よく刺激してくれます。一方、湖より少し中に入れば平安時代の文献にも出てくる諏訪大社に、昔ながらの造り酒屋や味噌蔵が静かに佇む情緒たっぷりの街並みになっています。湖畔めぐりに歴史散策の後は、豊富な天然温泉とワカサギに代表される諏訪湖名物の淡水魚で旅情緒を満喫したいです。浜の湯は、長野県諏訪市にある上諏訪温泉と美味しい料理が堪能できる旅館です。諏訪湖のほとりに静かに佇む和風空間で、寛ぎのひとときをお過ごしいただけます。



奥蓼科の秘境・横谷峡にある一軒宿です。鉄分と炭酸ガスを含む珍しい泉質の源泉で露天風呂からは四季折々の渓谷美が楽しめます。今年で創業96周年を迎えた、信州奥蓼科の秘境・横谷渓谷の懐にある一軒宿です。日々の喧騒を忘れ、心安らぐひとときをお過ごし下さい。鉄分と炭酸ガスを多く含んだ自家源泉は、酸素に触れたとたんに鉄分が透明から茶褐色に変化。鉄分が沈むと、まさに黄金色の湯となります。貧血や婦人病、神経痛、リウマチ、冷え性、アトピー性皮膚炎などに効果があるといわれます。源泉温度が19℃と冷泉のため加温していますが、加水等はおこなっていません。巨石に囲まれた露天風呂からは四季折々の渓谷美が楽しめ、特に紅葉は絶景。雪の多い地域ではありませんが、雪見露天もおつなものです。湯に浸かり、ゆったりと流れる時間に身を委ねて下さい。